劇場公開日 2022年10月7日

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愛する人に伝える言葉のレビュー・感想・評価

全55件中、41~55件目を表示

3.5ラストの曲がリフレインする

2022年10月8日
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鑑賞方法:映画館

 自分がステージ4の末期ガンを宣告されたらどうするのか。途中から、そんな気持で物語を追っていった。

 バンジャマンが入院することになる病院は、患者にめちゃくちゃ寄り添ってくれる理想の病院で、医者はもちろんのこと、看護師も常に患者のことを考えて、ワーキンググループで行動意識を共有している。

 こんな病院だったら、自分も大丈夫かなぁなんて思っていたら、ちょっとそれは違うんじゃないのっていう出来事が発生。自分にとってはノイズになった。

 ラストで流れるアコースティックの曲はオリジナル? すごく心が洗われた。

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bion

3.5五つの言葉には、少しは順序はある

2022年10月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ボロボロのカトリーヌ ドヌーブは見たくない。

その息子バンジャマンの芝居臭い演技には見ていられない。

それがそれが終盤には見事に激痩せして、
精彩なくもあり、時には微妙に生気をよみがらせる演技は絶妙だ。

ところで題名の愛する人に伝える言葉の順序はないと言っていたがそれは違うでしょうよ。

それは自己責任で順番を検討して使用して下さい。

それにしても、
頑固でプライド高いフランス人に五つの言葉を言えるだろうか?
言えないために離婚が多いように思える。

そんな浮気な皮肉を込めたところが、
ラストの良きドクターのドライブシーンだと理解した。
アナタはどう思う?

フランス映画のラストは曲者だ。

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カールのおっちゃん

4.5涙腺崩壊のクライマックス

2022年10月8日
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やや疲れの残る土曜の午前中、新宿ピカデリーに辿り着き「映画.com」の本作品へ「チェックイン」をしつつ「そう言えば、監督さんはどなたかな?」と確認。そもそもトレーラーも観ずに「ドヌーブの新作なのか」という認識しかないままだったので、正直本作品にそれほど大きな期待はしていませんでした。ところが、確認すると監督は『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(17)』『バハールの涙(19)』で印象に残る演技をしていたエマニュエル・ベルコ。彼女の監督作品は初鑑賞と言うこともあり、興味がグッとあがってきました。
とは言うものの、フランス語の映画を観ているとその言葉の抑揚に眠気に襲われることが多い私。それでも頑張って「主人公の背景や他の人物との関係性」を知るための前半を何とか乗り切りると、いよいよ興味が深まり集中力高まります。
またもう一つ、フランス映画への苦手意識は「激しい感情のぶつかり合い」。この作品も「ステージ4のすい臓癌で死期が近い息子と、その息子から子離れが出来ない母」他、そこら中に「感情の渦」で、案の定所々で大小様々のコリジョン発生です。ところが、劇中の人(達)だけでなく、観ている我々までも「確かな哲学」をもってなだめ、諭し、見事にカウンセリングしてくれる「本物で現役の医者」ガブリエル・サラが素晴らしい。
さらに、シーンの切り替えの巧さとシックリくる劇伴、そして各所に差し込まれる歌(音楽)が作品に深みと愛情を感じさせてくれます。そしてクライマックス、鑑賞者全員が感じる「これから起こること」を想像力を掻き立てる見せ方でカメラを回転させ、振り返るとそこにいる人、そして差し伸べあう手、からの『Nothing Compares 2 U』はもう涙腺崩壊です。
観終わってまだ、これを(あれと引き換えに)今年の暫定1位に更新するか悩んでいます。いやぁ、予想を超越して良かった。

