ブラック・フォンのレビュー・感想・評価
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オチはいいんだけど・・・
黒電話が鍵となり、黒電話でオチる。
この部分は面白い。
ただし・・・
物語が淡々と展開していき、正直、「えっ?これで終わり・・・」って感じ。
この手の作品では珍しく、緊張感やらスリル感も感じられず。
スクリーンから出てから、頭の中は「何が原因?」状態。
少し整理して、「子供が相手だからか。」が個人的な結論。
鑑賞側からは、犯人はハッキリしている。
子供がターゲットになる理由が良く理解出来ないし、子供相手だと、監禁スリラーが題材でも、ソフトな描き方になっちゃうか。
70〜80年代の作品なら問答無用なんだろうけど、昨今のハリウッド製ホラーって、残虐描写は減ってきてるし、カメラワークやら編集で上手く見せている印象を受けるしね。
案外、黒電話の設定だけ使って、フランスあたりでリブートしてみたら面白いかも。
『マーターズ』って作品見比べた時の印象思い出したけど、フランス映画はやる時はトコトンやるからね。
想定外の感動にやられました😂
『ヴェニスに死す』のあの美少年かと思いました。
髪型もかなり似ていたように感じましたが、思い違いかしらん。
霊的な力はいったい何に由来するのか。
場所的なものなのか、特殊能力を持つ妹のように兄もまた何かのチャネリング能力を受け継いでいたのか。
もしかしたら、イーサン・ホーク演じるマジシャン・グラバーもスピリチュアルへの関心が強く、〝選ばれし能力を持つ少年〟にいつか出会うことを夢見て、媒介としてのあの電話を残して置いたのではないか。
色々と解せない部分もありながら、兄と妹はまるでヘンゼルとグレーテルが魔女を倒したように…。
そうか❗️
これはヘンゼルとグレーテルの現代版。
先に犠牲になったこどもたちも含めて、少年少女に感情移入しちゃった人(私もそうです)にとっては、涙と感動無しでは見られない逸品だと思います。
何もかもが「匂わせた」だけで終わる
誘拐犯の動機や人間関係、主人公周りで起こる数々のオカルト要素、監禁部屋の仕組み等など…どれもこれも、ちょっと不気味さを匂わせる程度にしか描写されず、とにもかくにも全てが薄味。
誘拐ものに本来必要なハラハラ感が全く無く、たまに出てくるびっくらかし以外は怖い要素もまるでない。
「繋がってないはずの電話が鳴る」という、本作の最大にして最初の恐怖要素すら、主人公がわりとすんなり受け入れてしまう上、電話の内容もさして不気味さもなく、全ッ然怖くない…
ホラーやサスペンスに馴染みがない人なら怖がれるのかなぁ…
なかなか新機軸。
展開が予想外でなかなか新機軸。犯人の設定もさることながら予知夢の妹がもっと活躍するのかと思ったらお兄ちゃんの成長物語でもありました。しっかりお話しが楽しめるホラー?で良く出来てたー。
友情と兄妹愛に守られて
70年代が舞台で、少年が主人公っていうから、『ストレンジャー・シングス』や『IT』みたいなテイストを想像していたが、近いようで、ちょっと違う。ホラーはホラーなんだけど、ファンタジー色が強く、グロイ描写が少なくてストーリーを楽しむ作品に仕上がっている。
昭和生まれの僕でさえ、記憶の彼方に行ってしまったダイヤル式黒電話が物語の鍵を握る。黒電話って、死んだ人からの電話とか、過去からの電話とかがあっても受け入れてしまう。そういう雰囲気を醸し出すアイテムで、ホラーにはうってつけ。
その黒電話に加えてフィニーの妹グウェンは、母親譲りのスピリチュアルな能力を持っていて、実際に起きたことやこれから起きることを夢で見ることができる。グウェンが、いじめられている兄貴を必死で助けるシーンは、グッとくる。
フィニーをいじめっ子から救うメキシカンの同級生ロビンは、めちゃくちゃカッコいい。街の住民を恐怖させる「グラバー」をロビン達と追い詰める、そんな物語を予想していたが、ああなってしまうとはね。
グラバーの手にかかった少年たちに鎮魂の祈りをしたくなる、そんな物語でございました。
記憶と思念と噂の少年
デンバー北部の町で起きている子供の連続誘拐事件に巻き込まれた主人公と不思議な夢をみる能力のある妹の話。
町で目立った少年が攫われる事件が頻発する中、犯行現場で目撃情報のある黒いワンボックスのマジシャンに出会った主人公が断線してる黒電話のある地下室に幽閉されて巻き起こっていく。
何故か鳴る電話に出ても最初は音沙汰がなかったが…最初はどういうことか?とワクワクしたものの、繰り返し小出しに違うことを指示されて、なんなんでしょうかこの引っ張るばかりの演出は。
妹に関しても同様に引っ張るばかりだし。
特に何の切っ掛けが有るわけでもないのに、黒電話も妹も、最後は最適解が湧いて出て来て、それまでのものは偶然使えただけですよね?
