劇場公開日 2023年5月5日

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EO イーオーのレビュー・感想・評価

全72件中、41~60件目を表示

3.0映像は良かったけど

2023年5月12日
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難しい

主演ロバに近い目線から映し出される風景、生き物、人間…カメラワークはすごい良かった。

冒頭、少女から溺愛されていたEOは予想しなかったエンディングを迎えるが、移り変わる場面の掘り下げが無く、突然ストーリーが切り替わって、「え?どうしてこうなった?」「その経緯は?」って思う事がたくさんあった。
もうちょっと登場人物に感情移入できたらなぁと。

ストーリーとは関係ないけど、ゴールキーパーのわがままボディはなんか凄かった。

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うぃっこう

4.0ロバの瞳に映る世界

2023年5月12日
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ロバが様々な地域を旅する作品という事前情報のみで鑑賞。

全体的にEOと名付けられたロバの瞳で映る世界をそのまま映した特殊なロードムービーのようでした。人間の優しさに触れつつも、人間の身勝手さが色濃く描かれていて考えさせられるものもありました。

とにかく人間同士の争い、マウント、自己満足、同じ生物なのに屠殺する様子も、自身が襲われる様子も主観で映され、辛い映像も度々挿入されていました。
良い方向に取られることもあれば、悪い方向に取られ、その相反する状況に何度も巡り合ってしまうEO、喋れないが故にその瞳でしか感情を読み取ることができないのがなんとも歯痒いです。

終盤、EOと関係性が薄い人物たちの会話劇になってしまうので、そこからEOの物語のラストに繋がる感じがしないまま唐突に終わってしまったのは消化不良感が否めなかったです。

物語に何か整合性があるわけではないですが、人間の残酷さを知るにはこの上無い作品でした。もっと動物に優しくせねばな…と思いました。全ての動物を救うというのは夢物語ですが、少しでも力になれればと引退競走馬の支援をしています。ナイスネイチャ~。

鑑賞日 5/11
鑑賞時間 14:30〜16:05
座席 G-3

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ブレミン

3.5サーカス団で、若い女性カサンドラ(サンドラ・ジマルスカ)とのコンビ...

2023年5月11日
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りゃんひさ

2.0映像は魅力的だがストーリーが心に響かない

2023年5月11日
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詩情豊かな映像には思わず引き込まれる瞬間があるが、EOの放浪の旅からはあまり寓意や教訓のようなものが感じられず、動物の目を通して人間の本質を炙り出すような話にもなっていない。
サッカーチームにボコボコにされて瀕死の状態になっているはずのEOが、いつの間にか荷車を引いて働かされていたり、人間を蹴り殺した?EOが、次のシーンでは馬と一緒にトレーラーに乗せられたりと、エピソードとエピソードの繋がりの悪さも気になる。
EOを巡る物語のはずが、終盤ではEOとは関係のないところで話が進むため、エンディングでEOが迎える運命にも唐突感が否めない。
途中、ロボット犬が出てきたりして、結局、何が言いたいのかよく分からなかったのだが、「動物愛護」の名目で保護されたことから始まるEOの受難を描くことで、人間の偽善や身勝手さを糾弾したかったということなのだろうか?

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tomato

ホンワカしたロバの冒険を期待していたのですが、、、

2023年5月10日
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The_Winnie

3.0おとぎ話は飛躍する

2023年5月10日
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おとぎ話は飛躍する。ましてやロバ目線だと話がとんでしまい、人間(私)はなかなかついていけませんでした。

エンドクレジットの音楽が流れ始めると同時に、思わず「まじか…」とつぶやいてしまった。
私の両サイドに座っていた(20歳代と30歳代らしき)2人の男性は、まるで申し合わせたように同時に前かがみになって、頭を抱えてました。

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night runner

2.0ごめんなさい。僕にはわからなかった。

2023年5月10日
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イエジー・スコリモフスキ監督は今回が初鑑賞
『バルタザールどこへ行く』は未見(TSUTAYAにすら無いとは驚いた)
それが良くなかったのか、イマイチ流れに乗れなかった。

最初の動物愛護団体のいわゆる誰得運動は良かった。
動物のことなど微塵も考えてなく、ただ自分が信じる正義に酔いしれたいだけの偽善者であることは、その後のEOへの仕打ちから明白である。
次に、白馬と雑誌(?)の撮影をしている光景を見かける際も、結局人間は動物を都合の良いインテリアにしか思っていないということが伝わってくる。

この流れから「EOはこれからいろいろな善人や悪人と会うけれども、どいつもこいつも人間様が偉いというスタンスは自覚的であれ無自覚であれ同じで、そいつらの身勝手な行動によりEOはどんどん不幸になっていく」という話を想定したが、どうも微妙に違った。

サッカーチームのところまではその観点で見ると面白かったが、そこからどんどん人間の所業とEOの運命の関連性が希薄になっていったように感じた。
特にイザベル・ユペールが出てくるあたりでは、人間側の行動とは関係なくEOは自由に動けてしまう。
よってあのラストも「人間の身勝手さのしわ寄せを一身に受けた成れの果て」という感じがあまりせず、理不尽さや不条理さもさして感じなかった。

