劇場公開日 2021年6月25日

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1秒先の彼女のレビュー・感想・評価

全108件中、41~60件目を表示

4.5イーアルサンスー・バレンタイン!

2021年8月13日
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鑑賞方法:映画館

 何をするにもワンテンポ早いヤン・シャオチー。映画館では他の観客よりも先に笑ってしまったり、短距離走や水泳ではいつもフライイング。そんな人生を繰り返し、30歳になっても恋人ができないでいた。決して美人とは言えないのかもしれないけど、若く見えるし可愛いと思う。施設で育ったというダンスコーチと知り合い、やがて映画デートや恋人たちの一大イベントである七夕バレンタインでもデートにこぎつけた。すごくいい人っぽい。こんなにスムーズに事が運んでいいの?

 そんな大切な七夕バレンタイン。いつもの通り、目覚ましよりちょっと早く起床し、バスに乗り込んだはいいけど、その一日の記憶が失われたまま月曜日を迎えてしまう。どうなったんだ?

 時系列をいじるというより、シャオチーの視点と郵便局の常連ウー・グアタイの視点を2部構成で描いた作品。モザイクDJ、痴漢オヤジ、意外なカップルやヤモリといった脇の人物が優しくファンタジックに登場し、失踪したままの父親に関する家族愛も感じられる。最も凄いと感じたのは、シャオチーの日焼け具合が赤から茶色へと見事にメイクされていたり、ストップモーションの映像が凝りに凝っていたこと。

 とにかく終盤の海とピンクのバスは印象に残ります。まるで世界遺産のモン・サン・ミッシェル!海の中へバスが突き進んでいくシーンは驚きでもあり、うっとりとさせてくれる風景でした。そんな無茶をするウー・グアタイはやっぱり変人か?とも思ったけど、後片付けもちゃんとするし、秘密の一日だって・・・と、純愛ぶりに涙してしまいました。バランス的には『猟奇的な彼女』のような韓国純愛モノみたい。そして、バレンタインを失くした人はどれだけいたのだろう・・・

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kossy

3.5能力を生かして格闘家になるということは無かった

2021年8月6日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

台湾の映画か。
頭の回転が超速い人の恋愛話かと思いきや、
1日をどこかに無くしてしまうという事件が発生。
設定のほか、演出もなかなか奇抜な芸術作。

良い点
・美人すぎない
・CGなのか?

悪い点
・通行できるようになっている
・あとの郵便局の周囲の描写が足りなめ
・映画ポスターのデザイン

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猪古都

4.5ネタバレしたら面白くないので多くは語れないが面白い

2021年8月1日
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「1秒先の彼女」という邦題が現している通り常に人より1秒早く動いてしまう女性が原題でもある「消えたバレンタイン」の1日の記憶を探すというラブサスペンスになっています。
真相に関しては賛否両論あると思いますが、映画の作りとしては面白いなと思いました。あまり先入観をもって観てほしくないのでこれくらいしか書けず歯がゆいですが傑作だと思います。

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ガゾーサ

4.5自分を愛さねばならない

2021年7月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

主人公シャオチーは見ているだけで楽しくて、彼女を想うグアタイは見ているだけで切なくて。

ポップでキラキラした、でも懐かしい遠い昔を急に思い出したような気分に浸りました。

「誰かに愛されているからこそ、自分を愛さねばならない」

誰かに愛されていることを確かめたくなる一本。

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のらり

4.5一風変わった…

2021年7月25日
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鑑賞方法:映画館

ようやっと観ることが出来た台湾の一風変わった恋愛ファンタジー。
独特のテンポと演出の作品だが、物語が進むにつれ最初はあまり思い入れられなかった主人公二人への親近感がどんどん湧いてくる。
中盤のとあるシーンは「どうやって撮ったの?」ってなるし、その後はニコニコしながら種明かしを見ることが出来る。
エンディングテーマもなかなかモダンで良い感じだった。
いつまでも愛でたくなる小品…

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ぱんちょ

2.5最近よく多用されるネタだけど

2021年7月24日
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鑑賞方法:映画館

ネタバレの所からかなり無理矢理的な物語なぜ彼だけ対象外であのじいさんは自分の老後?最後に来店したのはお化け?もう少し現実的に描けなかったかな?

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ゆたぼー

4.5秀逸作品だと思いました!!

