劇場公開日 2021年11月12日

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皮膚を売った男のレビュー・感想・評価

全55件中、21~40件目を表示

3.5#92 You can, but I can’t

2021年11月26日
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冒頭から主人公が恋人とくっついているのを見てビックリした。

イスラム教の男女って人前で並んで歩かないんじゃないの?
彼女も顔丸出しだし。

ましてや結婚している元カノを追いかけて自分がアートになってベルギーに追っかけて行くなんて、主人公のぶっ飛んだ思考回路に最初っから驚かされっぱなし。

世界一強いパスポートを持てる国に生まれた私には何もかもが理解しづらかったが、唯一理解できたのは、ベルギー人の芸術家に向かって言うこのセリフ。

そうか、世界的制裁を受けてパスポートがあってもビザなしじゃどこにも行けない主人公は、体を売るしかなかったんだ。

前半は難民にならざるをえずに苦しむ主人公が最後にはその不自由さを逆手に取って自由を手に入れるのが清々しい。

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chicarica

3.5タイトルなし

2021年11月23日
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不当逮捕され難民になり、背中をアートにしてまでも《愛する彼女と幸せになりたい》とゆう強い信念で人生を切り開いていく、とゆうお話。
なので、タイトルで変な期待して観に行くと肩透かしに合う、私みたいに🙃

いつか、彼みたいに自身をオークションになんて時代がくるんだろうか🙄いや、もう存在していたみたい。知らないことって世界にたぁくさん溢れているんだな。

《誰にでも幸せになる権利は平等にある》とゆうあたりまえのことを、改めて教えてくれる。
ラストは急展開だけど、二人に幸あれ👏

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yuka

4.0内戦が続くシリア。 恋人アビール(ディア・リアン)と一緒に乗った列...

2021年11月23日
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りゃんひさ

4.5【11月12日/良い(11)皮膚(12)の日/アートの価値】

2021年11月23日
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ニューズウィークが、11月12日が所謂「良い(11)皮膚(12)の日」で、そのため、この映画の公開日に決まったと伝えていた。

えっ!?マジ!?シリア難民問題を扱うのに、ちょっとふざけすぎじゃないかと考えてしまって、鑑賞を数日ずらした。

しかし、今日(16日)、「皮膚を売った男」を観て、これは、11月12日に観ても良かったと思っている。

それは、この作品は、シリア難民問題を背景にしながらも、アートとは何か、アートの価値とはどんななものなのかを世に問うている気がしたからだ。

良い皮膚の日の公開は皮肉っぽい感じがしたのだ。

そして、数年前に公開された映画「アートのお値段」も思い出された。

ところで、この作品には、実在のティム・ステイナーというモデルがいて、アーティストのデルボアが彼の背中にタトゥーを施し、そのタトゥーは「TIM」というタイトルで、アートコレクターに売却、死後に皮膚をはがすことを条件に売却額の一部をティムは受け取り、更に各地で展示されるデルボア展で「TIM」を展示することで報酬を得たりしている。

(以下ネタバレ)

この「皮膚を売った男」は、これにインスパイアされた作品なのだが、シリア難民という国際問題を背景にしながらも、そのタトゥーに群がるアートディーラーや美術関係者、ジェラシーや孤独、ラブストーリー、そして、ちょっとしたトリックを散りばめて、ストーリーを皮肉たっぷりに展開させているのだ。

映画「アートのお値段」では、無名のアーティストの作品が、アートディーラーの戦術でコレクターに高額な値段で売却され、アートディーラーがいかにも需要と供給がマッチした結果だとドヤ顔で主張したのに対し、若いアーティストは、本当は、自分の死後でも、自分の作品が美術館に展示されるようになることが本望なのだと本音を吐露する場面がある。

実は、この作品の脚本は、デルボアに許可をもらっているらしい。

アーティストは、現在の金余りの世界で、必要以上に高額で作品が取引される状況を理解し、きっと憂いてもいるのではないだろうか。だから、デルボアは二つ返事で、映画にゴーを出したのだ。

