劇場公開日 2020年11月27日

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アーニャは、きっと来るのレビュー・感想・評価

全60件中、41~60件目を表示

4.5森のくまさん🎵 子熊とアーニャ 親熊とベンジャミン

2020年11月29日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

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カールⅢ世

3.5アーニャの話では無いですな

2020年11月29日
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ケビタン

3.5反戦の英雄として讃えたい

2020年11月29日
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鑑賞方法:映画館

 主役が数日前に鑑賞した映画「エイブのキッチンストーリー」と同じノア・シュナップだが、本作品は「エイブ・・」とは国も時代もまったく違っているので、抵抗なく鑑賞できた。ただ、フランス南部が舞台なのに話す言葉は英語というのが少し変な感じがしたが、時代劇が現代語で演じられるようなものだと納得することにした。
 物語は長閑な村にナチスドイツ軍がやってきてユダヤ人を探して処刑しようとしている中、純朴な羊飼いの少年が隠れているユダヤ人と子どもたちを救おうとするドラマである。主人公ジョーを演じたノア・シュナップはやっぱり上手い。観客はジョーの不安と恐怖を共有し、その勇気ある行動にハラハラすることになる。
 ドイツ軍の中には、戦争に疑問を持ちユダヤ人の弾圧はナチスによるマッチポンプであることをジョーに告白する将校もいて、ジョーは戦争の理不尽を少し理解する。戦時中の日本人がそうだったように、ドイツ人の中にも反戦思想の持ち主もいたはずだ。戦時中は国家主義から敵国と敵国民を同一視してしまうが、我々が日本人とスガ政権を同一視してほしくないのと同じくらい、どの国にも反体制的な人々はいるし、いたはずだ。
 ライフルを墓地に隠す伏線は最後に回収される。障害者だったジョーの友だちは反戦の英雄として村の人々の記憶に残ったことだと思う。決してハッピーな結末ばかりではないが、それもリアリティだ。ナチスドイツという圧倒的な暴力を前にして屈することなく耐え抜いた村人たちと、勇敢に行動したジョーも、やはり反戦の英雄としてその生き方を讃えたいと思う。
 日本でナチスドイツの役割を果たしたのは特別高等警察だ。精神の自由まで奪おうとした理不尽な暴力集団である。反戦の国民にできるのは表立って反対して殺されるか、面従腹背で生き延びるかだ。押し殺した怒りが戦後の復興のエネルギーになったのは間違いない。国家よりも個人の幸福が優先される世の中に漸くなったのだという時代だった。
 しかし最近では再び個人よりも国家が優先されるような風潮が蔓延しつつある。トランプのアメリカ・ファーストがその一番手だ。アメリカ・ファーストは、アメリカンピープル・ファーストではないことに、当のアメリカ人が気づいていないフシがある。日本人も「美しい日本」が日本国民のことでないことに気づく必要がある。第二の関東軍、第二の特高を生まないためにはナショナリズムの陥穽に嵌まらないことだが、東京オリンピックを未だに期待している人々が多いのがかなり不安である。

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耶馬英彦

3.5【多くの人々の良心】

2020年11月29日
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ユダヤ人をナチスから救うために手を差し伸べた人々の映画の物語としては、シンドラー、杉原千畝、ワルシャワ動物園の飼育員、映画「家へ帰ろう」のポーランド人の仕立て屋に続くものになるのだろうか。

シンドラー、杉原千畝は個人名も残り、本人が望んだか否かに関わらず、名前が後世に語り継がれる存在になるのだろう。

しかし、本当に多くのユダヤ人を匿ったり、救ったのは、名も無い個人…多くの人々、そして、その良心であったのだと思う。

この物語は、ピレネー山脈を超えてスペインにユダヤ人を逃した、フランス国境の人々の物語で、ナチスの中にも、ユダヤ人の収容所送りに葛藤を覚えるものがいたことなどを散りばめ、ナチスを単に憎悪の対象としないような描き方をしている。

