劇場公開日 2021年12月3日

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彼女が好きなものはのレビュー・感想・評価

全73件中、21~40件目を表示

3.0同性愛者です。 原作を読み、共感する気持ちが多く映画を見に行きまし...

2022年1月3日
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同性愛者です。

原作を読み、共感する気持ちが多く映画を見に行きました。
原作の内容が濃い為、映画ではバスのシーンやミスターファレンハイトのやり取り、受賞した絵のこと等少し薄さを感じました。

普通に生きたかった。好きなのに。透明な壁。気持ち悪い。

色んな表現が、自分の言葉にできない心情を言葉にしてくれていました。だから、何か僕の人生が変わったかと言われると、、、少しファンタジーだなと思ってしまいました。もしかしたら、「これはフィクションの世界だから」と決めつけることで、自分を安心させたいだけかもしれませんが。

でもまた見たいと思った作品でした。

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ゆうた

4.5山田杏奈に目を離すな!!

2021年12月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

萌える

山田杏奈を愛してやまない者として、ずっと見よう見ようと思っていたがタイミングが合わずに鑑賞できていなかった本作。
今日で上映終了とのことだったが、かなりギリギリまで見るか迷った。これを見ればその後が割と大変なスケジュールになる。ここは逃して配信を待とうとも思ったが、ここで見なくて山田杏奈ファンと言えるのか!と我に返り、急いで支度して鑑賞することに。

この決断をした自分を盛大に褒め讃えたい。
本当に素晴らし過ぎる映画だった。
映画納めにこれはヤバイ。今年見た恋愛映画の中でダントツトップの映画でした。

山田杏奈さんよ、最高すぎるぜ全く。
今年はなんと5本もの映画に出演していた山田杏奈。思い返せば、2年前の「屍人荘の殺人」から可愛い女優だなぁと気になっていて、「ジオラマボーイ・パノラマガール」でドハマリして以来、ずーっと彼女の出演作品は追いかけている。つい最近見た「ひらいて」でも魅力爆発だったが、今作でも大爆発。毎度毎度彼女の出演作映画のレビューで書いているが、より一層好きになった。

今までの山田杏奈出演作の中で群を抜いて可愛い。制服、センスのある服装、Tシャツ姿に、あんなのやこんなのまで。見て可愛さを知っていただきたいのでここではあえて書きませんが(何こいつ)、温泉でのあの姿がもう可愛すぎてやられました。え、え、え、え、何この美少女、可愛いとか次元超えてるんですけど。ちょっと神尾楓珠くん、そこ変わってくれるかな。お願い。変われよ!!!と心の中はお祭り騒ぎ。全宇宙の山田杏奈ファンの皆さん、必見です。

そして、本作でもまた演技が上手すぎる。
この三浦というキャラクターが山田杏奈にハマりすぎている。少しわがままで泣き虫で、結構グイグイきて一途な心優しい少女。こんなに性格も顔も美人な少女が居たら誰でも好きになりますよ。あぁ、やられた()
どのシーンも最高で挙げればキリがないのだが、特に体育館のシーン。もう衝撃的な上手さ。演技であんな唇の震えが生まれるの!?あんな全身で泣くことある!?驚きと同時に胸がうたれ、ぶわ〜っと泣けてしまいました。たまらなく良かった。本年度日本アカデミー賞で山田杏奈が新人賞取らなかったら、日本アカデミー賞一生信用出来ない。そんくらいスゴい。こんな繊細な演技ができる若手女優を未だかつて見たことがない。

あら、山田杏奈について語ってたらいつの間にかこんなにも長文になってた。失礼しました。これでも、まだまだ魅力が伝えれてないんですよ。抑えてる方なんですよ。山田杏奈の素晴らしさをもっと多くの人に知って欲しい。もっと多くの人にこの作品を見てほしい。上映拡大を願います。

という訳で、ようやく映画の評価に移ります。

BL映画といえば「窮鼠はチーズの夢を見る」が1番に思いつくのだが、本作はあの作品以上にリアリティで心をえぐる傑作。リアルな悩み、リアルな言葉、リアルな状況。みんなで話し合いをしたり、お母さんが一言も言えなかったり、現実的だなぁとしんみり。全部綺麗事じゃないのがこの映画の素晴らしいところ。映画なのに映画って感じがしないのよ。

