未来へのかたち

劇場公開日:

未来へのかたち

解説

愛媛県にある焼き物の里・砥部町を舞台に、壊れてしまった家族が陶芸を通して絆を取り戻していく姿を描いた人間ドラマ。砥部町で小さな窯元を構え、新しい砥部焼のスタイルを追求する新進気鋭の陶芸家・竜青は、町をあげて実施されたオリンピック聖火台のデザインコンペを勝ち抜くが、採用されたデザインは身に覚えのないものだった。それは竜青の娘・萌が彼の名で密かに応募していたもので、実現させるには敵対している老舗窯元の父・竜見の技術が必要だった。そんな折、竜青の兄・竜哉が10年ぶりに町へ戻ってきて、「母の死」にまつわる父子の因縁が再燃する。伊藤淳史が主演を務め、妻・幸子を内山理名、亡き母・典子を大塚寧々、兄・竜哉を吉岡秀隆、父・竜見を橋爪功が演じる。監督・脚本は「瀬戸内海賊物語」の大森研一。

2021年製作/112分/G/日本
配給:スターキャット
劇場公開日:2021年5月7日

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(C)2020「未来へのかたち」製作委員会

映画レビュー

4.0#47 地方PR映画としては素晴らしい

2021年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

よくある地方宣伝映画かと思いきや、主役の伊藤淳史クンの演技が良いせいかとても面白かった。

もっと映画にいっぱい出て欲しいなあ。

残念ながらコロナ禍の反五輪ムードの中の公開となり宣伝効果は半減したかもしれないがコロナが明けたら是非砥部町に行ってみたくなった。

そもそも砥部焼きの名前も知らなかったので、そういう意味では宣伝効果抜群。

あんなに大きな器を焼けることも知らなかったし。

家族でもないのに目立ってたバイトの村上クンのイケメンぶりも◎。

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chicarica

2.0映画でやる必要は感じられなかった

2021年5月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 なんともしまらない作品であった。橋爪功がいなければ作品そのものが成立しなかったかもしれない。人物造形がステレオタイプ過ぎるのだ。もっと簡単に言うと登場人物に深みがない。人間はもう少し複雑な筈である。
 伊藤淳史は上手な俳優なのに、本作品では直情型の浅はかな人物になってしまった。吉岡秀隆に至っては、この性格俳優をよくも単純で底の浅い人間に仕立て上げたものだと呆れてしまった。これほど稚拙な演出は初めてである。
 俳優陣の頑張りでなんとか物語をもたせた感じである。橋爪功は単なる頑固親父ではないという表情をしていたし、内山理名にはそこはかとない女の優しさがあった。もっとも伸び伸びと演技をしていたのがアルバイト役の飯島寛騎で、この人だけはリアルだった。
 ストーリーはありがちな家族再生物語だが、考え方を変えれば、水戸黄門のドラマのように楽しめる。結末は見えているし、伏線もきっちり回収するところは水戸黄門か、ドクターXみたいだ。エンタテインメントとしては悪くないのだが、総合芸術である映画でやる必要は感じられなかった。

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耶馬英彦

3.5【”結昇” 亡き母が命を懸けて探した陶土が、壊れかけた家族の絆を再び結んだ、喪失と再生の物語。】

2021年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

ー ”結昇” 砥部焼、リュウセイ窯を営むリュウセイの工房に墨痕も鮮やかに額に入れ、掲げられている言葉である。
 良い言葉だなあ・・、と思いながら作品鑑賞。
 だが、リュウセイは”結昇”の言葉とは真逆の行為を父、兄に対してする。
 そこには、ある哀しき理由があった・・。ー

■感想
・砥部焼を、世に広めるために、五輪聖火台を地域の絆で作って行く物語であるが、内容は
”家族の絆の再生”
に徹頭徹尾、フォーカスしている。

・冒頭、砥部焼により五輪聖火台を創ろう、という町の提案に対して、否定的なモノ言いをいう3人の男の姿。
ー 最初から、
  “出来ない、無理、どうせ竜見釜の作品が選ばれるだろう・・”
  という言葉は、絶対に使ってはいけないよな。
  否定的な思想からは、何物も生み出さないのは、自明の理である。ー

・ありがちなテーマではあるが、名優の域に達した砥部焼の第一人者竜美を演じた橋爪功や、リュウセイの兄で、母が亡くなってから家を飛び出し、美大の教授になった竜哉を演じた吉岡秀隆の安定した演技と、
今や中堅どころとなった内山理名さんの一本気なリュウセイをいつも笑顔で支える奥さん振りや(時代劇のイメージが強かったので、そこも新鮮だった。)
若手の桜田ひよりや、飯島寛騎の笑いを誘う演技のバランスも良い。

・亡き母を演じた大塚寧々さんは、いつ見ても素敵な方であるなあ・・。

<モノづくりは、皆で力を結集して行うものであるが、陶芸でも皆で力を合わせ、夫々の良い所を取り入れると、素敵な”大作”が出来るのであるなあ、と思った作品。
 今の様な時代だからこそ、いがみ合う事を止め、力を合わせて難局に対応していく必要性が、今まで以上に増しているのだ、と思った作品でもある。
 それは、今作で描かれたように家族の域を超え、様々な組織でも言えることであるよなあ・・。>

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NOBU

3.0ミュージカルでみてみたい

2021年5月11日
Androidアプリから投稿

エンドロールでミュージカルが原作のように出ていましたが、歌とかどんな感じなのでしょうね。興味あり。映画はなんか普通かな。内山理名さんと娘さん役の方が素敵でした。美大教授と橋爪さんはやや演技のしすぎかなという印象でした。

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Wakuraku
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