「皮膚を売った男」のサムの背中のタトゥーのオークションの価格は、500万ドル(約5億7500万円)だったが、「TIM」の実際の売却額は日本円に換算して約1900万円で、まあ、映画作品として誇張されたんだろうなと笑ってしまった。

この「皮膚を売った男」をご覧になった人は、是非、アートとは何か、アートの価値とはどんなものかを考えて欲しいと思う。

そして、エンディング。

映画の予告で、ISらしい連中が、サムを殺害する場面を何度となく見ていたので、状況はあっと言う間に理解できたが、シリアの一部を占領し、大量のシリア難民をうむきっかけにもなったISも、この作品は何気にバカにしていて、なかなか好感の持てるストーリーだなと思った。

最後になるが、なかなか好転する兆しはないが、シリア問題が良い方向な向かうことを祈りたい。

※ 実は、作品としての「TIM」の画像があるはずと思ってGoogleで検索していたら、この映画はくだらないというブログが、たまたまヒットしてしまって、ちょっと読んでみたら、このブログの方がくだらなかった。
批判には結構ありがちな、人物設定や登場人物の性格にあれやこれやイチャモンを積み重ねていて、実はフレームワークを探るとか、深読みがない、木を見て森を見ずみたいな、暇人にありがちな内容だった。

そうそう「TIM」は、なかなか見応えのあるタトゥーです。

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ワンコ

3.0通訳と見せかけての

2021年11月23日
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チェザーレ

4.0面白い作品です。

2021年11月21日
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ラストは、いい結末と思ったら、ビックリが2回、でもよかったです。
なぜ、背中のタトゥーに価値があるのかは疑問です。

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かん

4.0言いたいこともあるが

2021年11月21日
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悲しい

怖い

知的

アイデア一発映画として優秀じゃないでしょうか。

主人公の取った選択肢は、生存を賭けたり、尊厳を守るために、また人生をより良くするための必然性と説得力があります。
また、そもそも選択の余地があったのかという点もあり、せつなさも感じさせます。

テンポもダラダラせず、語り過ぎず、ワンアイデアの興味が持続する尺の範疇ですし、好感が持てました。

一方で、着地については、このお話が実際にある深刻な社会情勢と絡めているだけに、少し能天気にも感じてモヤっとしました。
個人的には、もっと突き放した、救いのないラストにしたほうが好みだったと思う次第です。

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tkry

4.0現実をライト感覚で皮肉った良作

2021年11月21日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

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motti

3.5着地点はいい

2021年11月19日
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この主人公の男、アホなのか?(まぁ、自分でもバカだからって言ってたけどwww)
ラストは良かった。

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Oyster Boy

4.0生きるための死

2021年11月18日
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ブレミン

4.5タイトルひかれて

2021年11月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

良いオチ

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喜怒哀楽

4.0なかなか考えられた映画❗️❗️

2021年11月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

ストーリーが秀逸で、なかなか面白かった🎵
勉強にもなる😊

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イロエンピツ

3.5シリア情勢、難民問題、格差問題などがアートに上手く絡められ展開して...

2021年11月17日
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シリア情勢、難民問題、格差問題などがアートに上手く絡められ展開してゆく。終わり方も納得のいく感じで好きなタイプの映画でした。

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kuriko

4.0皮膚だけに皮肉たっぷり

2021年11月17日
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シリアのISがもたらした悲惨な状況と、その犠牲になった難民の物語。
身体をアート(物)にした方が自由に往来できるという皮肉で、人権やら国境の意味やらを問いたところが面白い。
芸術家が最初の方は話題作りと金にしか興味のない人に見えて、実は優しさの塊みたいだった、といった人情噺に落とし込んでいたのがよかった。

