シャザム! 神々の怒りのレビュー・感想・評価
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アレ?ひとりだけ変身しても変わってない??
久々の二作目ということで、子供たちが身体的に成長しすぎてないかと心配していたのだが、背は伸びたものの、ちゃんと子供らしさと好感度の高さを保っていた。お話自体に新味がないのはもはや多くのヒーロー物が抱えている問題だと思いつつ、ファミリームービーとしてこの安定感はひとつの在り方だと思う……って、、、観ていてアレ??となったのは、もしかして、メアリーが変身しても見た目がメアリーのままじゃないですか? 事情は知らないが、調べてみたら今回メアリーだけは変身前も変身後もグレイス・キャロリン・カリーが演じていた。そもそもの基本ルールが揺らいでいる気がするものの、別にまったく鑑賞のさまたげにならない。むしろあやうく気づかないまま観終わるところだったくらいで、それくらいゆるくても大丈夫な懐の広さみたいなものがこのシリーズにはある。今後のDC再編でどうなってしまうのかは心配だが、どれだけ辻褄が合わなくても呑気に続けていってほしいと願っている。
第2弾なんだね
第1弾を観てないからか、前作と比べることもなく素直に楽しめた。子供の心のまま、一瞬で大人のHEROになるというのは斬新な設定で良かった。しかも結果的に●人も(笑)アベンジャーズさながら。
マルチバースじゃないからまだましだけど、ラストは例の超有名なHEROまで登場させるなんて、もろにTHEアメリカン!このチープさがこの映画に娯楽感を与えていると思う。
グループホームって日本人には馴染みがないけど、補助金等を貰うためだけに愛の欠片もない中、恵まれない子供たちや問題児を引き受け育てるものだというイメージしかなかった。こんなのも実際にはあるのかな?
しかもグループホームの体験者がまっすぐに成長・成功して、ホームを経営できるまでの大金持ちになったのは、アメリカンドリームという願いが根底にあるからなのだろう。
同じく最低な親に育てられながらも、一方は悪となり、もう一方はHEROになるというのは、虚しくて悲しくてやりきれない。運命か、宿命なのか。
HEROものにありがちな、ビームに停電。素早く動き、よく飛び、よく破壊する。設定以外も予想外のワクワクが欲しいな。
単純でアホらしいけど愛しい感じ
見かけは大人!頭脳は子供!!!
みんなのヒーローシャザム!
前作から引き続き、筋肉モリモリなシャザムが
子供らしく無邪気に振る舞う姿が面白くて好き。
子供達が主人公なのもあり、
割と平和に見れるから心穏やかに鑑賞。
ファミリー要素もあるけど、あまりに気ならない。
アメコミヒーローは私的にマーベル派だったけど、
マルチバースになった今は訳わかんなくて、、、泣
DCも訳わかんなくなってくのかな、、、
しかーし!
今作はわかりやすく単体でもとても楽しめたー!
色々パロディっぽい感じもあったり。
ドラマの「アンダー・ザ・ドーム」思い出したな。
懐かしい。
色んな珍獣も出てきて、
ユニコーンにテンションが上がる。黒かったけど。
三姉妹の神はどう見ても三世代。
アンかわいい。
最後のワンダーウーマン登場は嬉しい。
ほんとに女神のように美しい人。
エンドロールおまけ映像での「アベンジャー・ソサエティ」と言うシーンはクスッとしてしまった。
ジャスティス・リーグは自警団的、
ジャスティス・ソサエティは公的機関
とのこと。
HAHAHA! 笑える王道ヒーローコメディ
遅ればせながらVOD鑑賞。
ストーリーは割愛。
ギャグ要素は楽しく、クドすぎない程度のさじ加減にて、ところどころで笑わせてくれた。
・ワンダーウーマンと見せかけて魔術師(ドリフネタかよ)
・みなまで書いちゃうスティーブ
・「なぜか見ちゃうよね」ひっかけバトル技
・なぜか惹かれる「アベンジャー・ソサエティ(案)」
よきよき。声出して笑いましたね。
永遠にマニアックに掘り下げざるを得なくなった現行マーベル映画に比べて、いまはDCシリーズがイキがいい。
ガルのワンダーウーマンは美しく強いスーパーヒロインとして完成の極みですね!
