名探偵ポアロ ベネチアの亡霊のレビュー・感想・評価
全177件中、61~80件目を表示
なんとなく雰囲気で見続けている
原作も知らないので、展開はふむふむ、へー、と普通に楽しめた。驚かすホラー要素も入ってたけどとにかくポアロが心霊なぞ一切信じない!というポジションなので安心してみられる。まあでもオリエント急行の方が楽しめたな。。
ベネチアのシーンはMI6と同じ橋かしら。。?風景美しかったです。
途中まではオカルト映画かと思い違えるほどの凝りよう。クリスティー好...
途中まではオカルト映画かと思い違えるほどの凝りよう。クリスティー好きの自分の子供もこの映画を観たがっていたけど、もし連れてきていたら確実に途中で映画館を出ていただろう。
しかし、最終的には全ての伏線を拾って事件は解決。クリスティーのこの作品は読んだことがなかったし、予想もつかなかった
秀作でした
シリーズ3作目にして
今までと変わりホラーチック全開の展開。
懐かしき友人の再会とベネツィアでの古い屋敷での降霊術の会。
そこで起きる出来事はなぜと思えなくもないが、最後にはなるほどと思わせる。
また次の作品を期待。
十分なプログラムピクチャー
大作でも話題作でもないけれど、丁寧に作られています。
映画を特別なイベントというより大事な日常としている方には悪くないのでは。
謎解きとしても伏線はいろいろ用意されていて、あぁそう言えば と思いだすことのできるシーンもたくさんあります。そんなに無理筋でもないし。納得感はあります。
監督主演のケネス・ブラウナーがポワロ好きなんだろうなっていうこともわかって好感。それなりの警句もあったりして使えそうなものも。
戦後のベネチアには
建物の被害はなかったのかな。第二次世界大戦のすぐあとの設定だよね。空爆あったはずですが。
室内の場面は暗い、視力の弱い私には少し厳しかった。
いつものポアロと感じが違うな、って感じたのは引退したあとだからか。
ただ「オリエント急行」の設定のような人がいるのは、シリーズらしさか?
ポアロも亡霊を見たのか?
ベネチアが舞台ってことは、お洒落な街並みとサスペンスがうまく絡んで、美しい映像が…なんて期待したのだが、あら、ジメジメとした暗い街という印象にしか映らなかったのが残念。亡霊、が題材なので仕方ないのか。相変わらず人とは違う視点で細かい事に気が付くポワロの謎解きはさすがだが、今回はキャストの迫力がちょっと不足していたかなあ。ケネス・ブラナーならやっぱり期待が大きくなるので、もう少しダイナミックな展開が欲しかったかな。
ジュード・ヒルの演技力にビックリ!!
今回の作品は、原作の『Halloween party』からは、ずいぶん改変されている。ファンから文句が出そうなほどの改変ですが、ロジックとして破綻していないので、ポワロ作品としては、小ぢんまりとしていますが、とりあえずオッケーかと。
エンタメ性より芸術性に比重をかけた様で、カメラワークもミステリーと言うより、ホラーに寄ったものでした。
少し物足りない感もありますが、ヴェネチアの風景を堪能でき、ホラー感も強く、ハロウィンにはピッタリの作品です。
ポワロは勿論ですが、今後もジュード・ヒルに注目していきたい。
よくできたミステリーで文句なしの面白さ
ケネス・ブラナーのポアロ・シリーズ3作目だが、ほとんどオリジナルストーリーの今作が、一番出来が良い。ゴシック・ホラー仕立てで次々事件が起こり、目が離せない。ホラーも含め、すべての出来事・台詞が伏線で、いくつものどんでん返し、ラストの謎解き、文句なしの面白さ。
ポアロを主人公にした、ホラー仕立てのオリジナルストーリー?
このシリーズのポアロは威圧的で好きでは無いんですが、舞台がヴェネツィアだし、ストーリーを知らないので楽しめるかなと思い、鑑賞しました。
今までとは雰囲気が違うので、オリジナルだろうと感じました。
ストーリーは、ホラーだと思えば気になりませんが、降霊会の前にハロウィンパーティーをする理由が分からないし、りんごの意味も解りませんでした。
トリックは、殺人だけでなく脅かす仕掛けも、実現するのは難しそうで、成程とはなりにくいです。
ゴンドラやインテリアなど雰囲気は効果的なので、謎解きと構えずに観るのがお勧めです。
個人的には残念
正直残念でした。原作は「ハロウィンパーティー」らしいんだけど、全く知らないので、こう言う展開なのかな、何か小粒と思ってしまった。前2作が非常に良く出来ていたから余計にそう思うのかもしれません。
もっとベネチアの町並み等を映画に出して欲しかったです。
ミシェルヨーヒロインじゃなかったんですね、とんだ勘違いでした。。
結構、コロナ禍があった割りにはハイペースで制作されていますね。第4作もあるんでしょうか?
