ワイルド・スピード スーパーコンボのレビュー・感想・評価
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スピンオフで模索するシリーズ刷新
本作を正編の最新作と思って観始める人がいるかもしれない。だがスピンオフと承知していないと、シリーズ2枚看板の1人であるヴィン・ディーゼルの不在(他はもちろん故ポール・ウォーカー)、シリーズ最大の売りであるカーアクションが少ない点に違和感を覚えそうだ。
ドウェイン・ジョンソンは5作目、ジェイソン・ステイサムは7作目で、メインキャラである義賊の走り屋チームの強敵として参戦したが、いわば傍流の2人が「スーパーコンボ」で新たな2枚看板をしょって立った格好だ。製作にも名を連ねる肉体派の2人は、自らを輝かせるのは走りより格闘だと言わんばかりに、イドリス・エルバ演じるサイボーグと肉弾戦を繰り広げる。カーチェイス重視の正編に比べ多様なアクション場面で構成したバランスの良い活劇だが、車好きには物足りないか。シリーズ資産の継承と刷新の配分は難しい課題だが、まずは自由度の高いスピンオフで試したのだろう。
サモアはすごい
ハリウッドのブロックバスターシリーズで一番好きだ。人種も出自も違う連中がわちゃわちゃ集まって、巨大組織をぶっ倒すのが快感だ。多様性が説教くさくない形で描かれているのがいい。本作はスピンオフで、そうした要素は薄れたがアクション映画としての本作のエッセンスは引き継がれていたし、そこに肉体系アクションの魅力をマシマシにしたという感じだ。
このシリーズは一貫してファミリーの絆を大事にするが、本作でもショウ一家とホブス一家の家族を描き、そこはぶれていないのも好感が持てる。見どころはサモアパートだろう。出てくるサモア人が全員すごく強そうで、サイボーグの悪役が霞んでしまうほどだ。アクション映画におけるサモアの可能性を感じずにいられない。
カーアクションも相変わらずかっこよかったし、スピンオフでもシリーズ作品として満足できる作品だった。
この二人にしかできないバトルを考えた人、偉すぎる!
このスピンオフは「ワイスピ」か否か? 否でしょう、否。それも「ワイスピ」の歴史が産み出すべくして産み落としてしまった、100%ポジティブな否でしょう。
もしこの物語にヴィン・ディーゼルが混じっていたら、絶対にこんな映画にならない。もしポール・ウォーカーが生きていたとしても、絶対に出演するべきじゃない。一番の大きな違いは、リアルとファンタジーの境界線の置き所。つまりドミニクやブライアンを観ていて「よく死なないなあ!」と笑ってしまうことがよくあるが、それは「人間は死ぬ」という前提に立っているから。
しかしロック様もステイサムも、いや、ホブスもショウも、強靱さのレベルが人間を超えている。それは「ワイスピ」の過去作でもそうだったし、彼らが過去に出演してきたアクション映画の数々の蓄積によって生まれた説得力とも言える。そう、彼らが死ぬわけがないのだ。
そんな二人だからこそ、クライマックスのあの格闘バトルが可能なのだし、この二人がシリーズからハミ出して番外編が出来てしまったことも必然だと思う。
あと「ショウ、お前がハンを殺したこと、まだ許してないからな!」派の自分としても、同じ目的があればホブスと組むのはギリ許せる。問題はドミニク一家との落とし前だが、そこは脚本のクリス・モーガンがちゃんとやりますって発言してるんで、正編の続きを待ちたいと思います!
すべてはスーパーコンボのために
ステイサム君とロック様は、今やハリウッドのアクション界の二大巨頭。二人が共演すると聞いたら、興奮するなという方が無理ゲーでしょうよ。
この日のために、「ワイルド・スピード」過去8作品を網羅し、準備万端で臨んだのである!
そしてそして、結論から言うとそんな準備要らなかったのである!チクショーめ!
確かにシリーズ観てた方がホブスとショウの侃々諤々のやり取りは面白いさ。二人の立ち位置とか、ちょっとした人間関係とかもね。でも、想像力でカバー出来る範囲ですよ。
でもほとんど車乗らないし、ドリフトもしないし、なんならBBQもしない!「スーパーコンボのために」メモってきたものは一体何だったんじゃい!