ところで全く個人的話で恐縮だが、タトゥーについて、話としては全然一致しないのに、終始『ブラック・ジャック』のヤクザを手術するエピソードと、『刃牙』の花山薫を思い出してしまい、なかなか頭に入ってこなくて困った。

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コージィ日本犬

3.5なかなか面白いストーリー3.8

2021年11月16日
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人の価値を商品としてみてみたら。海外なら法律の抜穴あり得そうで、面白い話でした😄

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asgy213

2.0全く共感出来ず

2021年11月16日
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登場人物の誰にも共感出来ず、最後まで見続けるのが辛かった。
主人公の子供の様なワガママや乱暴な態度、元妻の優柔不断、芸術家の自分勝手さ、全てが微妙な感じ。
救いのあるラストも甘すぎ。
オススメ出来ない作品

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Yoji

4.0大きすぎる自尊心と無価値すぎる自分

2021年11月16日
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SP_Hitoshi

4.5この作品がアート

2021年11月16日
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衝撃的なタイトルに惹かれて鑑賞!予備知識全く見ずに観たので実話だと勘違いしたまま最後まで観てました笑
(実在した人物に着想を得たとのこの)
ラブストーリーも織り交ぜながらの社会派ドラマなのかな?

難民×現代アートという発想がユニークで、アートの世界を知らない自分にとって少しはアートを知ることができた作品です。

人間って感情あっての生き物だから、アートにするってどうなんだろ、、、。

重厚な美術館やお洒落なホテルを観て早く旅行に行きたい欲が溢れ出す。
本作は鏡を使ったカメラワークが印象的で、本作そのものがアートなのかなと。

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あさ

3.0ラストがなあ

2021年11月16日
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シリアの大変さはひしひしと伝わった。
ストーリーは凡庸かと。
ラストはがっかりであった。

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hanataro2

4.5意外にもブレのないラブストーリーが主軸だった。

2021年11月15日
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鑑賞方法:映画館

 この主人公、ちゃらけた男かと思ったが、話がすすむにつれ、愛一筋の芯のある男だとわかってきた。タイトルと予告編から、こみいった事情の、こみいった話しかと予想したが、観てみれば意外、ブレのないラブストーリーが主軸だった。その主軸があるから、多少はあったこみいった事情も推測でついていけた。
 胡散臭い芸儒家も、話がすすむにつれて、……いや、これはネタバレだから書くのは留めておこう。

 シリアの情勢を伝えるニュースをTVでみても何も残らないが、この映画をみて、つかみどころのある感触でシリアがちょっとわかった気がした。映画は社会的な問題を伝えようとはしていないのに。こういうところが映画の力だと思う。

 破れかぶれな状態から好転して、私は『ここで終わってくれ』と念じたが終わらなかった。そして『なぜこんなシーンをつなげるのか』と落胆した。そして、本当のエンドクレジットが出たとき、私の想いは脚本家の手のひらで見事にハマって転がされていたと知った。
 思い返してみれば、作品を理解するのに必要な予備知識は、シーンを通してくどくどしくならず上手く伝えられているなと感心した。保険屋がガンはかまわないが爆死は困るとか。牢に入れられて自由を奪われたサムが、二度目の牢の中で逆に自由を感じている対比も印象的だった。細かくはさみこまれたこの時代の日常あるあるシーンも、観賞のよい潤滑剤になっている。

 唯一、ひっかかるというか乗り越えられない共感ポイントは、ビザをタトゥーにするという芸術的な価値・意味・企図である。まぁそこがリアルに共感できるなら、実際にそういうアートが存在しているか、あるいは模倣されるだろうし。よってここは映画。半分おどぎ話であってもよいかと捉えた。

 個人的なことだが、この日、朝がいつもより早くて、映画をみるにあたって睡魔が心配された。しかし杞憂。派手なシーンはないのに集中して観賞することができた。睡魔どころか、むしろ逆に冴えたぐらいだ。

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ピラルク