黒電話の設定にユニークさはあったけれど、何される訳でもなく案外自由だから怖さも不気味さも無ければストーリーや展開に面白味も感じられず、自分には物足りなさ過ぎた。
心涼むのにぴったりなサイコスリラー。
ブラムハウス制作ということで特に何も考えず映画館へと足を運びました。
結果大当たりっす。
70年代後半のコロラド州。
グラバーなる誘拐魔による青少年の失踪事件が相次ぎ、一人また一人と主人公フィニーの友人、顔見知りの子たちが消えていく。
そしてある日フィニー自身もマジシャンを名乗る謎の男にさらわれてしまう。
目覚めた場所は地下の一室。
部屋にあるのは薄汚れたマットレス、トイレ、そして電話線の切れた黒電話。
そこへ先程の男が仮面を被った姿で現れ彼のいう"ゲーム"に付き合わされることに。
全く状況を飲み込めないフィニー、そこへ鳴るはずのない黒電話が鳴り始める。
恐る恐る受話器を取ると電話の相手は過去に男にさらわれ殺されてしまった青少年たちの幽霊だったのだ。
彼らが敵なのか味方なのか分からぬままだが断片的なメッセージを頼りに部屋からの脱出を試みる。
時を同じくして予知夢能力のあるフィニーの妹グウェンは不安定な自身の能力を使い兄を捜そうとするが見つからず。
しかしフィニーと幽霊の接触があるごとにグウェンの夢にもリンクし始める。
与えられた情報を僅かな用い兄の捜索を一人始めるのであった。
話の舞台は70年代とITのような世界観と友情・成長要素と、SAWの密室サスペンスを合わせたような。
簡単に言い表すならばこんな感じ。
2時間未満の上映時間ながら恐怖、サスペンス性、友情、家族愛等々いろんな要素が組み合わさってるけど、どれもが喧嘩することなく真っ直ぐ伝わってくる。
幽霊達の断片的なメッセージが作中で"点"として残され、クライマックスでそれらが全部繋がって"線"になった時の興奮は個人的にはここ最近観た映画の中で一位二位を争うものだった。
主人公兄妹を演じた子役二人のルックス、演技力がグンバツに良くて、これからの映画シーンで活躍していくのがすごく楽しみに感じる。
予告じゃやたらゴリゴリにホラー要素を押してきてるけど本編は全然そんなことないからこの作品の魅力がぜひ広まってほしいなって思う。
意外と胸が熱くなった
主人公のあと一歩のところで駄目になってしまう所と不穏なオープニング、かなり期待のできるスタート。
イジメられている主人公が誘拐される。かなり可哀想だが、タイトルにある通り黒電話が重要な役割を果たす。
それと妹の特別な能力が…
結構ファンタジー要素があって意外だった。
これまでの努力が無駄ではなかったことが最後で分かり、胸が熱くなった。
黒電話
7/1から公開の観たい映画だらけの中、2番目に観たかった映画ですが、
正直ガッカリ(笑)
公開前に読んだネット記事で評判が良かったので楽しみにしてたけど、
期待は超えなかった(笑)
気になったのは、空気感が重たすぎる事で、えらく重苦しく描くな…と。
ひとそれぞれ好みのサジ加減が違うので、仕方ないと思いますが、
僕は、もう少し軽い雰囲気の方が好きですね。
舞台は70年代のアメリカで、80年代~90年代の傑作ホラーに出てくる設定です。
作中『悪魔のいけにえ』の名前も出てきます。
タイトルは、日本語で黒電話。
最後まで観て、納得しました。