餓鬼っぽくて、ダサくない?
順番間違えた様だが、この前編に当たる副題の無い方を見るか?見ないか?考え中。
1.この映画を見ていて思う事は、俳優はもはや必要ないと言う事。
2.子供向けの話なのかもしれないが、さり気なく殺人が殺陣として合成される。アクションなのではない。
有害番組だと思うが、60年以上前、鉄腕アトムが有害漫画として全米から指定された経緯を考えると自由と民主主義の国が『善意の全体主義国家なのかも』と感じてしまう。
さて、そんな事どうでも良い位つまらない映画だ。しかし、考えてみれば、スーパーマンもバットマンもグリーン・ホーネットも同じ。アメコミなんてこんな物。と言うか、日本にもあったね。ウルトラマンとか仮面ライダーとか。『ヒーロー物』はどちらの国でもある。馴染のあるなしなんだと思った。僕は鉄腕アトムを見て読んで、ヒーローとは思わなかった。また、余り評価したくないが、鉄人28号が並行してはやってい。つまり、鉄人28号は操る者によって悪にも善人にもなる所が良い。
神々の力を持ってしても、続きはもう見れない…?
S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛力、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスの万能、A=アキレスの勇気、M=マーキュリーの神速。
各々の頭文字を取って…
シャザム(SHAZAM)!
その呪文を唱えると、超人ヒーローに。力はスーパーマンに匹敵。
魔術師から選ばれた勇者。選ばれたのは…
フツーの子供。
見た目は大人、中身は子供。国民的超人気の某アニメみたいな設定。
暗く重く辛気臭いDC映画に於いて、底抜けに明るく楽しい作風。
その2つの魅力で2019年に大ヒットした前作。
子供がスーパーヒーローになる。そんな願望を叶えさせてくれ、続編が作られる事は当然。
身寄りのない少年、ビリー。
色々あって、魔術師から選ばれヒーローに。
色々あって、バスケス夫妻の養子に。
色々あって、彼らの元の血の繋がらない兄弟姉妹たちもヒーローに。
色々あって、悪の科学者ドクター・シヴァナの野望を打ち砕いた。
兄弟姉妹力を合わせて、今日も地元フィラデルフィアの平和に尽くす。付けられた呼び名は“フィラデルフィアの英雄”…ではなかった。
冒頭、人助けはしたものの、橋は崩落。最近失敗やトラブルばかり。付けられた呼び名は“フィラデルフィアの恥”。
ビリーはそんな立場にモヤモヤ…。ヒーロー活動の後、いつも反省会。必ず全員集合で、束縛が強い。
他の皆はうんざり。何かと抜け出したり、すっぽかしたり。
ヒーローに苦悩や葛藤は必至とは言え、やっぱりまだまだ子供。結束力がバラバラな上、家族としても…。
こんな時、強大な敵が現れたらどーする…?
現れるんだな。
ヨーロッパの博物館に現れた二人の女性。
折れた杖を奪い、人々を土に変えるなど事件を起こす。
この二人は何者…?
杖は見覚えが…。
やがて二人は“永遠の岩”に幽閉されている魔術師の元に現れる。
杖は魔術師の杖で、前作の闘いの後、ビリーが折った。二度と悪用されないよう。
これがいけなかった。
かつて人間たちを虐げていた神々は魔術師によって力を杖に奪われ、異世界に閉じ込められた。が、ビリーが杖を折った事により、異世界から出、杖から力を取り戻し、復讐を誓う。
愚かな人間たちと、杖を折った者に。つまり、ビリー!
二人はアトラスの娘。長女ヘスペラは元素を操る力を持ち、次女カリプソはカオスを起こす力を持つ。
ビリーは夢の中で、ワンダーウーマンの姿をした魔術師から警告。兄弟姉妹と共に、隠れ基地(永遠の岩の図書室)でアトラスの娘たちについて調べ始める。
娘は三人。もう一人いる…?
