Mr.ノーバディのレビュー・感想・評価
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ギャップ萌え
冒頭から警察の取り調べ室らしきところに手錠に繋がれた中年親父、ポケットからツナ缶を出したと思ったら、なんと子猫ちゃんまで登場、まるでブレイク・スナイダーの「SAVE THE CATの法則」と教科書どおりなのだが、BGMはなんと往年のヒット曲「悲しき願い(Don't let me be misunderstood)」と明らかにひとを喰った、一癖ありそうなオープニング。
一見、どこにでもいそうな気弱な中年親父、判で押したような平凡な暮らしぶりにあまり生気は感じられない・・・。
ところがどっこい、彼こそ敵に廻したらどんな悪党でも地獄をみる、正真正銘のRED(Retired Extremely Dangerous)でした。
彼だけではなく老人ホームでテレビの西部劇を観ているだけの父親も元FBIの強者、親子そろってREDでした。
ユーモアも交えながらやるべきことはきっちり、これほど過激で痛快なアクション映画は久しぶり、おそらくタランティーノも北野監督も舌を巻くでしょう。
クライマックスの工場に引き入れての戦いはランボー・ラストブラッドを思わせます。
いやー凄かった、ギャップ萌えです。
オヤジ版ジョン・ウィック…
家庭でも煙たがられ、仕事も平凡な親父が実はタフでめちゃくちゃ強い。生真面目な親父がある日突然キレて銃をぶっ放しまくるフォーリング・ダウンを勝手にイメージしていたが、全く異なり、そもそも過去にどこだか不明だが、国家機関にいた凄腕であり、悪党をバッタバッタと撃ちまくり、ガンフー無双状態。家族にも過去を知られず、平凡、平穏に暮らす、つまらない夫、父親を演じ続けた後の変わり様が何とも見ていて気分爽快になる。そして彼の父も老人ホームに入居しておりながら、めちゃくちゃ強い。そして、やっぱりドクだった!懐かしい顔が見れて良かった。
とにかく爽快!
ノーバディの元所属組織どこなんだろう?
父親のFBIの身分証明をわざわざ持ち出すあたり元FBIではなさそう・・
銃の名前を間違えたあたりにキーがありそうで
ググってみたところ ワルサー PPK と
H&K UPS サプレッサー付きとの事
調べてみると、どちらもドイツ製
主に使用していて共通している組織名はBND
主人公がドイツ系俳優でありロシアの裏組織に疎い
という事も含めて考えると、それっぽく見えてくる
何となく気になった事 でした!
やりすぎで爆笑
おいオッサン!こらオッサン!やめろオッサン!止まらないなオッサン!どーしたんだジイさん!ネコちゃんあったじゃないかオッサン!まだやるのかよオッサン!懐が深いね奥さん!
いやー最高でした。続編楽しみ🥰
実は無敵なオヤジパターン
冴えないオヤジは実は無敵というパターンのアクション。
嫌いじゃないけど、何故かこの手のアクションって冴えないシーンが
少ないんだよね。72時間のリーアム・ニーソンもそうだけど、
日常生活が駄目、娘に甘々的なシーンを描いて、実は父さんカッコイイという
この落差が重要なんだと思う。そこが描ききれていないのでイマイチカタルシスが
感じられないのかなと。
強盗夫婦が原因なのだけれど、最初のシーンでハッチはあの二人を
見逃したにも関わらず猫のストラップだかを取り返しに行ったことが
すべての原因。
バスで倒したチンピラたちって殺さなきゃならない程
悪いことしてたかな?
