劇場版　殺意の道程のレビュー・感想・評価

ドラマ未視聴、どんな映画かまったく知らないという、
真っ白な状態で鑑賞しました。葬儀のシーンが皮切りで、
主役はどうやら井浦新。親の復讐を企てるストーリー
とくれば、ははん、これは怖いやつだ、と思ったら、
脚本バカリズムのスーパーと共に、もう一人の主役が
バカリズムであることが判明。
そうなると、お笑い路線となりますよね。

怖さと笑いがミックスされた、サスペンスコメディ
というジャンルになるんでしょうか。とてもおもしろかったです。
ドラマを劇場用に編集し直した作品だそうですが、
十分単独作品として通用しますね。犯人判明から逮捕までの
シーンが、少し物足りなさを感じましたが、
ドラマではどうだったんでしょうね。ドラマも見てみたいと思いました。

登場人物皆どこかズレてて面白い。ゆる〜いコントをのびのび観てる気分。静かに笑えるのが面白くて楽しかったです。
序盤のサスペンス漂わせる不穏な空気は、バカリズムさんが出てきた辺りから薄まり始めました。
あのね…

プロジェクト名は
大して
問題じゃない。

とまず大笑い。
ちなみに私もタカキのカタキが語感が良くてあの中では一番好きでした。
みっちゃん(バカリズム)が何故協力するのかはさして重要ではないのか、深くは触れられませんでしたが、だからこそ終盤一馬を裏切るのか！？と思いましたがそんなことはなかった。だってバカリズム脚本。これはサスペンスではない。
(何故裏切るのかと思ったかというとタカキが持ってた不正の証拠がパソコンにそのまま残ってるのは、タカキを殺害した時に室岡が不正データの原本を見つけられず確実に消せれてなかったので従兄弟のみっちゃんを買収して一馬をわざと焚き付けてデータを炙り出し、データを見つけて一度その場を離れてる間に室岡辺りが確実にデータを消そうとしたんじゃないかと思いましたがそんなことはなかった)
室岡は機械に弱い、で説明をつけられました。
まぁ()の筋だったとしたら違和感ありまくりですね。
でも最後にちょっと盛り上がったのはそういうドラマ好きとして嬉しかったです。ちゃんとお父さんの言葉を守った上で敵討ちもしたし。

観賞後、気持ちよく劇場を出られる、良い映画でした。疲れた時とか気楽になりたい時にまた観たいなぁ。

バカリズムの笑いを楽しむ映画ということなのかな。

物語としては全く面白くない。ミステリー要素も稚拙。
殺害プロジェクトのタイトルだの、チーズパンが旨いだのどうでもいい。
特に占いのくだりの長さには辟易した。

書いたつもりが消えてる…
時々、うまく反映されませんね…操作が悪いのかな。

題名だけで面白そうかなと思い観賞。あーバカリズムの脚本なのか。ミステリー、スリラーと思っていたので、コメディ調に最初は少しイライラと違和感。でも、面白いので直ぐに慣れました。

前半はショートコントを散りばめたストーリー展開でしたが、多すぎてだんだん飽きてくる。後半から、お父さん殺されたんじゃ…と思うあたりから、また違った感じでストーリーが進む。

テレビドラマ感が拭えないけど、単館系の映画館で見る時分には申し分無いと感じました。

バカリズム脚本のファンである。

TVシリーズは未見。
劇場版というので見にきたものの…笑いがシュール過ぎて、ぶっちゃけ寝た。
どちらかと言うと好きなタイプの構成で、着眼点の斬新さという奇抜な感じは健在。映像的にも秀でているとは思うのだが…俺のコンディションのせいだろうか。
結果的に、寝てた。
「復讐の為の完全犯罪」
導入のテーマは魅力的ではあるのだが…脇道に逸れつつ目的地を目指すというか、最早千鳥足状態で、芯をなかなか喰ってくれない。
おおよそ関係のない事柄に固執するし、本人達の本気度を疑ってしまう。そこに加えて芝居っ気の薄いナチュラルさも相まって、まるで雑談のようなものを延々と見せられてるような印象であった。
殺人計画という非日常的な出来事なはずなのだが、そこに至る起伏には全く触れず、その非日常を日常として消化していくみたいな…バカリズム氏にしか成立させられない手法のようにも思う。
ラストを見るに、しっかりと伏線は回収してあるし、ドンデン返しも用意してあるしで、ちゃんとしてあるのだけれど…睡魔に勝てなかった。

にしても、バカリズム氏の曖昧さってのは群を抜いてる。彼の内面を推し量れないのだ。
一貫性がないって事に一貫性を持ってるとも言えなくもないのだが、白黒ハッキリしない。
サイコパスな役所を演じれば稀代の名優となるのかもしれない。表に出てくる表情とは別の感情を常に抱いているような印象だった。

…などと御託を並べてはいるものの、結果的には寝てしまったので、今後このタイトルを見かけた時は躊躇なくリベンジしたい。

殺人の計画を練っている割に、緊張感が薄い日常的な道程。そのやりとりと、心の声の描写にめちゃくちゃ笑った。

殺人か逮捕のどちらにするか意見を求められた満が、ちょっと溜めた後に、どっちでもいい、って言ったところには飲んでたものを吹いたw

ほんとに構成も良くできているストーリー。
バカリズムさんの作品らしく、最後はハッピーエンドで気分も晴れやかに終われて満足！

wowwow未契約で、そのハードルが高く、ドラマを観なかったことがめっちゃ悔やまれます。またどこかで再放送して欲しい！

誰にも予測できないみちのりがそこにはありました
人の何気ない会話って面白いことを言ってなさそうで傍から聞くと何気におもしろかったりするんだなぁ
いちごフェアの作戦名におぉーっ絶対にバレないと唸りました
それにどこか苺の赤色が血も連想させるしでもトマトじゃダメだよねなんとなく
そうそう、そこかい、そうくる、フムフム、アハハハいやでも根底にはどす黒い憎しみが流れ復讐心理の追跡なのです
だけれどいまいち殺人することに実感わかないこのワカラナイ実感を見事に一般的に表現されてますそのリズムに観るごと乗せられていった感じ
間違いなく私もいちごフェアに参加していました
殺人は起こらない展開にはなるだろうとは思っていたけれどあらぁ〜と思い描いていたものとは全く違うオチには目からウロコが落ちました
相当面白いです巧く練られているんです
一本取られましたお見事!!