その頃ビリーの義兄弟フレディは、学校で転校生の少女アンと親しくなる。恋の予感…?
ヒーローと友達というフレディにアンは興味津々。フレディはヒーローになってアンの前に現れるが…。
そこへ現れたヘスペラとカリプソ。察しは付いていたが、アンは三女。アンテア。軸を操る力。
フレディは杖に力を奪われてしまう。
ビリーたちが駆け付けるも、フレディは囚われる。
さらにヘスペラは魔術で、町一帯を謎のドームで覆ってしまう…。
ビリーは大人びて話し合いの場を設ける。
自分たちの力を譲る代わりに、フレディの変換とドームを消す。
が、交渉は拗れ、バトル。意外にもヘスペラを捕らえる。隠れ基地へ。
ヘスペラの罠だった。あっさり抜け出し、基地にあったあるものを盗む。これが目的だった。
黄金のリンゴの種。この種や力を取り戻す事が目的だったが…、冷静なヘスペラと人間に寛容なアンテアとは裏腹に、人間を憎悪するカリプソは暴走。
ドラゴンを従わせ、姉を襲い、種をフィラデルフィアの町に植え付ける。
本来なら美しく神々しい大樹となるが、合わぬ地では脅威の存在に。
大樹から神話のモンスターが誕生し、町や人々を襲撃。
怒れる神の猛威。兄弟姉妹も一人また一人と力を奪われ…。
絶体絶命の危機に、ビリーは…!?
神々の力を宿したヒーローが対するは、同じく神。しかも、復讐に燃える神。
その所業は神というより、鬼悪魔。神様を怒らせたら、怖や怖や…。
それをヘレン・ミレン、ルーシー・リュー、レイチェル・ゼグラーが演じる豪華キャスト。三姉妹というより三世代の親子に見えるのはご愛敬。
ミレンの存在感はさすがで、ルーシーは気の強そうなイメージにぴったり。唯一、レイチェルの慈愛に救われる。
前作でもそうだったが、モンスターたちの造形がなかなかおぞましいのはホラー出身の監督ならでは。監督繋がりであの恐怖の人形も一瞬…。
モンスターの中でもインパクト放つは、ドラゴン。その名は、ラドン! ギドラじゃないの…?
はっきり言って今回の危機は、スーパーマンかワンダーウーマン、もしくはジャスティス・リーグ級の事案。
それに子供ヒーローが立ち向かう。子供ならではの機転や出たとこ勝負で。
でも、一人では太刀打ち出来ない。そんな時頼りになるは…、言うまでもない。
ファミリー。その絆は『ワイルド・スピード』から教えられた…と、“デッカードママ”の前で。
兄弟姉妹。養父母も。二人共、子供たちがヒーローと知ってびっくり!
アトラスの娘たちは決して仲良しとは言えない。
それに対しビリーたちは、色々あったけど、結束する時は結束する。
町や人々や何よりファミリーの為に。
この危機を打破する唯一の方法。ビリーはある決断をする…。
基本はおちゃらけ子供ヒーローの大活劇だけど、家族の絆や子供から大人への成長物語も。
ここが『シャザム!』が他のヒーロー映画とは違う魅力。
ラストの決断。同じ世界観のスーパーマンと同じ自己犠牲。
でも、本作はライトなヒーローエンタメ。悲しみのまま終わったりしない。
ある人の助けもあって、ビリー復活! 墓から出てくる時はゾンビみたいだけど。
ファミリーとの再会を喜ぶ。さらに“ある人”にびっくり!
だって、夢の中でデートしていたワンダーウーマン! その時の夢みたいに顔だけ魔術師じゃなく、勿論ガル・ギャドット。
本作や『ザ・フラッシュ』でカメオ出演続くが、やっぱり見たいのはあなたの第3弾なの!