ストーリーの構成も、展開も、脚本も、どれも無駄なく緻密で、恋愛映画であっという間と感じたのは久々。このテーマでこれ以上の映画を作ることが出来るのだろうか。ひとつの恋愛模様を描いているのではなく、主人公を軸にBLに関して様々な視点から描いている。個人的本年度日本映画脚本賞をあげます。

山田杏奈以外の役者も本当にいい。
前田旺志郎の明るさも、ラストになるにつれて感動につながりとてもいい演技をしている。まえだまえだの時とどことなく似ていて、このキャラも当て書きされたの?ってぐらいハマっている。
神尾楓珠もとてつもなく上手い。お母さんと抱き合うあのシーンはとんでもなく染みた。これまで、樹海村やうちの執事の言うことには、裏アカなどの作品に出演していた神尾楓珠だが、どれもハマらずパッとしなかったのが正直な感想。だが、本作は違った。超良かった。これからも期待できる役者ですね。

ただ、音楽が欲しかった。
ちょっと味気ない感じだし、ドラマ感があった。エンドロールも物足りず、しんみりするにはいいのかもしれないけど、やっぱり物足りなさを感じた。映画には音楽が必要だよ。

でも、最高でした。
最高の映画納めでした。
わざわざ時間を作って見てよかった。本当に良かった。ありがとう、最高の映画をありがとう。
2021年、合計137本の映画を見ました。
昨年は104本だったので、33本も多く見た事になります。それでも、逃した映画は70本あったんですが笑
今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。みなさん、良いお年を〜

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サプライズ

4.0タイトルから受けた印象とは別物

2021年12月30日
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最初にタイトルを知った時はもう少しライトな青春ものをイメージしていたが他と違うことに悩む青年の苦悩を描いた作品だった

始まって数分で『えっ!?』と思った
軽い気持ちで観てはいけない感じだと思ったのだ

本作は同性愛者の苦悩、異性との関係、周囲との関係も描かれている。

三浦さんは他人に言えない趣味を持っていたけど安藤くんは他人言えない苦しみを抱えていた
だけど真実を知った三浦さんも亮平もおのっちもお母さんも周りの人も正解の出ない悩みをかかえるようになるのだと思う

キャラクターとしては理想的友人亮平が好きだけど正論や理想論を否定しながらも罪悪感を抱えたおのっちにリアリティを感じました。

本作は色々な悩みをオープンにしながらも最後を爽やかにまとめてくれた

なんかいろいろ描きたいけど考えがまとまらないからこの辺にしておきます。でも観てよかったです

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きのこ

5.0同性愛を正面から描いた秀作

2021年12月27日
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かつて同性愛をこんなにポップに且つ正面から描いた作品があっただろうか。
なんと言っても山田杏奈が凄い。初めて彼女の名前を認識したのは、2019年の小さな恋の歌だったでしょうか。童顔の彼女ももう20歳なのですね。真っ直ぐな視線が印象的な唯一無二の素敵な女優さんです。そこまで売れっ子というわけでもないし、もう少し女子高生役を見たい。

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あいわた

4.5ファンタジーと現実 体の距離と心の距離

2021年12月24日
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泣ける

悲しい

幸せ

ゲイの安藤純は妻子持ちのマコトを彼氏に持ちながら、周りには本当の自分を隠していた。
ある日、書店でクラスメイトの三浦紗枝と衝突し、彼女が手にしていたBLマンガが床に落ちてしまう。
紗枝は、「腐女子」だという秘密を守るようにと純と距離を縮めたことで、自分の好きを否定しない純に次第に惹かれていく。