あれがなければハッチは今までの生活を送れていたのではないかと
思うのだが。
アクション的にはハッチが殴り合いは結構ダメージを
食らうのでピンチな感じはあるんだっけど、最後は普通の
主人公には当たらない弾丸だったので、安心というか残念というか。
ジョン・ウィックの脚本家ということでアクション中心で設定自体は
取ってつけたような感じなのはなんかわかった気がする。
惜しい
少しストーリー展開が雑なような気がします。
子供のネコのアクセサリーを強盗宅に取り返しに行くのですが(結局は自宅に落ちている)アクセサリーでわざわざ強盗の所に行く?動機が少し弱い。
強盗は貧しい普通の家庭で、何もできず、怒りのやり場所がない所に、バスで輩と遭遇、その輩に憂さ晴らし?で大暴れ。腹を深くナイフで刺されていて、見た感じ致命傷のような気がしますが、直ぐに復活。
その輩の兄が、たまたま?極悪なロシアンマフィアの大ボス…ここからマフィアとの大戦争、無双が始まります。自分の勤め先を、わざわざ大金で購入(親族確執があった)し、マフィアとの最終バトルステージに改修。黒人と老人の父が参戦。この父、どこかで観た事あると思ったらバックトゥーザ・フューチャーのドクで有名な、クリストファーロイドでした。良いタイミングでスケットに来た黒人の方のストーリー背景をもう少し描いても良かった気がします。昔、一緒に作戦に参加した写真?短い映像が入っていたら黒人さんにも感情移入できたかもしれません。
アクションは観ていて気持ち良かったし、音楽も良かっただけに、ストーリーをもう少し丁寧に展開させてもらえたら、よりもっと楽しめたと思います。
オデンカークがすごい、だけじゃ済まなかった
『ブレイキング・バッド』は、オデンカーク扮するソウルが登場したあたりで脱落したけど、あんまりピンとこず。観る前は『ハードコア』の監督と『ジョン・ウィック』の製作陣なのねフーン、位の感じ。
ちょっと訳ありっぽいけど、冴えないとうちゃんの冴えない日常…からの限界突破大爆発。昔取った杵柄ってレベルを遥かに凌駕する鬼神降臨。でもやれれば痛いし、血も流れて怪我もする。それでも家族に手を出したらタダじゃ済まないってことでロシアン・マフィアと全面戦争。一人だとちょっと厳しくないかな? って思った途端にいきなり登場してお茶吹いたのがクリストファー・ロイドおじいちゃん。嬉々としてぶっ放すスゴイヨアナタサイコウニカガヤイテルヨ。
アクションもだがそれを切り取るカメラワークも好き。バスの中、家の中、工場の中など限定された環境下でのアクションシーンの演出は小道具など含めて素晴らしかった。
痛快!おじさんアクション。ヒャッハー!
途中でイコライザーを思い出しました。
イコライザーは鉄人だけど、こっちは怪我もジャンジャンして親近感持てるバージョンです。
周りにできないオヤジ扱いされてる主人公。
が、実は元FBIの危ないやつ。
悪い一味をギャンギャン倒しまくります。
老人ホームでのんびり暮らしてる主人公のお父さんまで、主人公と同じく、大人しく生きようと思ったけどなんか違う。。。。と参戦。
結局奥さんも結局刺激的な生活に満足の模様でめでたしめでたし。
ところで。実は超人だった!みたいなのが気持ち良いです。
悪人は極悪人として振り切ってるし、戦い方もヒャッハーです。
平凡で平和、良い子にするのも良いけど、つまらん。。。ってそういう流れは日本だけじゃないんだなあ。
わかりきった展開なのに熱くなる
くたびれた中年が、あることをきっかけに凄腕の殺し屋であった自分に戻っていく。
サプライズゼロの展開ながら、ツボをおさえた演出で最後はニヤニヤしながら観てしまった。
1.ダメ親父表現は最小限に
ダメダメ毎日は素早い展開で時間的には短い。凡庸な映画なら、悪妻設定や子供との不和を引き伸ばすところだけど、イライラ場面は少ない。
義理の父親?もダメ映画ならイヤなやつ設定全開でしょう。
前半のバスのシーンから主人公の何かが変わった様子を息子にも見せ、空気を変える。
2.戦う理由の切り替え
家族や恋人を殺さたり誘拐されるのがありがち。
でも本作は猫のアクセサリーはあくまでもきっかけで、偶然のバスのくだりから本来の?自分に戻ってしまったことが戦いに身を投じる背景。
3.最後のバトル
父親役のクリストファーロイドと共に嬉々として銃を撃ちまくる!