だから何が言いたいかと言うと、「シリーズものだからって尻込みせずに見ちゃいなよ!」ってことです。面白かった~。
「スーパーコンボ」の中にあるワイスピ要素は、シリーズ恒例の大型車の下に滑り込むカーアクションと、オープニングのお尻ショットくらいかなあ。お尻が大事だったとは気づかなかったぜ…。
ホブスとショウの起床から始まる2分割オープニングアクションは、色彩も凝っててカッコいい。
分割画面越しにショウがホブスを小馬鹿にしてるように見えるんだけど、気のせいかしら?
ワイスピらしさが薄い代わりに、ワイスピでは出来ないアクションがてんこ盛りで、アクションファン的にはたまらない。
生身で「アイアンマン」、「トランスフォーマー」かよ!みたいなバイクアクション、さらに「マイティ・ソー」からの「300」で、まさにアクション映画の宝石箱や!
観てない人には何を言ってるのかわからんと思うが、本当なんです。信じてください!
ラストはフィルムノワールばりの雨の中、ステイサム君とロック様の完全共闘が観られる出血大サービス。スーパースローもあるよ!
悪役・ブリクストンを演じたイドリス・エルバも強くてカッコいいんだよな~。
10本分くらいのアクション映画観た、みたいな。嘘みたいな大ボリューム。ご馳走さまでした、お腹一杯です!
「スーパーコンボのために」ワイスピを観てきて、一応目的は達したけど、ここまで来たら「ジェットブレイク」も観るよ。ワイスピ好きになったもん。それは本当。
結論 「スーパーコンボとは」
ドムはホブスとショウに感謝した方が良い。
チームになろう
当時、映画館で観ました。
オープニングから、ドウェイン・ジョンソン演じるホブスと、ジェイソン・ステイサム演じるデッカードの対比がイカしてますね。
なんやかんやで反目しながらも、協力することになる2人ですが。
最後はイドリス・エルバ演じるブリクストン相手にチームになってましたね。
この2人がタッグを組むと、相手が超人じゃないと本当に務まらない感じです。
ホブスが故郷に戻って、家族と和解するのもベタですが、良かったのではと。
ラストの黒幕的な人物は、今後明かされるんですかね。
主演2人のかけあいとアクションは、私は見応えあって楽しめました。
ハッティの「腕を鍛えて」のくだりとかもなかなかです。
ヴァネッサ・カービーも、瞳がとても魅力的な女優さんですね。
好きな俳優が3人も出た作品!
ライアン•レイノルズ、ジェイソン•ステイサム、ドウェイン•ジョンソンの好きな俳優が勢揃いの神作品!
•今回はアクションも凄かったけど、やっぱりライアン•レイノルズとドウェイン•ジェイソンの会話やジェイソン•ステイサムとドウェイン•ジェイソンの会話が面白すぎた!
•最後の方ライアン•レイノルズ出てきたけど、これからも出てくるのかな?楽しみすぎる
こちらの方がずっと好き
4作目以降のワイスピにずっと抱いてきたモヤモヤをスッキリ吹き飛ばしてくれる良作。
うん、この映画が「ワイスピじゃない」ってのはどなたも納得でしょう?
