劇場公開日 2019年1月5日

「タイトルなし」アストラル・アブノーマル鈴木さん zhiyangさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5タイトルなし

2019年1月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

webドラマ未視聴。

演出が「しつこい」印象。同じ台詞の掛け合いをいつまでも続けたり、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとってやたら言葉を伸ばしたり、笑って一度飽きてもう一度笑うまでやめないのかってくらい。その間メインのキャラ以外のそわそわしたような仕草を見せたいのかと疑ったりしていた。全体的にシュールで風刺めいたコントのよう。

主人公が見るからにあまりにもこじらせ系なのでキツそうだなと思ったけど、実際は笑えるシーンが多い。バギの家みたいな家とか。

「自分も認められたかもしれないのに」という不満とかコンプレックスとか捻くれは周りにもいるし、身に覚えもあるし、おかしくて見てられるけど痛々しい感じが良い。妹との対峙のシーンは辛いし、最後のギター少女を撮影して号泣するシーンの「表に立つ」ことへの憧れと屈折が爆発したところは切ない。

多分意図的にわかりやすかったり説明的な演出を排してるから人によってはどうなんだろうと少し思う。

笑いにしても追い詰めるようなシーンにしてもアクというか毒が強く、塾のCEOの誰に対しても良くも悪くも適当そうな雰囲気と、引いたりキレたりする母のリアクションだけが清涼剤かも。

zhiyang