キリエのうたのレビュー・感想・評価
全79件中、21~40件目を表示
余韻が凄い
アイナジエンドさんの魂の歌声に終始鳥肌
一人二役の演じ分けが見事だった
(小説の中の希とは若干違った印象を受けたけど)
松村北斗さんの儚く繊細で震える声、泣きのお芝居にもらい泣き
13年間を肌の質感でまで表現していて素晴らしかったし段々丸くなっていく姿が切なかった
広瀬すずさんの透明感は見惚れるほど
刺されて立ち上がる瞬間、イッコからマオリにスイッチした様に感じてゾクッとした
(流石の意味です)
黒木華さんの安らぎさえ覚える佇まいや表情も流石だった。
主要4人それぞれに感情移入した作品も珍しい
路花の子役時代を演じた矢山花さんも素晴らしかったな。
ただ一点、震災描写の長さは(当時のそれ、で)被災地在住の自分には長くてキツイと感じた
監督はリアリティを出したかったのかも知れないけど
鑑賞から数日経つのに未だ余韻が抜けない感覚
もう一度小説を読み返してまた鑑賞に行きたい
自分が今見ている世界はとても狭い
こんな世界ありえない…という事はないし何処かで未だ起こりえてる世界かも知れない
今懸命に生きている人、なあなあに生きている人みんなに見てそれぞれ感じてもらいたい作品
人生は時として残酷で、だからこそ美しく尊い
岩井ワールドとも言える作品
私には刺さった作品だった
この感情を大切にしたい
好きなテイストだったのに
広瀬すずと松村北斗が美しくてスクリーン向けの俳優だと認識。黒木華もそうだけど、繊細で透明感があるのは稀有な存在なので、この3人のお芝居はもっと見たいです。現在と過去を行き交うのも、アイナさんのキリエ憐れみの讃歌も良かった。178分も長いと思わず、イッコの過去に何があったのか、夏彦や風美は幸せになったのかもっと知りたいと思わせてくれるストーリー。
ただ、希と夏彦の恋愛パートは純愛だと思っていたので、神社で夏彦に迫る希の声がヘビが絡みつくような感じがしてホラー映画並みに怖かった。
家庭教師がいる間クローゼットに隠れてる、シャワーを浴びてたと下着姿で夏彦に電話する。女をアピールする希に嫌悪。(パンフに2人がハグしている写真があるが希は笑顔なく全然幸せそうじゃないし。お金持ちのイケメン男子を身体で落としたようにしか見えなかった)
高校生で妊娠したのに、母娘で将来の心配をする訳でもなくフィアンセと言いたい浮かれ具合。希の家に行った時の夏彦の絶望と諦めと生真面目な表情が印象的だった。一人苦しむ夏彦がキリエに泣いて懺悔する姿を見て、呪縛が解けて良かった、夏彦幸せになってねの感想しか浮かばなかった。
希に嫌悪感を抱いてしまったので、同じ顔のキリエにも嫌悪感が。ひたすらキリエ、これはキリエと頭の中で訂正。キリエは希と違い、生計を立てようと必死に生きているし、でも、上手くいかなくてカプセルホテルでギターを弾く姿はリアルで凄く良かった。
人生は選択の連続で流されず自分の意思で生きろ、だけど頑張っても思い通りにはいかないのも人生だよ、とメッセージを感じて私は凄く好きだった。だからこそ、濡れ場も暴行シーンも不要。(これらを削り、どうしてマオリがイッコになったのかを見せて欲しかった)
あれらの気持ち悪いシーンが無ければ友達や子供を連れてリピートしたし、みんなにお薦め出来たのに残念です。
アンビバレント
名作だとは思わないけれど、岩井俊二監督渾身の一作だと思われる。
とにかくアイナさんとの相性が抜群だ。
烏滸がましい書き方だとは思うけど、岩井監督の世界観はアイナジエンドの歌声によって完璧に確立されたように思う。
鑑賞中、常に胸がざわついてた。
キリエが巻き込まれる人生というか運命というか…彼女は歌声は常に哀しくて儚くて、折れそうで途切れそうで…だからこそ強く響き、だからこそ胸の奥に刺さるかのような。
この感情をどう書き記せばいいのか、的確な言葉を俺は持ってはいない。
キリエは存在自体が揺らぎを持ってるようで、無防備なまでに純粋に見える。
…純粋と書きはしたが他に適切な単語を俺が知らないだけで、ホントはそんな純粋なんて単語が当てはまるとも思っていない。
危うい、のだ。
断崖の上を裸足で軽やかに歩いてるかのように。
劇中に「ミューズ」という言葉があったが、岩井監督はついに自身のミューズと出会えたのだと思った。
そして彼女は、女神とも思える程に至高の存在であった。
時間軸がクロスしていく作風は、戸惑いもするけれど、起点と結果を交互にに見せられてるようで胸につまされる。過去を見ると未来を嘆きたくなるし、現在を見ると過去に逃げ込みたくなる。
現在を見ても過去を見てもいたたまれないのだ。
これから訪れるであろう未来はどうか幸せであってくれと願う。
彼女達の今後がどうか幸せでありますように。
子供の行く末を案じる親の目線のようにも思う。
どんな境遇であっても、次世代を生きる命を支えたいと思う本能が俺にもあるのだろうか?
