劇場版 そして、生きる

劇場公開日:

劇場版 そして、生きる

解説

有村架純&坂口健太郎主演のWOWOWオリジナルドラマ「そして、生きる」を再編集して劇場公開。日本の東北と東京、そしてフィリピンを舞台に、東日本大震災後のボランティア活動で出会った主人公の瞳子と清隆の2人が、運命に翻弄されながらも生き抜く姿を描いた。3歳のときに交通事故で両親を亡くした生田瞳子は、盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られ、天真爛漫な少女へと成長していく。やがて女優を志すようになった瞳子は、東京で開催されるオーディションに挑もうとするが、その前日の2011年3月11日、東日本大震災が発生。震災後、ボランティア活動に参加した彼女は、そこで学生ボランティアの大学生・清水清隆と出会うが……。映画「8年越しの花嫁」やNHK連続テレビ小説「ひよっこ」などヒューマンドラマの名手として知られる脚本家の岡田惠和によるオリジナルストーリーで、「君の膵臓をたべたい」「君は月夜に光り輝く」の月川翔監督がメガホンをとった。テレビドラマでは放送されなかった未公開シーンを追加している。

2019年製作/135分/G/日本
配給:WOWOW
劇場公開日:2019年9月27日

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映画レビュー

3.53.11を新たな視点で見直そうとするWOWOW初単独配給作品

2019年9月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

3.11の被災地で出会ったボランティアの若者たちが、それを機会にお互いが自分らしい生き方を模索し合い、苦闘の果てにあるべき姿を見つけていく。基本的なフォーマットはヒューマン・ラブロマンスだが、何かを失い、そこから立ち上がろうとする彼らを通して描くのは、同じ喪失感からの脱却。岡田惠和の脚本は、被災地の現状をリアルに伝えたり、原発問題に特化するでもなく、このテーマをラブロマンス(=エンタメ)に落とし込むことで、新しいアプローチを試みている。WOWOWが「連続ドラマW」枠で6話完結という形で放送した作品を、劇場版に再編集し、さらに、初の単独配給に踏み切った理由は、そこにあったのではないか。主人公たちが語り合うボランティアに参加した本当の理由、仕事として関わる人助けとボランティアの根本的な違い、等々、脚本家の息子が実地で体験したという事実が物語に盛り込まれている点も注目だ。主演の有村架純、坂口健太郎を囲む共演陣の充実ぶりも含めて、公開規模は少ないが、今週末公開作の中でもオススメの1作だ。

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清藤秀人

3.0ひとによって幸せの形や考え方は違うって再確認できた 有村架純かわいい

2023年9月15日
iPhoneアプリから投稿

ひとによって幸せの形や考え方は違うって再確認できた
有村架純かわいい

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杏仁豆腐

3.5納得できますか⁉️

2023年9月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
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りか

3.0ドラマ版の視聴の感想ですみません

2021年12月1日
iPhoneアプリから投稿

Netflixで六話視聴。

劇場版のみの視聴者が興味を持つかどうかわからないが知りたいと思う人がいたら見ていただきたい。

これを二時間にまとめたら駄目だと思う。
削る場所なんかないと思う。
削ったら軽い話になりそうだし、映画版見た人で割とそう言ってる人も見受けられる。

根本的にこういう話は好きじゃない。

話の展開も古くさくて昭和か!っていうリアリティのなさ。

有村架純の演じる女の子が、こんなのいるか?っていうレベルの自己犠牲女で、
せめて最初の子が元気に生まれてたら、この子は実は!みたいな流れもあっただろうに、と途中はイライラが止まらない。

私の個人的な嗜好で言うと
ボランティアというのが全く身近ではない。
出来ればそういう方々に助けて頂かなくてもよい人生でありたいし、それは多分みんながそうだろう。

自衛隊の救助も頭が下がるし立派な方々だと思うけれどお世話になる事なく人生を終えられたらと願うばかりである。

JICA は、アフリカの人達と交流する事が多々あったりするとそういう関係で結婚したカップルに出会う事がある。

彼らはその後も上手く行く時もあれば行かない事もある。
それはただの国際結婚とは違うし国内のカップルのとも同じ条件には見えない。

この六話で、前半の三話はもう (言い方悪いけど)クソドラマの部類。

親を亡くした子の苦悩や
彼らがボランティアに走る感じ
苦労の発表会みたいな事も

若いよなあというか、ああもうそういうのいいわ、って思ってしまう。

その(言ってみれば) 偽善とも捉えられがちの感情が
後半に一気に回収されていく。

一つ残らず。

ひとつひとつ 丁寧な描写で回収されていく。

実の親ではない母が、父が
不幸にも親を亡くした子を「絶対に幸せにするから」と言って本当に我が子以上に愛情を注ぎ、彼も彼女もちゃんと幸せに育つ。そして
その子たちが成長し、やはり心の底では拭いきれない傷を隠し持ってて、運命の相手とお互いが信じたにも関わらず傷はさらに増えていく。

当初思う 「なんで言わない?」という視聴者である我々の言葉を代弁する彼女は、
言ってみれば恋敵なんだけれど、彼女はまったく嘘偽りなく正直で率直でダイレクトで、悪意はどこにもない。

ましてや うじうじした男と対照的に生きる瞳子に対し友情の気持ちは変わらないように見える。

ラスト、パソコンの中で微笑む瞳子を見つめる彼の目。

そういった細かい間を削ってしまうと
坂口健太郎のこの作品での素晴らしい演技が意味のないものになる。

詐欺罪で刑務所に収監されている夫を待ちながら、一人で強く娘を育てる彼女はもはや 母である以外の何者でもない。

母である事が全ての強さの根源だから
彼がやって来ても彼女は凛と立っていられるし、彼にそういう姿を見せていたいのだという気持ちが痛い程わかる。

そう言った意味で
二時間程度の劇場版にしてしまう意味を見出せない。
と思ってしまった。

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asica
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