原作、ドラマは未見。
近年よくあるテーマだが、改めて胸に問いかけてくる、素晴らしい新感覚青春映画だった。
「好き」という感情を周りに合わせてねじ曲げることなんてできない。
それは恋愛対象に限らず、全てにおいて言えること。
そういう意味では、BLを通して自分自身の「好き」を見つめ直す映画なのかもしれない。
自分の「好き」や「嫌い」はそのまま信じ続けて欲しいし、それが他者から批判されるようなことがあってはならない。
しかし、
そう上手くいかないのが現実。
そんな現実の厳しさと、きっと目指せる理想の優しさを描いたのが本作だった。
本来ならば、初々しくてキュンキュンしてしまう告白やデートシーンも、背景の現実が分かっているとこんなに辛いものはない。
彼女が可愛ければ可愛いほど、純粋であれば純粋であるほど、胸が締め付けられて何度もうるっときてしまった。

彼はイヤホンを付け、真顔で刺してきそうな雰囲気を纏って、自分と周りの摩擦を避けてきた。
しかし、秘密はバレるもの。
中盤の事件をきっかけに溜め込んでいた思いをぶち撒ける純に号泣。
そして、全校集会の表彰で突如スピーチを始めた紗枝でさらに号泣。
その後も良い奴たちの優しい世界が続き、涙が止まらない。
小野の「みんな他人事」発言はまさにそうだと思う。
LGBTには理解がありますとか言って、結局は自分とは違うと。私だってきっとそうだ。
純も紗枝も亮平も小野も、それぞれの事情や価値観は違うからこそ、それらをまずは自分の中で大切にすることから始めるべきなのかなとも思った。

タイトルの『彼女が好きなものは』。
個人的には秀逸だと思う。
彼女が好きなものは⬜︎
⬜︎の中の言葉はこちらの想像力を掻き立てる上、一つに定まらない。
原作からの改編は悩ましいところだっただろうが、どこか物悲しいようなスッキリしているようなラストにぴったりだ。
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』と現実を嘆くところに留まらず、紗枝や亮平や母親といった寄り添ってくれる人もいるよという希望の物語。
もしも性を固定されることのない、カクレクマノミの水槽のような世界があったなら。
いつかBL星に連れてってよ。

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唐揚げ

4.0まさか泣くとは思いませんでした。

2021年12月22日
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泣ける

幸せ

山田杏奈ちゃんが観たくて行きました。
前半は『高校生っていいな~。こんな高校生活送ってる人いるのかなぁ~。』くらいの気持ちで観てました。
途中から、みんなの抱えてる苦悩が辛くて胸が痛みました。
途中にスピーチ?のシーンがあるのですがそこで号泣しました。ハンカチ持ってなかった…

どんな形だとしても大切な人がいることはとても素晴らしいことだな、と思える映画でした。

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みーくん

3.5共生の可能性を問う。

2021年12月22日
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「ひらいて」が良くて山田さんの映画をまた見たくなったのである。
前回に続き今回も前にも後ろにも行けないどん詰まり状況でなかなかのパフォーマンスをしてくれた。
強い眼差しと肝の据わった演技がカッコ良い。

彼のQueen好きはフレディマーキュリーが結婚まで考えた生涯を通しての最愛の女性の友人メアリー、その関係を予想させる伏線なのね。

誰かがレビューで書いていたけどいつもの同性愛ものと少し違う視点、彼ら彼女らが何故オープンになれないか、そして僕らは本当に寛容になれるのか?共生は可能なのか、、という一本踏み込んだ視点が面白かった。

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masayasama

4.0山田杏奈推し

2021年12月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

どうにか間に合って鑑賞。
率直に観れて良かった。

BL漫画とゲイ、今どきのテーマだけど、純粋なほろ苦い青春ラブストーリーに仕上がっていた。
いずれにしても山田杏奈ちゃんがいなければ成立しない作品。その存在感と圧倒的な表現力、演じるのではない自然な雰囲気を感じます。比較的重いテーマをどこか爽やかにそしてときめき感を纏わせる。
全体的にキャスティングが好みでした。演技派揃い。

山田杏奈ちゃんの今後の活躍も楽しみです。
是非映画館で🎦
まだ間に合うので観ないと後悔しますよ。

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タイガー力石

4.0タイトルなし

2021年12月21日
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あー!これだよ!この感覚の表現をしてくれたのはすごいと思う。かなり実際こうなったら?に近い気がする。素晴らしい!