懸命に足掻く全ての存在を慈しむのだろうか?
役者陣は皆様熱演だった。
広瀬さんはさすがの懐の深さだったなぁ。彼女がいる事でキリエの異色さが際立つ。
色んなものに塗れたイッコがいるから無色に近いキリエが目立つ。彼女は腹を刺されるのだけれど「こんな擦り傷」と吐き捨てる。一体、どれほどの傷を背負ってきたのだろうかとゾクっとした。
煮え切らない兄も良かったなあー。
うずくまってキリエに抱えながら泣くとことか、そこに至るまでがちゃんと残ってなかったら同情もできんもんなぁ。
黒木華さんとか…喫茶店で「悔しい」って台詞があんだけど、どの俳優さんが喋る「悔しい」より、喋る前の黒木さんが悔しそうだった。
正直、話の筋はよく分からないんだ。
クロスする時間軸も、コレ以上だと飽きるからとか、やる事ないからに思えなくもない。節目がないまま唐突に切り替わったりもする。
でも見れちゃう。
とにかく絵が美しい。色が美しい。
綺麗ではない。美しいのだ。
アングルも絶妙なとこに入るし、編集が繊細だ。いや、繊細な編集って何?って事なんだけど、そう思っちゃったんだからしょうがない。
つまり、俺は監督の言葉を100%理解できていない。いや、する程豊かな感受性を持ち合わせないのだろう。
ただただ危うくて砕けそうなキリエを見つめてた。
タイトル「アンビバレント」は「二律背反」と訳す。
互いに矛盾してるモノが成立している様をさす。
岩井ワールドはなんかそんな印象だ。
イッコの気持ちがそうなのかもしれない。
俺には理解しきれないけれど、この作品のメッセージをしっかりと受け止めれる人達には珠玉の作品なのだと思う。
なんせ、胸の内側に棘が刺さる。
不快なものではない棘が。
▪️追記
様々な楽器を従えて歌うキリエは圧倒的だった。
全ての楽器が彼女の声にひれ伏しているようで…何層にもなる音の雲を突き破り、ひたすら空に伸びていく。そんな印象を持つ。
何にも媚びず支配されず、観客すら彼女の瞳には映ってないようで、どこまでも届くその歌声に魅了されてるようであった。
彼女は直向きに歌に埋没していくようだった。
ちょっと苦手
内容よりも何よりも過去と現在が行ったり来たりの流れが見辛かった。
それと、これはあくまで個人的な好みの問題なので一般的な評価には関係ないことだが女性ヴォーカルの声が苦手な私には主人公の歌声に共感出来ず、それも辛かった。
3時間という長さですが、正直、これ要らないんじゃない?と思うシーンもあり、少々中だるみしました。
気になったのは無許可で開催したフェスを中止させるために介入した警察官の描き方。
許可申請をせずに開催した方が絶対悪いのに中止をさせるために介入した警察官側が悪いかのように見えた。
ルールを守らず周囲への騒音等の迷惑も考えず強行突破で開催した側を正義としたことが許せないレベルで嫌だった。
だって、まず許可申請ありき、なのにそれをしなかった、それが肯定されるのはおかしいと思うし、警察官が悪とされるのは可哀相過ぎる。
震災という現実の悲劇を扱っているのに登場人物にも話にもリアリティが感じられないことがあり胸に迫るものが少なかった。
映像は美しかったけれど、今回はこれがリアリティの無さの原因のひとつなのかもという気がした。
相変わらずの岩井節作品。もうちょっと進歩が観たかったかな。
本作及びスワロウテイル · リリイ・シュシュのすべて · Love Letterを
観て来たけど Love Letterが一番 心に残ってるかな。
本作はスワロウテイルの 大人しめな焼き直し版だと思う。
本編長いと指摘されるけど、この音楽流してのダラダラ感が岩井節。
気にはしてません。
しかし彼の進歩が感じられない。褪せた感じすら覚えます。
もっと無理せず 普通に撮ればええやんと感じた次第。
豪華キャストのチョイ役が贅沢過ぎる!!