2021年7月14日
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「一秒先の彼女」鑑賞しました。
(^o^)/
個人的には90点ぐらいの楽しめた作品でした。ww

演出、映像表現、キャスト、脚本等全てがあいまって楽しめた秀逸作品だと思います。

中華映画で、言葉が解らなかったのも良かったかもしれません。
日本映画で同じ作品作りしてもここまでの満足度は無いかもしれませんね。

また、このような良い作品を観ていきたいです。本当に有難うございました。m(_ _)m ww

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ソッケ

3.5ピンク色のバスに乗って

2021年7月14日
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前半は昭和な感じのメロドラマでこれが最後まで続いたら流石に辛いと思ってたら、後半から急カーブを切ってきた。時系列、時間軸を弄る手法はもはや、お馴染みだけど、今回はかなりの反則技か?正直、ストーカー気味なシーンもあるので万人受けは?だけど、オジサンは泣けました😭チェン・ユーシュン監督、お帰りなさい!久々の長編映画、待ってました。

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sanojapan

2.0期待しすぎた⁈

2021年7月13日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

寝られる

1秒先を行く彼女の描写と1秒遅れる彼の描写のおもしろさを期待していたのだが、日々の会話は普通に成立するし、そのズレを感じさせない(演出していない)シーンが殆どで、その時点でなんだかな気分になってしまった。正直、残念だ。

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一言レビュー

3.0お母さんかわいい

2021年7月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

ゆっくり生きてると時間が余るのか。
そうなりたい。
たまに、やもりの擬人化とかDJとか出てきたりで冷める瞬間があって、もったいないなぁって思う。
もっと雰囲気を壊さなくてすむ演出はなかった?

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ふわり

3.0話はちょっと...だけど、やっぱり雰囲気は好き!

2021年7月11日
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鑑賞方法:映画館

台湾では2回のバレンタインデーがある。もう1回のバレンタインデーが、旧暦7月7日(毎年8月頃)の「七夕情人節」。こちらが台湾人にとってより重要なバレンタインデー。男性から女性にプレゼントをするのが通例。主人公は、郵便局窓口に努める女性。気に入った男性と約束したはずのバレンタインデーが、自分の記憶から抜け落ちる。朝、目が覚めたらバレンタインデーの翌日になっていた。そして、起き抜けに鏡で見た自分の肌は、まるで1日中海岸にいたかのように、日焼けしていた。いったい、なにが起こったのか? という話。豆花を買いに行ったきり帰らない父の話も錯綜しあい、観ている人は不思議な世界へ連れていかれる。

面白いんだけど、このシチュエーションは俺には無理。猟奇的とすら感じちゃう。(評点2、いや1.5かな?) ただ、このリズムというか、ほのぼのとした雰囲気、俳優たちの表情、これらは好きだなあ。(評点4) ・・・久しぶりに味わった台湾映画。今回のは、ちょっと無理がきつかった感じだけれど、またいくつか観たくなった!

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CB

4.0良い

2021年7月9日
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ワンテンポ速いシャオチーの表情が動きがキュートで引っ張られる。で、ワンテンポどころか遅れ遅れる彼は被写体の人形ではなくシャオチーを大切にしていることに涙の要がある。

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すぅ

4.0ファンタジーもラブロマンスも自由自在、不思議と優しい余韻に包まれる

2021年7月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

いやー、まさかエンドロール中にワケもなく涙がこみ上げてくるとは思わなかった。凄い優しくていい作品だった。

思ったよりファンタジー要素が強かったけど、それが活かし切れていて、不思議な余韻を背負っ余韻をくれる。その中でラブコメとして機能するから、えっ?と思ってもそこに合点がいくようになっている。そうして邪念が省かれた末に残る二人の行方が可愛くて仕方ない。

台湾のことは全然知らなかったのだが、七夕の方がバレンタインとしては規模が大きくて、独りぼっちには関係ない空気が年2回も来るのか…という事実にビックリ。そんなの良くシャオチーは耐えれるな…と思ったし、DJモザイク結局顔が分かるじゃねぇか!とも思った。『コントが始まる』もそうだけど、意外と人生に要らない伏線なんて起きてない。それが生きる醍醐味だったりして。でも、生き急がないようにしたいとも感じた。

