だってしょうがないじゃない

健常者でも食事に困る人も少なくなく、身内の援助もなく、忘れ去られている人も少なからずいる現代、まことさんの生き様は私には私かなり充実しているように感じました。

願わくは、このコロナ禍の今、まことさんがどう世の中に対峙しているのか見てみたい。

続編があればなと思います。

主人公は軽度の自閉症、両親は亡くなっており、親戚のおばさんが面倒を見てくれている。
しかしおばさんたちも歳を取り、主人公の行く末を心配している。
一年後に家を出ていかなくてはならなくなり、ケアハウスを紹介するのだが・・・。
近所の人たちの心配もわかるし、これから誰が、と思うとやるせない。

「シェルコレクター」の監督なのね。
ずっと洗面台でうがいをするシーンは、凄く長く感じた。
木の枝だけではなく、幹ごと切るシーンは切なかった。

まことさんと監督の寄り添う感じがとても良かったです。
自分の親族に障がいを持っている方がいたら…自分だったらどうするかな？と考えました。
障がいがあるとか、病気があるとか、それも一人の人間だとお互い認めあって、生きていける社会になってほしいなと思いました。
まことさんが幸せと感じられる人生送ってほしいなぁ…