ネタバレというか……
カールスモーキー石井の会話がマイクで筒抜けなのは、
気付かずにやってるのか?
ワザとやってるのか?
こんな牧場の社長いねーよな?
ってか、お前が逃げなければこんな事には、とか、
そもそも、お前が大学にとか、
まぁ、フィクションだからまぁいいかぁ、とか
江口洋介とロバート・キャンベルの会話も、何の話してんの?と思った瞬間、
何でこんな話になった?とか言うし
地球が丸いとか、知らんがな!
予告編を見た限りでは
アイナ・ジ・エンドが路上ライブからデビューまでのサクセスストーリーかと思いきや
そうですね、
世の中、一つ歯車が狂うと、すべてが狂ってしまう狂ってる世の中であり、
学校抜け出して、恋人と電話をしてたら、下着のままだったせいで、一瞬で詰んだり、
広瀬すずは、派手な役やなーと思ってたら
あのカツラ、もしかして、騙した男から逃げるための変装だったのか??
そこで
粗品かい!(笑)なんてあったり、
あとは、
虹郎がカッコイイですね、
いい映画でした、スワロウテイルをもう一度見たくなった
推し主演だがワースト1位。何が"一瞬の178分"だよ。
何が"一瞬の178分"だよ。アホか。
一言で【アイナの無駄遣い】です。
『キリエのうた』がどんな作品かというと、「雰囲気」を撮りたいだけの中身のない臭いイメージビデオです。
アイナのファンという理由で観にいきました。Kyrie(路花)の歌や曲はすごく胸に響いてずっと歌声が頭から離れないくらい魅了されました。
しかし歌唱シーン以外は内容的に受け付けないものでした。全体的に不必要なシーンのオンパレード。正直ここまで目を背けたくなるようなセンシティブなシーンが多いと思わず、上演中は「つまらない」終演後は「疲れた」こんな感情を抱いてしまいました。
大体路花は「歌うことでしか“声”が出せない」と公式サイトで紹介されているのに実際は「声は出にくいが言葉を話せる」ことになっていて拍子抜け。会話ができない設定はストーリーに不都合だから無かったことにしたんですか?
それを上手く表現する覚悟がないなら設定に盛り込むな。表現できないくせにキャラ設定を雰囲気作りのためだけに使うな。あまりの無責任さ・登場人物への愛のなさに監督に強い嫌悪感を覚えました。
未遂に終わったもののレイプシーンはトラウマ級。路花の台詞がこれまた気持ち悪く「お願いします」「じゃあいただきます」のやり取りは吐き気がするほど気色悪い。
「受け入れたら全部許してくれるんですか?じゃあ好きにしてください」っていつの時代の女性像なんだよ。昭和のAVみたいで気持ち悪い。
地震の起こったシーンもなぜ下着姿にしたのか未だに謎です。
不必要に脱がせて楽しかったですか?職権乱用おじさんの個人的欲求が満たされましたか?
