ドクター・デスの遺産 BLACK FILEのレビュー・感想・評価
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主人公がバカ過ぎて共感できね~
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父親を殺されたという小学生からの電話で安楽死事件が発覚。
ドクターデスと看護婦が闇サイト経由で無料で人を安楽死させに来るという。
その利用者を割り出し犯人の人相書きを作るがそれらの供述は全て嘘だった。
しかし綾野の説得に応じた利用者の供述から、看護婦・佳乃を確保。
取り調べると、安楽死と知らずドクターデスに利用されたとの供述、釈放に。
綾野はお前は薄汚い殺人犯とか罵るわ、超絶失礼な態度を取りまくり。
人相書きを作る際、人は最初に嘘をつき途中に真実を入れるという法則から、
本当の人相の予測し、かつ各現場共通の特別な泥からホームレス・柄本を確保。
でも実は柄本が手伝いで、主犯は佳乃と判明。
綾野には重病で移植ドナー待ちの小学生の娘がいた。
佳乃が近づき、あなたのせいで父が看病と仕事に追われて苦しんでると告げる。
見事に洗脳された娘は、佳乃に自分を安楽死させてくれるよう依頼する。
その現場に一人で来いと言われて行く綾野。そこでアホみたいに捕まる。
でもデキるパートナーの景子が来てくれて娘ともども助かる。
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何やろなあ、途中まで面白かったのやが、そっから間延びしてもた感じ。
犯人が分かってから30分以上あったと思う。そのへんがそう感じた理由かな。
あと主人公のパートナーの北川景子は仕事がデキるし、超カッコいい。
この人の熱い演技って結構心に響くんよな、それでかなり好きなのやが。
それに引き換え主人公がクソ過ぎるんよな。とにかくブチ切れ過ぎでアホ。
娘を殺されかけたのも、お前が平気で人に失礼な態度を取るからやんけ。
最後のシーンも超アホ。佳乃がスイッチONすれば娘に毒点滴が始まる仕組み。
よって一刻も早く助けなきゃ死んでしまうってな状況じゃないわけ。
なのに慌てて助けようとして注意力散漫になり、背後から自分が注射されるw
北川景子がメインで捜査に当たってたら、こんなアホなことなってないのにな。
自分の感情もコントロールできんようなのは、やっぱり仕事デキねーわ。
そう感じ続けたから全然共感できんかったわ。
楽しかった〜〜〜 まさかあの人が犯人だとは…。 綾野剛好きだわ。 ...
楽しかった〜〜〜
まさかあの人が犯人だとは…。
綾野剛好きだわ。
深い問題だけど、結局快楽殺人だもんな。
みんながみんなあんなこと言われて死を決意したのであれば……。
・゜・(つД`)・゜・
北川景子美しすぎんか?
ああいうキャラ好きだわ
21.8.29 スカパー
ほんとにただの快楽殺人だった
冒頭は惹き込まれた。安楽死とどう向き合うか考えさせられるストーリーなのかと、なるほどという展開を期待していたのに、ほんとにただの快楽殺人だったというオチにガッカリ。やけにキレる綾野剛の刑事としてのキャラもイマイチ。最後に向かうほどに話が暴走迷走していた。残念。
2時間ドラマのような内容!!
2時間ドラマのような内容で、劇場で観た方はさぞかしガッカリされた事だと思います。幼女を追い込んでいくのは卑怯でした。おとり捜査でサイトにアクセスせず禁じ手なのかなと思いましたが、結局は刑事の娘がアクセスして捕まえるので、ストーリーとしてはあまり上手くない気がしました。
安楽死の是非を問う社会派サスペンス…だと思いきや…。 王道刑事ものなのに、なんでこんなにつまらないの!?