スケールや危機やゲストキャストは前作超え。
レイチェルのキュートさと唯一子供/ヒーロー兼任のグレイス・キャロライン・カリーのスタイル抜群な魅力(『FALL/フォール』のヒロインでもあったのね)とラストだけだがガルの神々しいまでの美しさ。
主役はビリーだけど、フレディが真の主人公。残念ながら兄弟姉妹全員に平等に見せ場は設けられなかった。
話や全体の出来映えは前作の方が良かった気もするけど、今回も楽しめた。
それだけに、今回の興行批評の不発は気に掛かる。
今後どうなる…?
ビリー改め“シャザム”の元に現れたスカウト。“アベンジャー・ソサエティ”として!…なんてね。
前作のラスト同様、幽閉の身のドクター・シヴァナの元に現れた謎の芋虫。
周知の通りDCはジェームズ・ガン新体制の元、仕切り直し。
DCEUやらDCUやらそれに属さないやらで、“あちら”と違ってちとこんがらがってきた。
意味深な続きは見れないの…??
親しみやすいヒーロー・シャザム!!
ご近所ヒーローみたいに庶民的なシャザムたち。
シャザムは自分に自信がない。
子供だから?そんなことない。
謂れのない根拠のない自信家は、幾らでもいる(笑)
なんといっても音楽と映像が素晴らしい。
音楽・・・盛り上げること!悲しいとこ!
あんまり気持ちよくて、1回目は殆ど目をつぶって、
吹き替えを耳だけで聞いて、
気持ちよくて寝てしまった。
それで2回目。
ところでこの映画で言うところの《神とヒーロー》の違いって
分かりますか?
ラストの方でワンダーウーマンが出てきますけど、
ワンダーウーマンもアメコミヒーローだけど、
神っぽかったよね。
という訳でちょっと振り返ってみると、
シャザムは、ソロモンの知恵、
…………………ヘラクレスの強さ
…………………ゼウスのチカラ
…………………アキレスの勇気
…………………マーキュリーの神速のチカラ
それぞれの神の頭文字からSHASAMなのだった。
じゃ、シャザムも神じゃね!!
そしてこの続編では
アトラスの娘のヘスペラ(ヘレン・ミレン)
………………………カリプソ(ルーシー・リュー)
………………………アンテア(レイチェル・ゼドラー)
の怒りを買ってしまうシャザム。
派手は宇宙戦の結果、
とうとう殺されて生き埋めになる。
そこに現れるのがなんとワンダーウーマンのガド・ガドット。
なんと神々しいまでにお美しい!!
そりゃそうさ、ワンダーウーマンの父親はゼウス様じゃ。
な・なんとゼウス様と血が繋がっておらん?!
けど君は神じゃ!!
シャザムを助けたワンダーウーマンは、
「世界を救ってなさい」と告げて去って行く。
そしてエンドクレジットの後のシャザムのモノローグ。
自虐ネタをつぶやいた後。
マーベルに対抗心モリモリです、DCは!!
ところで「ジャスティス・ソサエティ」って、なんね!!
嬉しいことにワンダーウーマンの登場は今後もあるとのことですよ。
血統図と相関図など面倒くさいことは横に置いといて、映像と音楽と、
ヘレン・ミレン様とガル・ガドット様に酔いしれました。
いいとこで出てきたね、W.W笑
前作ラストのスーパーマンといい、本作前半のワンダーウーマンといい、顔出さないのが、チープというか、ネタというか、という感じだったけど、エンドロール後ではなく、本編ラストにワンダーウーマン登場はよかった!まあ、ガル・ガドットが好きなだけなんだけど。
実は前作は観てなかったので、本作を観るために最近レンタルで観ました。続けて観た感覚なんで結構世界観がわかって面白かった。ホームの子たちも変身できるのは日本の戦隊モノにも通じる感じからも、やや低年齢層を意識したテイストなのかなあ、と。まあ、大人でも通用するけどね。
ただ、個人的には、シャザムの人がおじさん顔がちょっと、、、、だから前作も劇場ではみなかったんだよね。
気になったのは、ラストルーシーリューのカリプソの死体がなかったんだよね。長女ヘスペラは灰になったのに。これは次回復活フラグかな?