さらに年齢制限設けない生々しい濡れ場の表現にはドン引き。性的表現や震災などセンシティブなシーンを多用するわりには色んな人への配慮がない。
綺麗な部分だけPRしてなるべくたくさん人を入れて興行収入が伸びればそれでいいもんね。
でも人間として誰かのトラウマやフラッシュバックになりえる表現を注意喚起や年齢制限なしに軽率に扱うもんじゃない。
繊細な問題を「雰囲気作り」だけに使うから安っぽいし響かない。
映像がスローモーションになって"ボーン"と鈍く低い音を出す演出や場面ごとに急に音量を爆音にする演出がわざとらしくて大嫌い。
技術任せで感情を煽ろうとするな。台詞やストーリーで感動させてみろよ。
ラストにかけての路上主義フェスのシーンはいい大人が集まってるのに使用許可証が見せられないだの、中止を求められてもこんなに集まってるのに今更やめられないだの「警察を無視して強行突破する俺ら!音楽の力すげえだろ!行政までもひれ伏してやったぜ!」と言わんばかりの10代の青春映画じゃないと見ていられない恥ずかしい内容でした。幼稚すぎて見てられない。
ファンタジーでもないあの繊細な空気感のなか「えー!ありえないでしょ!」と突っ込まざるを得ないシーンや台詞が多々あって自ら世界観ぶち壊していているように感じました。
震災中にのんきな恋愛モードの希やカフェでのアカペラやネカフェでの弾き語りなど思い出すとキリがないほど。
明らかに浮くであろう粗品や武尊をだすのは「俺の人脈すごいだろ?こんな意外な人出しちゃう俺おもしろいだろ?」って見せつけたいだけ。「岩井俊二ってすごい!」って言われたいだけ。
結局アイナも「俺が見つけた!俺が世に出したんだ!」って自慢したいおっさんの承認欲求に利用されただけ。
ファンだからと言って作品を肯定する気にもならないしわかった気になりたくない。
ファンとしては岩井俊二にだけは見つからないでほしかったなと思った。推しが主演だろうがなんだろうが今まで見た映画のなかでも圧倒的ワースト1位の駄作です。
結局は真心のこもっていない、紛い物・作り物止まりだから感情が1mmも動かされなかった。
同情を誘うような事柄を見せ物みたいに中途半端に小出しにしてなんとかストーリーとして機能させようとする無理やり感は違和感として見逃せない。
すべての事柄が「撮りたい雰囲気」に漕ぎ着けるための後付けだからふわふわしていて内容がない。薄っぺらくだらだらとした間延び映像は拷問でした。
さらに映像の空気感に馴染まない台詞ばかりで気持ち悪い違和感が3時間ずっと付きまとってきます。
物語と呼べるほどの起承転結もなく結末を放棄した岩井俊二は無責任。
聞こえのいい「結末は想像してください系」に逃げただけ。
承認欲求だけは人一倍強い、拗らせ自己愛おじさんの3時間にも及ぶ自己満作品。
何があったの?
一度目は、宣伝広告だけ聞いて鑑賞しました。
なんでそうなったの?って事がけっこうあって帰りに単行本買ってきました。読み終えてもう一度鑑賞しようと、思います。
ひとつ、二人のラブシーン。欲望で求め合うのでなくて、ただ好きって感情が溢れてて、二人の見つめ合うシーンが眩しかった。あれは、純文学だね。美しい。
歌
豪華キャスト陣✨
次つぎに出てくる出てくる笑
石井さん出てきた時気づかなかった笑
樋口監督出てきて笑ってしまった。
路花は
本当に人なのか?
あのタイミングでよく生きていられたよね
路花生きているんなら、姉のキリエも生きているんじゃ?と思った。
アイナちゃんの歌はどれも最高でした🫶🏻
YouTubeの夏至物語も素晴らしかった。
松村北斗君
なっちゃん
君が1番の犠牲者なんではないか?
