大友克洋16年ぶりの長編新作に鈴木杏が挑戦!
2004年2月24日 12:00
88年の「AKIRA」で日本のアニメーションを世界に羽ばたかせた大友克洋が、9年間の歳月をかけて送る長編第2作「スチームボーイ」。度重なる公開延期を経て、ファンをやきもきさせた同作もついに完成間近。2月24日、アフレコの完了に伴い、主人公の少年レイを演じる鈴木杏のアフレコ会見が、東京・五反田のKSSスタジオで行われた。
以前、一度だけ端役での声優経験はあるものの、長編作品の主人公を担当するのは初めてという鈴木は、やや緊張しながらもマイクの前に立ち、劇中の数シーンをマスコミに披露。その後の質疑では、「我が家では父が『AKIRA』の大ファンで私も小さい時に観ていました。大友さんの映画に参加できるんだと思って、すごく嬉しかった」とオファー受けたときの気持ちを語り、「声だけで表現するには、映画やドラマよりも強く演じなくてはいけなくて、舞台に近い感じ」とアフレコの感想を語った。本番中は、アニメの動きにあわせて自身も動きをつけながら演じたという。「いろいろな発明品が出てきて、絵もものすごく綺麗。さらに人間のリアルさも描かれていて、ドキドキワクワクしたり、考えさせられたりするような映画になっていると思います」と見所を語った。7月、全国ロードショー。