でも、4作目以降は「こーゆー要素」ばかりを無理矢理ワイスピに詰め込むというか重ねるというかだったから本家は違和感ブリバリだったのよ。
もしくは、本作に含まれていない大掛かりであり得ないような「破壊」こそがワイスピだ!という層も一定数いるよね。でもそれは1〜3作目と大きく乖離している。
敵は各国政府も諜報機関も手を焼く世界的悪の組織。(つーかカルト宗教?)シロートがどーにか出来る相手じゃない。
しかし、ホブスとショウならこちらも超一流のプロフェッショナルだ。この2人が組んで立ち向かうってのはめちゃくちゃ説得力がある。
アクション大作に必要なのは「怒涛の筋肉ムキムキ」もしくは「武闘術・格闘術の超一流専門家」でなければ成り立たないんだわ。
だからランボーやシュワちゃんやジャッキー・チェンやブルースリーは違和感なく見られたんだなぁ。
タイマンならドムがホブスに勝てるはずないし、いちFBI捜査官に過ぎないブライアンもデッカードの敵じゃない。ドムとブライアンのウリはあくまでも「ドライブテクニック」なんだ。
本作ならば「カーレース、カーアクションは、はなから不要」と割り切れるからいっそスッキリだ。
ホブスやショウの「ママ」や「ファミリー」を掘り下げる構成も良かった。「ヴィン・ディーゼルの眼鏡に叶った者だけがファミリー」という嫌らしさに比べ、純粋にハートウォーミングだ。これまたホブス家とショウ家の対比も面白い。
デッカードは「あの」母と妹の中で長男貫くのは大変だったと思うがよく頑張ったのだな(笑)
ハッティちゃんもなんだかんだ「人を見る目」はあるし、マダムMと兄の再会時にはおめめまん丸に驚いていたのが可愛かったし、何よりホブスのパートナーを張れそうなオナゴはそうそうおらんて。オマセなサマンサちゃんともハッティなら上手くやれるんじゃないかな?このあと幸せになって欲しいと願う。
冒頭、2大主役の「日常的な朝の対比」という描き方を初めて意識したのは1979年、掲載誌が「プリンセス」に移った時の「エロイカより愛を込めて」(青池保子・著)だった。
ハードな男達の「日常」を見せる事によるギャップが観客に与える心理的効果は抜群だ。手の届かないはずのヒーロー達が「近所のお兄さん」に変わり一気に親近感が湧くものだ。
(ちなみに、公道で戦車がスポーツカーを追いかけ回すのも「エロイカ〜」で初めて見た。76〜77年頃だからブロスナンの007より20年近く早い。青池先生は素晴らしい。だからワイスピMEGA MAXも「使い古されたネタ」としか感じないんだよなぁ)
ともかく、本作ではホブスにもショウにもむちゃくちゃ親近感が湧くし、2人をどんどん好きになれる。
筋肉のホブスに格闘術のショウ。
マクラーレン等スマートなスポーツカーのショウにフォードブロンコ等SUVのホブス。
知性も筋肉も共に鍛え上げている2人だが、比較すればショウは知性と技と瀟酒さを、ホブスはパワーとシンプルと泥臭さに寄っている事が見てとれる。
ホブスは次男だったんだね。お兄ちゃんのジョナは深掘りしたらまたまた面白そうだし(MITとか出てそうだよね)ホブスブラザーズがヘリを捕まえるのに1台、1台連結していったのは「大きなかぶ、逆バージョンだなー」と思いながら楽しく見られた。
序盤、少女達の愛くるしいハカが、クライマックスで本格的な戦士達のそれに繋がるさまは超胸熱ポイント。
ブリクストンについては「ホブス&ショウ」とタメ張れる「人間」はそうそうおらんからターミネーターにするしかなかったんだろう。これもまぁ納得。
ラストはこれぞロック様!と言わんばかりのスープレックスでフィニッシュ。
スピンオフというよりは「ワイスピシリーズ終了後、この2人の2枚看板で新シリーズを再構築出来ないか?」っていう試験作品だよね。
正直「アクション映画」としてはワイスピよりこちらの方が好きですね。
007に対抗出来る「筋肉アクションコメディスパイ映画」に発展させられると思います。
ライアン・レイノルズとケヴィン・ハートの起用は「今後の方向性」について客の反応を見るための試験投入だろうと感じました。
ヴィン・ディーゼルとドゥエイン・ジョンソンが共演する事は今後ないと思うし、もし最終作にホブスを出すなら、ヴィン・ディーゼルとは別現場で別撮り出来る構成にすると思われ。
「ホブス&ショウ」シリーズなら今後も観たいですね。
デッドプールになっちゃうぜ
この作品の1番の見どころは、間違いなくライアン・レイノルズのサプライズ(?)出演。彼が少しセリフを話すだけで、映画はコメディ一色に染められてしまう。Netflixオリジナル映画「ヒットマンズ・ボディガード」に似たポジション。未だに見れていない「レッド・ノーティス」が見たくなりました。
スピンオフもスピンオフで、ただキャラクターが一緒なだけって感じ。カーアクションは少ないし、テイストも全然違う。ワイルドスピードではない。それでも、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムの掛け合いは最高で、いくらでも見ていられる。ワイルドスピードというシリーズだと思ってみると肩透かしを食らうが、完全に別物として捉えるとかなり面白い。
今年公開のミッション・インポッシブルにも出演している、ヴァネッサ・カービー。ショウの妹という役柄が納得の適役だったし、めちゃくちゃカッコイイ。ワイルドスピードはカーアクションはもちろんだけど、こんな風に女性キャラが大活躍するのが面白い。ドウェインとジェイソンに負けない魅力を出してくるなんて、なかなかの女優ですぞ?