昨今の敵味方を明確にして、憎悪を募らせる方法に変化が訪れているのだろうか。

コロナ禍で、ヨーロッパの民族主義的ポピュリズムは、後退しているように思える。

中国依存を強めようとしていた、イタリアの極右連立政権は、コロナ対応に疑問の残る中国との関係を見直さざるを得なくなった。
また、欧州連合の経済対策や大規模な復興基金、欧州中央銀行の金融緩和の方が、復興や景気回復には、信頼に足ることがコロナ禍で明らかになり、これらは、欧州各国の共通認識になりつつある。

コロナ禍を乗り越えるための解決策は、発展途上国も含めて感染者を減らすことだが、それにはワクチンの広い利用も含めて、国際協調は必須だ。

また、宗教対立による紛争や、中国やロシアなどの民族弾圧も見過ごさない国際的協調が広がることを祈りたい。

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ワンコ

3.5とてもよかった

2020年11月29日
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吉泉知彦

3.5音楽と綺麗な風景の映像は良かった!

2020年11月28日
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イゲ

3.0主人公の少年とフランス南部の山麓の景色は美しい。物語的には・・・

2020年11月28日
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主人公の少年とピレネー山麓の景色は美しい。
物語の詰めは甘いというかなんというか、そもそも登場人物がいずれも英語喋っていて、住民と占領軍であるドイツ軍が普通に意思疎通するのはありえんでしょ。

感想は以下3点
・ドイツ軍を悪逆非道ではない普通の軍隊と描くのは珍しいですね。むしろ、伍長が優しすぎて不自然に思えるくらい。
・小さな子供たちがどうやって隠れ家まで来たんだろうか・・
・「アーニャは、きっと来る」という日本語題名は、一見映画の中身を表しているようですが、映画の本質的な部分とは関係ないような気がします
(ちなみにアーニャは何才の設定なんだろうか・・・。最後、結構大人びていたように見えたが気のせいか・・)

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お抹茶

5.0史実ベースの物語。今週(11/27~)ではお勧めの一本。

2020年11月28日
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 今年52本目。

 特集・公式サイト通り、ナチス政権のドイツが舞台です。この手の映画は、
  1.ヒトラーの賞賛をたたえ、かつ肯定的に取り上げる
 (本国ではタブー扱い。日本でも表現の自由はあるが事実上控えられる)
  2.a ヒトラーの賞賛はたたえず、ユダヤ人迫害にスポットをあてる
  2.b ヒトラーの賞賛はたたえず、ユダヤ人の迫害以外にスポットを当てる

 …というもので、2.aがテーマでありつつ、1の話題も入ってきます。

 場所はスペインと国境を山脈で接する南フランス。ここからわかる通り、当時のドイツ(分裂後の東西ドイツを別にせず、今のドイツとほぼ同一に扱う。以下も同じ)の兵力を考えても、

 1.ヒトラーや側近の執拗なまでのユダヤ人迫害思想は共通テーマではあったが、いわゆる「赤紙招集」で兵士になった一般兵にまで、統一教育は行われていなかったと思われ、また個人の思想の統一も及ばなかった(日本の思想良心の自由に似ますね)
 2.そもそも、ドイツからみて南フランスの一つの村という、かなり離れた場所に派遣されたドイツ兵集団の中には(いわゆる「お偉いさん」もそこにはいなかった模様)、「戦争には勝てばいい」けど、あまり現地(ここでは、南フランスの小さな村の住人たち)とモメるのは避けたかった

 …という考え方があったと推測され、特に2の事情もあったのか、「もうどうでもいいからモメごとも起こしたくもないし、さっさと戦争も終わればよかったけど、あまりにも仲良くしすぎると上から怒られかねないから、形式的には夜間禁止令等は出しても村人と仲良くもしていたし、形式的にはユダヤ人捜索などは行っていたが、形式的なもでしかなかった」ということがうかがわれます(作品参照)。