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TWDera

3.5愛おしい という言葉を 全編通して感じた 抱っこのシーンは良かった

2022年10月8日
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愛おしい

という言葉を

全編通して感じた

抱っこのシーンは良かった

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jung

4.0説教臭く無い、生き様、死に様の物語。感動はしないが共感する作品。

2022年10月8日
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悲しい

知的

女優のカトリーヌ・ドヌーブ大物より
死に行く中年の息子「ブノア・マジメル」が主役。

おフランス様の洒脱は無くて、
死に様を感じ入る作品。
死へのカウントダウンの静かな受容。そんな静かな作品

ただ「G線上のアリア」のジャズバージョン❓が
ブラッド・ピットの「セブン」と違った意味で効いている。
死への恐怖と絶望
人生への赦し、感謝
死を受け入れる。周囲の人も。

決して楽しくは無い、膵臓がん末期の苦痛がわかるからの死に様に共感なのだ

ワシも家族を膵臓がんで亡くした経験がある

確かに「ガンの世界のラスボス」であるから
時系列生存率というのが、グラフの意味を成していないのは衝撃だった
もう即日から1ヶ月単位で急降下だから・・

親が息子失うほど悲劇はない・・
人生善行ばかりではない。気づいたときは・・・

でも最後は、見捨てたものの「ギリギリの赦し」で本人も救われただろう
「ブノア・マジベル」がやつれて、最後は放心状態、気力も萎える役柄を好演。

生きるとは、死ぬとは、生と死のコントラストで魅せる。

主治医が、若干冷静冷酷に見えるが、実は「誠意に溢れた、患者と向きあう聖人のような紳士」なのだった。

イヤ実際にも、そこらへんの内科や心療内科で金満のドクター
と 膵臓がんに対峙する専門医は 月とスッポン 真剣さが違う。前者は偉そうに処方だけの文系職。

若干「看護(婦・・)→邦訳ママ」の愛情❤️‍🔥表現は
不可解なおフランスさま🇫🇷だった。

しかし死を見つめ、人生を見つめ「進んで行く」描き方は極めて好感、共感。
こういう類の作品に多い、冗長さ、抽象的な描写、テンポのユルサは全く感じない構成、カメラワークの良さ

ジジイには沁みるねぇ。感動は全くしないけど。
まあ恋愛や仕事と違って「生きているものは生まれたその瞬間から死へと向かっている」
再認識しました。

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満塁本塁打

3.5季節が巡るように訪れる人生の最期

2022年10月8日
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ニコ

3.5【”愛の哀しみ:Nothing Compares 2 U"僅か39歳で癌に斃れた男が、”自分の人生を狂わされた”と思っていた母に言った最後の言葉が心に響く。男の医師の死生観が印象的な作品でもある。】

2022年10月8日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

3.0すい臓癌

2022年10月8日
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歌うことは、大切ですね!

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かん

4.0人それぞれ

2022年10月8日
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146本目。
もし自分がと思ったら、泣きそうに。
患者に対して距離感が対象的で、近過ぎないかなと思ってたけど、最後な納得。
ひとつの日常として受け入れなければ、持たないよ。

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ひで

3.5愛の哀しみ

2022年10月7日
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悲しい

難しい

幸せ

ステージ4の膵臓がんで治らないと宣告された39歳の演技指導をする無名な俳優と母親の話。

診断を受け入れられない主人公が葛藤しながら緩和ケアを受け入れて行くと共に、自身と向き合っていく様や子離れ出来ない母親との関係をみせていく。

死に向かって行く人達に寄り添う医師とホスピスのスタッフ達の作り出す明るく優しい空気感が素晴らしいし、流石は第一人者な医師の思想と対応に悲しい話なのに悲壮感を感じない優しい流れ。
日常の一部である演技指導も別離を題材にしたもので気付きの一旦どころか、もうモロで胸アツ。

そして過干渉な母親と主人公にもう一組の母と子と…ただこの息子に関しては会ったこともないのに何故そんなに?という程で、その思想は母親から一方的に仕込まれたものですよね…と、ちょっと個人的にはやり過ぎな感じた。