もっとがっつり、ジャスティスリーグとコラボしてもいいような気がするけど、マーベルのようにオワコン風にはなってほしくないなあ。
んで、ジャスティスソサエティ?ちょっと膨らませすぎなんじゃないかなあ。今後のDCユニバースが期待と心配に溢れてきた😅
続きありきは長丁場を予感させるんで、しんどい気もするんだよなあ。あんまり間を空けずにやってほしいかも。
神々の後出しジャンケン
前作『シャザム!』の続編ではあるものの、「シャザム」の作品ではない。通称DCEUと呼ばれていたこの世界観は終わりを迎えるようだが、変に世界観を意識し過ぎた欠点が現れている。それは、ワンダーウーマンの登場である。
「シャザム」の名を冠した作品であれば、その物語を締めくくる主役はもちろんシャザムでなければならない。しかしながら、本作ではシャザムの死をもって物語が終着した矢先、ワンダーウーマンの登場と活躍によってシャザムが復活したのである。この展開では、シャザムの努力が第三者によって帳消しにされただけではなく、シャザム自身の強さが薄れ、やや無理矢理に世界観を存続させたような印象を受ける。これはまさに、「デウス・エクス・マキナ」の悪例である。
このように本作では、シャザムの価値が世界観の中に埋もれ、終末に向かう世界を支える道具の一つと化している。物語自体は非常に楽しめたため、今後、シャザムがDCUのキャラクターとしてどのように復活するかが楽しみである。
吹き替えは良くなってサプライズ演出も嬉しかったたけど
前作は内容よりもシャザムの吹き替えが酷くてがっかりしたけど今回はちゃんと声優を使ってくれたのでとても良かった。後本編でまさかのワンダーウーマン登場とサプライズも嬉しかったけど本編的には敵がおばあちゃんで魅力が足りなくて後半からサイクロップスやミノタウロスが出てきたりと敵キャラ出し過ぎてちょっと退屈だった。
分からなかったです。
スーパーヒーローとは何か?とか自己犠牲による精神など王道と言える展開があって良かったです。後半はモンスターがたくさん出てきたり、ヒーロー側は戦隊もの的要素を含んでいたり、日本人好みの要素もふんだんに含んでいる作品だなと思いました。扉がたくさんある地下の空間はハリポタ的でもあるし、スティーブもお茶目なチャットGPTみたいで面白かったです。
でも、「こいつら何してんの?」と初めから思ってました。ロキみたいな杖を持ってソーのヘラみたいに暴れてるヴィランは、何がしたいのでしょうか?神々の暇つぶしでしょうか?
アンちゃんは何で高校生活をしていたのでしょうか?6000歳で高校生に恋するのはロ◯◯◯なのではないでしょうか?しかも最後神様に戻ったのに同居人として住み着いちゃうし。
ドラゴンとの追いかけっこ
神が残した子供(3姉妹)それぞれが持つ想いと神の力を得た少年との争い。
自己を律するもの、己の欲望に飲み込まれるもの、愛するものとの平穏を望むものそれぞれの想いと力への渇望に巻き込まれるシャザムなんだけど、本筋のシャザムを演じる子供たちが見た目大人ぽくなっており、子供感が薄れてる。
なので子供VS大人(神の子)がすんなり入ってこなかった。
最初シャザムの対応の悪さを強調するのであればラストで、その点を回収して欲しかった。
またラストの行動が家族愛で集約されて終わるのは、少し物足りなかったけどドラゴンとのドタバタは面白く感じた。(少し長いが)
序盤の小児科診察室にアナベル人形が!!!
