花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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ネタバレ注意。良く言えば、現実的
序盤は夢に描くような恋愛ストーリーでしたが、中盤から段々納得いかない気持ちになる話へとなり、終盤も結局納得いかなくて、見終えた後は気分が落ち込みました。期待が大き過ぎてストーリーは単純でハッピーエンドではないし、納得のいかない終わりでした…
終わりが少し😓
最後がグーグルマップですか、、、、、、ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもなくGoogleマップエンドで終わったのが少し残念でした。序盤は息ぴったしな二人で素敵だなと感じた分最後がすこし、、、、
ゴールデンカムイは現在24巻まで出てます
カップルで見たら別れるよっていう評判を聞いて沸々と興味が湧きました。
周りから見ても理想のカップルにしか見えない2人が如何にして現在他の相手と交際しているのかという場面からスタートします。
この映画の最も素晴らしい点は2人と、2人の生きる世界の実在感です。
それは音楽、デートスポット、本の趣味。
ただただ当時人気のものを並べたのではなくその世代のその分野が好きな人は多分好きだろうねというチョイスを実現しているのはどんなリサーチをしたのかと興味が尽きません。
この世代を生きる人ならば誰もが、麦くんと絹ちゃんに自分を、もしくは知り合いの姿を強く浮かべるのではないのでしょうか。
映画の展開として1番好きなのは約束していた舞台の公演に急遽行けなくなった麦くんと、それを楽しみにしていた絹ちゃんが喧嘩をするシーンです。
きっかけは舞台に行く行かないの話だったはずなのに、2人の焦点はお互いの言葉遣いや、最近の態度などの別の理由にオーバーヒートしていくという描写はお互いの無意識下での不満がドロドロと染み出していくようで苦しかったです。だからこそラストがキラキラと晴れやかに終われるというものではあるのですが……
映画でゴールデンカムイが気になった人は是非手に取ってみてください。今まさに佳境で、全くもって目が離せない素晴らしい漫画です。
花束みたいな恋をしていたと思っていたおじさんは実は鼻くそみたいな恋しかして来なかった?と思ってしまいました
共通する趣味や話題の多い二人は奇跡的な出会いを終電を逃すことでゲットする。押井守がカメオ出演。汚ならしいおじさんだったなぁ🙏 時間があって、体力もあって、朝まで6回できた頃が懐かしい。朝までやってる店は今と違ってそうそうなかったので、どちらかの家に上がり込むしかないもってゆき方はまさしく昭和だった。
今の若いカップルがこの映画を見て、ちょっとずつ冷め、ちょっとずつすれ違ってゆく状況がいずれ訪れた時、どう対処するのがいいのかヒントになったかなぁ? それとも、映画の先入観に支配されたまま、疑心暗鬼の罠に嵌まってゆくのか? そのカップルの経済力や知性や協調性によるのだろうけど。 ある場面から急な展開をみせる後半での菅田将暉(麦)と有村架純(絹)のセリフや演技がチクチクと刺さった。麦が物流会社に務め出してからの麦の変化の描かれ方や演じ方がやはり菅田将暉のうまいところ。予約してある土曜日の映画。先輩に誘われての出張の前乗り(前泊)の場面はファミレスでの男二人の夕食。名古屋の歓楽街での夜遊びじゃないのかい!と思ったオイラ。 自分の意にそわない労働であるが、凝り性で真面目な彼が仕事に忙殺されてゆくシーンがつらかった。つっかかっていく絹もうまくて、ますますつらくなりました。
でも、菅田将暉でなかったら、へなちょこ映画になっていたかも。
最後のほうでの清原果耶の器用も引き締めてくれました。
救いは焼そばパンと焼きおにぎり。
どちらも好物でして、映画を見た日のお昼はファミ○のコーヒーと焼そばパンでした。焼きおにぎりは備長炭の残り火が最高ですが、最近はアラジンのヒーターがめっちゃ旨いです。
多摩川堤通り沿いのマンションの眺めが羨ましかった。いいね、あのベランダ。たぶん、調布の上石原の近く。あの橋は渋滞すると渡るのにすごく時間かかるのよ。
Googleマップのストリートビューの話は面白かったけど、それで〆るとは?
それから、猫の引き取り手をじゃんけんで決めるシーン。「なんでパー出すのよ」「大人だから」。紙が石に勝つのが昔から疑問に思っていた二人の駆け引き? 脚本、細かいなぁ。
イヤホンのRとLの話ではじめるけど、その意図するところがちょっとよくわかりませんでした。
社会に出ることはお風呂に入ることと同じだと言う絹の母親の話のオチはなんでしたっけ?
