METライブビューイング2021-22 テレンス・ブランチャード《Fire Shut Up in My Bones》のレビュー・感想・評価

JAZZオペラだと良いが。
これぞ、クロスオーバーの傑作だと思った。第1幕見て。
ゴスペル、タップダンスに突然オペラが姿を見せる。JAZZではなく、ブラックミュージックとオペラの融合だ。でも、奇をてらっていない。ちゃんとしたオペラ。
先日見た復讐の十字架がモラトリアムを脱しきれない青年の話なら、マザコンのようでも、孤独の中からモラトリアムを脱する事が出来た青年の話になっている。ストーリーもしっかりして、ただのお涙頂戴映画では無い。
但し、個人の伝記なので、脚色はあるのだと思う。それを差し引いても、一流のエンターテインメントだと僕は思う。