安楽死を請け負う謎の医師「ドクター・デス」と、それを追う2人の刑事の攻防を描いたクライム・サスペンス。
主人公である警視庁捜査一課の刑事・犬養隼人を演じるのは『ヘルタースケルター』『怒り』の綾野剛。
犬養の相棒・高千穂明日香を演じるのは『君の膵臓をたべたい』『スマホを落としただけなのに』の北川景子。
犬養の後輩刑事・沢田圭を演じるのはドラマ『MIU404』や『望み』の岡田健史。
謎の男・寺町亘輝を演じるのは『シン・ゴジラ』『万引き家族』の、レジェンド俳優・柄本明。
本作の犯人のモデルになったのは、実在の安楽死医師、「ドクター・デス」ことジャック・ケヴォーキアン。
ケヴォーキアンは約130人を安楽死させたが、そのうち1人の男性の自殺幇助で起訴され、殺人罪で約8年服役。2007年まで収監されていた。
彼は釈放後も、2011年に心臓疾患で亡くなるまで安楽死・尊厳死の啓蒙活動を続けた。
末期患者を苦しみから救うことが彼の目的であったようだが、その一方で遺体を乱雑に扱ったりする猟奇的な一面もあった様だ。
日本でも2019年11月、京都市においてALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性が安楽死を望み、それを実行したとして2人の医師が嘱託殺人容疑で逮捕・起訴された。
さらに、逮捕された医師の一人・山本直樹容疑者の父親も彼らに殺害されている可能性があり、共犯として山本容疑者の母親も逮捕されている。
膨大な量の証拠があり、その為2022年6月現在でも初公判の日程は決まっていない様だ。
犯人の一人・大久保愉一容疑者は、かねてから『ブラック・ジャック』に登場する安楽死医師ドクター・キリコに憧れていたという。
ドクター・キリコは元軍医。死を望む負傷兵を多く見てきた経験から、安楽死を実行する闇医者となったキャラクターであり、ブラック・ジャックと対をなす存在として漫画中に登場している。
事程左様に、安楽死をめぐる事件はフィクションの中だけではなく、我々の生きる世界にもたしかに存在している。
安楽死・尊厳死の是非は非常に難しい問題で、もっと盛んに議論すべき論題であると思う。
一応日本は積極的な安楽死は認められていないわけだけど、延命治療を停止するという行為は患者の了承を得ていればO.K.な訳だし…。
どこからどこまでが安楽死で、どこからがアウトでどこまでがセーフか、その線引きって結構曖昧なのかも。
鳥取大学医学部准教授・安藤泰至先生は、人の助けが得られない状況で生きたいか・死にたいかという選択をさせるというのは「死になさい」と言っているのと同じである、という旨の発言をされています。これが自分の中では一番しっくりきたかな…。
とまぁ、安楽死はもっとマジで考えるべき題材だと思うのですが、この映画は犯人をサイコパスに設定することによって、安楽死は是か非か、についての回答を有耶無耶にしてしまった感じはある。
安楽死を扱った先行作品、例えば『ブラック・ジャック』であるとか、『ミリオンダラー・ベイビー』であるとか、そういった作品の真摯さに比べると、この映画は言っちゃ悪いけどお遊戯レベルだと思いました。
とはいえ、この映画はあくまで刑事もののサスペンス。
シリアスな文芸映画ではなく、娯楽映画ど真ん中な訳です。
安楽死の扱いが軽くても、刑事ものとして面白ければ問題はないと思うのだが…。
率直な感想を述べさせもらうと、「真正面からつまらない映画」🌀
凸凹コンビが力を合わせて事件を解決に導くという、刑事ものの王道をしっかりと押さえているにも拘らず、とにかくつまらない💦
役者はとても良いと思う。
粗野で乱暴だが娘をなによりも大切に想っている刑事・犬養と、冷静沈着なクールビューティー・高千穂のコンビを演じた綾野剛と北川景子。
この2人のバランスは凄く良かったデス👍
そして、犯人である木村佳乃さんがとにかく素晴らしいかった!
