「クレイドル・ウィル・ロック」ティム・ロビンス夫妻が来日

2000年8月8日 12:00


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ボブ・ロバーツ」「デッドマン・ウォーキング」に続く新作「クレイドル・ウィル・ロック」の今秋の公開に先駆けて、監督・脚本・製作のティム・ロビンスと、妻であり本作の主演女優スーザン・サランドンが来日。8月7日、東京・日比谷の帝国ホテルにて会見を行った。

本作は、大恐慌に見舞われた1930年代のニューヨークを舞台に、若き天才演出家オーソン・ウェルズの劇団が政府の上演禁止処分に反抗し、舞台「ゆりかごは揺れる」の上演を敢行した一夜の奇跡を描いた感動作。ロビンスがこの物語を監督しようとしたきっかけは、彼が家に招待した知人の中にたまたまウェルズの劇団の元スタッフがいたことだったという。「彼が目撃した世紀の舞台の主役は、権力に向かって立ち上がった一人の無名の少女だった。その話は、常々自由や民主主義が大勢の中の一人の勇気でなされると信じていた僕に共鳴した」

そして今回、実在したムッソリーニの愛人を演じたサランドンが「ピーターパンとクック船長だったら、断然クック船長を演じる方が面白い。私は悪い役をやるのが好きだわ。悪役を演じるコツは……」と演技をレクチャーする場面も見られた。

また「若い女性に向けて監督から熱いメッセージを」との声にロビンスが「独身で、いい男がたくさん出てるよ」と答え笑いを誘う一方で、サランドンが映画の見どころについて熱く語るなど、夫婦の息の合ったところを見せた。映画は今秋、恵比寿ガーデンシネマほかにて公開。

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