劇場公開日 2019年2月1日

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「フロリダでかかってた曲がボストン♪」フロントランナー kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0フロリダでかかってた曲がボストン♪

2019年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 アメリカの州名がいっぱい出てきて地理試験を受けているかのような感覚に陥った。ゲイリー・ハートはコロラド州出身。時代は共和党政権が続いていた80年代の話だ。主張していた政策もいくつか共感できるし、レーガン政権の空恐ろしさも当時はあった。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でも「アメリカ大統領はロナルド・レーガンだ」と言ったマーティンに対し、ドクが「俳優の?じゃあ副大統領はジェリー・ルイスか?」という会話が思い出される。

 さすがに大統領候補ともなると、清廉潔白な私生活も重要になるらしい。今のトランプ大統領がどうか?といった疑問などはさておき、やはり若い男だと女性問題も沸いて出てくるのだろう。最初の時点でスパッと「肉体関係はない」と言い切れば良かったのにとも思うが、やはり別居中の妻を考えた結果だったのか・・・プライバシーにまで突っ込むな!という意見が通用しないことまで考えが及ばなかったのは本人の責任だな。

 政治家に対するマスコミの態度も、もうちょっと政策に向けられればいいのに、今の世の中はおかしすぎる。まぁ、日本においても政策隠しみたいなのがあったりして、「憲法改正は争点ではない」と言い切った選挙戦が終わってみると、憲法改正に躍起になっている政権の本音が後から見えてくる。その点では日本よりアメリカの方がまともなんだけど・・・

kossy