一方のグアタイ、一歩遅いのだが、途中まで「こいつ何しとんねん…」が強かった笑。普通に考えて、連れ回す行為がヤバいことぐらい分かるし、理解できない。そこは今もそうだが。ただ、時間の利息で出来た知らない世界の姿をきちんと使っていて、その幸せに奔走するのが少しグッとくる。次第に要素を絞って絞って秘密に触れるようなラストはジンとくる。

いつだって世界を救うのは小さなユーモアと行動力…なんちって。

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たいよーさん。

4.0紛失届はクローゼットへ。

2021年7月8日
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鑑賞方法:映画館

評判が良かったので行ってみました。ノスタルジックな雰囲気でとても愛らしい内容でした。

せっかちで周りより常にワンテンポ早いシャオチーが出会って数日のイケメンとバレンタインデーにデートすることに。しかし気付けば何故かその翌日になっていた。シャオチーは失われた1日を取り戻すことができるのか。

アラサー女子シャオチーがいい。美人の後輩に下ネタぶっこんだり、素っぴんで勤務したり、ラジオと会話したり、めっちゃリアルやった。私も思い当たる節がある。

物語の中盤。毎日同じ住所に手紙を送り続けるのんびりしていて周りより常にワンテンポ遅いグアタイがストーリーにうまく絡んできます。

「失われた1日」を巡る秘密はなるほどなと思った。真逆の生き方をする2人の時間を相殺することで時差が生まれるって発想がおもしろい。あのスタチューパフォーマンスみたいな撮影大変やったろうな~。まばたきもできないし。浜辺のシーン笑えました。

あと「このままでは変態になってしまう」って。いや、私もそこ気になってました。本人がちゃんと気付いててよかったです。一応寸でで思いとどまったしね。お父さんの設定も良かった。ほんとによくできた話でした。

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はるたろう

2.5設定が面白いだけに残念!!

2021年7月7日
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鑑賞方法:映画館

ラブストーリーというよりもホラー。
設定はとても面白いが、かなりエグイ不気味なシーンが多い。
例えば韓国映画だったらもっと切ないロマンチックな演出をするだろうと、この作品を残念に思ってしまいました。

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SHOT

3.0バレンタインデー消失!?

2021年7月6日
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こんな、いい加減な話があっていいのだろうか!
人間の中に、時間の流れの早い人間と、時間の流れの遅い人間がいて、ある時、時間の流れの早い人間の時間が止まり、時間の流れの遅い人間の時間だけ、しずくが一滴一滴、器に溜まるように、一日延びてしまう。
時間は、止まったところから動き出せばいいようなものだが、なぜか、シャオチーのバレンタインデーだけが、一日消失してしまう。
掃除のおばさんや、お巡りさんの時間は消失しない。なぜか、主人公のシャオチーのバレンタインデーだけが消失してしまう。
ドラえもんがいたら、怒るに違いない!こんないい加減な話は聞いたことがない!
これで、映画を一本撮ってしまうのだから、すごいの一言だ。みんな、パントマイムのように、時間が止まってたじゃないか!
そして、やっていることが、ほとんどストーカーなグオタイは、ストーリーの都合上、終盤になって、車にひかれてしまう。そして、そこから363日の月日が経過し、シャオチーの働く郵便局に現れる。
交通事故の傷が癒えたのだと思うが、それなら、いっそのこと、93日目ぐらいに、ヨレヨレの松葉杖姿で現れた方が面白かったかもしれない。
この映画は、手紙と私書箱が鍵となるが、そこは観てのお楽しみだ。
バレンタイン消失は、いい加減な話だが、ラブストーリーとしては、ピュアでハートウォーミングだ。
最初はグオタイのことを気持ち悪い男だと思っていたシャオチーだが、グオタイからの手紙が私書箱に届かなくなると、一途にそれを待ち続ける。そして、グオタイが手紙を出すために郵便局に現れた時、思わず涙を流す。
ベタで、いい加減で、心あたたまるラブストーリーが観たかったら、迷わず観てほしい作品だ!
ほめてるように聞こえないなぁ…。シャオチー役の彼女も、とてもキュートですよ。バレンタインデー消失はご愛嬌で、ぜひ映画館で観てみてください。

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caduceus

2.5脚本はすごく良い

2021年7月5日
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よく出来たお話だったが、何故か入り込めなかった。
正直、登場人物すべてに魅力を感じなかったのかもしれない。人物描写がガサツない気がする。
脚本が良いだけに残念。
韓国でリメイクしたら面白くなるじゃないかな?

