ニュージーランドから「クジラの島の少女」が来日
2003年7月22日 12:00
ニュージーランドの自然を舞台にマオリ族の少女の成長を描く「クジラの島の少女」で、主演のケイシャ・キャッスル=ヒューズと、その祖父役ラウィリ・パラテーンが来日し、7月16日、ニュージーランド大使館(東京・渋谷)にて会見を行った。
本作は、サンダンス、トロント、ロッテルダムの各映画祭で「観客賞」を独占した話題作。1万人のオーディションから選ばれ映画初出演となった13歳のケイシャは、「どこの国の人も同じところで笑ったり泣いたりして、良かったと言ってくれます。私もこの映画が大好きだし、日本の人もきっと好きになってくれると思います」とコメント。ラウィリも「マオリの文化と日本の文化は似ていると思うし、海に囲まれた国同士、きっと気に入ってもらえると思うよ」と笑顔で語った。
会見では、「実は勉強不足で、日本がどこにあるのかもよくわからずに来てしまったの」と、はにかむケイシャに、横浜高校の生徒によるマオリ族の歓迎の踊りが披露され、最後は「千と千尋の神隠し」の千尋役・柊瑠美が花束を贈呈。ともに困難に立ち向かう少女を演じた2人は、互いにエールを送り合って会見を締めくくった。9月中旬、恵比寿ガーデンシネマほかにて公開。