元々MCUのマイティー・ソーシリーズに出演していたザカリー・リー・ヴァイがDCのシャザムを演ずることで話題にもなっていた。もしかするとMCUとDCの架け橋になるんじゃないかと思われていましたが、今作ではその未来予想図も拡大するかのような発言だらけでした。スター・ウォーズ(オビ=ワン・ケノービ)やロード・オブ・ザ・リング(サルマン)といった名前までネタにしてるし『ワイルド・スピード』にも触れている。様々な映画シリーズとの共存まで考えていると思われたのはエピローグで口走った「アベンジャー・ソサエティ」だろう。もうMCUに歩み寄りすぎ!神々との共存なんていう壮大なテーマより、MCUとの共存のほうに興味津々。
そんな色んなユニバースを考えていると死霊人形にも融合しそうだし、ラドンが登場することからゴジラ中心のモンスター・ヴァースとも共存してしまいそう。そんな中、神々の娘たちにはヘレン・ミレン、ルーシー・リュー、レイチェル・ゼグラーと超豪華な女優陣。ルーシー・リューなんてチャーリーズ・エンジェルが最も印象的でしたけど、新チャーリーズ・エンジェルには今作で魔術師役のジャイモン・フンスーも出演という意外な共通点。小ネタを探すだけでも楽しい映画となっていました。
やっぱり一番笑えたのはキャプテン・マーベルでしたが、これは1作目のレビューにも書いてあるので割愛。ここまで来ると歯にはさまっていたクモというのもスパイダーマンを意識したものなのか。もうユニバース共存、共存、ワンダーウーマンの登場ももちろんドキドキしたりして、超嬉しかったのですが、暇だったんですかね~無職らしいから。
そんなこんなでストーリーなんかどうでも良くなってきて、次回作があるとすればMCUの誰かが友情出演!みたいなことを期待してしまいます。ドウェイン・ジョンソンも・・・
少年の成長物語
相変わらずDC作品にハズレは少ない!
安定して面白いと思う!
前作品の続きで前回のやらかしが原因で進んでいく。ビリーはだいぶ大人になったけれどまだ子供。大人になろうとしてなれていない。物語中盤くらいまではガキだな、、、と思うことがまぁまぁあるけれど段々と成長するのを見れるのは良き!
フレディのラブコメも良かったし、アンがとても良き!!!ストーリーの流れも綺麗で楽しめたし、何よりラストバトル後、、、
あれで終わっても良かったけれどしっかりハッピーエンド!!! とても充実したいい映画でした!
能力バトルとしてはいまいち
前作は観なかった。ビジュアルのいまいち感と、コメディよりの設定にヒーローものとしての魅力をあまり感じなかったから。
でも「ブラックアダム」を観て、DCUを今後追っかけてくなら「シャザム」は観とかないとダメなのかなー、と思い、やや義務的な動機で二作目(今作)は観ることにした。
子供が大人の姿の戦闘ヒーローに変身するという設定は、よくあるもんなんじゃないかと思っていたが、考えてみると意外に無い…。
ふつうの少年が変身する、という設定は、作り手側からすると、すぐに思いつきそうではある。物語はいかに主人公に共感させるかが重要だからだ。
少女が大人に変身する設定は、「ふしぎなメルモ」「ひみつのアッコちゃん」「クリィミーマミ」などたくさんある。一方、(日本のヒーローもので)少年が変身するのは「バロム・1」くらいしか思いつかない。少年がロボットを操作するとか、ヒーローと少年が友達とかの設定はけっこうあるのに…。
「シャザム」のような設定は王道っぽいにも関わらず、意外に話作りが難しいのかもしれない。
あと、「パーマン」にちょっと似てるなーと思った。パーマンもふつうの人間の子供が主人公だし、主人公の友達たち(シャザムだと義兄弟姉妹)も同じ能力でチームで戦うし、ときどき「超人になる能力」の奪い合いが話のキーになる。
勝手に「能力バトル」的なものを期待してしまったせいか、もの足りなく思った。はじめの橋落下事故で主人公サイドが活躍するところで、「怪力」「超スピード」「高熱」みたいに能力の個性があるっぽい描写だったから、これがあとあと敵とのバトルでいかされるんだろうなー、と思ったが、そんなことなかった。
(ついでの疑問。能力の1つであるはずの「ソロモンの知恵」はどこに行ってしまったのか? 前作で語られているのだろうか?)
