ロリータ少女とヤンキー娘の友情を描く。「下妻物語」製作発表
2003年8月19日 12:00
デビュー作、「ミシン」が50万部のベストセラーとなり、若い女性の間でカリスマ的な人気を誇る、嶽本野ばらの「下妻物語」の映画化が決定。去る8月14日に東宝本社(東京・日比谷)にて製作発表が行われた。
畑が広がる茨城県下妻と流行の発信地、東京・代官山を舞台に、ロリータファッションを愛する少女と暴走族所属のヤンキー娘の友情を描く異色青春コメディのメガホンを握るのは、「サッポロ黒ラベル:卓球編」などのCMで知られる中島哲也。主演のロリータ少女を深田恭子、ヤンキー娘をモデルの土屋アンナが演じる。
原作に惚れ込み、今回、脚本も手がけたという中島監督は、「CMのような瞬発力と少女マンガの感性を融合したエンタテインメントを目指す」と意欲のほどをPR。2人合わせて50着を超すという衣装のほか、樹木希林、岡田義徳、阿部サダヲ、荒川良々など脇を固める芸達者な役者たちの共演にも注目したい。来春ロードショー。