フロッグのレビュー・感想・評価
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犯人探しよりプロトを楽しむ作品
ミステリーや、どんでん返しの大好きならオイラ。
楽しみにして鑑賞です。
この映画の宣伝文句
「開始45分その恐怖は快感に変わる。巧みな伏線と構成が見るものを魅力する極上のミステリー。」
大風呂敷広げてます。
が、予告編からくる印象とは全く違う映画です。
キャッチコピーにある45分以前のシーンばかりで予告を作っており後半のシーンはほとんど出てきません。
しかし、そう来るかー、的な展開ですわ。
ストーリーは確かに、なんでそういうことするん?と思う事が後半で説明されていきます。
犯人探しのミステリーというより、本編のプロトを楽しむ映画ですな。
【以下思いっきりネタバレ注意】
みなさんの言う通り「カメ止め」風ですかね。
しかし、おにーちゃんは、まあそれでいいけど、おねーちゃんは可哀想だったわ。
正統派なサスペンス劇
「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。渋谷単館で1日1回の上映です。
15年前の連続少年誘拐殺人事件と現在の少年失踪事件を絡め、サスペンスホラー調の音楽と映像で始まります。
てっきり姿の見えない怨念的なホラーオチかと思いきや意外と正統派なサスペンス作品として脚本が良く出来ていてとても楽しめました。
いろいろと不自然なシーンや動機が途中まで分からず善人と悪人も不明なまま後半で徐々に謎解きの謎解きシーンやどんでん返しが何回かあり上映時間の1時間半は十分楽しめた作品です。推理劇を好きな方にはお勧めします。
館内は満員御礼でした。
「何でこんなことする訳?」はお前もな。
15年前に解決した筈の事件との関係を匂わせる、現場で緑色のナイフが発見される少年の失踪事件が連続して発生し、それを追う刑事の家で起こる不可解な話。
失踪、というか誘拐事件のことは早々に脇に置いといてw不貞を犯した嫁と、それに嫌悪感を示す息子が様々なオカルト風の出来事に見回れて行く展開の前半。
唐突にパートが変わり視点を変えて…。
思惑通りなんだろうけれど、フリもあったから視点を変えてみえてくるものは判りきっている訳で、何を観させられているのかと…そして付いて回る失踪事件は?
何がしたかったのか、あぁそういうことか、とわかってからは話が動き出すけれど、取って付けた様な展開とオチで、ダレた感覚を色めき立たせてくれるには至らなかった。
フロッグマン‼
少年の失踪事件が相次ぐ町にて、あまり家庭がうまくいってない主人公グレッグの家では怪奇現象が相次ぐ。見つからない少年たち、現れた謎の覆面男、そして全ての謎の正体は…といった物語。
謳い文句は、「開始45分、その恐怖は快感に変わる」と言うもので期待していたが果たして…。
前半は良い感じで不気味に謎が深まるミステリー。好みの展開です。
登場人物達の会話が微妙に嚙み合わない感じや、イマイチうまくいかない家族関係、誰もが怪しげに見える状況の中、後半への期待が高まる。
そしていざ迎えた開始45分‼
…成程こういうことか。
うん、良いんだけどこの展開(手法)、正直、何番煎じ?っていう感じで衝撃度は低かったかな。
大筋の謎がわかった後も、まだ明らかにならない少年失踪事件の犯人だとか、カエル男との闘いなんかは普通に面白かったし、最後の結末も、ミステリーの王道とも言えるけど、それが好きだったりするので◎
普通にとことん王道ミステリーで作られていた方が個人的にはハマったかも。とは言えこれが無きゃそもそもストーリーとして成り立たないか。
もう一つ言うと、応援したくなるような登場人物が全然いないのが…(笑)
ただ正直、彼らのアレは普通に犯罪だけど、ちょっと面白そうとも思ってしまったw
風呂トイレどうするの?とか、いや普通に居留守すればよかったじゃんとかツッコんじゃったけど。
とにかく、恐らく本作の目玉である部分に関してはそんなにグッと来なかったけど、複雑すぎず単純すぎもしないミステリー作品として、良作ではないかと思った。
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