正直、ボサボサモッサリなおばさんとして初登場してきた時には、木村佳乃さんだと気が付かなかった。
一切のオーラを消して、冴えない孤独な女性を演じており、メイクと演技でここまで印象を変えることが出来るのか、と驚かされた∑(゚Д゚)
役者陣には好感が持てたんだけど、兎に角脚本が酷い。
そして演出がダサい。
テンポも悪い。
これらが役者の頑張りを帳消しにして、映画を退屈なものにしてしまっている。
120分がとにかく長く感じた…。
もし本作が1話60分のテレビドラマだったら、まだ満足出来たのかもしれないが、明らかに映画のレベルには達していない。
柄本明との追っかけっこシークエンスなんて、あまりにも緊張感が無さ過ぎて失笑しちゃったよ…😅
後半は完全に尺が余っており、とにかく進みが遅い。いや〜、怠かった。
似顔絵がどうとかグダグダやってたけど、ドクター・デスは闇サイトを介して安楽死希望者を募っていたんだから、囮捜査とかで簡単に逮捕できそうなもんだけどね。
まぁどうでもいいけど。
上手い監督、上手い脚本家が手掛けていればかなり面白くなりそうな作品だと思ったのだが…。
原作はシリーズ小説なので、お話のストックはまだある。あわよくばシリーズ化しようと目論んでいたのだろうが、一作目がこの出来じゃあ続編は期待できそうにないですねぇ😮💨
繰り返しますが綾野剛&北川景子は凄く良かったので、映画ではなくテレビドラマとして放送していれば人気が出たかも知れないですね。
これが映画!?2サスでしょ!?
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読です。
キャストが豪華な2時間サスペンス、と云う印象でした。
カメラワークもテレビドラマみたいで、スケール感皆無。
「ドラマスペシャルでいいじゃん?」と思いました。
安楽死の是非を問うと云うテーマは確かに映画向きだったかもしれませんが、全てを放り投げて終わらせてしまうやり方はやっぱり2時間サスペンスのようでした。
※修正(2023/08/03)
35点
映画評価:35点
タイトルが良い!
このタイトルと、あらすじだけで
めちゃくちゃ見たくなりました。
脱出ゲームの様なネーミングが良い!
名前ばかりではなく
内容の方はというと、
色々と雑な作りでした。
ドクターデスの正体を明かす事がメインなのかな?
確かに驚いたし、よくある心理テストに用いられる方法なんかを駆使していて
正体を知った時には「なるほど」と感心しました。
ですが、肝心のドクターデスの崇高な考えには
興味も納得も出来ず、
最終的にはただの殺人鬼みたいになってしまい、
ドクターデスが積み上げてきた印象や生業、プライドなんかが台無しになってました。
主人公の娘を人質に取り始めた辺りからは
もう見ているのが地獄で
見所もないし、推理要素も解決しており、
ただのアクション映画でした。
テーマ自体は
チームバチスタでも見た事のある
【安楽死】についてでした。
もっと考えさせられるのかと思っていたのに、
なんだか拍子抜けでしたね(汗)
【2022.2.15観賞】
安らかに美しく死ぬか?苦しみながら無様に生きるか?
本作は「安楽死」をテーマにしたサスペンス。
粗野で大人げないが人情味のある熱血漢の犬養刑事と
酒乱のおっさん女子だが、きっちりとした武闘派の高千穂刑事を中心に
警察組織の各セクションが一丸となって、謎の難病患者連続不審死事件の解決へ動く。
はたして事件の黒幕である「ドクター・デス」を止めることができるのか?
