雑魚どもよ、大志を抱け!のレビュー・感想・評価
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ただただ楽しんだ
ちょうど世代ど真ん中。
撮影地ほどでは無いが、町も山も畑もある土地を自転車で走り回っていた自分にはそれだけで懐かしい。どこに行くにもそこそこ距離があるから自転車が必須なんだよね。
当時の同級生もそれぞれ学校で見せている姿はほんの一面で、こちらが思いもしない様々な苦悩だったり楽しみを持っていたんだなと思うと、小学生の頃は自分の事ばかり考えていたと大人になって気がついた。7人の子どもたちに感情移入してセンチメンタルな気持ちになりつつ、それでも大人の登場人物の気持ちがよくわかるような年齢にもなり。飛騨の景色と、ワイワイやっている子どもたちを見ているだけで良い酒のさかなです。
『サイクロンZ』35年&ジャッキー・チェン生誕70周年記念作品!コレは令和の『少年時代』だ!!
水曜で安いので観に征くなら今日と決めていた!なのに更に入場特典が!この上、舞台挨拶が有ったらタダみたいなもんだ!
噂は何と無く訊いていた。劇中で『サイクロンZ』を観に行くシーンが在る事を!こりゃ、マニアとしては確かめに征くしかない!しかも『サイクロン~』は劇場公開35年だし、英盤「88」や「アルティメット・エディション」を観たばかりだし!
ロケ地は「飛騨古川」周辺だという!当方も富山出身なのでシンパシーを感じる!てっきり、友達同士で観に行くんだろうと想像していたが、実際にはテストで100点取った御法美に家族四人で観に行っていた!?流石に映画館の外景は映さなかったが、映画館内部は「池袋シネマ・ロサ」を使った様だ!
劇中の設定通りなら隣の「高山市」、高山で上映が無い場合は県境を越えて「富山市」迄観に行った筈だ!私自身も富山市中央通りに在った「スカラ座」でオールナイト上映で観た!
映画を観る限り偶々、『サイクロンZ』だった訳じゃなく、台詞で何度も「ジャッキー・チェン」が出てくる事から少なくとも主人公グループの中ではブームだった様子が覗える!それにしちゃ、部屋にはポスターの一枚も貼ってなかったけど・・・!?映画マニアの「西野」ン家に行った時、『エマニエル夫人』じゃなく、ジャッキーが『キャノンボール』内で観ようとしていた『グリーン・ドア』だったら爆笑だったけど・・・!?
こうなったら原作ではどうなのかが知りたくなってくる!それとも監督自身がファンで「ジャッキー」だったのか!?誰か御存じの方、教えて下さい!
映画だったのでラストは別れのシーンを盛り込んだ様に想えるが、『ちびまる子ちゃん』よろしく学園モノはネタがつきないからねェ~!?
今年に入ってからは勿論の事、近年では一番の出来だった!!それに比べ昨晩観た『エブエブ』って一体・・・!?
雑魚と書いてクズと読む
序盤のイタズラ描写(特に動物虐待)はあんなに必要だったのだろうか。
トカゲに対するイジリ(?)も、自分から見たらイジメと大差なく、主人公たちへの印象がかなりマイナスから始まってしまった。
大筋は、少年たちが様々な出来事や互いの関わりで成長する王道のジュブナイル。
子供たちの演技も及第点以上で、正太郎の生意気さなんかは特にリアルだなぁと思った。(途中消えてたけど。笑)
ただ、連ドラの総集編かと思うくらいにコマゴマとした話が羅列され、間延び感は否めません。
散々引っ張った不良中学生もお笑い芸人みたいで、しかも簡単に追い払われて少々肩透かし。
まぁ、あそこは「勇気を出す」こと自体が大事なのでよいのですが。
(なお、投石やエアガンは普通に危ない)
最後も、地獄トンネルは事前に行っとけと思ってしまうし、出口の見えない暗闇を明かり無しで疾走は無理がある。
結局ひたすら「お〜い」と「隆造〜」だけで、くぐった報告もしないし。
やや纏まりに欠ける部分はあるし、活かしきれてない要素も多いが、後味は悪くない。
小林が訪ねてきた際の妹ちゃんの表情が最高でした。
少年たちが皆良い味を出している
主要な7人の子供たちのキャラクターがしっかりしていて、それぞれを地で演じているような少年たちも、皆良い味を出している。
乳がんを患う母親、無理やり塾に行かされる主人公、ヤクザの父親の暴力に苦しむ友達、映画監督になることを夢見るもカツアゲの標的にされる友達と、盛り沢山の内容で、いったいどのエピソードが膨らんで行くのだろうと、成りゆきを見守った。
結局、クライマックスは採石場での決闘となるのだが、反発しあっていた2つのグループが、共闘を通じて仲良くなるという展開は、それはそれで面白い。
それぞれのグループのリーダーの力関係を窺いながら、両者を渡り歩く少年の存在も、大人の世界の縮図のようで笑わせる。
ただ、最後は、やっぱり、少年たちによる映画作りの話にしてもらいたかったと思う。
せっかくの「地獄トンネル」も、今一つ活用し切れていないように感じてならない。
多用される長回しも、手持ちカメラが動き回り過ぎて船酔いしそうになったし、少年同士が思いの丈をぶつけ合うシーンも、あまりにも長くて息苦しさを感じてしまった。
悪ガキたちのイタズラも、どう見ても動物虐待で共感できず、何よりも、「郷愁」を感じんことができなかったのは残念だった。
大人どもよ、大志を抱け!