人生でこうゆうことあるよね。
すごい心が揺さぶられた映画でした。
こういうことあるよね。みたいな感じで何回も出ている人たちの気持ちや言葉の意味がわかる場面があり、すごく感情が揺さぶられました。
沢山の人の共感を呼んでいるのを見ると、こういう経験をしてる人はいっぱいいるんだな。と驚きました。
恋愛と結婚は全然違うし、何かを諦めて生きるか、それともそれに我慢できずに別の道をあゆむのか、その二つで戸惑うのが人間なんだなっと思いました。
恋愛感情が続かず、無くなっていくのは凄く寂しいけど、その時その時を大切に過ごすことがすごく大事なことなんだなって思わせてもらってとっても見て良かったです。
単なる「ラブストーリー」ではない
序盤こそ麦と絹の趣味や気が合いすぎて「そんなことあり得るか?」と思いながら観ていたが、
そんなことを忘れてしまうくらいには、付き合ってから別れるまでの心情の変化がリアルすぎて心に刺さりまくりだった。
付き合いたてのラブラブいちゃいちゃした感じ、お互いがお互いに気を遣いすぎて徐々にすれ違っていく様、でも別に嫌いになったわけではなく普通に過ごせてる感じ、昔を懐古してしまう場面が多々あってしんどくなった。
居酒屋で「じゃあこれはここで会うためのチケットだったってことですね」って言って気まずくなっちゃうシーン、ドライヤーのシーン、信号待ちのキスシーン…
キュンキュンニヤニヤできるラブストーリー要素ももちろんあったが、
どこかそれ以上のものがあり、「ラブストーリー」と括ってしまうにはもったいないと感じた。
最初はお揃いだったスニーカーがいつからか違う革靴になっていた描写が印象的で、
「始まりは、終わりの始まり」「恋愛はナマモノだから」等(もっと他にもあったが忘れてしまった)、なるほどなあ、そうだよなあ、と思わされるセリフがたくさんあった。
2人の言葉選びも面白く、麦の父に「ワンオクは聴くかい?」と聞かれて「聴けます」と答える場面は特に絹の性格が現れていてニヤッとしてしまった。
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、
モヤモヤするわけでもスッキリするわけでもない、
でも自分の経験を思い出したり恋愛や結婚について考え直したり、なんとなく悶々としながら帰路につくような映画だった。
始まりは終わり、終わりは始まり。
終電を逃して始まった恋は、友人の結婚式で終わりを迎えようとした。
お互いに話をするために寄った思い出のファミレスにはいつもの席はなく、別れ話の傍らで昔の自分たちのような若い男女が辿々しくも会話を弾ませている。
自分たちだけの特別な恋は、自分たちだけのものではないこと。LとR。同じ時間を過ごしていても、お互い聞こえていた音楽は違っていたこと。
観終わってすぐは普通の恋愛映画だったように感じたが、日に日にのめり込むような魅力がある。
菅田将暉と有村架純ちゃん 一番いい演技だった
2回目の鑑賞ですが
菅田将暉と有村架純ちゃんに夢中になりながら見ていました
ストーリーはネタバレになりますので
良かったシーンを説明します
2015年の初めての出会いから
2016年 就活をしないで二人で過ごしたシーンも
2017年 初めての同居生活も
2018年 就活をして二人が仕事が決まった時も
2019年 二人が別れるときに回想シーンが出てきたところは感動しました
2020年 再開したけどお互いに別々の道を歩んで
物語は終わりました
また恋愛映画があれば絶対に見に行きたいと思います
理想の破滅つらたん
私みたいな、ちょっとメンヘラ気味の良い人ぶった人間にとって理想の恋が…
そんな恋が破滅していくまでの道のりが描かれていて苦しい。
現代社会の風刺にもされていて、息苦しい世の中が浮き彫りにされて、それもまた苦しい…
若者の才能が日々削られていく日本て…
でもまぁ、なんだかんだ主人公の二人は運命なので、もう一回つきあってハッピーエンドになる未来も見える。
曲やら、本やら、漫画、ゲーム、、
好きが詰まった映画でした!