感想としては突っ込みどころはあるものの
どこかエモーショナルな昭和の刑事モノを彷彿とさせ、かつ医療技術の進歩したこの現代における
介護や看護における綺麗ごとなき現実とジレンマ、そしてドクター・デスと刑事たちの戦いを通して「死と生」についての問いを改めて提起している。
こと日本においては『葉隠れ』の「武士道は死ぬことに見つけたり」と言わんばかりに死ぬときでさえ、いや死ぬ時こそ人に迷惑をかけてはならないことを美徳とし、弱体化したものの未だにそういったものを強いる「恥」の文化の社会だ。
故に、本作のように明らかに人為的な行為で現時点では違法な「安楽死」も
介護や看護で「困難」を強いられているご家族の方やその家族に迷惑をかけている事にさえ「苦しみ」を感じている難病の患者さんのことを想うと個人的にはそれは「尊厳死」ではないかと思うし、劇中犯人が提唱する「死ぬ権利」も認めてもいいのではないかという「迷い」もある。こればかりは答えの出ない問いだし、
状況次第では私自身もいつ「ドクター・デス」に憑りつかれてもおかしくないと考えている。
最後に、人間は「美しい死に様」を求めているのか?それとも「無様な生き様」を望んでいるのか?
野生の生き物としての本能はおそらく後者のように他を押しのけてでも「生」にしがみつくことだろう、一方でこの監視の目が良くも悪くも行き届いた成熟した世の中に生きる人間である限りは前者のような何もできない・してやれない自分なりの「けじめ」を願うのかもしれない。
演出
主人公がホワイトボードを殴ったり、机を殴ったり、病院の器物を蹴っ飛ばしたり、部下を殴ったりとアウトロー感を演出していたが、ここまでの暴力が物語に必要だったのか疑問。
主人公の態度が胸糞悪いという感想しか残らなかった。
これはアルコール片手にツッコミながら観る映画っすよ
アマゾンプライムで鑑賞。酷評します。
これを真面目に観る方が間違ってる。劇場に観に行かなくて良かったと心底思う。
昨年(2020年)の年末に公開された映画ですが、多くの映画レビュアーさんから非難囂々の問題作。映画系YouTuberさんなどは「2020年ワースト映画ランキング」という映画ランキングを出す人も多いですが、複数の映画系YouTuberさんがワーストランキングにランクインさせていました。内容はほぼ知らない状態での鑑賞ですが、期待値はめちゃくちゃ低かったです。
早速結論ですが、噂通りの酷い映画でした。ある意味期待通りです。
私はこの映画をアマゾンプライムで鑑賞しましたが、劇場でお金払って鑑賞していたらブチ切れていたかもしれません。途中まで観て「あ、これはダメだな」と真面目に観ることを諦め、一時停止して酒を片手に矛盾点にツッコミいれつつ観たら結構面白かったので、この映画観る時はアルコール片手に観るのが正解かもしれません。
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ある日警察に「父親が殺された」という少年から通報が入る。重い病気を患った父親の元に正体不明の医師が訪れ、その直後に父親が亡くなったという。犬養隼人(綾野剛)と高千穂明日香(北川景子)の刑事バディが捜査に乗り出したところ、終末期の患者に発生する連続不審死事件の裏には、安楽死を請け負う「ドクター・デス」と呼ばれる殺人犯がいることが発覚する。
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矛盾点を挙げればきりがありませんし、不満点を挙げるなら「全部不満」なので、要点を絞ってお話ししますね。
設定は面白いですし、原作の中山七里さんの小説はかなり人気があります。私は原作は観ていませんが、原作を読んだ人のレビューで「原作と全然違う」とか「安楽死についての解釈が陳腐化している」というのを見掛けましたので、「日本映画の悪いところが出ちゃった映画なのかな」と思います。重いテーマを扱った原作の表面的な部分だけを掬い取ってメッセージ性が薄っぺらくなるとか、原作には無いエンタメ要素を蛇足のように継ぎ足しして安っぽいところとか。
