シュワ、州知事へ黄信号?

2003年9月16日 12:00


前途多難
前途多難

米カリフォルニア州知事選へ立候補しているアーノルド・シュワルツェネッガーが、7日、イーストロサンゼルスで行われたメキシコ独立記念日の祝賀パレードへの招待を撤回されていたことが明らかになった。

シュワルツェネッガーはロサンゼルスで会見を開き、「非常に失望している」とコメント、招待が撤回された背景には政治的な思惑が絡んでいたと語り、「私はラテン系コミュニティの味方だ。私はメキシコを愛している。これまで4本も映画を撮影した」とラテン系コミュニティに向けてアピールした。パレード主催者のコメントは得られていないため、招待撤回の本当の理由は明らかになっていない。

シュワルツェネッガーは、不法移民への運転免許証交付を可能にする新法に反対したことにより、一部のラテン系住民に反感を買っていたが、自身もオーストリアからの移民であることから、できるだけ多くの移民を合法的に受け入れることを支持している。

さて、9日に行われた世論調査機関フィールド・ポールの調査によると、現在のトップは民主党のブスタマンテ副知事で30%の支持を獲得。シュワルツェネッガーは25%で2位だった。3位は共和党保守派のマクリントリック州上院議員で13%。調査機関は、同候補が出馬を取り止めた場合、支持票の大半がシュワルツェネッガーに流れ、支持率30%超でブスタマンテを上回ると予想している。

ちなみに、シュワルツェネッガーと交際していたことのあるバーバラ・アウトランド・ベイカーという女性が、現在、回顧録の出版を計画していることも分かった。「サバイビング・アーノルド」と題し、69年から74年まで続いた関係について赤裸々に語るほか、秘蔵写真も多数掲載するという。シュワルツェネッガーは女性蔑視発言や、セックスに関する過去のインタビューなどが理由で女性層の人気が伸び悩んでいるため、この回顧録の出版計画もあまり歓迎できる動きではないだろう。

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