無双の鉄拳のレビュー・感想・評価
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3.6韓国版ジョーカー
全体的に見やすく面白かった。構成がわかりやすいので難しいことを考えることなく見ることができる。
個人的に印象的だったのは敵ボスである。その背景の雰囲気もさることながら、衣装や演技までダークナイトのジョーカーを感じた。セットも古びた植物園が出てきたり、廃墟の病院などとても凝っていた。
またその筋力はないけど絶対的な悪。そして主人公の筋力重視の構図がとてもバットマンを感じた。ハリウッドではなくともいい映画は作れるのだなと感じた。そこまで予算もかからなそうな感じなので、邦画のアクション映画も見習うべきところは多い気がした。
気になったところは銃が出てこないというところだが、やはり雄牛の強さを際立たせるため演出として排除したのだろうなと思った。
拳とコメディ…
マブリー兄貴の得意の勧善懲悪、拳一つで敵をふっ飛ばし、なぎ倒す姿はわかっていても気持ちが良い。26歳には全く見えない弟分と人探しのプロ二人がわちゃわちゃうるさいがコメディ担当。敵ボスもどこかチンピラ風で小物感あり、凄味がない。今回のマブリーはセガール並みに無双過ぎたかな。
俺は好きだが少しパンチが弱い映画でした。
予想していたのとは違う感じで裏切られたけどまぁ楽しめた。突っ込みどころがある映画で、敵が1人も銃を持っていない(笑)
面白い点は敵の親玉が画面に向かって殺人を実況中継して殺人を強要し競争を始めたところ。これには戦慄した。模倣犯が出ない事を祈ります。
後は敵が主人公を警察と勘違いした点も面白かった。面白さはこれくらいでした。
Dog Hybrid !
韓国系アメリカ人。通称:"マブリー"ッて ⁉ 別名・雄牛ともよばれる、マ・ドンソク、その人。
In his mind, money is omnipotent.
今回は、だれをぶっ飛ばすかというと、世界においてポテンシャルの高い?韓国女性を誘拐し、その中で、ある者は強制的に整形をさせられ、またある者は、内臓だけを....富んでいる者から富んでいる者へ、送る場所は国内から外国まで地域を選ばず、お金になるならどのようにでもするマニアックな悪党、ギル。
2019年になって、マ・ドンソクが出演する映画が日本では、本作を含め3本立て続けに放映される。「神と共に 第二章 因と縁(2018)」「守護教師(2018)」、特に前出のCGを駆使した「神と共に 第二章 因と縁(2018)」は、この本作と公開日が同じときている。
個人的に彼が出演する映画には、たびたび人情のある暴力が見られる時があるが、今回はそんなことを微塵にも感じさせない、荒々しい、ただ夢中に愛する嫁さんを救いたいがためにだけ奔走し、まさしくこの映画の題名道理、鉄拳を超えた鉄拳、暴力を超えた暴力をストレートに出しているので、彼のファンのみならず、一般の方からも支持が高くなると思われる。当然彼のファンならば、必見の映画となっている。ただ、重箱を突く性格のものにとっては、マ・ドンソクが、敵の自動車から振り落とされるシーンが、多少スタントダブルの方と彼とが区別が出来る部分も見えたりする。ま~ぁ、そのようなことは当たり前で、同じ鍛え抜かれた雄牛の体のスタントマンはいないかもしれない。それと悪党ギルの設定が少し理解が出来ない部分も散見した。そんな中でも相棒のデコボココンビのおっさん達、言いようのない変な笑いが出てくる?????
この映画で初めて知ったのだが、ソン・ジヒョ演じる奥さんのジスが、夫のドンチョルに向かって"兄さん”と呼んでいたので違和感があったのだが、韓国では、結婚してすぐにでも、特に女性の場合は、親しみを込めて妻が年上の夫「オッパ」と呼ぶのは日常茶飯事のことらしい。この映画を見て、人に対してはっきり言う韓国女性、また目上に男の人には、「オッパ」それもありかな。
ただ個人的に気になったことが一つ。誘拐される女性の中にわき役に徹しているのだが、ペ・ヌリという女優さんが出ているのだが、一言のセリフらしきものがなかったように思うのだが、この人、知っている人は知っているかもしれないが、韓国の時代劇ドラマ「太陽を抱く月(2012)」で巫女チャンシル役 で人気が出たと聞いていたのだが......?
リーアム・ニーソン主演、リュック・ベッソン脚本・制作の映画「96時間(2008)」もいいが、ハリウッド流の過激なドンパチ、そのアクションというより、ファンタジー映画になってしまっているのも見てる分には楽しいかもしれないが、マ・ドンソクのいわゆる肉弾戦も見どころが多いと思われるのだが......!
アメリカの週刊新聞紙、Fort Worth Weeklyによると「つまるところ、この映画は‛80年代のスターローンやシュワルツェネッガー主演のアクション映画のように文句なしにストレートに思えるのは、別の文化と別の時期に移されただけで、そんなに悪いものではない。」とこの映画の印象を述べている。
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