MARA マーラ

解説

「007 慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコ主演によるサスペンススリラー。犯罪心理学者のケイトは、睡眠中の夫を殺害した容疑で拘束された女性の精神鑑定を行う。女性は犯行を否定しており、夫に死をもたらしたのは眠りの悪霊“マーラ”だと主張。被害者が睡眠障害に苦しむ人々の会合に参加していたことを突き止めたケイトは、その会合で、睡眠中に魂を奪う悪霊の存在が信じられていることを知る。やがて、ケイト自身にも悪霊の影が付きまとい始める。「REC レック」シリーズのハビエル・ボテットが悪霊マーラを怪演。

2018年製作/98分/イギリス
原題:Mara

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映画レビュー

2.5金縛りと招き猫

2019年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

金縛りは悪霊が取りついて起こしており、引き金は罪悪感、という地味なホラー。
主人公(オルガ・キュリレンコ)は心理学者で、ある殺人事件の捜査に駆り出される。
浮気していた夫を殺した、と疑われた妻は犯人は悪霊だと言い張る。
招き猫は意味不明だ。

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いやよセブン

3.0交響曲第四番「睡眠」

2019年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 睡眠マヒを経験するのは全人口の40%。そのうち3分の2がそれを悪霊のせいだとする。といったオープニングのテロップ。睡眠マヒとは、日本で言う「金縛り」のこと。

 犯罪心理学者のケイト・フラー博士(オルガ・キュリレンコ)は、初めて殺人課の捜査に参加することになるが、恐ろしい形相の死に顔を見て凍り付いてしまうほど驚く。殺されたのはマシュー・ウィンスフィールド。まずは妻のヘレナが疑われ、事情聴取の上、精神病院に送られることになった。幼い娘ソフィーと母親を引き離すことになったため、ケイトは罪悪感を覚えるが、何とか真犯人を捕まえるべく独自に調査を開始する。

 ウィンスフィールド夫妻が通っていた睡眠治療のセラピーや現場にあった絵からヒデオ・タカハシや変人ダギーという人物をたどっていき、やがて自分も睡眠障害に悩まされることになったケイト。ダギーも独自に研究していたようだが、目に赤い斑点が現れ、起きているときにも悪霊マーラを目撃するとステージ4となり、眠ってしまうとマーラに殺されることになるようだ。

 先日観た『ネイルズ 悪霊病棟』もそうだし、医師たちの言ってたフレディ・クルーガーや『X-ファイル』など、とにかく眠ると殺されちゃう恐怖。ダギーなんて起きたらすぐに目覚ましをセットし、20分しか眠らない工夫をしているのだ・・・ばかみたい。

 そんな恐怖をオルガ・キュリレンコが好演。中国製の金の招き猫といった小物もいいし、心地よい恐ろしさを与えてくれるのです。さらに「眠ると殺される」という言葉が催眠効果をもたらすのか、眠くなってくる終盤。いかん、眠ると結末を見逃してしまう!という恐怖がおまけとして付いてきました。

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kossy
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