山中静夫氏の尊厳死

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山中静夫氏の尊厳死

解説

末期がんを宣告された男と彼を見守る医師を主人公に、人間が死んでいくこと、最後まで生きぬくことの意味を描いたヒューマンドラマ。「ダイヤモンドダスト」「阿弥陀堂だより」などで知られ、現役の医師でもある南木佳士の同名小説を、「しあわせになろうね」の村橋明郎監督が映画化。末期の肺がん患者・山中静夫が自宅のある静岡の病院からの紹介で今井が勤務する信州の病院にやってきた。腰の骨と肝臓にがんが転移した山中に、今井は付き添う家族の負担も考えて静岡の病院での治療をすすめるが、余命を宣告された山中は「生まれ育った信州の山を見ながら楽に死にたい」と今井の病院での治療を希望する。長年呼吸器内科を担当する今井は、あまりにも多くの死んでいく人間を診察し続けたことから、心身ともに疲労し、うつ病になってしまう。今井はうつ病を抱えながらも、自らの死を受け入れる山中の最後の願いをかなえようと医師として立ち向かう。末期がん患者の山中静夫を中村梅雀、医師の今井を津田寛治が演じる。

2019年製作/107分/G/日本
配給:マジックアワー、スーパービジョン
劇場公開日:2020年2月14日

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(C)2019 映画「山中静夫氏の尊厳死」製作委員会

映画レビュー

4.0ラブストーリー的に観ちゃいました

2022年2月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 0件)
こまママ

4.0思った以上に人間ドラマ。

2021年10月10日
iPhoneアプリから投稿

タイトルと派ポスターで、なんとなく内容が想像できるような?。
違いました。「(登場人物が)だれも泣かない映画にしたい」。

公開はもうほとんど終わってます。けどざっくりネタバレしない程度に。
これは誰に見てほしいかと考えました。

①医者を目指す学生さんに。
・どんなに医学が発達しても、人の死を止めることはできない。
医者の経験を積むことは、「助けられなかった患者」が増えていくということ。
その重圧に耐えられるかどうか。医師役・津田さんの「心が朽ちていく」様、さすが。

②同世代(50歳以上)に。
・もうそろそろ、人生のエンドマークが見れるかの境目世代。
やり残していること、しておきたいこと。きっとあるはず。
自分の命の期限を出された時に考えるのでは、遅すぎる。
患者役・梅雀さんの、最後にしておきたかったことへの執念。脱帽&あっぱれ!。

悲しいとかそういう言葉じゃ、ない。
もっと奥深い「人間の尊厳って、なんや?」と感じさせる作品でした。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「人間は、生きてきたようにしか、死ねないものですよ」。

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ゆき@おうちの中の人

4.0死ぬ、って事を考えさせられる。

2020年3月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

良作。だれにでも訪れる死、どうむかえるのがベストかを考えさせられた。どうしたら楽に満足した死が迎えられるのかなー。自分も家族も納得できる最後が良いけど。演者がみなベテランでうまいから真実味がある…。

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共感した! 2件)
peanuts

5.0お墓についても考えさせられた

2020年2月25日
Androidアプリから投稿

ヨーロッパでは安楽死が合法な国もあり、その手記を読んでいたので、このテーマに興味があった。

確かに、医師の言うように静夫氏は安楽死でなく尊厳死だった。
この医師の、定義がわかった。
息子や後輩へ語る短い言葉に、医師の哲学が現れておりハッとする。

患者・医師とも、人情味ある演技で引き込まれる。医師の奥さんは従順すぎるかな。でも良いフォロー役なんだろう。

医師がどんなに大変か...勤務時間の長さや過労死が問題になっていることが思いやられる。

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共感した! 1件)
れい
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