大人になってからはほとんどなくなったが、子供のころは人づきあいをするうえで、お互いの家を訪問するということが友人として人間関係を育むために重要であった。相手の家族構成を知り、教育環境や経済事情を窺う、そうすると自ずと相手に対する想像力が喚起され、相手に対する気遣いや思いやりの心が生まれる。そのような交際を積み重ねていくことによって、厚い友情が芽生え、親友と呼べるような人間関係が構築されていく。
この映画で描かれている1988年は自分自身の青春時代とほぼ重なる。携帯もスマホもない昭和の終わり、子どもたちはお互いの家を訪問しあい仲間を連れ立って遊びに繰り出す時代であった。その様子を雰囲気が途切れない長回しで撮影しているところはいい感じの仕上がりになっていて没入できた。それぞれの子供たちの家庭には、教育熱心な母親、新興宗教にはまる母親、グレている姉、ヤクザの父親がいて、様々な問題を抱えているが、子供たちはお互いを特別視することはなく、劣等感を持つ弱い者同士として固い絆で連帯している。困難にぶつかった時はみなで力を合わせて解決し、着実に成長を重ねていく。このような青春群像劇は同時代を生きた自分自身の経験の中にもあったでのではないか。
この映画は逃げるという行為がテーマになっているようだ。最初はいろいろな悪戯をして逃げるというシーンが頻出するが、後半になるにつれ、逃げるべきか、逃げざるべきかの決断を迫られるというシーンへと行き着く。もう充分な大人となり、物事から逃げることが難しくなっている今、この子供たちからもらった勇気を発揮する時が来ているのかもしれない。
仲間付き合いでのきまりの悪さと勇気の出し処、そして別れ
主人公の妹、そして母親、そして父親、親友の父親の俳優は、馴染みのある顔だった。母親や妹とは合わない主人公と、様々な家庭の事情を抱える仲間たちが地域社会でも学校でもいたずらを繰り広げるが、学校の先生には絞られ、別のグループからはいじめに遭う仲間がいるし、喧嘩の強い親友にも怖い場所があったりする。勇気を出しそびれて、『君たちはどう生きるか』のコペルくんのようなきまりの悪さを抱えることになる。でも、去って行った友人からの手紙により、勇気の出し方を教えられ、仲間たちにも広めていく。最後の決闘では、主人公だけでなく、より弱いと思っていた仲間たちが思わぬ力を発揮し、「強い方に付く」味方を増やして、難敵を撃退する。最後の親友との別れは、その親友が怖がっていた場所を克服し、列車を追いかけ、追いつく。全般的には『スタンド・バイ・ミー』のような仲間付き合いの思い出話であり、『泥の河』とそれに倣う『こどもしょくどう』では、追いつけずに別れの挨拶ができなかったり、『子どもたちによろしく』では、弱い者への八つ当たりで終わるしかなかったものより、丸く収めていて爽快だった。
色んな想いが溢れて来た
子供達が主人公の映画は見たことがなかったが、試しに見てみて、色んな懐かしさ、親を選べない子供の苦しい想い。大人目線でも見ることができ、子供側の気持ちにもなり目頭が熱くなった。なんとなく見たけれどまた見たくなり、2度目を見てエンディングに流れる音楽をYouTubeで聞いたらまた見たくなり、時間が経つたびにジワジワ来ている。そして3回見たけどまた見たくなっている。見たことのない少年たちだったがすごく良かった。これからの活躍も期待したい。インナージャーニーの少年も映画と合っていてとても良かった。
小6のスタンバイミやな。
1988年の飛騨高山が舞台だ。
お母さん、乳癌でオッパイとった胸みせないでよ!
