劇場公開日 2019年10月4日

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「ジョーカーの喜劇的妄想が現実を侵食する恐怖と悲哀」ジョーカー AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ジョーカーの喜劇的妄想が現実を侵食する恐怖と悲哀

2019年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

興奮

「ハングオーバー」3部作のトッド・フィリップス、喜劇畑の職人監督という認識だったが、アメコミのヴィランを題材に、これほど深い人間洞察と確かな時代性とトリッキーな作劇を融合させた心理サスペンスを完成させるとは!

精神障害を持つ無名コメディアンが、ゴッサム市を恐怖と混乱に陥れるジョーカーになるまでを描く。彼が憧れる喜劇人役にロバート・デ・ニーロ。監督は「タクシードライバー」「キング・オブ・コメディ」の影響を公言しており、2作を鑑賞済みなら気づく点も多い。実在の連続殺人犯ジョン・ゲイシー(幼少から障害に苦しみ、成人後に道化師の装いで大勢を殺害)の影響も。

序盤でアーサーの妄想癖が提示される。最初は明示的だが、次第に妄想と現実が曖昧に。その過程はまるで彼の狂気が映画の現実(と観客)を侵食していくかのよう。終盤の暴動は格差社会で虐げられた人々の下剋上であり、トランプの時代に重なって映る。

高森 郁哉
ryさんのコメント
2020年2月21日

上のコメントで偶然が重なってどうとか、バットマンファンが見たいのはこれじゃないとか言ってる人達はガチで映画見直した方がいい。
別の視点で見れば満足のいく答えにたどり着けるはず。
ジョーカーの誕生秘話なんて描かなくてもいいって思ってる人も

ry
つくねさんのコメント
2019年11月6日

ラストでパパとママ殺された子供がバッドマンになるんだよね

つくね
さんなんかさんのコメント
2019年10月28日

いっそ このまんまの設定でバットマンやってくれたら面白いのに

さんなんか
シンディーさんのコメント
2019年10月26日

バットマンの話に沿ってるいるが、バットマンではない映画。そこを分からないとは。いや、そこらへんを分からない人多いのかもしれない。観ていて思ったよ、この映画は物事をいろんな観点から客観的に捉えられる人にしか理解できない映画だろうなと。映画を観てるのかも分からなくなるとても複雑な作品だと思うよ。

シンディー
nyantaさんのコメント
2019年10月25日

鬱患者が複数の偶然で悪役になった話。
バッドマンでの知的で恐ろしい悪役の欠片もなく、ただのオカシイ人。
高評価なんてとてもできません。

nyanta
キリコトムさんのコメント
2019年10月24日

コミックから
今まで様々なジョーカーが作られてきた。
色んなジョーカーがあっていい。

キリコトム
ひろぽんさんのコメント
2019年10月23日

バットマンファンとして見ると楽しめない作品なのは頷ける。ジョーカーのラベルを付けた社会派ドラマとしてなら傑作だと感じました。レッテル付けないと作品を評価出来ない人はもったいない。それだけバットマンが好きなのでしょうが。

ひろぽん
Clintさんのコメント
2019年10月22日

希にみる駄作。
過去の秀作をなぞりまくった監督の演出や撮影技法にも辟易する。
バットマンファンは怒り心頭のはず。

Clint
キーモ・さんのコメント
2019年10月15日

いいね👍

キーモ・
nullさんのコメント
2019年10月8日

アーサーが初めてネタを披露した場所は、pogo’sなんたらってお店でした。ジョン・ゲイシーが名乗ってた芸名はポゴだったので、作者自身かなり影響は受けているでしょうね。

null