ラスト付近のアクションは若干間延び。
斬新なアクションを展開してきたワイスピなだけに、このあっさりさは物足りない。もっとじゃんじゃんふざけていいのに。もっとハチャメチャやっていいのに。制御不能な2人だからこそ、そういうのが見たかったんだけどなぁ。スピンオフってことで、あまり予算も掛けれなかったのかな。
でも、エンドロール後の映像は最高だったし、今後も応援したい、新・シリーズの幕開けのように思えた。次作、そして今週末公開のファイヤーブーストにもドウェインが出演していないのは残念だけど、第13作品目?ではヴィン・ディーゼルの共演することを願ってます。
キャラクターを前面に活かしたアクション映画
「アイスブレイク」の続編となるスピンオフ作品。
主役はドミニクではなくホブス&ショウで、正規シリーズのようなカーチェイスではなく持ち前の肉体を活かしたアクションが主体の映画。
過去最強とも言える敵を相手に、パワー&スピードのワイルドバトルが展開される。
ダブル主人公ということで、もともと主役級のこの俳優二人がタッグを組むのは面白かったです。
考え方もスタイルもまるで違うのに、どちらもユーモアがある所が良い。
また彼らが同時進行で繋がっていくの序盤も見ていて楽しかったです。
ただし過去作を見ていないと登場人物を理解するのは難しいかも?
レビューし忘れてました。
そう言えば、この作品も劇場で観たのにレビューしてなかったですね。
スピンオフ作品という事で、カーアクションメインという感じではありませんでしたが(ここ何作かのワイルドスピード本編もカーアクションばかりではなくなっていますが)要所要所ではワイルドスピードの名を冠する作品らしく、やや力業的でしたが、しっかりカーアクションしていましたね。
ドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサムのW主演ですので、観客が期待しているであろう“深く考える事なくアクションを単純に楽しめる作品”に仕上がっていましたね。
バディ物のお約束でもある“最初はいがみ合っていた2人が最後には力を合わせて戦う”姿も観られましたし、さすがデッドプールのデビッド・リーチ監督らしく2人の掛け合いも楽しめました。
“この2人を匹敵するような敵役のキャラクターが作れるのか?”という心配も杞憂に終わりまさたし(まさかあのような形でが作り上げられるとは思っていませんでしたが、なかなか良いアイデアでしたね)個人的には満足です。
ただ、その分ツッコミどころも多々ありましたが、僕個人としてはこれで良いと思っています。
ドウェイン・ジョンソンさんとジョンソン・ステイサムさん主演というだけでも凄いのに、ヘレン・ミランさんが再登場してくれたり、ジュマンジなどでドウェインさんと共演したケビン・ハートさんが登場したり、そして何と言っても驚いたのはライアン・レイノルズさんでしたね。
そんなわけで傍を固める役者さんも豪華でしたし、今作のメインヒロインであるハッティ役のヴェネッサ・カービーさんも素敵でした。
MIPフォールアウトでもホワイトウィドウを魅惑的に演じられていましたが、今作ではアクションもかなり頑張られていましたし、あの眼差しがなかなか魅力的ですね。
そんなわけで満足出来る作品だったのですが、ドウェイン・ジョンソンさんとヴィン・ディーゼルさんが不仲との話もありますし、本編とは繋がらない感じなのが残念です。
本当なら本編と繋がっていけばそれが一番良いような気もしますが、スピンオフ作品として続編の製作もして欲しい気もします。
それにしてもあのバイク、欲しいです!