最初は好きでもないキリエに迫られて、大学受験前に子供が出来て、親にキリエが妊娠してしまった事を話せなくて、震災でキリエを失い、医者の道からそれて、牧場で働き、
キリエとなっちゃんが付き合う描写のキリエがあまり好きではなく、なっちゃんの肩を持ってしまった。
路花は好きだけど、キリエは好きになれん笑
イッコも祖母、母を見て、男に媚を売って生きていくのは嫌だと言いながら、男達のお金で暮らしている
死ぬ事以外かすり傷だもんね
イッコ生きていて
路花は姉の分も長く生きてほしい。
なっちゃんも幸せになってほしい。
黒木華の先生も良かった。
好きではない
音楽の映画ということで見たが、特に最後のライブの音がチープ。ただ音を大きくすれば良いと思っているのか、正直耳障りだった。
コマーシャルでも「歌しか歌えません」という割に喋る。お腹に子どもがいる状況で恋人の電話で飛び跳ねる・走る、震災時にお腹を守らずなぜか風呂場に逃げ込もうとする行動どれをとっても不可解。母親になる自覚のなさ、自分も震災を経験したがあれほど危機管理のない人間はいなかった。本当に見ていて不快だった。一貫して行動、言動の説得力の無さが際立っていた。希がそういった人種なのか、はたまた演技力の問題か。
主演の方以外(特に黒木華、矢山花)は皆さん良かった。夏彦も見終わった後アイドルの方と知ったが思いのほかいい演技だった。
主演の歌がかなり好きな方が見る映画であり、そうでない方は苦痛の3時間。少なくとも自分は後者。正直歌の表現力はあんまり感じれず、癖の強い声なだけで心に響かなかった。ストーリーの中でキリエが求心力ある書き方をされているが全く共感できなかった。小林武史の音楽が好きで見るに至ったが主演の声がいいという感性だけは今後も理解できないだろう。
(12/12追記)あのアイナさんの演技で新人賞は正直本気か?と疑っている。演技下手だから喋られない設定から変えたのかと疑いたくなるほど。よほど選ぶ人がいないと浮かばないくらいにはむしろ下手な印象が残った。話題性作りなのだろうか。
今年150本目。ワースト。逆に必見!ネタバレあります
まず喋れないという設定なのかと思ったら喋れてるじゃんにびっくり!
解像度高杉晋作的に言うとあのクオリティのライブでは路上で客は集まらないです。機材はあんなに要らないし。プレゼンライブで乃木坂ソニーのスタジオは借りないです。昼間にストリートライブは客が止まらないのでやらないです。カフェで歌い出したら普通に迷惑です。野外でリハとか絶対にあり得ないです。事務所の立ち位置が不鮮明過ぎ。
子供が福島から大阪に1人では来れないです。感覚的に1週間子供がホームレスとか?
先生なのに施設に渡すのになぜ理由もなく反対?
リハになぜかベースがいない、ライブでスネアの前に座る意味不明なメンバー、リハではバンマス的な立ち位置のキーボードなのに本番は何故かPA?。フリーライブなのに高価な必要ないワイヤレスマイク、フードトラックまで入れてる規模のイベントなのに無許可。電源を切れば良いだけなのにウロウロする警察。尾行して人影がない所で犯罪に及ぶべき犯人。血まみれの被害者を見て救急車を呼ばない人達
砂浜に重いキャリーバックを引っ張って行くのは普通はやめます。
最高でした!
