ベネチア映画祭が閉幕。塚本晋也監督作に特別賞

第59回ベネチア国際映画祭が8日に最終日を迎え、金獅子賞（最優秀作品賞）には、アイルランドの修道院を舞台にしたピーター・ミュラン監督の「マグダレーン・シスターズ」が輝いた。2度目のグランプリを狙う北野武監督の「Dolls（ドールズ）」は残念ながら受賞を逃したが、前衛的な作品を対象として今年から新設されたコントロ・コレンテ部門で、塚本晋也監督の「六月の蛇」が審査員特別賞を受賞した。その他の主な受賞結果は次の通り。

金獅子賞

「The Magdalene Sisters」（イギリス）

ピーター・ミュラン監督

審査員賞

「Dom Durakov（La Maison De Fous）」（ロシア、フランス）

アンドレイ・コンチャロフスキー監督

監督賞

イ・チャンドン

「Oasis」（韓国）

特別貢献賞

エド・ラックマン（撮影監督）

「Far From Heaven」（アメリカ）

男優賞

ステファノ・アコルシ

「Un Viaggio Chiamato Amor」（イタリア）

女優賞

ジュリアン・ムーア

「Far From Heaven」（アメリカ）

マルチェロ・マストロヤンニ賞（新人賞）

ムン・ソリ

「Oasis」（韓国）

コントロ・コレンテ部門

サン・マルコ賞

「小城之春」（中国）

ティエン・チュアンチュアン監督

コントロ・コレンテ部門

審査員特別賞

「六月の蛇」（日本）

塚本晋也監督