敵が強大であればあるだけ、機転で戦うのが面白いと思うのだけど、今回は勝手に敵が仲間割れして自滅した印象が強い。
ユニコーンがスキットルズが好きだっていうのはどこかに伏線あった? ああいうのはご都合主義といって機転とはいえない。
敵の設定と能力が謎だらけ。「アトラスの娘たち」という設定だが、実際のギリシャ神話と違ってるし、変えたことで何がしたかったのよく分からなかった。
それぞれが司っているものが「元素」「混沌」「軸」だったっけ? 「元素」の能力は人を石にしたり、ドーム状のバリアを貼ること? 「混沌」の能力は命令に従わせたり、それを拡散させること? 「軸」の能力は空間配置を組み替えること?
(ドームのバリアも謎。終盤でバリアが縮小していくとき、なんでバリアの内側のものが圧縮されていっちゃわないの?)
「元素」「混沌」「軸」を並列にした意味が分からない(もちろん実際のギリシャ神話にこんな設定は無い)し、能力の内容とあまり一致していないように思うし、なによりこれらの能力がバトルでそれほど役に立ってない。
「軸」の能力なんかうまく使えばすごく強力だと思うんだが(たとえば、敵の攻撃の方向を反転させてしまうとか)、この映画の中では目くらましくらいにしか使われてない。
三人が「子供」「中年」「老人」の年齢なのは、運命の三女神(スクルド、ヴェルザンディ、ウルズ)を連想させる。年齢の違いによる考え方の違いが、(はっきりとではないけど)三人のキャラづけに活かされているように思った。「子供」は、人の善意を簡単に信じてしまうが純粋、「中年」は感情に振り回されている、「老人」は思慮深い、みたいな感じに。
敵たちの設定をもっとちゃんと整理してストーリーに組み込めば、「敵が何したいかよく分からない」みたいなことが起こらないと思う。3人とも「神の力を取り戻したい」と考えているけど、動機が違っていて、「子供」は”人間の手には余る力なのでかえって人間をほろぼしてしまうため”と考え、「中年」は、”人間に復讐するため”と考え、「老人」は、”人間の世界と神の世界の調和のため”と考えている、とか。
全体の感想。正直言ってすごく面白いとは思わなかったけど、6人の子供たちが変身する、という設定は面白いと思った。戦隊もののように、そこに子供どうしや青年どうしの間の人間ドラマが生まれる余地がある。
今回はフレディに焦点をあてた話だったけど、それが神と人間の戦いというところにうまくからめばもっと面白くなったと思う。フレディがいじめっ子に立ち向かったのは、女神(アンテア)が人間を見直したきっかけというにはややインパクトに欠けるのではないか。ボーイ・ミーツ・ガールのテンプレだし。今後は6人それぞれのドラマや成長が見たい
最後のオマケ。味方の組織にジャスティス・リーグとジャスティス・ソサエティがあってややこしいとか、片方がパッとしないとか、みんなが思ってたこと代弁してて笑った。
次回作のオマケではキャプテン・マーベルのこと言ってほしい。
クライマックスの戦いの直前にスタジアムの残骸を背景に空中静止するラドン(東宝じゃないよ)が、怪獣好きには堪らない“カッけー”さで、それだけであとは目をつぶってあげても良いのだが…
①「見た目は大人で中身は子供」というけど18歳(17歳か?)ではもうお子ちゃまじゃないでしょ。
18歳(17歳か?)でフツー小児科行きます?