主人公側は絶対に死なない。お涙頂戴しない。
ただひたすら暴れる様子を観てくれという監督の潔さ。
職人感たっぷり
冴えないおじさんが実は・・・っていう映画は世に数多あるが、この映画は設定に一工夫ある。
何年も封印していた昔のスキルを使う理由も娘の猫の髪飾り?を強盗から取り戻すためだったが、腹を括った割には結局強盗犯に同情し暴れられず消化不良起こし、バスで暴漢グループを見つけた時にやっと思いが叶い爆発するという目的と手段が入れ替わるちょっと笑える設定となっている。
戦い方もクールに眉ひとつ動かすことなく成し遂げるというわけではなく、自分も相当ダメージを喰らいながらなんとか勝利するといった具合。
実戦の中で本物の自分や自信を取り戻す中年の星的な楽しい映画。
うっすらと続編を感じさせるエンディングでもあったので少しだけ期待したいと思う。
基本殺し合いだけど…
基本は殺し合いだけど、家族愛も感じられる不思議な映画でした。笑
本当の自分を偽り続けてまで手に入れたごく普通の家庭生活。その大切な家族を失う覚悟で本当の自分をさらけ出した主人公。そしてそれをも受け入れてくれた妻の愛に感動です。
殺し合いで生き生きとしてるおじいちゃんがカッコよかった。笑
ジョン・ウィックより少し泥臭さはあります。
平凡そうな男が、実は凄腕だった…って展開は使い古されたネタだが…
平凡な男が実は…
って作品は、
「96時間」
「沈黙の戦艦」
「イコライザー」
などなど、使い古されたネタではある。
でも毎回楽しめるのはナゼだろうか。
日常→非日常への切り替わりが映画らしいからかなぁ。
自分の家、焼いちゃう?(笑)
全然観るつもりは無かったけど、レビューが高評価なので、既に上映中の映画館が少なくなってきている中、ギリギリ駆け込みで観賞。
なるほど高評価に納得の出血大サービスの乱闘・銃撃戦。地味で物静かな外見の主人公から想像もつかないジョン・ウィック並みの激しいアクション。序盤は変化のない退屈な日常・・毎週火曜日はゴミ出しの日なのにいつもあと一歩で収集車が行ってしまい出せない、、何週間も大丈夫なのか? そんな平凡な日常を送っていたある日、深夜家に強盗が侵入、、ここから話が急展開。幼い娘のネコのブレスレットを取り返すだけのはずだったのが、ロシアンマフィアの弟を殺ってしまったことでとんでもない殺し合い勃発!!最後は介護施設で暮らす高齢の父親まで巻き込まれ(むしろノリノリで参加?)死闘を繰り広げる。
せっかく主人公がラザニアを手作りして家族皆でさぁ食べようってとこで敵が襲来!家族を地下室に避難させ、待ち受ける主人公。家の中は当然血が飛び散り死体もゴロゴロのメチャクチャ。家族を脱出させた後(地獄絵図のような家の中を見ても悲鳴すら上げない妻と息子、タフだな)、虫の息の敵達を1つの部屋に集めてレコードをかけ何やら語りだす主人公。そして思い出がたくさんつまっているであろう我が家に惜し気もなく火を放ち全焼させ"証拠隠滅"。
キレるとすぐに人を殺す冷酷なロシアンマフィアのボス、何故か人前で熱唱するのが好きというのが面白い。ドラえもんのジャイアンのリサイタル?を思い出してしまった。
クリストファー・ロイド以外、知らない俳優ばかりだったが、ストーリーやテンポがよく、退屈してるヒマ無し、鑑賞後もスカッと爽快!続編を期待させるラストに感じたので Nobody 2あるかも?
お父さ~ん、あの荷物で飛行機は乗れないっすよ~~(笑)
Nobody Knows
非常に遅ればせながら
観る機会が出来たので観賞
いわゆる「ナメてた相手が最強でした」系
イコライザーやジョンウィックなど最近そういう
プロット多いですね
この映画のハッチ・マンセルはその中でも
とりわけ危険だと思いました
もはや様式美になりつつある
「ボコった相手がロシアンマフィアの大物の息子でした」
と言うパターンはまたかいと思ってしまいましたが
(なんでそう映画の世間はそんな息子がウロウロしてるのか)
まあ例によって返り討ちにあいます
ジョンウィックの制作陣だけあって細かな部分よりノリ重視
耄碌したフリをしたクリストファー・ロイドは
やっぱりドクっぽくなっていました
ハッチは公式記録上もう死んでるので
死んでる人間何やっても逮捕できない
下手な悪人より厄介です
配信で来たらオススメしたいです
冴えない情けないオッサンの話かと思っていたのに
マーダーライセンス(?)持ったFBI職員なんて聞いてないよ!
