アヴリルと奇妙な世界

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アヴリルと奇妙な世界

解説

行方不明の家族を捜す少女アヴリルと飼い猫ダーウィンが異次元のパリで繰り広げる奇想天外な冒険を描き、アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリを受賞したフランス製アニメ映画。1870年。若き科学者ギュスターブは、ナポレオン3世から戦争用の秘密兵器として不死身の秘薬の開発を命じられるが、完成前に爆発事故で命を落としてしまう。これによって戦争は回避され、フランスの歴史は大きく変わる。時は流れ、ナポレオン5世が支配する1941年のパリ。70年もの間、優秀な科学者たちが次々と失踪したために産業革命は起こらず、街は蒸気機関だけが頼りとなっていた。そんなパリで暮らす孤独な少女アヴリルと飼い猫ダーウィンは、消息を絶った科学者の両親と祖父ポップスを捜す旅に出るが……。声優には「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のマリオン・コティヤール、「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフォール、「息子のまなざし」のオリビエ・グルメら豪華キャストが集結。「アデル ファラオと復活の秘薬」の原作者ジャック・タルディがビジュアル総監督を務めた。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2019/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」(19年7月13日~8月9日)上映作品。

2015年製作/105分/G/フランス・ベルギー・カナダ合作
原題:Avril et le monde truque
配給:アクセスエー
劇場公開日:2019年7月21日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5スチームパンクの新たな秀作

2019年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

科学者が攫われて科学が今の地球のように発達しなかった、そのせいで蒸気機関が発達してスチームパンク的世界が生まれた、という世界観が面白い。スチームパンク的世界の成り立ちをちゃんと説明している作品は、意外と少ないのではないか。物語は、科学者一家の娘であるアブリルが消えた家族と、不老不死の血清を巡り地球外生命体と壮大なスケールで争うというもの。自然と科学という、宮崎駿的なテーマを匂わせつつ、しゃべる猫の相棒や、飛行機、雷雲の中の本拠地などや歩く家などスタジオジブリの様々な作品の意匠の影響を受けている。
科学の究極の罪とも言える核兵器も登場し、科学は人を幸せにするのか不幸にするのかを観客に問いかける。
主人公のアブリルはとてもチャーミング。猫のダーウィンも憎まれ口が上手く、憎めない性格をしている。終盤のダーウィンの大活躍はむしろ主人公を食う存在感だった。不老不死の猫すごすぎる。

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杉本穂高

3.5まさか、帝国少年さんへのリスペクト?!

2022年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

スチームパンク!
石炭から原子力って事だろうね。
フランスは原発推進国だから仕方ないのだろう。
面白いが、新しい世界って感じではない。今の世界が異次元転生したって感じ。フランスらしいと思う。
アニメと言ってもCGアニメをレトロ感を出して制作していると思う。セル画は主要では無いと思うが。

『乗り物』とか『街』とかスチームパンクしていますが『プペル』の背景を担当したイラストレーターさんとか帝国少年先生へのリスペクトじゃありませんよね?!

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マサシ

3.0シュールな漫画

2021年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

3.5猫サムライとスノードーム

2020年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy
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