それでも話す内容は中学生レベル(前作ではちょうど中学生くらいだったよな)で、アッシャー・エンジェルやジャック・ディラン・クレイザーが演じている時はマシだが(それでも時々うるさい)、見た目は完全にmatureなザカリー・リーバイが同じ口調で喋っているとヒーローというよりバカに見えてくるのがイタい。
前作はそれでもギャップからくる面白さというものはあったが、2作目となると新鮮味がなくなるし慣れてくるしで、何か新機軸がなく前回と同じことをするだけではホントにバカにしか見えなくなる。
③ジャック・ディラン・グレイバーのヒーローバージョンのアダム・ブロディも大同小異てはあるが、こちらは『The O.C. 』のセス役の印象が強くて(あのドラマでも自意識が強くてよく喋るキャラだったし)、セスも老けたなぁという感慨の方が強くまだマシだった。
④基本的にコメディだとおもうのだが、結構あの様子だと死傷者が出ているので、歳を取ったせいか、その辺りのフォローがないと心から楽しめない。後味悪し。特に出だしのギリシャの博物館のシーンがキツい。カリプソが死んだ時点で元に戻るとかしてほしかったね。
⑤レイチェル・ゼグラーは魅力的。『ウェストサイド・ストーリー』での輝きは偶々ではなかったとわかる。
⑥こういう映画はヴィランが悪辣なほど面白さが際立つのだが、ルーシー・リューではちょっと甘い。姉を殺すくらいではインパクト弱いし。
もう少し悪女役が得意とか、如何にも底意地悪そうという女優の方が良かったと思う。シャーリーズ・セロンとか。
⑦今回一番良かったのはスティーブ。近い未来AIで同じものが出来るかも知れず、そうなると魔法の世界が現実になるわけで、それを想像するとなかなか楽しい。
⑧地下の経密基地でミーティングする時に別にスーパーヒーロー姿になる必要は無いように思ったけど。秘密の扉を調べる時だけ変身すれば良いのに。
⑨どういう形でビリーを蘇らせるのかと思っていたら、ワンダーウーマンが出てきたのには確かに驚かされた。ただ、その後居るのなら何故戦いの時に助勢しなかったのか(フィラデルフィアの街、大変なことになっていたし、アトラスの娘が元凶であればゼウスの娘が懲らしめるべき?)釈然としない。
⑩と文句たらたらながら、まあ飽きずに見られたし、大女優ヘレン・ミレンが楽しそうにヴィランをやってたし、お約束ながらビリーと養母との間の家族愛にホロッとさせられたりで、この辺りの星の数にしておこう。
モンスターや世界樹のホラー濃度が高い
第1作は観ていません。
ラドンはとにかく獰猛そのものの顔つきをしていたが、それより後から登場したモンスターたちが何とも禍々しい姿をしていて、かつ人を襲う行動が生々しかった。今にも、人の身体を引き裂いたり、喰いちぎったりしそうで、恐怖心に捉われてむ盛り上がりました(妄想が過ぎただけ?)。
魔物たちが苦手とするユニコーンも、モンスター以上に悪魔的だったし、ブラックファンタジーのホラー感が溢れかえって……
そして私にとって極めつけは、黄金の林檎から生育した生命の樹。黒い枝を伸ばして、街に隙間なくはびこって、世界の様相を変えてしまうパワーに圧倒された。
悪意に満ちた天変地異‼︎ 神々の世界ならばプラスに作用するであろう黄金の林檎の力が、人間界では強すぎて逆作用して不幸の種をばら撒くと言うこと?
6人の孤児たちが地元やご近所でヒーローとして頑張る。それぞれが個性を強く発揮するのではなくて、グループ「シャザム」としてだ。本職の神にアッサリ力を奪われても、里親共々、フツウの人として命懸けで戦う。この等身大の神の感じも悪くなかった。
ディストピア化していく世界の中で皆、右往左往するが、ビリーが一身に責務を背負って激闘の末、殉職する。結局はビリー次第と言う展開も、何かよかったです。
敢えて、込み入った筋書きにはしない方針。
それでラストは、飛びっきりの本物の神が現れて大団円。
楽しい😙
まぁ。それなりには、、、面白い!DCもマーベルも大体同じ、敵の造形やヒーローの闘い方も似たような感です。何しても話の構図が、同じ様だから仕方のない所か?もはや、マーベルもDCも対して期待もせずに、お付き合いで鑑賞です。が!年寄りには、キツくなってきたぞ!
が!ラスト、お馴染みのテーマソングであの方の登場でカッと目が醒めた!
まだ!付き会うかな。
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