サスペンスとサイコスリラー
序盤サスペンスかと、後半からスリラーへ。めっちゃ怖かった。家では無理、観れません。映画館で良かった。
これは凄い面白い。怖いのが苦手じゃない方には是非お薦めします‼️
今年不作ばかりだったが、久しぶりの評価5でした。
セリフにしっかり注目してください。
すっげぇ怖かった…
2時間、精神が持たないと思いました。
ホラー的なとこというより、誘拐された子供が可哀想すぎて泣きそうになった。
お願いなので子供を酷い目に合わせるのはやめて欲しい。
あと、セリフの伏線回収?と言っていいのかわからないんですが最後までみて色々なるほどなー、と思わされた。
途中、辛すぎてどうしていいかわからなかったですが最後まで観たらすごく良かったです。
無理じゃ無い‼️❓だつて、お前は、まだ、生きているじゃないか‼️❓
キングダムの予告編の、このセリフが、そのまま当てはまる、奇跡の映画です🎞🎬🎦
主人公の少年と、その妹の、諦めない、ひたむきな姿に涙が出て止まりませんでした。
粗探しをすると、いくらでもありますが、丁寧に作られているのと、熱演で、鬼気迫る作品になりました。
ミステリーとして、最高。
ホラーとして、最高。
映画として、最高。
生きる勇気をもらえる。
結末が、最高。
全てが、最高。
最高を、是非。
子供時代や十代への思い残しに劣等感なんて断ち切って殴り飛ばせ!アブラカタブラ
がっつりホラーだった『ドクター・ストレンジ/MoM』を降りたホラー畑スコット・デリクソン監督 × 一番好きな役者と言っても過言じゃないイーサン・ホーク =『フッテージ Sinister』コンビが放つ「黒電話」の映画化は、このジャンルの醍醐味/王道な要素が詰まっているばかりか、思った以上に直接的な暴力と密接に結びついていた…。威厳というより威圧感に満ち、時代も相まって余計に強権的家父長制を体現するような父親像。野球、喧嘩、そしてピンボール/アーケードゲーム(?)、それぞれが周囲から一目置かれるようなアティチュード/アイデンティティーを確立する中で、どこか影の薄い主人公。そして、それらを奪う存在を殴り飛ばすことで勝ち得る自信と気になるあの子。タイトルにもなっている黒電話や実際の出来事を夢に見る能力については、自分が見逃しているだけかもしれないけど、細かなネタバラシ等なくて却って良かったと思った。信仰や遺恨、当時のまだまだ理解できないものとしての"心を病む"表象としての能力の現出。犯人グラバーの犯行理由含めて謎だけど、彼が極端に自身の顔を見られるのを嫌がっていたところから自己肯定感が低く、そうした"青春"的なものへの嫌悪感というよりは心残りみたいなものがあったのかなと思った。主人公が捕まってからは舞台的密室劇で、演出の効果もあって不思議な空気を纏う。だから外の世界で画に変化や動きをもたらせるのは妹や、彼女の力に注目している刑事たち。そして時代は『悪魔のいけにえ』の70年代から子供の大冒険80年代へと流れていく。
P.S. ちなみにグラバーの弟役は『IT CHAPTER2』の人だよね?同じ系譜に出る。あと、ブラムハウスのムービングロゴ変わったのか
My dreams are just dreams.
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