ヴィレッジのレビュー・感想・評価
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怪物だ〜れだ?
こんなに救いが無くて暗いのに、スッキリしちゃっていいんだろうか。
自分がもし優くんの立場にいて、あのような状況におかれたら…?
そうなんです。ほとんどすべて同じことをしていたはずです。その共感性の高さがスッキリの理由だと思います。
細かいことを言えば…例えば、あの時弟に見られていたかどうか確認したの?とか、美咲さん、あそこのシーンは、まず先にシャワーを浴びさせて、清潔な衣服に着替えさせてからの能面じゃないんですか?とか、まぁ気になるところはそれなりにあります。
それでも、全体の流れの中での優くんとしては、〝だって人間だもの、そうするしかないでしょ〟という納得感がありました。まるで相田みつをのダークサイド版でも見てるかのようでした。
そういえば…
このところの予告編では、かなりの頻度で『怪物だ〜れだ?』とやってますが、この映画を見た直後だと思わず、『怪物は古田新太の村長です!』と答えたくなりました😄
優が覗いた穴は
本日から公開なので早速鑑賞しました。
明らかにハッピーエンドは期待できず、重い題材ではありました。
あの、処理場で主人公が覗いた穴は、
人間の業の深さを現したのではないかと解釈してます。
日本の闇を見事に炙り出し
俳優陣の演技に唸る一作です。
作間さんもセリフは少ないものの、重要な役どころで、今後の活躍に期待です。
これだから、やっぱり邦画鑑賞は
やめられないのです。
ノイズと似てる
過疎集落に建つゴミの最終処分場で働く片山優は、親の借金の返済のために犯罪活動に身を落としていて…。
横浜流星主演作。祭りや村の風景など田舎の雰囲気を映像では魅力的に映す割に、物語は村社会のクソさに満ちた内容。想像通りの展開なのでイマイチに感じたが映像は良かった。
重たい
加害者に見えるあの人も、元々悪い人ではなく、環境がそうしただけ。真っ直ぐ生きたいと思っていても、生きる為に犯罪に手を染める。幸せを掴みかけた時、生きる為にしたことに引きづり戻される。詰め込み過ぎというレビューを見たが、それぞれの人生詰まってるんだから当然。全てをみせるのではなく、その余白を自分で埋めるのも、この映画の楽しみ方なのかなと。
藤井監督の作品は、ぎゅっと詰まった中の、余白を楽しむこともできる映画だと思う。
難しいなって思ったら、それはそれで正解だと思う。多くの人が観て、いろんなことを感じたらいいと思う。
私はもう一度見てみたいと思う。
この世は夢のように儚い
暗い雰囲気で、閉塞感を保ちながら物語は進んでいきます。何度か心が震える場面がありました。
優(横浜流星)の揺れる心情を何度も垣間見ることができました。
基本的には、能楽の邯鄲の夢を表現していて、この世の儚さを感じたのですが、同時に能面のように冷静に生きるのは、なかなか難しいことだと感じました。
臭い物に蓋をする等、現代社会でも起きている要素を盛り込んでいて、いろいろ考えさせられます。
優の父親の犯罪が、物語でどう絡んでくるかも注目です。
インパクトはやや薄めですが、物語の世界に浸ることができました。
エンドロール後にオマケ映像があります。
悲しいドラマ
サスペンス風なヒューマンドラマ。面白かった!!
ゴミ捨て場が舞台の物語で、陰湿で暗めな映画。
横浜流星、古田新太がなんだか凄かった。
間接で『能』が入ってる。中村獅童の為に入った?
あと、あいつ本当ムカついた。
色々感じる。最後ちょっと泣けた。
能と人と村 これらが乖離してる
脚本の問題でしょうか?
能をいれて言いたかったことは何か?
主人公がそれと融合していたか分かりかねました。
後半は俳優陣の演技力に依存して物語をかいているが、村とは、人とは、能とは?といった点と線が結び付かず。
でも、最後は希望ありのサスペンス。そんな感想です。俳優さんはみなさんよかったです。
一体、何が描きたかったのだろう?