ヤクザの息子や母子家庭の子供、引きこもりで、信仰宗教にはまってるお母さんの子供。この4人が仲間や。
イジメと仲間のいじりは、ちゃうんや。
まあ、悪ガキやな。映画監督志望や中学生にいじめられてる奴。ラストは、闘うんや!懐かしいな。
出会いと別れ
また
いつか
会おうぜ!
子供時代って全てがかけがえのないモノ。今もこれからも万古不易であれ!
1980年代。
個々の家庭環境や境遇は今よりはるかに千差万別なのに、繋がりはいたって普通であり柔軟でフラット。
今よりもずっと「子供の社会」が「子供同士で」確立されていた気がする。
時事的で真っ直ぐな幼くも生々しい友情は
ノスタルジックな甘酸っぱさを思い出させてくれた
“子供のくせに”や“子供なんだから”と
大人と子供の世界観が隔てられていた時代の方が、知らず知らずに子供であることの特権を正々堂々と掲げていたのかもしれない。
瞬(#池川侑希弥 )と 隆造(#田代輝 )の
相反する個性が絶妙なバランスで、
胸アツだった
子供の頃って些細なことも大ごとで全力だった。
それは大人になると忘れてしまってるようなチクチクした高揚感と緊張感。
もうあんな体感は、この先 一生出来ないんだと思うと
大人になるってつまんなくなることだなぁ。
なんて思ったりした
#足立紳 監督
#白石葵一 #松藤史恩 #岩田奏 #蒼井旬
#坂元愛登 #新津ちせ
#臼田あさ美 #浜野謙太
#河井青葉 #永瀬正敏
80年代である必然性は?
足立監督の「14の夜」はツボだったので期待しながら映画館へ。ただ、狙いすぎてしまったのか、前作と比べて「剥き出しな感じ」が薄まってしまったような印象を受けました。今作においては、前作ほどに「80年代」という時代設定である必然性が無かったのかも?とはいえ、子役たちの渾身の演技は素敵でした。独特のカメラワークも良かったです。
すべての弱虫たちに花束を。
足立紳監督の「百円の恋」がかなり好きだったため鑑賞。とてつもない疾走感があり、気がついたら145分があっという間だった。あの、自由翻弄で、だけども雑魚で弱虫で、解決できない問題から立ち向かうことができなくて…。でも、そんな解決できない問題に様々ことを通して立ち向かっていく少年たちの姿にとても感動した。私も主人公の様に弱虫だったから余計に胸に刺さってしまった。私の勝手な望みであるのは百も承知だが、今を生きていく私のような子どもたちにこの作品をみてもらい、こんなメッセージをもらってほしい。「お前は弱虫なんかじゃねえよ。」と。
USB式ペットボトル加湿器は無いけどね
1988年3月、6年生になったら塾に行く様に母親に強要される少年と、家庭に問題を抱えた悪ガキ仲間達が、学校での覇権争いに一喜一憂する話。
父親がかたぎじゃない少年を中心に連む4人組が小学生なりの悪さを繰り返す中で、転校生がやって来たり、クラス替えで新たに仲良くなる子が現れたり、そして反目する4人組とカマしあったり、心霊スポットを怖がったりw
子供の頃ってこんなくだらないことを気にしたり悩んだりってあるよね~っていうものをみせつつも、弱い自分と向き合う意地らしい友情と成長の物語で、なかなか面白かった。
悪い映画ではない。と言って積極的に人に勧める映画ででもない。
67歳になる初老からみると懐かしい感情が蘇ってくる。私が小学6年生だったのは、55年も前のことだ。多分、この映画の主人公みたいな悪戯はしていただろう。ここまで酷くではないけれど。まぁ、おもろしくする為の脚色ではないか。
まぁ、他愛のないことで悩んでいたと思う。しかし、後半から不良少年たちとの絡み合で暗い色調を帯びる。この歳になると、喝上げは立派な犯罪(恐喝)である。警察案件である。
なぜ、2時間も超える作品にしたのだろう。90分でできる映画ではないか。そんなことを考えた。
弱い犬ほどよく吠える
2023年映画館鑑賞14作品目
3月25日(土)チネラビィータ
スタンプ会員1500円
監督と脚本は『百円の恋 』『14の夜』『嘘八百』シリーズ『こどもしょくどう』『劇場版 アンダードッグ 前編 後編』『喜劇 愛妻物語』の足立紳
脚本は他に『棒たおし!』の松本稔
監督の自伝的作品
1980年代後半
PCエンジン
ふたりぼっち懐かしい