はちゃめちゃコンビ大暴れ
『ジョン・ウィック』や『デッドプール2』などを手がけたデビッド・リーチ監督による、はちゃめちゃアクション。
仲の悪いホブスとデッカード・ショウが、ケンカしながらだんだんチームになっていく様子が面白かった(^^)b
特に最後の戦いは、なかなか笑えました(^ω^)
『ワイルドスピード』本編より、こっちの続編の方が見たいかも…
注目は、デッドプールでおなじみのライアン・レイノルズ。デッドプールばりのマシンガントークで楽しさアップ(そんなに笑える感じではない)(^_^;)
エンドロールまでも、ちょこちょこ顔出します(^_^;)
もはや『1』の面影は一切無し。 80'sを彷彿とさせるアクションは楽しいのだが…。
カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズの通算第9作目にして、ルーク・ホブス&デッカード・ショウを主人公に据えたシリーズ初のスピンオフ作品。
世界を滅ぼすほどの脅威的ウイルス「雪片」を巡り、犬猿の仲であるホブスとデッカードが手を組み、犯罪集団「エティオン」と対決する…。
○キャスト
ルーク・ホブス…ドウェイン・ジョンソン(兼製作)。
デッカード・ショウ…ジェイソン・ステイサム(兼製作)。
マグダレーン・ショウ…ヘレン・ミラン。
○新キャスト
MI6諜報員のハッティを演じるのは、『アバウト・タイム 愛おしい時間について』『世界一キライなあなたに』の、名優ヴァネッサ・カービー。
「エティオン」のサイボーグ戦士・ブリクストンを演じるのは、「MCU」シリーズや『ズートピア 』の、名優イドリス・エルバ。
CIAエージェントのロックを演じるのは、『デッドプール』シリーズや『名探偵ピカチュウ』のライアン・レイノルズ。
ん〜〜〜…。
ん〜〜〜〜〜〜…🫤
これはどうだろう…。ちょっと厳しいんじゃないかしらん?
本作はホブス&デッカードによるW主人公形式。
ホブスは『5』から、デッカードは『7』からの登場キャラクターであり、『ワイスピ』の歴史的には新参者である。
しかし、『ワイスピ』愛好家なら知っての通り、この2人のキャラの濃さといったら正にカルピスの原液。
はっきり言って、本来の主人公であるドムやブライアンすら喰っていると言っても良いレベルである。
この2人が大活躍したからこそ、『5』と『7』はシリーズ中でも1、2を争う面白さだったように思う。
ホブスとデッカード、濃すぎる2人が今回は主役として大活躍💥
ヒューマノイド・タイフーンなこいつらが大暴れするとなったら、シリーズ最高傑作になっちゃうんじゃないの!?
…と期待していたのだが…。
脚本はまるっきりデタラメ。
サモアにいる普通のおっさんが、なぜあの特殊な器具を修理することが出来たの?とか突っ込んではいけない。
とはいえ、ホブスとデッカードが主人公の映画で脚本のクオリティなんて誰も求めていないので、そこは無問題。
むしろ、もっと破茶滅茶でアホくさい脚本でも良かったくらい。
問題はテンポの悪さ🌀
ターミネーターとのバトルという、もの凄く盛り上がりそうな題材にも拘らず、常にブレーキが掛けられているような歯痒さを感じた。
このテンポの悪さの原因は、偏にランタイムの長さにあると思う。
こんなバカみたいな題材で、2時間15分のランタイムというのはどう考えても長すぎる。
本作は完全に80'sアクションの系譜。
シュワちゃんやスタローン映画の子供と言っても過言ではない。
『ワイスピ』本家のDNAよりも、『ターミネーター』や『コマンドー』、『ランボー』、『エクスペンダブルズ』などのドンパチアクションDNAの方がより濃いのは明白である。
例えば『コマンドー』は90分。
『エクスペンダブルズ』は100分。
80's系アクションのランタイムの限界はやっぱりこの辺だと思う。
100分を超えると、最初はFOO⤴︎と思いながら観賞していたアクションにも流石に飽きてくる。
本作のツカミは抜群。
正反対なんだけど、何処か似たような生活スタイルを持つ2人の日常を並行して見せていくOPは最高だし、その後のブロマンス的な再会シーンにもほっこり😌
クライマックスのサモア🇦🇸でのバトルも良かった♪
芋虫のように車を連結させてヘリに対抗するカーアクションは可愛かったし、スローモーションを駆使した脳筋すぎる友情パワータッグには爆笑!🤣
…なんだけど、その間にあるロンドンやモスクワでのやり取りが冗長で退屈🥱
特にモスクワの件なんて、ほとんど何やっていたか覚えていない。