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パプリカ

4.0台湾映画には安心感がある

2021年7月5日
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7月1日に仕事が終わってから見れる映画があんまり無かったので、期待せずにみに行きましたが。大変面白かったです。

僕だけがいない街、青春ぶた野郎、サクラダリセット、みたいに特定の現象が起こる話でした。こう言うのは、ハードSFとは明らかに違うので、理屈を考えてみる必要がないので楽ちんです。
全体の構造としては、カメラを止めるな、を連想しました。

韓国映画はとても面白く見れるものが多いのですが、何か大きな事件が起きたり、命に関わることが起きたり、すごく差別されたり、KCAIや北朝鮮のスパイが出てきたりするので、緊張感があるんですよね。その点、台湾映画やタイ映画は安心感があって心地よくみれます。ハッピー・オールド・イヤーも面白かった。生活感も近いので、画面に映る色んなもの、食べ物とか郵便局の役割とかもわかります。(豆花 緑豆トッピングは、今日台湾人に教えてもらいました。近所に店がありました。)

内容はネタバレになるので、書きません。

こないだのタモリ倶楽部で、撮りバスの方が、バスは映える、と言ってましたがそうですね。全く綺麗な町並みや景色は出て来ないのだけど、その場面場面が何だか大事な光景に見えるのが不思議です。撮影監督の腕なのかもしれません。映画内のスチル写真も下手くそな写真なはずなのに、大事な写真に見えます。フィルムで写真を撮りたくなるんですよ。網目状の堤防見ないな地形は面白いですね。まあ、これはほんと見ないとわかりません。

基本的に恋愛映画です。恋愛はある意味すごくカッコ悪いく、泥臭いわけです。上映前の予告編に出て来るような黄色い髪の人が出るようなのは、カッコ悪いことをカッコ悪くなく描いて、見た目の良い俳優に演じさせるわけです。本作はカッコ悪いことはカッコ悪く、なんならストーカーチックでもあるけど、本来そう言うものでしょ?気持ち的には。と、普通の恋愛感情を正面から捉えていることに好感が持てます。主演の二人も最初はなんだかな?と言う見た目だんだけど、しかも終わりになるにつてカッコよくなることは全くなくそのままなんだけど、それでも愛おしく見えるようになるんです。

と言った感じで、ラブコメが苦手でも、日常系としても、時間跳躍ものの一種としても楽しめるので、また上映していたら見てみましょう。

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Lhowon

5.0いい話じゃないか(T_T)

2021年7月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

評判が良いので急遽、邦画とゴジラを押しのけて鑑賞。ハードル上げてみても良い話ですね。
まったく新しいストーリー展開。どっかでリメイクされそうですね。

主人公の女優さんがとても可愛らしかった。
ホッコリ。

台湾は大好きで、ビル群の近代的な街と、歴史のある古い町のバランスがとても好き。
この映画も、どこか一昔前のノスタルジックな面と、新しい展開のバランスが良かった。
台湾の映画ってあまり日本で公開されないけど、こうやって公開される映画はとても良いですね。

観てよかった。他の人にも勧めたい。

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だるまん

5.0いいとこ台湾おいでませ

2021年7月4日
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鑑賞方法:映画館

ラブコメは積極的に観るジャンルじゃないが大昔に観た『熱帯魚』の監督作品となれば観たいよね、と久々に映画館へ。

時間モノは理解が難しいので、でもそこが面白いわけで。
でもこれには堅苦しい空気はゼロ。
ふわふわっとして自然と口角が上ってしまう優しい雰囲気につつまれてる。
加えて素晴らしい撮影。
前半のわりとポップな雰囲気から、後半の美しい田園風景のノスタルジックな雰囲気への転調は見事。
でも2度美味しい作品なので連続性も維持されてる。

気が滅入るような事件やニュースが続くときに、こういう根っからの悪人が出てこない映画を観るとホッとする。

星は4.5と迷うけど、思い返した時に「いい映画だったなあ」としみじみ感じさせてくれるし、色んな人に観てほしいし、何より今は行けないけど早く台湾行きたい!という気持ちにさせてくれたので、満点に。
早く台湾行きたいな。

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本まぐろトロ子