ワイルド・スピード スーパーコンボ

劇場公開日:

ワイルド・スピード スーパーコンボ

解説

メガヒットシリーズ「ワイルド・スピード」のスピンオフで、「ワイルド・スピード MEGA MAX」で初登場して以降、シリーズの顔となったドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスと、「ワイルド・スピード EURO MISSION」からシリーズに参戦したジェイソン・ステイサム扮するデッカード・ショウがタッグを組んで挑む戦いを描く。かつては敵同士で何もかも正反対のホブスとショウが、いがみあいながらも、目の前に立ちふさがる謎の強敵ブリクストンに挑んでいく。ブリクストン役は「パシフィック・リム」「マイティ・ソー」シリーズのイドリス・エルバが務め、物語の鍵を握るショウの妹ハッティに「ミッション:インポッシブル フォールアウト」のバネッサ・カービー。監督は「ジョン・ウィック」「デッドプール2」のデビッド・リーチ。

2019年製作/136分/G/アメリカ
原題:Fast & Furious: Hobbs & Shaw
配給:東宝東和
劇場公開日:2019年8月2日

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映画レビュー

4.0スピンオフで模索するシリーズ刷新

2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

本作を正編の最新作と思って観始める人がいるかもしれない。だがスピンオフと承知していないと、シリーズ2枚看板の1人であるヴィン・ディーゼルの不在(他はもちろん故ポール・ウォーカー)、シリーズ最大の売りであるカーアクションが少ない点に違和感を覚えそうだ。

ドウェイン・ジョンソンは5作目、ジェイソン・ステイサムは7作目で、メインキャラである義賊の走り屋チームの強敵として参戦したが、いわば傍流の2人が「スーパーコンボ」で新たな2枚看板をしょって立った格好だ。製作にも名を連ねる肉体派の2人は、自らを輝かせるのは走りより格闘だと言わんばかりに、イドリス・エルバ演じるサイボーグと肉弾戦を繰り広げる。カーチェイス重視の正編に比べ多様なアクション場面で構成したバランスの良い活劇だが、車好きには物足りないか。シリーズ資産の継承と刷新の配分は難しい課題だが、まずは自由度の高いスピンオフで試したのだろう。

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高森 郁哉

3.5サモアはすごい

2019年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ハリウッドのブロックバスターシリーズで一番好きだ。人種も出自も違う連中がわちゃわちゃ集まって、巨大組織をぶっ倒すのが快感だ。多様性が説教くさくない形で描かれているのがいい。本作はスピンオフで、そうした要素は薄れたがアクション映画としての本作のエッセンスは引き継がれていたし、そこに肉体系アクションの魅力をマシマシにしたという感じだ。
このシリーズは一貫してファミリーの絆を大事にするが、本作でもショウ一家とホブス一家の家族を描き、そこはぶれていないのも好感が持てる。見どころはサモアパートだろう。出てくるサモア人が全員すごく強そうで、サイボーグの悪役が霞んでしまうほどだ。アクション映画におけるサモアの可能性を感じずにいられない。
カーアクションも相変わらずかっこよかったし、スピンオフでもシリーズ作品として満足できる作品だった。

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杉本穂高

4.0この二人にしかできないバトルを考えた人、偉すぎる!

2019年8月23日
PCから投稿

このスピンオフは「ワイスピ」か否か? 否でしょう、否。それも「ワイスピ」の歴史が産み出すべくして産み落としてしまった、100%ポジティブな否でしょう。

もしこの物語にヴィン・ディーゼルが混じっていたら、絶対にこんな映画にならない。もしポール・ウォーカーが生きていたとしても、絶対に出演するべきじゃない。一番の大きな違いは、リアルとファンタジーの境界線の置き所。つまりドミニクやブライアンを観ていて「よく死なないなあ!」と笑ってしまうことがよくあるが、それは「人間は死ぬ」という前提に立っているから。

しかしロック様もステイサムも、いや、ホブスもショウも、強靱さのレベルが人間を超えている。それは「ワイスピ」の過去作でもそうだったし、彼らが過去に出演してきたアクション映画の数々の蓄積によって生まれた説得力とも言える。そう、彼らが死ぬわけがないのだ。

そんな二人だからこそ、クライマックスのあの格闘バトルが可能なのだし、この二人がシリーズからハミ出して番外編が出来てしまったことも必然だと思う。

あと「ショウ、お前がハンを殺したこと、まだ許してないからな!」派の自分としても、同じ目的があればホブスと組むのはギリ許せる。問題はドミニク一家との落とし前だが、そこは脚本のクリス・モーガンがちゃんとやりますって発言してるんで、正編の続きを待ちたいと思います!

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村山章

4.5すべてはスーパーコンボのために

2024年3月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ステイサム君とロック様は、今やハリウッドのアクション界の二大巨頭。二人が共演すると聞いたら、興奮するなという方が無理ゲーでしょうよ。
この日のために、「ワイルド・スピード」過去8作品を網羅し、準備万端で臨んだのである!
そしてそして、結論から言うとそんな準備要らなかったのである!チクショーめ!

確かにシリーズ観てた方がホブスとショウの侃々諤々のやり取りは面白いさ。二人の立ち位置とか、ちょっとした人間関係とかもね。でも、想像力でカバー出来る範囲ですよ。
でもほとんど車乗らないし、ドリフトもしないし、なんならBBQもしない!「スーパーコンボのために」メモってきたものは一体何だったんじゃい!
だから何が言いたいかと言うと、「シリーズものだからって尻込みせずに見ちゃいなよ!」ってことです。面白かった~。

「スーパーコンボ」の中にあるワイスピ要素は、シリーズ恒例の大型車の下に滑り込むカーアクションと、オープニングのお尻ショットくらいかなあ。お尻が大事だったとは気づかなかったぜ…。
ホブスとショウの起床から始まる2分割オープニングアクションは、色彩も凝っててカッコいい。
分割画面越しにショウがホブスを小馬鹿にしてるように見えるんだけど、気のせいかしら?

ワイスピらしさが薄い代わりに、ワイスピでは出来ないアクションがてんこ盛りで、アクションファン的にはたまらない。
生身で「アイアンマン」、「トランスフォーマー」かよ!みたいなバイクアクション、さらに「マイティ・ソー」からの「300」で、まさにアクション映画の宝石箱や!
観てない人には何を言ってるのかわからんと思うが、本当なんです。信じてください!
ラストはフィルムノワールばりの雨の中、ステイサム君とロック様の完全共闘が観られる出血大サービス。スーパースローもあるよ!
悪役・ブリクストンを演じたイドリス・エルバも強くてカッコいいんだよな~。
10本分くらいのアクション映画観た、みたいな。嘘みたいな大ボリューム。ご馳走さまでした、お腹一杯です!

「スーパーコンボのために」ワイスピを観てきて、一応目的は達したけど、ここまで来たら「ジェットブレイク」も観るよ。ワイスピ好きになったもん。それは本当。

結論 「スーパーコンボとは」
ドムはホブスとショウに感謝した方が良い。

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