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らっこおやじ

5.0編集とトリックも素晴らしい。

2021年12月17日
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公開2週目で上映回数が減ってしまったようなので、興行的には厳しいのかもしれない。
ゲイとBL好きの女子高生のボーイ・ミーツ・ガール。映像センスが素晴らしく、遊園地での空中自転車やスマホ撮りを取り入れた観覧車、水槽の青いライトに照らされた男女、交互に進むセックス、主人公が観ていた公園の少年が幼い頃の自分になってしまう。
ゲイの男子高校生はそんなに家族を作ることに取り憑かれるだろうか、別にノンケでも寂しい人生を送る人はいくらでもいるはずだ。
啖呵を切って殴りかかるかと思いきやのあそこのシーンにも驚かされた。
山場でディアエバンハンセン的なスピーチシーンが出てくるが、映画はスペクタクルを好むがちょっと女優に無理をさせているような印象が強い。劇的な自分語りをさせてしまうのは、映画の都合過ぎやしないか。ゲイをバラされて、自殺未遂をした人とBL好きではあまりに重さ、苦しさが違う。そんなにBLが好きなことは特別に気持ち悪がられるだろうかと思ってしまうのは私がおじさんなのかな。それでも当事者の問題意識と同じではないはずだ。
この映画の最後は俺の墓場の上で踊ってくれな展開なのだけれど、そこは解放ではなく、苦しさ、それもこの映画で一番苦い事が明かされる。
このまま、苦いトーンで終わりかなと思ったら山田杏奈のカラッとした態度に救われる。彼の転校もあまりに苦しいがそれでも表現はそこに引き摺られないのは気持ちよかった。
担任の先生は、人数の町にでていた草野さんという方かと思う。山田杏奈はひらいてと立て続けに観たが、どちらも良い。今井翼がゲイを演じるのもなんだか、あのマッチョな雰囲気のゲイの方いるよなとナイスキャスティング。

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タカシ

4.0まさか

2021年12月17日
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あんなに泣くとは...
今年観た映画で一番泣いたかもしれませんf^^;)
(そもそもあまり泣きません)

安藤くんの苦しみにこっちまで胸がギュッとなりましたが
周りの人たちの何とか理解したい と寄り添う温かさが反動して沁みる沁みる...
もの凄く素敵な映画でした。

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I am R.

4.0正直なところそこまで期待はしていなかったのですが、キャスティングが...

2021年12月16日
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正直なところそこまで期待はしていなかったのですが、キャスティングが良くて最後まで安心して観られた。

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くま

4.5泣けた!

2021年12月14日
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泣ける

一瞬だけなので
自信はないが

温泉旅行の足湯の手前の
夜店のシーン
輪投げか何かで当たって
景品を受け取る時?だったか?

そこの店のオヤジさんって
安倍元総理にそっくりだったんですが…

まさか本人じゃないですよね〜?
ホント一瞬なので
エンドロールにも
名前が載ってなかったと思うけど…

しかし
良い映画でした!
後半から涙が止まらないんです

BL要素を取り入れているが
テーマは
多様性や友情だったり
マイノリティを掘り下げて
見せてくれてました

杏奈ちゃんが可愛すぎ!

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H1DE!

4.5友達カッコよすぎ

2021年12月14日
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BLとかホモとか以前に友情(というか人としての関係性)に心打たれる作品でした
友達の器がデカすぎて少々ファンタジーに感じたりもしましたけど、、
タイトルからしてもっと茶化した感じの話なのかなと思ってましたが(それでもよかったんですけど)
なかなか心をえぐられました

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puleco2

4.0テーマが難しいものなので、浅はかに言えないが、 面白かった。SNS...