ありがとう😊
花束よりも野に咲く花を眺める方が、自分には合っているのかもしれないなぁ、なんて。そんな事を感じています。
予告を観て、お洒落な雰囲気の作品なのかと気になり
有村架純さんヒロイン作品だから観ておかなくてはと
そんな感じで観てきました。
「花束みたいな」
という位だから、きっと
華やかでお洒落な雰囲気の中で
素敵な恋愛が描かれるんだろうなぁ と
思って鑑賞開始。
エピソードひとつひとつは
都会で暮らす若い男女の出会いからの
一コマ一コマを切り取って軽妙なリズム感で描かれ
とてもいい感じで話が進むのです が
最後まで観て感じたのは、
「エンディングへの違和感」 でした。
同棲までしておきながら
何気ない一言に過剰に反応し
相手を気づかう事に疲れ
気づかいの言葉には心を閉ざし
…
そんな生活に嫌気がさし
別れることを選択した二人だと思うのです。
それなのに
それぞれ別の彼氏彼女をみつけて
上手くやっているというエンディング
う~ん
やはり 「違和感」 感じます。。
※違和感…というのもまた違うような気もしているのですが
上手い言葉が浮かびません…
たとえば
ラーメンが食べたくなって行列に並んだらクレープ屋さんだった とか
ハンググライダーで滑空し気分良く着地したら湿地帯の真ん中だった とか
浜辺美波ちゃんを観ようと映画を観たら、ゾンビ映画だった とか
↑ これは違うかも …汗
そんな感じです。
※「例え」になっているでしょうか…
決してつまらない作品ではなかったのですが
ラストシーンだけがどうにも合わなかった…。
そんな作品です。
◇
花束
「綺麗な物」との印象をもっていますが
この作品のこのタイトルには
「キレイだけど、後は枯れていくもの」 とか 「飾り物」
そんな意味が込められているのでしょうか?
そうだとしたら、
意外と奥が深い作品なのかも…。
三太郎
そういえば有村架純と菅田将暉 って
かぐや姫と鬼 ですか
やはり鬼はオニ嫁を大事にしなきゃ
◇
枯れたらお終いの「花束」よりは
野に咲く花の方が好きかなぁ と、しみじみ。
※ドライフラワーというのもありますけど…
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
大人向けの恋愛映画、好き嫌いは分かれるかも
3/11 加筆修正しました。
きのこ帝国世代、文学オタクです。
事前情報をいれずに見に行ったため、出てくる作品も、曲が流れることも、それらのタイミングも知らず、毎回頭を抱えました…。
ドンピシャの世代は就活を経験している23〜アラサーくらいですかね?
たしかに出てくるのはワードばかりですが、だからこそ見ている人の思い出とリンクするのかなと。
個人的には序盤のクロノスタシスの時点で、大学時代にサークルのメンバーで深夜にコンビニで花火を買ったのを思い出して情緒が死にました。
この作品はありふれた日常、ありふれた恋愛が描かれた作品だと思います。
何かしらの時間があるわけではないので普段ミステリーだったり、きっちりした文面や作品が好きな人だと好き嫌いはわかれるかもしれません。なにより、麦くんも絹ちゃんも感性が女性的ですね。
だけど出会った頃の彼らは大学生で、おそらくこれまで何かを苦労して得たことがない、所謂「競争社会」から離れたところにいる二人です。
信念も将来のビジョンも特になく、現状維持を掲げているあたりが現代っ子らしい。そのままフリーター、売れないクリエイターという進路を選んだのが全ての始まりだった気がしています。
麦くんは絹ちゃんに寄り添える男の子で、絹ちゃんが100を伝えなくても酌もうと努力する子。
絹ちゃんも言葉にしないだけで麦くんのために色々気を回していて、女性だったらついつい共感してしまう気がします。好きな人のためならがんばれるけど、ある日突然限界が来るよなぁと思いながら鑑賞しました。
あと、絹ちゃんは押しに弱いタイプ。
社長とのラーメンだけで終わったわけないんですよね…
世の中の恋は漫画のように劇的なものではないかもしれないけど、その一つ一つが花束みたいに美しくてキラキラしたものなんだなと思えた作品です。
何か決定的なものがあったわけではなく、少し少し変わっていく恋愛関係を認められるのか、その噛み合わない歯車をまた合わせることができるのか、いろいろなことを考えました。
大人向けだと思います。
私のように刺さりすぎた場合、終演後全く言葉が出ず号泣している人もいるのでデートにはお勧めできません笑
若い頃
若かった昔の自分を思い出しながら観てました。二人の心の中の声(本音)が少しずつずれていく、さみしさとか、自分も昔、ありました。そうなると、やっぱり別れ、結婚はしなくて正解だったとあとから思えた。二人がじゃれあいラブラブなかんじがかわいかった。最後のシーンは印象的。お互い別れても良き思い出としているから最後に手を振った。ステキな恋愛映画でした。
男性目線の映画
リアリティがあるシーンとないシーンの差が激しかったな。
天竺鼠は違くない?