とうとうクリスティの作品が改変されましたね。
いつかは、クリスティの作品は、大幅に変えて、映像化されるだろうと思ってました。時代か、ケネスブラナーのちからか。
そのことの確認と、ミッシェルヨーさんを見たくて観劇しました。
面白かった!よくまとまって。最近、映画は長くなりすぎたので、新鮮でした。ただ、クリスティ氏のあの人を底のそこまでみとうす暗さは、なかったなぁ。脚本もケネス氏だとしたら、やはり、女性は恐ろし、と、いうところでしょうか。
クリスティがどんな形でもいきつづけることは、うれしいことです。
ゴシック・ミステリーの王道
アガサ・クリスティーのミステリー『名探偵ポワロ シリーズ』を、ケネス・ブラナーが主演のポワロを演じ、それだけでなく監督や製作の三役をこなしてきた第3弾。
これまでの『オリエント急行殺人事件』や『ナイル殺人事件』は、原作も読んだし、過去の映画もリアル・タイムで観ていたため、物語の流れや犯人も分かって鑑賞したが、今回は自分としても全くお初の作品。犯人は誰か?どんな結末が待っているのか、楽しみに鑑賞した。
舞台は、水の都ベネチアに佇む、嘗て多くの子どもがそこで命を落とし、その亡霊が現れると噂される、謎めいたホーンテッド・マンションの様な古い館。そこに住む若い娘が、命を絶ったことで開かれた、嵐の夜のダークな降霊会。そして、そこで起きる、不可解な連続の殺人事件。ゴシック・ホラーとミステリーの王道の舞台が整ったところに、名探偵ポワロが登場❣
女流作家と共に、降霊会に参加することになったポワロだったが、元々、霊媒などは信じないポワロは、その霊媒者のインチキに気づき、早々と気づき種明かしをしてみせる。しかしその後、自分自身も命を狙われ、連続殺人が起きる中で、ポワロ自身も疑心暗鬼に包まれながらも、真相究明へと推理を巡らす。
今回も、殺意を持ち、犯人と思しき者が何人も登場し、ポワロが聞き込みをしていく中で、犯人に辿り着いていくのだが、そのシーンは、映画というより舞台の会話劇の様な印象。ポワロの隙が無く、人々に反論の余地も与えない、突き詰めた長い台詞の喋りは、ブラナーが、ポワロらしさを見事に引き出して演じている。
但し、犯人は途中から何となく読めて、結果、案の定だった。アガサ・ミステリ―らしい結末とも言えるし、こうした結末は、横溝ミステリーでもよく見られ、これもまたミステリーの王道と言える結末の作品だった。
疑心暗鬼。1回観て全てを把握するのは難しいかも。
原作未読。登場人物、犯人の動機や証拠を1回の観賞で全て把握するのは難しいかもしれません。
ポアロの不気味な世界観がしっかり作りこまれており、堪能することができました。犯人は疑心暗鬼だったのでしょうね。
エドガー・アラン・ポーを読んでいた少年が意外とキーパーソンだったりします。
ガバガバセキュリティ
「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」と来て、「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」ですか。配給会社も相当頭を悩ませたでしょうな。どうやったらこれまでの観客が戻ってくるかと。それはそうと、シリーズ3部作の最終章(?)に当たる本作。そこそこ期待していましたが、それなりに期待に応えてくれたって感じで、まぁまぁな出来でした。
はっきり言って、アガサ・クリスティの原作小説はかなり前のものなので、現代に実写映画化するとなるとそれほど新鮮味もないし、驚きもない。アガサ・クリスティの小説を元に、様々なミステリーが描かれてきただろうし、今更そのタネで騙されないかな。別にありがちだし。中盤の推理パートは画面が暗すぎるのもあって、めちゃくちゃ睡魔に襲われる。一緒に謎を解いているというよりも、ポアロの推理を見せられている感が強い。
お初にお目にかかりますなキャストばかりだったんだけど、キャラの描きが薄いながらにみんないい演技していた。しかしながら、そんな中で一際目立っているのはミシェル・ヨー。2023アカデミー賞主演女優賞を勝ち取っただけあって、その実力はホンモノ。あの映画はとことん好きになれなかったのであまり注目していなかったけど、この手の映画となるとまた別格。ケネス・ブラナーとの相性も良く、1人だけオーラが違いました。