題名から、日本の「村社会」の閉鎖性や排他性が描かれるのかと思ったが、そうでもない。
美しい村落の上にそびえる巨大な施設の絵柄から、ゴミ処理場でも誘致しなければ存続できない過疎地の窮状を訴え、その社会構造を批判するのかとも思ったが、それもない。
職場でのイジメや不法投棄も、それにまつわる癒着や隠蔽も、決して「田舎」特有の問題ではない。
ジャイアンが大人になったような村長の息子の失踪が、物語の大きなポイントになるが、彼がどうなったのか、どういう結末になるのかが容易に想像できてしまい、ミステリーとしてもインパクトがない。
そもそも、あんなところに、携帯と一緒に埋めるなんて、間が抜けているにもほどがあるだろう。
その一方で、いじめっ子の彼がいなくなっただけで、すべてが好転し、主人公や恋人だけでなく、村全体が幸せになったかのように描かれることにも違和感がある。だったら、最初から彼がいなかったら、何の問題も起こらない幸せな村だったのだろうか?彼だけが、諸悪の根源だったのだろうか?
いかにも意味ありげに出てくる「能」も、「人生は夢の如し」という言葉も、最後まで物語に活かされず、一体何だったのだろうという疑問が残る。
主人公の罪が、その父親の罪と重なり合うラストも、親子の「業」は繰り返されるということを言いたいのであれば、まったく納得することができない。
主人公に共感も同情もすることができず、観終わった後には、後味の悪さだけが残った。
すごくて、震えた
著名人が絶賛など前評判を目にしていたので、期待半分、残り半分は懐疑的な気持ちで観てきた。が、本当に凄かった。ストーリー、映像、演技…久しぶりに、これはなかなか凄いぞ、と思える映画。観終わったあとの余韻がブラックスワンを観終わったあとに少し似ていた。エンドロール後の最後まで一瞬も見逃さずに見て欲しい。
救いはどこに... エンドロールの先に光が見えた。 色々と考えさせ...
救いはどこに...
エンドロールの先に光が見えた。
色々と考えさせられた作品でした。
横浜流星くん流浪の月超えの演技にポテンシャルの高いを感じました。
期待外れ
前半から中盤までが間延びして長すぎる。要らない絵を削って2時間弱にした方がいい。
閉鎖的で陰湿でどろどろとした闇を抱えた村が描かれていると期待したけれど想像の範囲内で少し残念。
山の頂上にあるゴミ処理施設の遠景がいかにもの絵で安っぽい。これが邦画実写映画の実力かな。
エンドロールの後に象徴的なシーンがあるのでお見逃しなく。
難解な内容ながら今の日本社会を象徴した内容に脱帽
この作品は結論から言うと難解な内容。しかし、よく観ると日本の社会問題を象徴しているシーン、場面が折り混ざっている。格差、妬み、同調圧力など。これらのキーワードをシーンごとに含ませていくさすがスターサンズらしい作品だなと感じた。また、あえて能をテーマにしたのもまたいい。主演俳優の演技も良かった。ただ、最近人気の横浜流星目当てで観に行くとこの作品の内容を理解するのは難しいかもしれない。もう少しテーマをはっきりさせてもよかったが。
全体的に詰め込みすぎ
※3/30(木)完成披露試写にて観賞いたしました。
不法投棄、ムラ社会、能...
様々な要素が入り混じり、その全てが中途半端となった。
『ヤクザと家族』から2本目のオリジナル脚本となる藤井道人監督。
「家族を求めるがゆえに疑似家族としてのヤクザに入り、それが原因で掴みかけた本物の家族さえ失ってしまう」という、2つの似て非なる要素から 1人の男の避けようのない悲劇を描いた力作の前作から、大きく後退したように感じた。
まず「後半の脚本」が破綻している。(これは『ヤクザと家族』でもあった問題点だが)
なぜゴミ収集場と能しかない村に観光客が集まるのかさっぱりわからないし、そこまで人気になった村でなお不法投棄を続けるリスク管理の甘さにも首を傾げる。
極め付けは「アレ」の捨て場所だ。あんなに山に囲まれている土地で、なぜあそこに捨てたのか。不法投棄がバレると掘り返される危険性があるし、そもそも不法投棄が続いていても埋め場所を確保するために掘り返される可能性もある。
これもまた藤井監督過去作に共通する「行き過ぎた音楽演出」は、今作ではより顕著だ。
音楽芸術でもある能を一度もクリアに見せず、重低音のBGMを毎回上塗りする。能はテーマを語るためのただの記号と化し、「能とはどういうものなのか」を語る気が全く無い。(個人的な問題で恐縮だが、横浜流星が能をやってくれるのかと期待もしていたため非常に残念な気持ちにもなった)
役者の演技は素晴らしかったが、それゆえ前述した欠点との差が目立ち、全体的にはガタついているという印象。非常に勿体無い作品だと感じた。
余談だが、なぜ藤井監督作品の主人公は毎回父親に何かしらの因縁があるのだろうか。あまりパーソナルなことを詮索するべきではないかもしれないが、こうも続くとやはり気になる。
この現代社会の中で今思うことそしてこの映画で伝えたかった物語とは?
