「にぃにぃベネディクトのハイヒールに目が釘付け」ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5にぃにぃベネディクトのハイヒールに目が釘付け

2019年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

 結局TVシリーズは後回しになっていまいましたが、未鑑賞でも十分楽しめました。繊細なタッチと無音状態になる大部分のため、アニメの世界観に引き込まれ、優しさとその裏にある悲しさにそっと涙してしまう作品でした。

 戦争が生み出した孤児たち。懸命に生きる少女エイミーは妹分のテイラーとともにひもじい暮らしを余儀なくされるが、やがてエイミーは貴族の娘であることが判明して一人引き取られることになった。そして全寮制の女子学園でヴァイオレット・ガーデンが家庭教師の任務を与えられたのだ。

 ハイヒールとともに印象に残ったヴァイオレットの義手。きらめき方も半端なく金属感を醸し出し、ターミネータ(T800)さえ思い起こすほどだ。知りたい。彼女の過去、そして苦しみ、すべてを知りたくなってしまった。ちょっと惚れてまうがな・・・愛とは言えないけど。

 今回は外伝ということもあり、主人公はほぼイザベルとテイラー。その関係もヴァイオレットの無心の愛によって三つ編みのように絡み合う。ヴァイオレットがいなければ、字を覚えなかったテイラー。そしてヴァイオレットのおかげで孤独から解放されたイザベル。郵便配達人になる!という一途な思いはやがて我慢することができるまで成長するのだ。涙・・・

kossy