特に本作は「安楽死」「尊厳死」という重いテーマを含む作品です。なのに終盤でドクター・デスがただの快楽殺人者になってしまっているのは完全にテーマを理解せずに脚本書いているとしか思えません。原作ファンの方が言うには、原作では終末期の患者が疼痛などの苦しみや介護や治療費で家族に掛かる負担から解放されるために、自ら安楽死を望むという展開になっているそうです。それ故に、劇中に高千穂の言う「この事件に被害者はいるんですか?」という台詞が活きるのです。
それなのに本作では最後には「安楽死ダメ絶対」という安直な結論に収まってしまっているのはいかがなものかと思います。オランダやルクセンブルクなど、最近は安楽死を合法化する国も増えてきている昨今の情勢から鑑みても、「安楽死ダメ絶対」という安直なメッセージは物語のテーマの的を射ていないです。
そしてラストシーンで首筋に注射器を突きつけられて犬養が人質となるシーン。(アルコール片手に鑑賞していれば)一番の爆笑ポイントです。犯人に銃を向けるが「動くと犬養を殺す」と言われて手出しできない高千穂。この絶体絶命の場面をどのように突破するのかと言えば…銃を投げ捨てて犬養もろとも犯人に蹴りを食らわせるという展開。これ笑わない人いるんですか?ギャグシーンであれば最高に面白いんですけど、これはシリアスなラストシーンですので0点ですね。
映画ファンも原作ファンも低評価だし、おそらくターゲット層にしているであろう綾野剛や北川景子などの役者目当ての人たちからもイマイチ評価が低い。「(役者名)さんが見られたから満足」と言いながらも脚本やストーリーにダメ出しするレビュアーさんも見受けられます。
まだまだ文句言いたいところはあるんですけど、このまま続けると全部のシーンに文句言うことになっちゃうんでこのくらいにしておきます。久々に「映画館に観に行かなくてよかった」と思える作品でした。全くオススメできません。
木村佳乃がやっぱすごい。怖すぎ。
総合的に見て、木村佳乃の演技の凄さにやられた作品です。早々に柄本明の顔が割れたので、別に主犯がいるんだなとは思いましたが、最初のみすぼらしい印象から、まさかあなたが……と、驚きました。
テーマは安楽死ですから、賛否分かれるのは致し方ないと思います。しかし、苦しいから安楽死をというのは些か性急な結論だと思います。犬飼の娘、沙耶香がやっぱり生きたいと願ったところに人間らしさを感じ、思わず涙しました。苦しいから家族を置いて死ぬという選択に、私はどうしても納得できなかったからです。死を待つだけと捉えるのでなく、死にゆく時間の中で、どれだけ自分の生き様を見せられるか、何を残せるか、どれだけの人を愛せるかということに目を向けてもらいたかった。その一瞬、遺族は精神的に楽になるかもしれない。しかし、いつか必ず後悔する日がきます。それは、自分が幸せを感じたときです。自分だけ幸せになって良いのか、あの人を見殺しにしたくせにと。そういった部分に気づけなかった方は、きっと雛森が正義で、犬飼や高千穂がそれを邪魔する悪に見えたかもしれません。
こういった議論を巻き起こすような作品。それだけでこの映画の素晴らしさが伝わるのではと思います。また何より綾野剛と北川景子のコンビ、めっちゃ良かったです。続編期待。
見所は木村佳乃
安楽死事件に挑む刑事の物語。
綾野剛、北川景子、木村佳乃が共演するサスペンス。テーマが「安楽死」ということで「社会派サスペンス」と想像していのですが、かなり様相の違う作品でした。
映画の見所は木村佳乃の名演技。特に取調室の演技は鬼気迫るものがあり、主人公二人を圧倒します。
また、主人公と安楽死を依頼した父親とのやり取りも良かったです。「家族を救うために安楽死を選択した息子」・・・父親の悔恨の嗚咽が心に響きます。
ただ、映画全体としては低評価。
設定やディティールに甘さが目立ち、気持ちが引いてしまいます。
例えば、簡単にネットで検索出来る安楽死HPとか・・・
例えば、連続殺人事件なのに、捜査本部も立ち上がらず少人数で捜査しているとか・・・
例えば、犯人が、主人公の娘を簡単に特定しているとか・・・
例えば、犯人が娘を拉致したことを告げる電話に、病院に駆けだす主人公とか・・・まず病院に電話しようよ。上司に報告して非常線張ろうよ。激高した主人公がそれを出来なくても、冷静な相棒がいる設定なのに・・・
フィクションでどれだけ現実を求めるかは色々な意見はあるとは思いますが、細かいところで「雑」を積み重ねて説得力を失くすのはとても勿体ないと思います。