モスクワの件をバッサリと切ってしまって、ランタイムを90〜100分程度に纏めておけばかなりの傑作になった気がする。う〜ん、惜しい。
もう一つ。
W主人公にした弊害、つまりホブスとデッカード、両者の物語を描かなくてはならなくなった点が本作の面白みを削っている。
今回のモチーフの一つは「家族の再生」。
ホブスとデッカード、共に家族間でのコミュニケーションに問題が生じており、今回の事件を通してそれを回復する。
その回復こそが本作の物語の着地点であり結びとなった訳だが、いかんせん両者の問題に取り組んでしまった結果、どちらの描き込みも不足してしまっているという事態に陥っている。
ホブスの家族が集結する件はあまりにも唐突で突飛だし、デッカードとハッティに関しては一体何が問題だったのかすらよくわからない。
まさに「二兎を追う者は一兎をも得ず」というヤツである。
どうせ初めから『スーパーコンボ2』を作る腹づもりだったのなら、今回はデッカード、次回はホブスという具合に、家族ネタを2回に分ければ良かったのに。
まぁあと、これはしょうがない事なんだけども、主人公がドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサムでしょ。
で、最強の敵がイドリス・エルバ。
イドリス・エルバは存在感のある良い役者なんだけど、どう見てもエルバよりもドウェイサムの方が強そう💪
イドリス・エルバがどれだけ強面で追っかけてこようが、「いやいや、こっちはロック様とステイサムっすよ〜。楽勝じゃん♪」という気持ちになっちゃう。
まぁこれはしょうがないんだけどさ。ドウェイサムより強そうな役者なんて、今のハリウッドには存在しないしね。
最後にもう一つだけ。
これは完全に個人的な嗜好なんだけど、本作のコメディ要素に全く笑えなかった😅
単純に何処で笑って良いのか分からん。
ライアン・レイノルズとかロブ・ディレイニーとかケヴィン・ハートとか、物語上不要なのにも拘らずなんとなくコメディアンをキャスティングして、上辺だけの笑いを取ろうとする感じがどうも好きになれん…😒
今回のライアン・レイノルズは、結構観ていて痛々しかった…。スベってなかった?
ホブス&デッカードは相変わらず最高だったし、新キャラクターのハッティも良い💕
ヴァネッサ・カービーのような吊り目で鼻がツンとしたSっぽい美女、大好物なのです😍
キャラクターに魅力はあるので、上手く作れば『スーパーコンボ2』は大傑作になるかも知れない。
走り屋を題材にしていた『1』〜『3』の面影はもはや一切ないし、カーアクション映画になった『4』以降の遺伝子もほとんど残っていない。
しかし、この『スーパーコンボ』シリーズはこのままの感じで、80'sアクション映画路線を突っ走って欲しい。
こういうバカっぽい超大作は、この殺伐とした現代社会には絶対に必要なのです!!
ヴィン・ディーゼルとロック様の不仲から、ホブスはもう本編には参加しないという噂だが、こっちのシリーズでは引き続き大暴れして欲しいのであります。
吹替版がとてもよい
吹替版が超豪華声優陣に加えて良くできた翻訳
文句なし
特に映画ファンならミニ・クーパーが出てきたシーンで、ステイサムも出演していた『ミニミニ大作戦(The Italian job)』に絡めた翻訳にしているのはニヤリとさせられる。
またとんでもない偽名も、意味はそのまま改変しているのはいい仕事だ
スピンオフ作品といえば規模縮小、実験的な部分があるもの
本作も同様で意欲的に作られてはいるが
サイボーグに認証式銃火器、謎ウィルス、ドローンは突飛すぎで、しかもあまり活かせていない設定になっている。
ナンバリングタイトルのICE BREAKEが面白かったので期待していたが、少し残念かな
カーアクションとしては市街地の車高を活かしたトラックすり抜けが目をみはるものの
ナンバリングタイトルで見るような芸術的なカークラッシュは鳴りを潜めている
ステイサムのスタイリッシュアクションもそこそこ
適度に笑いを交えながら、アクション多数で、見ごたえもあるが、「やはりスピンオフ作品」という印象
ICE BREAKは予習しといたほうがいいが、その後に見てしまうと物足りなさを覚えてしまうかもしれない。
「ワイスピ」と言う沈み行く泥船を捨て、新たな可能性を提示した作品
まず初めに、この作品に「ワイスピらしさ」を求めてはいけない。
本編が行き詰まり、急遽招集した大物俳優2名を主演にして、ドル箱タイトルを冠した新たな作品、それが本作だ。
だからタイトルも、「Hobbs & Shaw」がメインなのだろう。