2021年12月12日
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テーマが難しいものなので、浅はかに言えないが、
面白かった。SNSでのやりとりを擬人化したり、スローモーションのところや、タイムラプス的な演出が個人的には好きだった。脚本もよく、この監督は良いですね。山田杏奈さんが、ものすごく良かった。

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おれ

4.0時代に合った

2021年12月12日
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普通の恋愛物なら、パスしていた。
考えさせられる作品

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イシュト

4.0人間性まで深く切り込んでいる

2021年12月11日
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62席シアターを独占鑑賞。ゲイとBL漫画好き腐女子の甘く切ないラブストーリーで軽い恋愛ものかと思いましたが予想に反して見応えある内容でした。

BLを通じて人間性まで深く切り込んでいるメッセージ性の高い作品であり、主演二人の演技も素晴らしく男女の振れ動く感情がヒシヒシと伝わってきて感情移入しました。
2021-196

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隣組

4.0普通の幸せの「普通」を考える。

2021年12月11日
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鑑賞方法:映画館

現代を生きる若者達にとっては当然の価値観であり、性的マイノリティの問題はとっくに解決済みだと思っていた。でも蓋を開けてみるとそこには偏見が溢れていた。ただ、自分と違う思考や趣向を理解するのはやっぱり難しい。限界点だってある。そういう意味ではこれがリアルなのかもしれない。

ゲイである自分が嫌いな純。年上の彼氏と不倫中だが、将来普通の幸せを手に入れるため彼女を作ってみる。腐女子であることを隠す三浦さん。ファンタジーと思っていた「ホモ」が目の前に現れ彼を取り巻く現実を知る。

冒頭の過激なシーンでこれはただのLGBTQを題材にした青春映画ではないと分かった。クラスでの話し合い。どこかで聞いたようなキレイ事が飛び交う中「偽善者ぶるなよ」と言わんばかりに小野君が口を挟む。他人の秘密を知ることには覚悟がいる。そして知ってしまった以上は何か答えが欲しくなってしまう。マイクを握った三浦さんがその覚悟を問いかけてくる。キレイ事の裏側からファーレンハイトが投げかけてくる。どう生きるべきかと。なかなか深かったです。

それにしても小野君よかったな~。正直過ぎるけど。純は三浦さんより実は小野君に救われたような気がする。離れてもいい友達でいてほしいな。

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はるたろう

3.5【摩擦】

2021年12月10日
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「ひらいて」のような作者の個性のような物は感じられなくて、ちょっと、状況設定重視のステレオタイプを積み重ねたようなストーリーだなと思う。

俳優人はかわいそうかな。

ごめんなさいね。

BL、腐女子、ゆり、LGBT。

摩擦を考慮しないんだったら、こうしたカテゴライズは本当は要らないはずだ。

摩擦がないということは、本来そうではないのか。

多様性を求めるあまり、逆に、窮屈になっていないかと思う。

僕は、だから、最近は、ノン・バイナリーとしか表現しないことにしている。

庵野秀明さんとウェブで対談した際のインスタライブで、宇多田ヒカルさんが、男女(つまり、バイナリー)に対して、ノン・バイナリーで良いんじゃないかと言っていたが、その通りだと思う。

L、G、B、T、Q。

多様性は分かるけど、そこまでの詳細は余計なお世話な気がする。

よくクィアを使う人を見かけるが、クィアには元々侮蔑的な意味があったことから、これもどうかと思うという意見があることは知ってほしい気がする。

(以下ネタバレ)

さて、映画は、

ノン・バイナリーだが、バイナリーでありたいと願う気持ちのはざまで苦しむ安藤と、ノン・バイナリーに興味津々だがバイナリーの三浦を中心にした物語で、性自認と性的志向が交錯し、絡み合うのだが、盗み聞きとか、ついしゃべっちゃうとか、中傷とか、自殺行為とか、やっぱり、ステレオタイプだなと思う。あと、転校するのも。

こんな状況設定にしないとダメだったのだろうか。

これ、ノン・バイナリーの人が観たらどう思うのだろうか。

山田杏奈さんも、神尾さんも、前田さんも良い感じなんだけどね。

でも、山田杏奈さんは、「ひらいて」のドロドロした感じの演技の方が、表現力も難しかっただろうし、もっと良かった気がする。

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ワンコ

4.5主人公の切ない心理が共感できた。山田杏奈がけなげで可愛い。

2021年12月9日
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主人公の切ない心理が共感できた。山田杏奈がけなげで可愛い。

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ひぐらし