地元の駅じゃないところでトイレットペーパー二つも買わなくない?
最初は乗れなかった。
中盤はよかったなぁ。
オダギリジョーはインパクトありすぎてちがかったな。
キューピッドの目線
基本的にロマンチックな物語だった。
観終わった直後に、架空の続編が脳内を駆け巡る。
4年に及ぶラブストーリー。
恋愛の絶頂期を経て「生活」に擦り減っていくお互いの感情、その変遷が生々しい。
男性が感じる事、その思考の発生源。
女性が感じる事、その思考の発生源。
当事者達には理解不能なアレコレが、驚く程共感できる。観客という第三者な立場が、そうさせてくれるのだろう。僕らは至極冷静に過去の出来事を分析する事になる。
まるで運命のように出会う2人。
とても微笑ましいエピソードが満載だ。
同棲したての頃なんかは楽しくてしょうがない。だけども、女性は「終わり」を意識してたりしてる。
この恋が、最後の恋でありますようにと祈るかのようだ。ある種、現実的ではあるなぁと思う。
男性側は、やっぱりそんな事を考えない。
やがて、生活がおぶさってくる。
この幸せを維持する為に、愛情とは別にお金が必要になってくる。
2人は「学生」から「社会人」になる。
すれ違いが起こり、喧嘩になる。
もう、その喧嘩の内訳が見てて辛い。
相手の気持ちが良く分かる。
なんであの時、理解してあげられなかったのだろうと、とてもとても悔やむ。
いまだ未経験のカップルは、この映画を見れて良かったんじゃなかろうかと思う。将来そのシチュエーシヨンに陥った時、はたと立ち止まれるかもしれない。
紆余曲折を経て、彼らは別れる事になる。
この別れ方が、また切ない!
アレをやられたら、もう戻れないと確信してしまうのじゃなかろうかと思う。
そして月日が過ぎ、2人は偶然出会う。
お互い違う相手と共にいる。
なのだが…思考は似てるし、価値観もそのままだ。服の趣味も未だに変わらない。
そして、その後の2人次第では、奇跡と思える出来事が起こる。
物語に時折挿入される2人のモノローグが秀逸だった。微笑ましいものも、辛辣なものも。本来見えない「心情」を解説してくれるかのようだった。
その時々を切り取るカットも編集も素敵だった。
有村さんは、サバサバとしながらもしっかりと可愛いし、菅田氏の頼りなさといったら、この上ない。だからこそ頑張る彼を他人と思えない程だ。
恋愛が始まってから終わるまでの変遷を、その裏側とともに傍観する本作。
共有できる感情も多いのだけど、ふと思う。
もし、運命の矢を持つキューピッド達がいるとするなら、今の彼らを温かくなのか、好奇なのかは分からんが、見つめてるのではなかろうかと。
今の僕たちのように。
ラストに差し掛かり、やっぱりお似合いだと思う。
どころか、2本目の矢が刺さったのかと思うようなシュチュエーションだ。
その後、2人はヨリを戻すのではなかろうかと思う。
だがこれは、運命を知らない俺の願望だ。
いやいや、所詮、同じ過ちを繰り返すだけだと踏みとどまる未来もある。
それとも経験や成長から対処法を獲得できるのかもしれない。相手を思う一途な気持ちが、相手を思いやれる気持ちに変化するかもしない。
近すぎず…それでいて遠すぎず。
2人ならそういう距離を見つけられるのかもしれない。
花束はいずれ枯れるのが運命たげど、それを捨てるかドライフラワーとして飾るか…それが出来る花と出来ない花はあるのだけれど、どうするかは2人で悩めばいいのであろう。
ある種「愛情」は「呪縛」と同列であり、別れた後の3ヶ月間の解放感ったら底知れないものがある。
この作品が秀逸であると思えるのは、その後の時間を優しく空想できるからだと思う。
でも、この空想も男と女ではきっと違うのだろう。
女性は「元鞘になど戻らない方が幸せ」と断言するかもしれない。
作り手の偏見に満ち溢れているかもしれない本作だけれど「運命の矢」の逸話を描いてるようにも感じる。
…女性陣に鼻で笑われてるような気もするけれど、勇気を持って投稿する。
終わり方はいい
菅田将暉と有村架純が好きで鑑賞。
大人になったからなのか所々うーん?と思うシーンが、
就活したくないから同棲?
好きなことを仕事にするのはだめ?
社会に出てからの麦くんがあんまり好きになれなかった、、、。
結婚式後の別れを切り出すまでの、出会った頃を思い出す演出はよかったー。
終わり方はきれいな理想的な終わり方でいいと思った!
