燃えよスーリヤ!!

劇場公開日:

燃えよスーリヤ!!

解説

痛みを感じない体質の青年がカンフーで悪の組織に立ち向かう姿を描き、第43回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞したインド発のヒーローアクション。生まれながらにして痛みを感じない体質を持つ少年スーリヤは周囲の子どもたちからいじめられていたが、幼なじみの女の子スプリだけは彼を守ってくれていた。そんなある日、祖父から見せられたアクション映画で、「空手マン」と呼ばれる片足の格闘家マニに衝撃を受けたスーリヤは、独自にカンフーの特訓を開始する。やがて成長したスーリヤは、カンフーと痛み知らずの体を武器に、街の悪党たちを退治するべく日々戦っていた。ある日、チンピラに誘拐されそうになっていた女性を助けようとした彼の前に、長い間離れ離れになっていたスプリが現れる。スプリが街を牛耳る悪の組織に狙われていることを知ったスーリヤは、愛する彼女を守るべく立ち上がる。

2018年製作/138分/G/インド
原題:Mard Ko Dard Nahi Hota
配給:ショウゲート
劇場公開日:2019年12月27日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5満腹感、サービス精神、過去作へのリスペクトをみなぎらせた力作

2019年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

これまで我々が「インド映画とはこんなもの」と判で押したように理解してきたテイストとも明らかに違うし、かといって従来のカンフーアクションという枠にも収まりきらない、突然変異的な何かを感じる一作。冒頭から際立つモノローグが映像と掛け合い、さらにはジイちゃんの放つ「水分補給を忘れるな!」という決め台詞がジワジワとボディブローのように効いてくる。そこから始まる「小さな恋のメロディ」を二重にも三重にもトルネードさせたボーイ・ミーツ・ガールもまた瑞々しく、可愛らしい。もしかすると前半部分のこの辺りが作品中もっともクオリティ高く、語り口の創意工夫が行き届いているかも。そしてようやく、運命のビデオテープと遭遇するあたりから、物語は本筋へ。もうここまでくると何でもかんでも盛り込みすぎで収集ついてない感じは否めないのだが、その満腹感、サービス精神、過去の名作へのありったけのリスペクトはひしひしと伝わってくる。

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牛津厚信

1.0まぁ、CGがまだまだ使われていないから♥

2023年11月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0タイトル酷いですが、中身は面白かった!

2021年9月8日
iPhoneアプリから投稿

インド映画、さすが!
これは女性が観たら、最高じゃないですか?痛快です!
女性やしょうがい者など社会的通念では主役じゃないほうに置かれる、この「サブ」こそが主役です。ヒロインがとても魅力的。ヒーロー達も不完全だが、そこがいい。キリスト教圏の型と違い、悲壮感に打ちひしがれません。ヒロインのお母さんも喝を入れる。「わたしはなんか泣き寝入りしたけど、あなたは逃げるのよ!」弱者≠従順な良い人、時代は変わりました。逃走か闘争、弱者も闘え!という時代。くっくっく...と終始笑いどころがこれでもかと、まんべんなく織り込まれてます。インド映画は、深刻なテーマも笑いという糸で織る。

弱者は実は強靭...パラリンピックでも感じましたが。そして強者はかなりのクズっぷりですが、時にフェアになったり。逆に弱者ヒーローも魔がさしたり。どっちだよ?っていう不条理。人間は白も黒も両方の部分があります。当然です。美化しすぎない。その灰色のグラデーションというか、まだら模様が違うだけで。

韓国映画なら悲劇や恨みとなりそうなものも、見方を変えれば滑稽、みんなに各々の理由があるからね、インド映画じゃ喜劇になります。
そして、カットのメリハリ、ぶっ飛び過ぎの緩急、展開のテンポ感でエンターテイメントにしてしまう。
なんでしょう、この技!

日本映画じゃ作れない。インド映画だからできる。
脳がスカッとしました。
おふざけしても、軽いが薄っぺらくない不思議。
文化の深さを感じました...

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xmasrose3105

2.5【数々のインド映画を観て来たが、粗いストーリー展開にビックリした作品。カンフー技は少し良かったが・・。】

2021年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

幸せ

ー ”先天性無痛症”の体質を持つスーリアの少年時代から、物語は始まる。
 お祖父さんのカンフー映画好きに影響され、幼馴染の少女スプリ(大人になって:ラーディカー・マダン:素敵な女優さん)が父のDVに悩まされている状況を救おうとするが・・。ー

◆スーリア(アビマニュ・ダサーニー)の人物設定”先天性無痛症”って・・、が秀逸で、序盤は面白かったのだが、
 スーリアが青年になる段階が、”ステップ”に次ぐ”ステップ”で描かれ、更に物語も粗く粗く進む。

 インド映画が日本で上映される場合、本編の上映時間が長いため、マサラムービーでは、唐突に描かれる”ダンス”のシーンがカットされることが多いが、今作では”ダンス”のシーンはなく、ひたすらスーリアが独自にカンフー技で、憧れの”空手マン”の双子の悪党を倒す事を夢見ながら、大人になったスプリや空手マン、お祖父さんも参戦するのだが、とにかくストーリー展開が粗いのである。

 滅多にないことであるが、録画してあったこの2時間越えの作品を観るのに5日間かかった・・。(所々、面白いので・・、止められず・・。)

 <本当に面白いインド映画はその長さを感じさせることなく、”あっという間に”終わるのであるが(代表は、”バーフバリシリーズ”かなあ・・。)この作品は、長さを感じてしまったのである・・。>

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NOBU
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