角川とドリームワークスが提携
2004年5月6日 12:00
02年に大映を買収して角川大映を設立し、今年3月には、日本ヘラルド映画の筆頭株主として同社を傘下に収めた角川ホールディングスが、米ドリームワークスとの作品供給契約を結び、同社への出資も行うことで業務提携することになった。4月27日、両社共同による記者会見で発表された。
今回の業務提携により角川は、今後のドリームワークス作品の日本における独占的供給権およびビデオ・DVD販売権、その他商品化権や出版権を取得。まずは、05年1月1日以降に公開される35作品および国内未公開7作品の配給と、04年10月以降にリリースされる35作品および国内未公開7作品に加え、過去にビデオ化された作品の一部のビデオ・DVDの販売を行っていく。
実際の配給・宣伝業務は、角川の出資するアスミック・エースが行うが、第1弾の配給作品は、ジム・キャリー、メリル・ストリープ共演の「デモニースニケット」、次にフルCGアニメ「シャークテール」と続く。ビデオ・DVD販売の第1弾は、今夏日本公開の「シュレック2」で、続いてスピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の「ターミナル」(両作品とも日本配給はUIP)となる。