 このような事情もあり、形式的には村人に対して「かくまっていないか?」と確認をしていたり、形式的に探したりはしていますが、その様態も悪質だったり徹底的になものではなく(ご存知の通り、厳しい場所ではもうそれは熾烈を極めるほどに調べつくされていた)、「1人2人"検挙"してもいいこともないし(どうせ報奨金なんて大したものも出ないんでしょうね)、もう戦争が終わるのを待っていた」(換言すれば、南フランスという「辺鄙な」場所に送られたドイツ軍だからこそ、このあたり「どうでもよかった」「ユダヤ人ではないが、南フランスの住人をいざござを避ける」という事情はあったと推測できる)のでしょう。

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 (※) 日本も第二次世界大戦がはじまると、韓国/北朝鮮(便宜上、今の名称)、台湾、中国…に進出しますが、全員が全員残虐行為に走っていたわけではなく、中には中立的立場に接したりした人も多かったようで(下手に抑圧的態度に出て独立活動や襲撃になるなら、いわば「赤紙招集」された一般兵士の中にはもう、とりあえず現地にはいったけど「別に敵意もないからさっさと戦争終わってほしい」と思っていた人もいたと考えるのは当然の話であり、それはここでも該当するでしょう。
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 本件はそのような事情があったと推測され、最終的には「史実に着眼点を得た」という史実ネタという映画ですが、さしたる犠牲もなく、日本の高校世界史等でもまずもって取り上げられることもない(大学でドイツ史でも選択しない限り出てこない?)史実を掘り出して映画にした、という点は素晴らしいと思えました。

 減点要素は下記の0.2ですが、大きな傷はないと思うので、4.8で5.0まで切り上げています。

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 減点0.3:ドイツ兵が南フランスの村で占拠を始めますが、そこで話されているのは英語です。同様に南フランスの村民が話しているのも英語です(ドイツ語でもフランス語でもない)。可能性としては否定はできませんが、かなり高度な語彙も出るので、おそらく史実通りではなく、ドイツ語・フランス語を英語に「吸収」したのだと思います。

 それはそれで理解できるのですが、ドイツ兵はまだしも南フランスの村民が英語を流ちょうに話していたと考えるのは難しく、おそらくフランス語でのコミュニケーションであったと強く推認されます。その点は確固たる証拠は取れませんでしたが、常識的にみればそうであり、そう取るのであれば、事実通りに「フランス語での会話」にして、字幕を《○○○》と英語ベースと日本語ベースに二重に翻訳するという「原則」にならってほしかったと思われる点です。

 0.1点増:これは映画とはあまり無関係ですが、映画の予告編でも「美しいピレネー山脈の描写…」といった部分は強く感じました。山・山岳の大自然の描写ですね。もっとも本映画はそれがテーマではない(ただし、ピレネー山脈を越えてスペインに逃れるというテーマはある)ものの、そこに美しさはやはりCGだけではなく実写を元にかなり細かく作ったということであり、そこは高く評価しました。
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yukispica

4.0ユダヤ人迫害のテーマだが。

2020年11月28日
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ユダヤ人迫害の映画はいろんなタイプがあるが、南仏の出来事のものは初めて。
でも単なる逃げるドラマではなく、少年とドイツ人将校の交流をも描く。ものすごく感動したわけではないが、ゆるりと心を動かす映画。

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morick

3.5ノア君と美しいピレネー山脈

2020年11月28日
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 今週2本目のノア君主演の映画。ノア君は、やっぱり目の動きがかわいいね。小動物みたい。

 この作品は、ナチス・ドイツの極悪非道ぶりが強調される映画とは一線を画している。ノア君演じる主人公のジョーは、ユダヤ人であるベンジャミンと出会うだけでなく、村に進駐してきたナチス・ドイツ軍の伍長とも図らずも親しくなってしまう。頭の中では、敵国である軍人と仲良くなってはいけないと思いつつも、次第に打ち解けていく。伍長は、積極的な平和主義者でもなく、ヒットラーに絶対的な忠誠を誓うような軍人でもない。普通の人間ができうる限りのヒューマニズムを体現することがこの作品のテーマかもしれない。

