ハッピーアイランド

劇場公開日:

ハッピーアイランド

解説

福島県出身の新人監督・渡邉裕也が、東日本大震災後も原発事故による風評被害に負けることなくたくましく農業を営んだ自身の祖父の姿にインスパイアされて企画した人間ドラマ。仕事も転々とし、金もなく中途半端な生活を送る東京に住む23歳の真也は飲み屋の店主の紹介で福島の農家で働くこととなった。寒くて、朝が早く、きつい農作業に初日から嫌気がさすが、そんな彼にも農家の先輩たちはやさしく、時に厳しく向き合ってくれた。保育士・里紗へのほのかな恋心から福島に残ることにした真也だが、自分が手塩にかけて育てた農作物の収穫の喜びや、ボスである正雄の農業で地元の人びとに尽くす姿に触れる中で、福島での生活が好きになっていく。そんなある日、真也は初めて売り子をした県外の直売所で福島県産の野菜を毛嫌いする客に思わず手をあげてしまう。主人公・真也役を吉村界人、正雄役を萩原聖人、里沙役を大後寿々花がそれぞれ演じる。

2016年製作/75分/日本
劇場公開日:2019年3月2日

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映画レビュー

4.0劇映画だからこそ描くことのできた、人々の心の内側

2019年2月27日
PCから投稿

この作品には、日本人として知っておくべきことが詰まっている。すなわち、福島で農業を営んでいる人たちは、今どのような思いを胸に野菜を生産しておられるのか、ということだ。この疑問に対する一つの答えとして、本作は実に多くの示唆を投げかけてくれる。愛情を込めて育てた野菜に自信を持つ一方、多くの悔しさや歯がゆさも体験してこられたはず。これはドキュメンタリーではないが、劇映画にしかできない手法を用いて人々のリアルな心の内側を描き出している。その点において、今の日本でなかなかお目にかかれない稀有な作品と言えるだろう。

また本作は何かの思いを観客に無理強いしたり、啓蒙するようなことはしない。あくまで都会からやってきた一人の若者がこの地での農業体験を通じて、様々な思いを体験して、また一段、大人への階段を登るという普遍的なストーリーとして仕上がっている点も素晴らしい。是非多くの方に観ていただきたい力作だ。

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牛津厚信

3.0すこし粗めではあったが、良い作品だった。 渡邉監督、頑張ってほしい。

2019年3月15日
iPhoneアプリから投稿

すこし粗めではあったが、良い作品だった。
渡邉監督、頑張ってほしい。

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おれ

5.0まっ直ぐな映画!

2019年3月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

不器用な若者の成長、そして周りの人間のやさしさと気持ちが、美しい福島の情景の陰影が表現されている。must see!

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ino momo

1.5まだこの俳優使ってるのか?

2019年3月5日
iPhoneアプリから投稿

大丈夫か?次にやばそうな(捕まりそう)な俳優だけど。

演技もほとんど適当にしてるので、見るに耐えれない映画でした。

女優がマシだったので、よかった

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ビビ
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