ミステリーとしてみるとスッキリしない部分が多いけど、ベネチアの街並みはやはり美しく、全貌を舐め回すようなカメラワークは思わず酔いしれてしまった。ケーキを食べているだけで最高のショットになるんだから、この街が持つパワーは凄まじい。エンドロール前も過去最高に気持ちよかったし、結局は満足。推理してやろうと勢い込まず、旅行気分で楽しましょう。
平日にも関わらず、かなりの集客。
カッコ良さを犠牲にして名探偵ポアロと付けたかいがあったのかな。個人的にはナイル殺人事件が1番のお気に入り。といっても、このシリーズはどれもパンチが無くてあまり印象に残らないんだよな〜。そういう面では、本作が最も脳裏に焼き付きました。
追記
男の子、ベルファストの子だったんだ。通りで見覚えがあったわけだ。すごい俳優になりそう。やっぱり上手かったです。
ホラーとミステリーの狭間
シリーズ3作目は、私好み。1作目が良くて、2作目は期待外れ。ポワロの濃いキャラが立っているかどうか、そうした余韻が残るかどうかに、満足度の分かれ目があるように思います。
ハロウィンの夜、嵐の中、お化け屋敷に閉じ込められ、というホラー的な舞台で、お化けなど信じない名探偵ポワロが事件の謎解きに挑むという、典型的な密室ミステリーです。
事件自体は合理的な推理で解決されるので、ポワロの活躍に目を奪われるのですが、冷静にストーリーを辿れば、神秘的な未解決問題が残されたことに気づきます。前2作を観ていれば分かるポワロの切ない背景事情も関係しており、隠し味のように余韻を醸し出しています。
そういう訳で、4作目はどんな展開になるのか楽しみです。
アガサ・クリスティ原作のハロウィン・パーティを大胆にホラーアレンジした作品。
冒頭から美しいベネチアの景色に引き込まれる。
夜のベネチアも雰囲気抜群で好き。
ミステリー×ゴシックホラーで私に刺さる映画だった。
テンポ良くて尺は短めな分、ミステリーはわりとあっさりしているけど、上質。
それよりホラー演出に気合が入っててかなり良かった。
眠くなりそうな推理シーンで突然のジャンプスケア、目が覚める笑
景観の見せ方もホラー演出も上手いし、たまに面白味のあるカメラワークとサウンドデザインも見せてくれるので楽しかった。
好き嫌い分かれそうだけど
ホラー、ミステリー好きには刺さる事間違いなし!
その変なチョビ髭を取れ
ベースとなっているのはクリスティの「ハロウィンパーティー」。ただしハロウィンが題材なのとポアロが友人の女性作家と同行し事件に巻き込まれることくらいが一緒で役名をそのまま使っていてもお話は全く異なる。ミシェル・ヨーの演じる霊媒師ジョイス・レイノルズは原作では殺人事件を目撃する13歳の少女の名前だったりする。
そもそも原作の舞台はロンドン郊外の邸宅なのでベネチアに移した時点で換骨奪胎、ほとんどオリジナル脚本みたいなものです。アメリカ資本の映画だけど制作陣はケネス・ブラナーもリドリー・スコットも英国人。グランドツアーじゃないけど英国人のDNAには大陸への憧れみたいなものがあるのだろうね。オリエント急行、ナイル殺人事件に引き続き英国以外に話をもっていった。
ただ、非常に良くできた脚本で、謎解きに全くの矛盾や不合理を感じさせません。ベネチアの風物や怪奇趣味をとても上手く織り込み十分楽しめる内容になってます。オリエントやナイルのようなビッグネームに頼らなくてもシリーズとして見応えのある映画をつくることができることを証明したので是非この路線で次作もお願いしたいところです。
一つだけ、ケネス・ブラナーのチョビ髭はやはりアルバート・フィニーやデヴィッド・スーシェのポアロを観てきた我々にはなんか前例をなぞっているというかコスプレみたいに見えてしまいます。ケネス・ブラナーは身のこなしがとても英国人的というか、今までのポアロ像からはどうしても異なる部分は隠せません。でも、演技の厚み、オーラのレベルが違っており堂々たるポアロを演じていると思います。だったら別に変なチョビ髭をつけることなく外見的にも新しいポアロを創り出したらいいんじゃないかと思いますが。
全177件中、61~80件目を表示