れいわ一揆

劇場公開日:

れいわ一揆

解説

「ゆきゆきて、神軍」「全身小説家」などで知られるドキュメンタリーの鬼才・原一男監督が、2019年の参議院選挙で注目を集めた「れいわ新選組」の候補者を追ったドキュメンタリー。令和元年夏、参議院選挙でさまざまな候補者を擁立したことも話題となったれいわ新選組から、女性装の東大教授として知られる安冨歩が比例代表候補として参院選に出馬した。「子どもを守り未来を守る」のスローガンを掲げて、全国遊説の旅に出た安冨を中心に10人の個性豊かな候補者たちの姿に原監督のカメラが鋭く迫っていく。2019年・第32回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門特別上映作品。

2019年製作/248分/G/日本
配給:風狂映画舎
劇場公開日:2020年9月11日

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(C)風狂映画舎

映画レビュー

4.0安富さん主演のドキュメンタリー

2021年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2019年参議院選挙に出馬した安富歩さん主演のドキュメンタリー映画。
映画のタイトルにあるように、山本党首をはじめ、れいわ新選組から出馬した個性豊かな候補者にも触れていくのだが、あくまで主役は”女性装家”の東大教授である安富さん。
原一男監督が、れいわ新選組のドキュメンタリー映画を撮るというのはネットニュースで知っていたが、告示の少し前に、安富さんから「私の映画を撮ってほしい。映画を撮ってくれるなら立候補する」というメールが届いたことがきっかけだったとはビックリ。

安富さんは「子どもを守ろう」をスローガンにしつつ、また記号化した都市に馬がいて欲しいとの想いから馬を連れて、即興演奏家・片岡祐介と一緒に演奏しながら選挙活動をするのだが、選挙に勝つことよりも自己表現として活動を続ける。

やはり学者だなぁと思うのは、名台詞が多いこと。
すべては政治的であり、「政治に興味がない」と言うことは、現在の体制を容認しているとか、選挙期間中にマスメディアがれいわを取り上げなかった件については、「メディアが崩壊し始めていることに気付いてほしい」とか、まあ他にもいいこと言うなあと、目頭が熱くなったのだった。

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矢吹 貴

5.0私自身がマイケル教信者なので

2021年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

松本での上映会&トークショーに参加し、DVDも購入し、計5回観ました。

「人間とは何か?」「政治とは何か?」「選挙とは何か?」「お金とは何か?」「環境とは何か?」「社会とは何か?」選挙活動というキャンパスを利用し、日本のあっちっこっちで訴える安冨先生。

2019年、まだコロナ禍の前、安冨先生は今の暮らしを一度見直して、今の生活が本当に幸せなのかを自ら見つめ直し、誰かの思想で固めらてしまっているあなたをぶっ壊し、自分の中で気付いてくれるのを待っている、あなたの子ども心に気付き、その子どもを大切にしてほしい。と訴えます。

コロナ禍で、多くの人が強制的に立ち止まることになり、自分の暮らしを見つめ直した方が多くいたのではないかと私は思います。

安冨先生は馬に乗ったことで、自分の心が救われ、音楽を始め、絵を描くようになったと話します。
自分の心の中に居る子ども心に出会うこと。
そして子ども心に出会うと、人はクリエイティブになり、アートを始める。

義務教育では、国語算数理科社会、英語数学などで才能を発揮する人が価値のある人だと教えられてしまいます。
その他の分野で才能を発揮していたとしても、学校生活の中では落ちこぼれだと認定されます。

私自身、子ども時代はどの分野でも落ちこぼれで、価値のない存在だと思わされていました。

でも40過ぎ、マイケル・ジャクソンを研究し、安冨先生の動画を観ることで、私は役立たずの落ちこぼれだけど、それでも家族5人仲良く幸せに暮らしているのだから、平和という価値があると自分を認めることができました。

義務教育で植え付けられた学歴差別に苦しむ人の心に希望の光となる映画だと私は感じています。
エリートと世襲議員が築いたこの狂った世界が、底辺に居る人々が開花することで180度変わることを私は望むし、そのような活動を続けたいと思います。

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ほどよい

4.0この国は狂っています。でも希望をみました。

2021年4月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

原監督が好きなのと、2019年の選挙では山本太郎さんに投票したので、興味があって鑑賞しました。

最近の世界は急速に多様性が拡がっているので、高齢男性政治家の女性蔑視発言が原因で、日本は大恥をかきましたが、れいわ新撰組もこの世界的なムーブメント同様、多様性を大いに取り入れた政党ですよね。一般的には、スーツ姿の高齢男性が政治家のイメージだから、れいわ新撰組は異形の集団です。政治だけではなく、エンタメ界も相当変化してきてますから、日本の政党もいい加減世界の変化を受け入れて欲しいですね。

とにかく一番驚いたのは、れいわ新撰組の支援者は女性が多いこと。観た感じ女性の支援者が70-80%位?私も投票した位なので、納得。

『はりぼて』でみた自民党の支持者も『なぜ君は総理大臣になれないのか』でみた希望の党支持者も、男性がほとんどで、女性はお手伝い的な扱いに感じました。

しかしれいわ新撰組は、女性が主導をしていました。安富さんがおっしゃるとおり、この国は狂っていますが、希望があるとすれば、女性です。

政治家として最も恥ずかしいのは、日本に飢える人がいること。貧困があること。お仲間同士で飲み会ばかりしている自民党の議員の方々。日本で飢えている人が増加していることにも興味が無いでしょう。嘘ばかりついているので、地獄で舌を引っこ抜かれて欲しいです。

丸川珠代氏や三原じゅん子氏は、相変わらずエグかった。絶句。

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ミカ

0.5安冨歩の人間性

2021年1月8日
iPhoneアプリから投稿

この映画を予備知識なしで観た人がどう感じたかは知らないが、以前から安冨歩という人のナルシスっぷり、傲慢さ、暴力性、一貫性の無さ、に拒否反応しか感じられない自分には、不快感ばかりが残る作品だった。

大都会で馬を連れまわすのは虐待では?と意見したれいわ新選組支持者を嘲笑しこき下ろし自身の信奉者に叩かせるよう仕向ける‥‥とても共感できるような人ではないのだ。

女装の見た目、子供を守ろうというソフトな主張に騙されてはいけない。

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RON
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