ただの冴えないオッサンのブチ切れアクションを期待していたのに。
せめて親子二代の元エリート軍人という設定くらいに留めておいてほしかったです。
またブチ切れのスイッチがどこで入ったのかもよくわからなかったです。
アクションシーンは華麗かつ迫力はありました。
銃撃ミュージックがいい
あまり前情報を入れずに見たので、
割とバイオレンスで「しまった」と思っていた。
…そう感じた自分が確かにいたはずだった。
よく見る物語って、硬くなった心のうちを明かしていくにつれて人間味が溢れていくことが多いけれど、
あれ、おかしいな。素直になるほど、どんどんやべえやつになっていく主人公ハッチ。
ハッチの迷いが吹っ飛んだと同時くらいに、
私の常識人モードもどっかに消えた。
無敵スイッチオンの主人公。合いの手で雄叫びをあげたくなるのをぐっとこらえる。
車に腰掛けて撃つユリウス!道路がクラブフロアにみえてくる。
ストーリーが衝撃的かどうかなどさほど問題ではない。
この映画の楽しみポイントはとにかく銃撃音と重低音強めな音楽にのって踊れるところ!
音響のいい設備で見て欲しい。
なんか知らないうちに元気になってスカッとした映画でした。
発散
設定的にはありがちなのだけど、中々楽しかった。
かなりな後半まで主人公の正体が謎のままで、誰だこいつはと思いながらも絶妙な強さを発揮する。
年相応と言えばいいのだろうか、おじさんが頑張ったらやれるレベル。
その設定は結構効いていて、ブルースやニールスでは出てこない味のようにも思える。
そこら辺にあるもので、対価以上の効果を発揮させるギミック達は面白くて、その風貌と相まって経験値を想像してしまう。どんな修羅場をくぐってきたのだろうかと。そのリアクションなり結果なりをちゃんと提示してくれるので凄く丁寧に作られたようにも思う。
この辺がファブルに無かった要素なのかもしれない。
物語の筋はあってないようなくらい単調ではあるのだけれど、ちゃんと最後まで見れたなあ。
時折流れるBGN+HSに懐かしさを感じながらも、退屈はしなかった。
かなりヤバいラスボスがあまり活躍してくれなかったのは不満かなあ…。
どうやら続編もありそうなのだけれど、奥様が何故にそこまで寛容になれるのかが疑問だった。
奥様も関係者の1人だったのだろうか?
まだまだベールに包まれている主人公。
続編ができるようなら見てみたい。
やっぱ顔に刻まれる皺は渋く…生きてきた時間と内包する経験値を表現するにはもってこいだ。
闘うお父さんは強い
何者でもない、そこら辺に居るサラリーマン。息子に少し嫌われていて、"同居人"としての距離感の妻。そして愛らしい娘。ありきたりな家庭、これはごくごく普通アメリカの平凡な家庭の話。主人公であり一家の大黒柱、ハッチ。彼等の家にタトゥーを入れた強盗が来たが家族を守りきれず息子に嫌われてしまう。不幸中の幸い、誰も死ななかった。そんな中、愛娘が「ネコのブレスレットが無い」と言い出す。強盗を探しにタトゥー屋を回って何とか探し当てる。だがそれは無かった。その帰り道。バスで半グレに絡まれる。ハッチは彼等を病院送りにし、そこから物語は加速していく。ヤクザの弟がその中にいたらしく親玉がハッチの家に来る。家族を地下室へ連れ、たった1人、兵役を終え、今まで被っていた羊の皮を破り、彼は狼と化す__________
その後、彼等は新天地でのマイホームを探していた。いい日当たり、綺麗な庭。良い物件。そこにハッチに電話と。彼は電話に応答し終えると彼と妻はこう訊いた
「この物件に地下室はあるかな?」
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