張り上げる「キリエ」の歌が凄い
省略の余韻が好きな私は丁寧すぎる描写が気になるも心地よく、久々の揺れるカメラに浸った
性暴力の過去作の嫌な記憶がフラッシュバックしましたが、騙された男の混乱があって迫力ある場面になってました
刺されて血を流すすずさんは描き込まれてないとの批判もあるようですが、なかなか良いですよ
美しい映画でした
描かれない背景、
人物像などが余白となって、
それぞれの人生や想いを
考えさせてくれる映画でした。
ただ、キリエが歌う歌だけは、
そこに確かにハッキリと存在しています。
魅力的な歌声と美しい映像に魅せられ、
ストーリーは進行します。
アイナさんは詳しく存じ上げていませんでしたが、
最後のライブシーンは素晴らしかったです。
フルで聞きたかった…
映画を観た後に主題歌を聴いていますが、
歌詞がスッと入ってきました。
こういう映画だったのかなと。
感想を書いておいてアレですが、先入観無く、
変なバイアス無しに見てほしいと思いました。
雪解け
押し殺した感情を絞り出しすすり泣きが
やがて叫びにも聴こえる絶唱
のびやかな幼少期の歌声から
諦めなかった路花の記憶が
つくりあげていくKyrie
一方
真緒里が諦めた自分は
裏切りや憎しみの化粧をいつかの自分の傷に塗り重ね
仕返しすることで過去を助けるかのように
誰かを欺き続けるイッコとして生まれ変わる
いくつかの重なる糸は
絡みあう再会を呼ぶ
ぬくもりの記憶はお互いの心のよりどころになるが
そんなきれいなことばが翻ることがあるのを
突きつける現実
イッコは助けたいはずの路花を傷つけ
路花はそうして生きてきたように
信じたい何かを離さない
冒頭とおなじ2度目のシーンは印象的だ
たのしそうな2人がいる雪の世界
路花が口ずさむさよならのメロディが
ぽつりぽつりと浮かびあがる
その声を聴く真緒里の安らかな表情
せつない歌声が
この時が永遠ではないことを告げ
静かに消えていくようだった
よかった
アイナ・ジ・エンドさんの喉を詰まらせるような歌が非常に癖が強くて、この映画の予告でほぼ初めて聴いているため好きになるには時間が掛かりそうだ。好きだったらたっぷり聴けてとてもいい。口がきけない役なのだけど、どうもそんなように見えない。目一杯しゃべりそうな顔立ちだ。そんなところが気になるのだけど、震災に非常に向き合っている。
児相を悪く描きすぎている。危険人物でもない限り、あんなに邪険にしないと思う。引き離された子どもの心のケアも考えるはずだ。
せっかくだったのでもっと音楽を楽しみたかった。キリエがカバーする歌が古い。僕にはドンピシャなのだけど、おじさん向け映画になっているのではないだろうか。
お姉ちゃんの方のキリエはバイトの面接で不合格になりそうなタイプだ。
広瀬すずがいただき女子、キリエは東横キッズみたいな暮らしぶりだ。
ファンでもなく一般人の感想
アイナ・ジ・エンドさんの初主演映画ということもあり拙い演技を音楽でカバーするような音楽映画だと思ってましたが、全くそんなこと無く、むしろBGM感覚で流れるくらいで、内容がしっかりと濃く、
「歌で誰かを幸せにしよう」というよりかは自分の存在意義のために歌ってるだけの感じがしました。
全体的に素晴らしい映画だと思いました(話が過去と現在を行き来しすぎて時系列を整理するのに時間がかかったが笑)。
さまざまな環境で生まれ育った男女が、たくさんの苦悩を抱えながらそれでも必死に生きていこうとする、苦しくも切ない映画。。。
観終わった後の余韻が凄すぎた笑。
キャストが豪華すぎてめっちゃ贅沢な使い方してるなぁと笑。子役の女の子のナチュラル感もたまらなく良かったです☺️
約3時間あったが、「まぁこれだけ過去に遡ってるとそれくらいはするよな」と💧
「歌でしか話せない」という縛りは別に無くてもよかった感。。。(話せないなら話せないで徹底してやってほしかったけどそれだとアイナさんも勿体ないし)
今の歌手は演技も求められる時代になったんだなとつくづく思いました。
でもやっぱりアーティストだけあって表現力も豊かで演技もお上手なんだなと。
追記>> 東日本大震災のシーンについて「下着姿になる必要あるか?」との声がよく見られますが、自分はあれはあれで良かったと思います。異性だからとかではなく、実際に地震が起きた時にどういう格好でいるかなんて誰も想像できないからです。きちんとした服装で毎回地震だなんて作りものすぎてつまらないと思いました。
それこそがリアルなんじゃないですかね。
地震のシーンにおいて
「下着姿になる必要があるか」ではなく、
「きちんとした服装でいる必要があるか」
という発想から監督はつくられたのかな、と自分は思いました。
音楽映画に振り切らずきちんと説明
音楽映画。にせずにきちんと説明した印象。謎の女性二人に説明をきちんとしていてそれが良かった。それで長くなった。
マネージャーのマネージャーとしての活躍がもっとあると良かった。途中退場が唐突に感じた。スケジュール確保の都合とかあったのかと思うくらい。
ラストはアンプの電源切られたけどアカペラで歌い続ける。としたら最高なのになあ。と思った。
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