そのような憤りを感じさせることがこの作品の目指していたところだとは思うが、以上の理由により僕にはイマイチ響かなかった。

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Jongo

3.023-066

2023年5月9日
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可愛らしいフォルムと愛らしい瞳、
そして鳴き声は太く猛々しい。
ロバって魅力的な動物ですねぇ。

それに比べて人間って奴は、
身勝手で、愚かで、どうしようもない。
トホホ😫

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佐阪航

2.5たらい回しの旅

2023年5月9日
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悲しい

興奮

萌える

イーオーにとって傍迷惑でしかない動物愛護団体による無駄な正義感から人間の愚かさをロバの目線で描く目的ですら定かではない旅、サーカス団は居心地の良い場所でカサンドラとの再会を待ち望んでいる、そんな寂しげな表情を見せるけれど、それですら人間側の勝手な考え方でしかない、仄々とした動物映画をイエジー・スコリモフスキが、そんな意外性を感じながら、危機感を煽るショッキングな映像描写から優雅で自然美溢れる映像とロバに癒されるだけの映画にはならない、人間が世界の中心で暴力が当たり前の日常でしかない。

イザベル・ユペールが登場してから別の映画が始まるようで短編にもならない本作との重要性も感じられない不思議な感覚、インスパイアされたロベール・ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』と比較しなければならないか、少しだけエミール・クストリッツァだったらどう撮っていただろう、と、関係無いけれど思ってみたり!?

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万年 東一

3.5今年度の最優秀主演ロバ賞はEOで決まりです 『イニシェリン島の精霊...

2023年5月9日
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今年度の最優秀主演ロバ賞はEOで決まりです
『イニシェリン島の精霊』のジェニーは助演ロバ賞で

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teraox

3.5人為的な被害者としてのメタ。

2023年5月8日
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抵抗することも、文句を言うことも、ましてや自決することもできない無垢なロバが直面する困難な処遇。ロバでなくても多くの人間は心を痛めるだろう。その原因は、我々を代表する愚かな人間の所業。ロバを思想、多様性、民族、宗教、地球と置き換えることで、作品のスケールは無限の拡がりをみせる。沈鬱な気分のまま観終えた。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

3.5絶賛されるほどの共感は持てないけれど…

2023年5月7日
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ロバの目をとうしてみる人間世界。ただ純粋に飼い主との愛情を求めるだけのロバから見たらなかなか不思議な世界かも。ただ、日本人の感情と根本的に違うから単純に共感はしずらいかも。難しい事理解できなくても充分見応えはあったけれど…

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peanuts

3.5斬新?特異?悲哀?啓発?

2023年5月7日
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笑える

悲しい

難しい

ヤバイ、オモロくないかも・・・。いや、ヤバイ、オモシロすぎる・・・と思うものの、一気に落とされたー・・・といった率直な印象。
動物目線というには特段新しいわけでもないけれど、ロバ目線って・・・なぜか新鮮に感じたものの、明らかに人間が作り出したロバの気持ちにしか思えませんでした。だから、一瞬めっちゃ引いた感じで眺めていたのですが、展開がなかなか面白くて、ロバという選択肢はなかなか絶妙なのかもと面白みを感じ始めると、結構見入りましたが、まさかまさか・・・とおそれている間にバツンと暗闇で終わってしまった・・・という感じです。
難しくはないけれど、感情のもって行き方とかや思考が追いついていかないような、そんな難しさを感じる作品でした。

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SH

4.0令和の子猫物語

2023年5月7日
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知的

サーカス団の人気ロバ「イーオー」くんが辿る数奇な運命を、ロバ目線で描いた作品。

サーカス団の解散で売り飛ばされたイーオーは、隙を見て逃げ出すと元の飼い主恋しさに欧州をさすらう。

ロバは言葉こそ話さないが、そのつぶらな瞳で雄弁に訴えかける。

動物目線のドラマといえば先日亡くなられたムツゴロウさんの「子猫物語」を思い出す。主役猫のチャトランを実際には複数の猫で撮影したという。

本作ではチャトラン同様、イーオーは六頭一役とのこと。ちなみにパンフによれば名前はタコ、オラ、マリエッタ、エットーレ、ロッコ、メラだそう。

なおあちらとは異なり、撮影時に動画虐待は一切なかったそうな。

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ku-pa-

3.5EOにとっての人間

2023年5月7日
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悲しい

EOの黒い瞳に映る人間は可愛がってくれる人、冷たい対応の人、親切な人、暴力をふるう人、犯罪者だろうが、善人だろうがみんな同じ。
衝撃の最後のため決して後味が良い作品ではないのですが、観ない方が良かったとは思いませんでした。

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あやあや•f

2.0何のオチもない眠たい映画

2023年5月6日
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オムニバス形式で展開します。
毎回人間の争いや喧嘩が起こります。
ロバ目線で人間はおかしいなって映画です。
何の解説もありません。
おばちゃんの世間話並に退屈な映画でした。

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アメゾー

4.0今みたかった映画

2023年5月6日
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なんか、配信とかミニシアターとか別に見たくもないインディーをアマチュアの溜まり場と思ってるような映画がたくさん溢れかえってるなかで、宣伝から引き込まれた作品.