 ユダヤ人であるベンジャミンは、ジョーの「なぜユダヤ人は嫌われるのか」という質問に対して、「ナイル川の氾濫を鎮めるには、生贄が必要なんだ。私は、迫害する側を哀れむ(pity)」と答える。迫害を受ける身でありながらも、人間は時として悪魔的な行動をとってしまうことをジョーに伝える。憎しみを煽ることで自分への支持を強化しようとする指導者が、現代でも存在するのだからこの言葉は重い。

 ピレネー越えのシーンは、絶景が続きとても美しい。

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bion

4.0雄大な景色と戦争と。

2020年11月28日
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ユダヤ人の山越え脱出を助けたフランス片田舎の村人たちのお話。羊飼いの少年が主人公。淡々と話が進むから逃亡の緊張感はないけれどどうにもならない運命の流れはしっかり感じられるかも。ヒトラー一辺倒ではない伍長の存在が拠り所。

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peanuts

3.0雰囲気は悪くは無いものの

2020年11月28日
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マスゾー

3.5やっとアーニャが来ました!

2020年11月28日
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表情が見れなかった。
なんかひつじが主人公かなと感じました。

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かん

5.0ヒヤヒヤ

2020年11月28日
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167本目。
ナチス関連の作品に星付けて評価するのは、個人的に嫌だから取り敢えず。
ナチスが絡んでくると、いつもと違う緊張感があるし、ましてや子供が絡んでくるとヒヤヒヤでしかない。
でも目を背けたくなる所がほぼないのが自分の中では救いなんだけど、アーニャはそこなのね。
まあ、いいけども予告編観た時から、頭の中で何故か、モルダウの流れが鳴り止まない。

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ひで

3.5ノア君が

2020年11月28日
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彼が綺麗すぎてそっちに気が行ってしまう映画でした。友達になる大人たちも良くて、良い映画だと思います。ジャン・レノは居るだけで良いですね。

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michi

3.0色んな見方があるだろうが、

2020年11月28日
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それほど、村人にはヒドイ態度で接しているようには見えなかったが、
それでも邪険にされて寂しく去っていく、ドイツ兵の印象が最後には残ってしまった。

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ムーラン

3.0当事者じゃない子供視点

2020年11月28日
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悲しい

幸せ

ナチスが侵攻してきた南仏はピレネーの麓の村で、ユダヤ人の子供達を匿いスペインに逃がすべく奮闘する羊飼いの少年と仲間たちの話。

1942年ユダヤ人の強制退去が始まったフランスで、娘アーニャを逃がす父ベンジャミンから始まり、まだナチスの侵攻していない南フランスへと場面を移し進行していく。

まだ、ナチスとユダヤ人のことを良くわかっていない13歳の主人公。
ベンジャミンやお婆さんに会い、教えられると共に、程なく現れたナチスの諸行を知り、状況を飲み込んで行く。

ユダヤ人や直接それを匿ったり逃がしたりする人ではなく、お手伝いの少年目線であり、悲壮感よりも冒険心が強い感じだったり、子供と接し交流するナチス兵という少し軽目な展開なので、あまりヘビーなのが得意じゃない人には良いのかなという印象。

そういう中では悲しい現実をみせる展開もちゃんとあって、良かったけれど物足りなさもあったかな。

あくまでも、そういうところに置かれた少年が主人公の作品で、そして伍長の本心は…。
それが受け入れられ、読み取れたらかなり良いのではないかな。

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Bacchus

4.0【ピレネー山麓の南フランスの村で第二次世界大戦中に行われた”崇高な行為”を静かなトーンで描いた作品。ドイツ人伍長の視点も絡ませて”命の大切さ、戦争の愚かさ”を描いた作品でもある。】

2020年11月27日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

4.5体制の中の倫理観

2020年11月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Socialjustice

3.5人間の持つ本能の美しさ

2020年11月1日
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悲しい

幸せ

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J24