完成披露試写会に続きレビュアー試写会も行って来ました!
これで2回目の鑑賞となりますがやっぱり2回目からストーリーのこだわりにこだわり抜いた表現や感情や怒りなどが表していることをより理解しました。
村の大きな舞台がゴミ処理場で働く人たちですこの場所から抜けることも出来ずに借金を返してゆくだけの人生を歩む尊重すらになっていましたが主人公でもある片山優がこの村を平和に変えてゆく存在になりゴミ処理場で働く人たちも次第に優しくなっていきました
そんな片山優もゴミ処理場で働く人で生きる希望もなく絶望に満ちた存在でこの世界がどんなに残酷かでいることしか考えてない人でした。
片山優の母親は父親を失ってから借金地獄に負わされて毎日毎晩パチンコで金を使ってばかりでした。
この場所にいてこの村から抜け出せない存在があってまで皆それぞれの抱えてる事情や悩みが再び大きな苦しみを与えてるのかもしれない。っと思いました。そんな大きな希望を変えてくれたのが中井美咲でした!
中井美咲は東京から帰ってきて村という場所で再び過ごすことになる重要なヒロインです片山優との再会をきっかけに再び運命の恋が始まりますが
このことがきっかけで二人の人生を大きく狂い始める出来事にもなります
中井美咲がいたからこそ片山優が変われるきっかけにもなれたし村の住人にも寄り添ってくれたのも中井美咲のおかげでした!
そんな二人が隠していた真実がいつしか村のウソと事実に拡散されていき
欲望に紛れて壊されてゆく時間になってしまいます
果たして二人の運命はいかにして乗り越えられるのか?気になるところです!
今回の作品にはヤクザ使用と現代社会の闇を描いた話にもなっているため正直見るのが苦しいのもあるかもしれません
見る人は自由ですが見れない方にはおすすめ出来ない作品にもなっております
とにかくストーリーが暗い話なので内容もとにかく集中してみなきゃわからないかもしれません。
それぐらいにこだわりにこだわり抜いた作品が出来上がっているので
超大作かもしれないぐらいの作品になってます。
この映画には皆様にも是非とも見て欲しいのとこの映画に出会わなかったら今の現代を変えれなかったかもしれません
それぐらいに今の現代社会の闇と戦いより良い未来にするために皆様方の希望が信用されるための映画っとなっておりますので
本当に本当に是非とも見てください!お願いいたします。
ハッピーエンドが期待できないことはわかりつつも…
HiHi Jetsの作間龍斗が出演しているとあって試写会に応募したけど、なかなかヘビィな作品でした。
作ちゃんはそれほど出演作はないものの毎回いい演技するから、いつかは朝ドラとかにも出ちゃうんじゃないかなーと思っているけど、今回もとってもいい味出してました。
錚々たるメンバーの中で、出演シーン自体はそれほど多くないけど重要な役を担ってた。
こんな作品に「ジャニーズJr./HiHi Jets」の記載なしで出演できるなんてすごい!
とまぁ作間担目線はさておき、閉鎖的な村の恐ろしさ、村だからというわけじゃなくて人が集まれば起こりえる不幸な出来事の連鎖、今も日本のどこかで実際に起きているのかもしれない不気味さなどなどが詰まっていて、見ごたえのある作品でした。
横浜流星くんの演技も素晴らしかった。
あと奥平大兼くんもめっちゃよかった。ヴィレッジを見て、もっと彼の他の作品を見てみたいと思いました。あ、長澤まさみのマザーに出てるんだ。見ねば。
ハッピーエンドではないのは始まった瞬間から感じられるんだけど、だけど、どうか、どうか頑張ってる人が報われてほしいと願わずにはいられない作品でした。
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