物語そのものがあまりにもキレイ過ぎて、泣けなかったり物足りなさもあったけれど、死生観と自身の将来を考えると共に温かさをとても感じた。

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Bacchus

3.5孤児という言葉はあっても、子供を失った親に対する名称はない

2022年10月7日
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上記の件、初めて気付きました。確かにレアケースだからでしょうか?日本だけではなく世界的にもないのですね。
その他作品中、特に担当医師の言葉に凄く説得力があり、また緩和ケアの現状など、これは関係者に家族を癌で亡くした人がいるのかと思いきや、本当のお医者様が演じてるとはびっくり‼️

私の親が緩和ケア病棟で亡くなりましたが、映画ほどではないにしても、日本でもコンサートやボランティアの方が沢山いらっしゃって手厚い対応をしてくれました。
また私自身も癌経験者ですが、最初に「不安、罪悪感、不公平感」→「何も成し遂げていない感」→「受けいれ」→「人生の整理」という大体の流れは、体感したことです。そして最期は本人が死を迎えることを、家族が「受けいれる」。
凄くリアリティのある映画でした。

俳優陣はそれぞれが素晴らしい演技でしたが、ストーリー的には、認知されなかった息子さんの葛藤などは良かったのですが、演劇のカットの長さや、単調な病院のシーンが多く、その分⭐︎0.5マイナスとさせていただきました。

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ちゃっぴー

4.0オススメしたい

2022年10月7日
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末期ガン患者であり先生であり父であり息子である主人公と関わる周囲の人間のストーリーなのだが、主人公以外も主役とまで言わないが準主役ぐらいの存在。
医者とのストーリー、生徒とのストーリー、息子とのストーリー、母とのストーリーが時に絡んだりしながら同時進行。主人公の最後に向かってそれぞれのストーリーもラストに向かう。彼の死をもって各々ストーリーも終了。その後は描かれてない。ここでやはり主人公は亡くなった彼なのだ感じる。

過剰なシーンもなく、淡々としてるわけでもなく、日常の起伏を持たせながらのストーリー展開。この映画すごい!

残念なのは、バカップルが終始おしゃべりしていたこと。落ち着きないから足が座席にぶつかるし…映画館ではなく家で鑑賞して下さい。

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Oyster Boy

5.0言葉と音楽とダンスと触れ合い

2022年10月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

話の内容・テンポと映画自体の長さがぴったりだった。急ぎ過ぎず説明過ぎずもたつくこともない。それに感動した。

全力と過剰は違う。
嘘は言わない。
最後の五つの言葉。
僕(私)を赦して
あなた(君)を赦すよ
ありがとう
愛している
さようなら

演劇学校入学を志望する生徒達へのレッスン場面から始まる。厳しい指導に泣き仲間や先生と哲学的なことや抽象的なこと感情などについて述べ合う。ドクター・エデは勤務先の病院で看護師らスタッフと定期的に患者や家族など仕事の中で思うことを語る、笑う、泣く、歌う、ダンスをする。患者の好みの柄のネクタイをネットで探して身につけるドクター。患者も看護師もドクターもみんなで楽しむアルゼンチンタンゴ。愛と抱擁と生死のタンゴは死を待つ人たち、つまり全ての人を慰めてくれる。ドクターも看護師も週末には休みをとる。

誰だって死ぬのは怖い、死ぬ覚悟はできているけれど。自分は何をなしえたんだろう。何を残せたんだろう。

お涙頂戴でなく怒鳴り声も破れかぶれもない。シニカルで怒りと恐れから始まる彼=バンジャマンの気持ちが、生徒の演劇の台詞から、ドクターとの会話から、看護師ユージェニーとの見つめ合い、母クリスタルの抱擁でゆっくりとだんだんに落ち着き優しくなっていく。「存在感」が何かわかったと言う。まだ見ぬ息子が扉の向こうに居ることもわかったんだと思う。

母が彼を赤子のように抱く姿はマリアとイエスのようだった。

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talisman

4.0主治医役のおじさんの名医感がすごい

2022年10月6日
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マスコミ試写

3.5下手なハリウッド映画と違い、安易なハッピーエンドのお涙頂戴ものにしないところがフランス映画たるところだ。

2022年10月4日
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jollyjoker