もはや本編に登場したキャラが出てくる以外何の共通点も無いが、それはそれで良い。
と言うかその方が良い。スピンオフなんだから。
結局何が言いたいかと言うと、この映画を見て「もはや別物」と不満げに言っている人は、少し教養が足りない。だって別物だし。スピンオフまでワイスピ色に染まっていたら、それはスピンオフではなく本編の続きだ。
本題へ
制作陣もようやくひしひしと感じだした「ネタ切れ感」「出し切った感」を払拭する為、今までのワイスピらしさを一切合切捨て去り、新たな可能性を見出すためにフランチャイズ形式で制作したワイスピ初の実写版スピンオフ。
内容はまさに上記の通りで、出てくる車両にこそこだわりを感じるのは確かだが、ワイスピほど全面に押し出す訳でも無く、ド派手なカーアクションと言うよりは「超近未来バトルSF」と言う印象を受けた。
本作のBGM歌唱を担当したイドリス・エルバ扮する敵役「ブリクストン」はまさかの改造人間だし、完全独立型バイクも登場し、現代ではまだ想像すらできない技術がふんだんに盛り込まれていた。
しかしこのSFは、映画全体を見ても非常に良い方面へと働いていた。
それは何故か?
そもそもワイスピ本編の舞台が「現代」であり、ドラテク的に「あり得ない」と言える部分は数多あるが、科学技術的にあり得ないと言える部分はそれほどない。
それこそ直近の「ゴッドアイ」くらいなもので、それ以外はまだ「もしかしたら?」と思えるほど映画や現代の技術に馴染んでいた。
しかし今作の「ブリクストン」や「完全独立型バイク」は、どう考えてもワイスピの世界観に会わなかった。
だがそれは、ワイスピ本編で考えたらの話し。本作はあくまでスピンオフだ。
そこがこのSF染みた演出や敵役の数々をより良いエッセンスへと変貌させた。
もしこの設定がワイスピの続編へと持ってこられたら、如何せん受け入れ難い状況になるだろう。
そう言った本編からの離脱が、今作を成功へと導いたのかもしれない。
まぁ、ドウェインもジェイソンも、主演俳優絶対主義のシリーズ映画で細々とやっていく様な落ちぶれた役者で無いのは間違いないし、それならまだ辛うじて同タイトルのスピンオフと言う形で同系統シリーズに出てくれるだけありがたい。
マジで、この主演二人がこのシリーズから抜けてしまったら、ワイスピは終わる。
個人的感想
シリーズ外ではあるが、ワイスピの中では1、2を争うほど好き。
まぁもともと「ジェイソン・ステイサム」が好きなのもあるだろうが、それにしても近年の映画の中では本当に出来が良かったと思う。だからこそ残念なのは、本作を「ワイスピ」と言うくくりに入れてしまっている事だ。
いや、この映画ホントにワイスピな意味ある?
何かこのままだと足を引っ張られて一緒に沈みそうで怖い。
まぁワイスピも全世界的に有名で人気があるドル箱に違いはないから、爆死こそしないだろうが、このまま人気が落ちてくるのも事実だし、せっかくこんなに面白いなら独立した映画でも良かったんじゃないかなぁ。
いつもながら楽しいよね〜(笑)
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
==============
まあ、夏休みだし、
ややこしいことは横へ置いて楽しんでよね〜〜
15分に1回くらいの勢いでぶち込まれる
超かっこいいアクションシーン!!
このシリーズの売りのカーアクションも冴えてるけど
今回はめっちゃかっこいいバイクが大活躍!!
なんかバカっぽい文章だけどこの映画に関しては、
分かりやすくて、スカッとして最後はちょっとジ〜ンとして、
それで良いと思う!
世の中めんどくさい事ばかりだから、
この映画ぐらいは
気持ちよくガッツ〜〜ンとやっちゃって!!
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
私、このシリーズは途中参加なので、正直
ドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスと
ジェイソン・ステイサム扮するデッカード・ショウ
の詳しい経緯はあんまり判ってないんだけど
始まってすぐ、画面を二分割して描かれる
二人の一連の生活習慣の違いを観ただけで
ああ、こいつら、トムとジェリーだ!とわかる演出。
仲良く喧嘩しな〜ってね。
で、今回はドウェイン・ジョンソンのルーツである
サモア文化へのリスペクト満載で
最新兵器VSサモア伝統的部族
飛び道具をあまり使わず、武器を手に手に
体と体でぶつかり合う肉弾戦がクライマックス!