誰しも経験するであろう物語
坂本裕二さんの脚本、監督が「罪の声」の土井監督という事で鑑賞。作品の舞台でもある調布の映画館で見たので、なんだか変な気分だった。観客は若い人から年配の方まで、女性の比率は高くほぼ満席だった。
年齢を経れば誰しもが経験するような恋愛あるあるを主人公二人の目線で追体験する。ただ今までの恋愛映画と異なるのは、楽しい時間を経た後のすれ違いまで描いている事。付き合ってから結婚に至れば自ずと体験する、セックスレスや些細なケンカ、一緒にいる事で当たり前になってしまう事柄を丁寧に描いていた。
嫌いではないし大切なのだけれど、付き合い始めのドキドキするような恋愛は得られない。彼らは別れる選択をした事でお互いに次へ進む事が出来た。
男女が乗り越える普遍的な試練を、この映画は提示していると思った。
自分の過去と重ねながら観られるのがヒットしている要因だと思った。
切ないけど
映画館は高校生で溢れていましたが、私には色々経た人にこそ響く映画だと感じました。
二人が出会って恋をして同棲して別れる話。ありきたりといえばありきたりなんだけど、胸に刺さるものがある。色々思い出したり考えたりして、辛い。笑 だけど最後は明るくあの頃を思い出しながら各々の道を進んでいっているところが爽やかで良い。有村架純ちゃんと猫かわいい。映像がとても綺麗で、二人で住んでる家もお洒落で、ほんと映画みたいな恋って感じ。
小さいすれ違いの描写が細かくて、絹ちゃんの好きがどんどんなくなっていってるなぁというのがものすごくわかる。最後ファミレスで気持ちが戻りかける菅田将暉の細かい演技に泣かされた。
どちらの気持ちも分かるし、何がダメだったとかではなく、この二人はいつかはうまく行かなかったんなぁと納得できる感じ。色んな所が「同じ」から始まった二人の片方が変わっていって「違う」ことが増えていくって、辛いしうまくいかないよね。変わることは悪いことじゃないし、色んな生き方があるから。
とはいいつつ、多分二人とも割と厄介な性格だからこの二人以外でうまく行くのか?とかお節介で思ってしまった。笑
身近にあるであろう恋愛物語
私は恋愛ものは映画ジャンルの中で最も嫌いですが、何かこの作品は惹かれたもので視聴。
ただ正直期待値が大きかっただけにそこまでという感じでした。
前半はもう笑みが自然と溢れてしまうような幸せな展開で、この後よく転ぶのか悪く転ぶのかワクワクしながら見ていましたが、最後は「かなり現実的だな」という印象でした。
どこにでもいるようなカップルの恋愛物語を、この主演2人が演じたから華があるんだろうなという感じです。
まぁあまりドラマチックすぎず、これはこれで良いかなとは思います。
全体を通してもそれなりに面白かったです。青春映画ですね。
とにかく菅田将暉はかっこよく、有村架純は可愛く、とても素晴らしい演技でした。
55点
映画評価:55点
1組のカップルの出会いから別れまでを描いた作品。
好きな事に意気投合し、
毎日、毎日、その相手の事が気になって
大して興味のない相手の趣味も
一生懸命話す姿を見ているだけで
何だか楽しくて
内容なんて二の次で。
気になる人と一緒だと
何でも楽しくって
そんな経験、
好きな人が出来たら
誰だってした事があるんではないだろうか?
そういう普通の恋の話し。
登場人物が少し美男美女で、
少しオシャレで、少し偏屈な趣味を共有している
それだけ。
でも、普通だからこそ
共感も想像もしやすかった。
ただ一緒にいる事が楽しかったから
一緒にいるのに
生活とか、習慣とか、環境とか、
時が経つ事に変わっていく。
不満はあるけど、
好きだから、一緒にいたいから、
お互いのために二人の時間を捨てる
同じ物を一緒に食べて
同じ曲を一緒に聞いて
同じ布団で一緒に寝て
その時間が無くなる
個々になる。
そりゃあ、
音楽はLとRで流れてくる音が違うから、
両方耳に入れて聞かないと
本質なんか分からない
でも、違うんだよ。
好きな人と音楽の本質を確かめたいんじゃない
一緒に同じのを共有したいだけなんだよ
共感なんて要らない
大切なのは共有なんだよ
それが出来なくなると
どんなに好き同士でも別れる。
二人が変わった訳でもないのに
自分自身の恋では気がつかない答えが
こうやって他人の普通の恋を通して気がつく
そういうもんなんだろう。
【2021.2.25鑑賞】
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