天海祐希、「千年の恋」で6年ぶりに男役に挑戦
2001年4月17日 12:00
4月12日、東京・赤坂プリンスホテルにて、「千年の恋 ひかる源氏物語」の製作発表が行われた。「源氏物語」の著者、紫式部の現実の世界と、光源氏をとりまく物語の世界が絡み合いながら描かれる本作は、東映の創立50周年記念作品とあって総製作費14億円をかけた「東映始まって以来の超大作」(高岩淡 東映社長)になるという。出席したのは吉永小百合、天海祐希、常盤貴子ほか8名の出演者と、題字・画を担当した片岡鶴太郎、堀川とんこう監督ほか4名のスタッフで、合計15名におよんだ。
本作では、紫式部を吉永、ライバルの清少納言を森光子が演じるほか、光源氏を天海、彼に育てられる紫の上を常盤、原作には登場しない歌姫を松田聖子など、華やかなキャスティングが決定している。本格的な日本映画は初出演となる常盤は「ドラマでたくさんのラブ・ストーリーを演じてきたけれど、その中でも『源氏物語』は究極。大好きな物語なので、出演は即決」とコメント。また、宝塚退団以来6年振りの男役を演じる天海は「鈍っていた勘が戻ってきました。もう男役は演じないつもりでしたが、今までの経験を生かしてがんばりたい」と抱負を語った。2001年12月、全国東映系にて公開予定。