劇場公開日 2019年3月29日

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「本当のことを知るための戦いに力をもらう」記者たち 衝撃と畏怖の真実 マツドンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0本当のことを知るための戦いに力をもらう

2019年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

アメリカの映画には、新聞が権力のウソをあばくストーリーが繰り返し登場します。権力はウソをつき、新聞はそれをあばき、やがて映画になり、でもまた権力はウソを繰り返す。性懲りもなくウソを繰り返すばかりか巧妙さを増していく権力を嘆くか、屈することなく真実をあぶり出し映画に取り上げられる新聞の力(たとえそれがごく一部の新聞や記者だとしても。いやむしろ、ごく一部だからこそ)を称賛するのか、微妙ではあるのですが、そうした映画を見ると何か力をもらえる気持ちになるのは、私だけではないはずです。
映画としての質を問う前に、そうした新聞の力を支える記者の信念、逆境の中で貫き通す意志を、映画に描いてもらえただけで、私には十分に楽しめる気持ちになるのです。
映画レビューとしては、客観性が不十分になるかもしれませんが、そうしたストーリーを取り上げてくれた監督に感謝の気持ちをこめて星5つです。

マツドン