舞台は飛騨市
悪ガキたちの青春物語
小学校の高学年だけど
遠出はしないし野宿はしないけどスタンドバイミーを彷彿させた
トカゲのお母さんのキャラがキツい
柱に何度もぶつかり鼻をかんだら咳き込む
自転車で外出するとき何度もふりかえり何度も悪ガキ4人組を睨みつけていた
面白い
瞬の母が説教の最中にオッパイを出そうとしたので「え?なんで?」と思ったがなーんだそういうことか
乳癌でオッパイをとった設定
背後から追いかけ撮影するシーン多め
好き
西野くんはじめは女子かと思ったが男子だった
大木凡人のファンなのかな
高崎家の子供部屋に入ってきて自分の椅子に座る明を見る時の新津ちせ演じるワコのいかにも嫌そうな不満ありげな表情好き
駄菓子屋のおばさんのキャラがキツくて笑える
猫は轢死しなくて良かったが明らかに人形
それで良い
担任の男の先生はやたら声が甲高い
女の先生は声優みたい
小学生を恐喝する高校生って本当に最低
トンネルとかに行ってないでさっさと隆造に会いに行けよと思う
あれはちょっと謎
トンネルはなんでもないし出口の先も普通
悪ガキ4人組の高崎瞬に池川侑希弥
悪ガキ4人組のリーダー格の村瀬隆造に田代輝
学校を休みがちで母が宗教にハマっていてるトカゲこと悪ガキ4人組の戸梶元太に白石葵一
不良の怖い姉と一緒に暮らす眼鏡で頭が良い悪ガキ4人組の星正太郎に松藤史恩
映画にハマっていて将来映画監督になりたい西野聡に岩田奏
サングラスをかけおもちゃの銃を愛用している転校生の玉島明に蒼井旬
瞬たちとは別グループのリーダーで高校生から脅されて困っている小林幸介に坂元愛登
瞬の母の高崎佳子に臼田あさ美
瞬の父の高崎作朗に浜野謙太
瞬の妹の高崎ワコに新津ちせ
出戻ってきた隆造の母の村瀬美奈に河井青葉
隆造の父でヤクザ者の村瀬真樹夫に永瀬正敏
1学年2クラスだった自分の小学校時代を思い出して胸が熱くなる
自分も田舎の山村の小学校を出たので、この作品にでてくる風景が懐かしくてたまらなかった。あれが東京の23区内のような小学校だったら、ここまで感慨深くならなかったかも。大昔のNHK教育「あかるいなかま」を彷彿とさせる。ラストは本当に泣かされてしまった。
心に響く
主人公の瞬だけでなく、周りの少年たち7人皆それぞれが成長したり問題に立ち向かったり協力したりしている姿がすごく心に響いた。
小学生らしいところや、自分が小学生だったら絶対に抱えきれなかったようなことについて悩んでいるところなどをすごくリアルに描いていた。
私は舞台挨拶2回と公開されてからの普通に観に行ったので3回観ましたが、3回観て内容も深く知っているはずなのにこの映画を観ると本当に涙が止まらなくなります。
主演がジャニーズ、とかこの映画は全く関係ないです。
ジャニーズを持ち上げてる感じは無いし、メインキャスト7人の子役たちが同じように真剣に演技に取り組んで何かを伝えようとしてきてるのをすごく感じました。
色んな出来事がてんこ盛りでラストで色んな事を思いだし泣いてしまった邦画。 本年度ベスト級。
昨年観た草彅剛さんが子供の頃の夏休みの出来事を小説にする作品の様に、ほのぼのとした内容と期待して観賞。
本作は真逆な展開でドギツイ出来事が多く期待した内容では無かったけど最後は見事に泣かされた(笑)
小学生の瞬が主人公。
瞬の仲良し4人組がメイン。
皆、家庭に色々な事情がありながらも毎日楽しく過ごし行く展開。
イタズラはかなり多目。
そこに加わる映画好きの子供。
中学生の舎弟。
中学生の不良グループなどが入り交じって行く展開。
全般は子供達がやりたい放題で密度は濃い目。
中盤から更に色んな出来事があって観ていて忙しい。
本作は廃線となった通行禁止のトンネルが肝と言った感じ。
子供達が自分の殻を破れない象徴になっていた印象。
瞬がその殻を破るシーンに泣ける。
ラストは鉄板のエンディングだけど泣けた。
登場人物達の年齢から小学生と中学生の設定には無理があった感は否めません。
たまにある長回しのカメラワークが自分好みで好感度は上がりました。
小学生がティアドロップのサングラスはしないだろ( ´∀`)
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