君の結婚式

―　高校3年の夏に出会った男女の10年にわたるラブストーリーである。ー

■高校3年の夏、転校生のスンヒ（パク・ボヨン）
　に一目惚れしたウヨン（キム・ヨングァン）。
　スンヒを追いかけ回し、ついに恋人同士になりそうだったその時、「元気でね」という1本の電話を残したままスンヒは姿を消してしまう。
　1年後、ウヨンはスンヒの行方を追い、同じ大学に合格するが、彼女には恋人がいた。

◆感想

・ともすれば、暗くなりがちなストーリーだが、そこを明るく描いている姿に好感が持てる作品である。

＜ウヨンが、一度キスを交わしたスンヒを思う姿が沁みる作品。彼は、スンヒの結婚式でも男として、祝うのである。漢である。
　男として観ても、素敵な作品であると思います。＞

キムヨングァン扮するウヨンは、転校生のパクボヨン扮するファンスンヒに初めて会った。転校生同士と言う事で学校を一緒にサボったりした。しかしスンヒは事情があってウヨンの前から消えてしまった。執念でスンヒのいる韓国大学に入学して再会したが、スンヒには彼氏がいた。

すれ違いがあっても50歳を過ぎても同級生は永遠に同級生。何物にも替えがたくいいもんだ。いつ会っても当時に瞬時に戻れるよね。でも彼女の結婚式とは辛いね。

全体的に見やすく面白い映画
イケメンなのに感情表現が豊かで見ていて不快感もなく、見やすい映画だった

韓国語も全くわからないが、言語の温度感の表現や、表情だけでなく
全体的な映像表現も「感情」や「情緒」を伝えていていい映画だと感じた

ところで、日本の地上波ドラマはなぜこういう感じで作れないんだろうと不思議に感じた自分もいた。人気俳優を使っているところ、アイドルや美男美女を揃え、同じような題材なのになにか違うと感じてしまうのは決して「予算」というわけではない気もした。

おそらくその「感情」の伝え方が成功していないのではないだろうか。視聴者に何を魅せたいのかのかが、俳優の見た目のよさだけになっていて、ストーリーが見えてこないのではないだろうか。

といろいろ考えられて良かった。

タイトルそのまんまやないかい！
と、ラストシーンでは思わずツッコミを入れずには
いられなかった。

台湾映画の"あの頃、君を追いかけた"の韓国版か？
と、鑑賞中に何度も思いましたが、違うのね。

「恋はタイミング」とセリフにありますが、映画なの
だから、最後のオチはそっち〜⁇じゃなくて、ベタ街道まっしぐらにして欲しかったなぁ、、、
あの頃、、のラストシーンと近いのに、なぜかこちらは
モヤモヤが残る。。。しんみりし過ぎてたからかしら？

とにかく、ついつい作品を比較してしまうため、こちらの作品の評価が下になり、ちょっと残念。
正直、この作品だけしか知らなければまぁ見てもいいかなとは思うけれど、あの頃、、を鑑賞済みであれば大して鑑賞しなくても良いと思う。

ただ、主役の2人の身長差が最高に素敵なのと、
2人のイチャコラ具合がとても韓国っぽくて好き。
パクボヨンちゃんは初めて演技しているところを観ましたが、特別好きって事はないけど、可愛いですね〜。

ハッピーエンドといえば、ハッピーエンドだけれど、
私的にはモヤッと感の残るラストでした。
もっとスッキリ爽快！なら良かったけど、こちらのほうがリアルといえば、リアルですね。