「ブラックパンサー」の時も思ったけど
民族的な文化を、世界中で公開される映画で
取り入れる流れって良いですよね。
正しい異文化を知る事で親しみが持てる。
そもそも映画を見る楽しみってそういうとこだもんね。
@もう一度観るなら?
「劇場で応援上映で観たい〜」
スピンオフもカッコいい!
見逃していたスーパーコンボが出張先のホテルのVODでやっていたので鑑賞。
スピンオフ的な回ですが、まさかの敵はターミネーター!なんでもありのワイスピシリーズならではですね。
この映画はワイスピなのか?という論争もあるようですが、仲間と家族の絆を描くというのはワイスピの真骨頂ですし、美女が多数出演したり、ところどころ笑いどころが用意されているのもワイスピならではだと思います。
ん?おかしいなつまらないぞ
とりあえずワイルドスピードのキャラだけ持ってきただけの完全な別作品
スピンオフと名乗ってはいけないレベル
敵はマーベル映画などのブームに乗っかった強化人間ヴィラン
とりあえずでキャラだけ持ってきたので
とりあえずでカーアクションだけちょっとやっとかなきゃか
くらい
デッカードもホブスも嫌いではないけど
あくまでワイルドスピードの中にいるから良かったんだなと実感
ワイルドスピードのスピンオフではないということを強く言いたい
【”喧嘩する程、仲が良い・・” 筋肉ムキムキボーズ、コンボムービー。コミカル要素強めのアクションSF映画でもある。ワイルドスピードシリーズ外伝かな。】
ー 丁度、2年前の今日、公開の本作のフライヤーを読む限り、スタイリッシュなスパイアクションかな・・、と思いながら鑑賞。
ソ・シ・タ・ラ・・、笑える要素可なり強めの、暑苦しいボーズコンビネーション映画だった・・。
ヴァネッサ・カービーの美しさと、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)の可愛い娘さんと故郷の、肝っ玉お母さんに癒されながら、楽しく鑑賞。ー
◆感想
・何で、あんなに綺麗な(けれど、気が強い・・。腕っぷしも立つ。)ハッディ・ショウ(ヴァネッサ・カービー)と、筋肉ムキムキボーズ2号、デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が兄妹何だ!お母さん(ヘレン・ミレン)に似たのか!、などと突っ込みながら、観賞。
・冒頭から、ライアン・レイノルズは五月蠅いし、ケヴィン・ハートも煩いし、今作はコミカル要素強めだな・・、と思っていたらその通りだった・・。
けれど、それが面白かったのだなあ・・。
・カーアクションは、変わらず派手で、スリリングだし、文句はない。
・筋肉ムキムキボーズ1号、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)が、久しぶりに故郷のサモアに戻って、肝っ玉母さんと、兄貴に頭が上がらない所も、クスクス笑える。
・且つてMI6だった頃の、デッカードに頭を撃たれ、世界の破滅を目論む組織エティオンに、身体を改造された無敵の男ブリクストン(イドリス・エルバ)は、可哀そうだったなあ。
<何だかんだと、突っ込みながら楽しく鑑賞した作品。ワイルドスピードシリーズの外伝的位置づけだが、筋肉ムキムキボーズコンビの相性が良く、面白かったなあ・・。>
肉を切らせて骨を絶つ
この映画のテーマは、ショウ家とホブス家の家族愛でした。
見る前は、微塵にも考えてなかった展開は楽しめました。
さすがはワイスピと感じさせる最初のカーチェイスは、よかった。
次には、デックの妹、バネッサ・カービー。
彼女の存在がとてもよかった。いるのといないのとではこの映画評価もだいぶ変わると思います。
今まだにも彼女出ている作品はみていたのですが、今作でファンになりました。
最後のバトルも見応えありで、ヘリとのバトルではワイスピらしくニトロがでてくるところもぬかりない。
全体としてアクションは、今まで通り楽しめました。
2時間ちょいという時間もあっという間でした。
最後にヘレン・ミレンのちょい役ながら、存在感と印象を残すところはさすがです。
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