ロバの寓話的な話しで物語というよりは絵本の世界を具現化したようなお話し。異端の鳥を見たときのような感覚に落とし込まれた。

観たかったんだ、こんな映画でしか語れない作品を

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ビビ

5.0(バス遅れで15分見られていない部分があります)基本的に良作です。

2023年5月6日
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今年149本目(合計800本目/今月(2023年5月度)6本目)。

映画館に「バス」で行くのって怖いですね…。地下鉄(大阪メトロ)を使うべきでした。
最初の15分ほどの鑑賞がまるまる抜けています。申し訳ありません。

で、ロバを主人公にするか、ロバ目線で見たとき「どうでいい」争いをしている人たち、各自を主人公にするかは微妙なところがありますが、ここはロバなのだろう、というところです。

「実は」本質的に考えれば、ロバでも馬でもウサギでも変わらず、ある人がもめているとき、第三者が見ているという状況があれば、そういう喧嘩って起きにくいのは確かに言えます(その代表例が監視カメラ)。

ちょっと名前を忘れたのですが、去年だったか2年前だったか、豚をテーマにして豚「しか出ない」(よって豚目線で進む)映画があったと思うのですが、テイスト的にはそれに似るところがあります。

見方としていろいろな解釈はできると思いますが、「どうでもいい言い争いはやめようよ」「その言い争い、見ている人いますよ」という警告的なもの(換言すれば、どうでもいい言い争いはするべきではないし、本質的な言い争いは自宅なりでちゃんと証拠を並べてするべき)ではなかろうか、というところです。

映画の作品の手法がこのように特殊な映画であるため、いわゆる動物愛護の論点も出てきますが、ちゃんとこのことについては記述があります(動物は傷つけていません)し、日本基準でみても概ね妥当だろうといったところです。

採点においては特に気になる点がなかったこと、また最初の15分の間を見られていないことなどこちら側の帰責性があることもあり、「便宜上の」フルスコアにしています(まさか最初の15分で極端に珍妙な描写ばかりということも考えづらい)。

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yukispica

3.5人間社会の不条理な構造に一陣の棹さしても、 何の波風も立たず、

2023年5月6日
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知的

ポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキが7年ぶりに長編映画のメガホンをとり、
一頭のロバの目を通して人間のおかしさと愚かさを描いたドラマ。

人間社会の不条理な構造に一陣の棹さしても、
何の波風も立たず、

構造の目的に飲み込まれて消えて行く。

それは、ロバという獣であっても人間社会構造の一部で棲息しているからだろう。

そんな渇いた虚しさの中で生きて行けるのは、
愛してくれたカサンドラとの触れ合いが思い出があるからだろう。

それにしても、
シンプルなストーリーなのに、
複雑に凝った映像に、ケタタマシイ音響が作品の気鋭を見せるが、
兎馬の鈍重で優しさを損なわせた仕上げは如何なものか!?

^^

愁いを帯びたまなざしと溢れる好奇心を持つ灰色のロバ・EOは、
心優しい女性カサンドラと共にサーカスで幸せに暮らしていた。

しかしサーカス団を離れることを余儀なくされ、ポーランドからイタリアへと放浪の旅に出る。

その道中で遭遇したサッカーチームや若いイタリア人司祭、伯爵未亡人らさまざまな善人や悪人との出会いを通し、

EOは人間社会の温かさや不条理さを経験していく。

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カール@山口三

3.5放水が逆流するようにロバの潤んだ目には世界が、人間社会がどの様に写るんだろう、を想像してみて映像化してみました…みたいな?

2023年5月6日
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①映画が終わりエンドクレジットの終わり頃に、もはや見飽きたくらいの「この映画ではいかなる動物も傷つけられてはいません」といういつもの文章が写されるが、監督はもしや皮肉としてこの映画を撮ったのではと思ったくらい。
映画ではそうかもしれないが現実世界ではどうだろう。
我々人間は動物の肉を食べなければ栄養に偏りが出るからどうしても動物を殺して肉を食べなければならない(私は、ヴィーガンとか菜食主義とかは胡散臭いと思う主義。だって植物にだって命があるし何も意識がないと思っているのは人間だけかも知れないし。)
人間(だけとは限らず自然界とはそういうものだ)とは所詮他の命の上に生を営んでいるもの。
②人間のおかしさ・愚かさを描いた映画は数限りなくあるとはいえ、前例があるにしてもロバ(どんくさい生き物と見なされる)の眼から見たものとして描かれるのは前代未聞だろう。

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もーさん