あと、「安楽死」は賛否両論があるテーマだと思っています。もっと賛成側の意見をしっかりと描いて、主人公が葛藤するような描写があっても良かったように思えます。重たいテーマなのに軽く流された印象も、評価が低くなった理由の一つです。
なんとも言えない
悪くは無い。ただ良くない。
真犯人を突き止めてからの展開がとてもチープでありがち、読めない人の方が少ないのでは。
安楽死をテーマに扱うのであれば、依頼した人たち、犯人の心情をもっと深く掘り下げなければ。
期待していただけに残念。
暇つぶしに丁度いい
木村佳乃さんの二重人格のような演技が素晴らしかった。カウンセラーとして、語りかけるシーンは怖さが際立っていた。
柄本明さんのクセがすごい演技もおもしろくて笑ってしまった。
綾野剛さんが何かあるとすぐに暴れ散らかすのは見ていて滑稽だった。
綾野剛さんと北川景子さんのやり取りが、なんか鼻についた。
付き合ってるのか?どういう関係?
評価良くないな〜笑
綾野剛が大好きで視聴。綾野剛がかっこいいので星4つだが、ストーリー的にはすぐに読めてしまったというか、簡単すぎ?かな。
色々予想して見ていたが、あ〜やっぱりなという犯人。
全てが中途半端かつ低クオリティ
「苦しむことなく殺してさしあげます。」 ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。 警視庁のNo.1コンビ犬養と高千穂は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか?救いの神なのか?というストーリー。
最近見た中ではトップクラスのダメっぷり。
ミステリーっぽい始まりだったが看護師が怪しい流れでそのまま真犯人が木村佳乃。さらにそこからはホラーじみてだらだらと展開が遅く、引っかかることだらけだった。
・似顔絵からの犯人の追い詰め方が雑
・依頼者の急な心変わりも謎
・警察の尾行失敗
・病院のセキュリティが甘過ぎる
・最終局面でのこのこ出てきて捕まってからの不要なアクションシーン
ざっと思い返すだけでもこれだけあるので見直したらもっと出てくるでしょう。
綾野剛演じる主人公もめちゃくちゃ。火葬直前の棺桶を引きずり出し、ドアノブをへし折り、ヒロインをぶん殴る。しかも綾野剛も北川景子も雰囲気俳優なのか、同じ顔しかしない、演技自体もやや大げさでイマイチ。
何よりテーマである安楽死について全く掘り下げられなかったのが残念。最終的に木村佳乃はただの殺人鬼になってしまうし、ぬるっと終わってしまったので意味不明。
退屈かなぁ。
前半は退屈。
綾野剛の演技も無理に低い声で話してる感が強くって、イキってる高校生かい!って。綾野剛はナチュラルな演技の方が良いと思うんだけどなぁ。回想で死んだ奥さんと子供とのシーンが有ったけど、そこでは普通の話し方。今の心境を話し方でって演出なんだろうけど・・・うーん。
テンポが良くなったのは終盤だけど、変わりにツッコミの嵐。
誰も住んでいない取り壊し予定のアパート一室のドアノブが新しくなっている事に気付いたのは良いけど、大家の婆ちゃんが横に居るんだから「鍵有りますか?」って一応開くか確認する位は有っても良いんじゃないかな。いきなりドアを蹴っ飛ばして壊して入って行くって。しかも、犯人の遺留物が有る部屋でノー手袋でモノを触る北川景子。
検索すると終盤はかなり原作から改変している様で、安楽死をテーマにしていたモノが突然サイコパスものに。犯人・木村佳乃が入院してる綾野剛の娘に狙いを付け、それを電話で告げる。慌てて、病院に向かう綾野剛と北川景子・・・・・いや、病院って分かってるんだから、それを同僚に伝えてから行くか、途中の車内で電話しろよ。普通、警備員や近くの交番などから向かわせた方が早いだろ。当然、犯人と娘はすでに居らず・・・・木村佳乃から「娘の希望した、家族の思い出の場所で殺す。一人で来い」と。綾野剛は北川景子に腹パンして、その隙に一人で向かう。まぁ、綾野剛が分かるのは良い。が、北川景子が何故、分かる。しかも、通りがかりの民間人のバイクを借りて一人で・・・・・署に連絡しろ!(現地に着いてから連絡してるけど、場所の特定も雑)。昭和の二時間ドラマか!
北川景子が場所を分かったのは、「母親が死んでいる」「娘は闘病だから出掛けた数が少ない」「普段聞いていた中では一つしかない」と推理したんだろうと(脳内補完したわw)でも、綾野剛と北川景子が普段、そんな会話する様にも見えない描写なんだよねぇ。もしくは綾野剛の死んだ妻が、北川景子の友人もしくは先輩で妻から聞いてたとか、娘から直に聞いていたとか、1分で入れられるシーンで矛盾なくせるのに。
安楽死をテーマにするなら徹底して通すべきだったのに、変にエンタメに寄ってしまって作った意義も消えた。原作者は拒否出来なかったのか?それともネタバレが嫌で別ものにしたのか。
サイコパスと後半のノリで二時間ドラマレベルに。映画館で金取るレベルじゃないわ。
この事件、被害者ってどこにいるんですか?
映画「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」(深川栄洋監督)から。
冒頭の「人には生きる権利と死ぬ権利が平等にあるのです」
の文字に、そうだよなぁ・・と頷いてしまったから、
どうしても「安楽死」肯定派の視点で観てしまった。
周りの人の負担を考え「辛い・死にたい」と考えている病人、
安らかに死ぬことを求めている人たちから、直接、依頼を受けて、
願いを叶えてあげることが、どうして悪いのか?と問われたら、
正直、私には結論が出ない。
「この事件、被害者ってどこにいるんですか?
私たちって被害者の無念を晴らし、残された家族の悲しみに
少しでも寄り添うために頑張ってるんですよね。違うんですか?」
の問いに、それを捜査する刑事はこう答える。
「人が死んでんだ。俺たちはホシを挙げる、ただそれだけだ」。
安楽死させられた人も家族も、それを望んでいるとしたら、
加害者・被害者という括りでは、この事件は捜査できない。
だから感情論ではなく人が殺された、という事実だけに目を向ける。
本当に難しいテーマだな、と感じたが「安楽死」は大切なテーマ。
原作の中山七里さんの同名小説、読む必要がありそうだな。
後半30分から失笑
"安楽死"をテーマにした作品。
私自身、安楽死について何度か考えた事があったのでテーマ自体はとても興味深く、前半は楽しみながら観賞させて頂きました。
前半は真犯人のミスリードなど面白く観ていましたが、後半、真犯人である木村佳乃さん演じる雛森めぐみが主人公の警察官である綾野剛演じる犬養隼人の娘に対しサイコパスな本性を出したあたりから一気に失笑に変わりました。
残念の一言。
ただただサイコパスなだけのただの快楽殺人鬼の話かよってなりました。
その後も特に進展なく、予想通りのよくある展開でラストを迎えました。
扱いづらいテーマではありますが、もっと"安楽死"について賛否両論あるような作品になっていたら良かったのにと思います。
え~…
番宣やCMでは面白そうだったので期待しましたが…犯人ずいぶん簡単に分かっちゃったし、主人公頭悪くね? と思ってしまった。
犯人が分かった時点で、娘への危険性は想定がつく。普通は真っ先にそれを考えると思うけど…。
全82件中、1~20件目を表示