劇場公開日 2019年7月12日

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さらば愛しきアウトローのレビュー・感想・評価

全111件中、1~20件目を表示

3.5レッドフォードが築いてきたものがあらゆる表情や余白に宿っている

2019年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

ロバート・レッドフォードがこれを機に俳優引退するという。残念ではあるが、82歳という高齢ゆえ、それも致し方ない。いやむしろ、自らの企画でこのラストムービーを仕掛けられたことを思うと、それはとても幸福で美しく、非常に気持ちのよい幕の降ろし方と言えるのかもしれない。

それゆえこれは、実話をモチーフとしながらも中身はまるっきり「レッドフォードによるレッドフォードのための映画」だ。ふとした瞬間に過去作の香りが漂い、あたかも彼が演じてきたすべての主人公がここに集約されているかのよう。最小限ながらどこまでも小粋で、無駄のない布陣も胸を打つ。

起承転結のメリハリやラストの盛り上がりに欠ける部分は確かにあるものの、本作の妙味はむしろ一瞬一瞬にこそ宿っている。これまでの映画の記憶が余白にぎっしり詰まっていることを考えても、若い観客にとってはこれをきっかけに彼の出演作に興味を抱く絶好の機会にもなるはずだ。

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牛津厚信

3.5これはレッドフォードならではの落とし前

2019年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

幸せ

発砲なし、暴力もなしで銀行を襲う74歳。見た目も振る舞いも紳士だが、やっていることは紛れもなく犯罪者。演じるロバート・レッドフォードが幾度となく演じてきたキャラクター名で言うなら、アウトロー。そんな彼に心奪われる恋人もいる。そうか、これはレッドフォードが思い描いてきたヒーロー/アウトローの完成形か。年相応に老いさらばえもせず、かと言って年甲斐もなく色恋に迷わず、誰に何と言われようが、本能的に自由を求めて人生の黄昏を彷徨う姿は、まさにレッドフォードならでは。同じく俳優監督としてさららに年上の現役であるクリント・イーストウッドが、老いと共に愛嬌を溢れさせるのとは違う、硬質な魅力が、本人が引退作と一応明言する本作からは感じ取れる。それが、何よりも美貌を指摘されてきた彼の、いからも彼らしい落とし前なのだと思う。

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清藤秀人

2.5これが実話ということが信じられない。 銃をちらつかせるだけの銀行強...

2023年12月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

これが実話ということが信じられない。
銃をちらつかせるだけの銀行強盗が100回近くも成功するものなのか。
顔は完全に見られているし、防犯カメラもあるだろう。
終始「そんなうまくいくか」という思いで観ていた。

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省二

3.0ただかっこよかった

2023年2月19日
PCから投稿

引退前最後とのことで視聴。
ただただかっこよかったが、特別感動することはなかった。

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asa89

3.5性分

2021年11月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

人の性分はなかなか変わらないんだなと思わせる作品でした。
いぶし銀のオーラがかなりでた感じがいいですね。
ロバート・レッドフォードが演じるカッコいい紳士の爺さんは、憧れます。また、シシー・スペイセクも魅力的な老女がよかったです。
ドンぱちしない銀行強盗なので派手さはないですが、楽しめました。

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たけお

2.570歳くらいの自分が観たら、どのように感じたでしょう?

2021年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

高齢の強盗常習犯を活写した物語。

ロバート・レッドフォード最後の作品。
生い立ちの不幸から犯罪に手を染め、そこから脱獄と強盗の人生を送る主人公。人生の終末に近づいても強盗を続ける彼に悲哀を感じることはありません。息を吸うように、食事を獲るように、野球選手が野球をするように・・・役者が映画に出演するように、自然体で強盗を重ねていきます。

映画はクライムサスペンスではなく、。老いらくの恋を交えた郷愁を誘う人間ドラマ。

正直、サスペンスとは言えないこの映画は私好みではありませんでしたし、人生の終わりを感じるドラマに共感を覚える年齢でもありませんので、評価はやや厳しめです。
もう少し年齢を重ねると、また違う感想を持つのかもしれませんね。

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よし

2.5中途半端かなあ

2021年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ちょっと中途半端かなあ。。
銀行強盗を繰り返した実在の老人がモデル。でもあんまりそこ掘り下げない。取り憑かれたように銀行強盗して脱獄も繰り返す、そのおかしな人間性がおもしろいのに、よわ~いラブストーリーでお茶を濁している。

落ち着いた展開でゆっくり観れる作品とは思うので駄作とかではない。
でも、それならこの題材の必要がない、せっかくならこの題材をフルに活かしたシナリオで観たかったかな、ほんと勝手な意見だが。

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okaoka0820

3.0銭形はいい

2021年5月6日
iPhoneアプリから投稿

ルパン感。次元とか五右衛門とか、もっと盛ったらとか、脱獄回想がもっとあったら面白かったのにと感じてしまいました。はちゃめちゃ人情泥棒映画ではないのでダメか。

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Ironout22

4.0スティングが無性に見たくなった

2021年3月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.0
楽に生きなくていい。楽しく生きていければ。心を掴まれる名言。また原題よりも邦題の方が惹かれ、作品にもよくあっていると感じる。
レッドフォード最後の作品。あのチャーミングな笑顔はもう見れない。スティングが無性に見たくなった。

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カメ

3.0実話ってのが…

2021年3月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.5レッドフォード最後の作品にふさわしい味わい深い映画だった。 派手な...

2021年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

レッドフォード最後の作品にふさわしい味わい深い映画だった。

派手なアクション、どんでん返しも無い、ある意味淡々とした作品であるが、ワンシーン毎が絵になる。

かっこよい老い方、古き良き70'sアメリカ。

映画館で見たい。

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KoN

3.0歳を喰わなければ、微笑の仮面は作れない

2021年2月23日
PCから投稿

リュック・ベッソンの「ニキーター」を思い浮かべた。
暗殺者の育成機関の教官であるジャンヌ・モローがニキータに気品について教えるシーン。
「気品」を作り出す方法はひとつ。それは「微笑」だ。
皺くちゃになってしまったレッドフォードは余りにも無残で痛々しい。が、微笑みは往年のあの頃よりもず~と良くなっている。それは独創的な銀行強盗、フォレスト・タッカーを演じていたからなのだろう。実在の人物が故に役者は演じることを躊躇する。模倣はモノマネでホンモノ足りえないからだ。模倣が本物を越えてしまうことは充分にあり得るが並み大抵の努力では不可能とされている。
レッドフォードはモノマネを排除し、銀行の窓口で行員に向かい気品に満ちた「微笑」で語り掛けるシーンに全身全霊を傾けたに違いない。
老いることは避けられない。誰しもがそうだ。
ならば、朽ち果てていく己の姿を楽し気に微笑みながら受容するのが肝要なのだ。

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はる

4.0さらば愛しきアウトロー

2021年2月15日
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しぬまでずっと笑っていてほしいと願った

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iamm

4.0自由に生きるということ

2021年2月13日
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鑑賞方法:VOD

無軌道に何にも縛られないということを時間いっぱいかけて丁寧に見せてくれる。
こうありたいと思う最高の老人映画でした。

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あした

2.5特に面白くない

2021年2月9日
Androidアプリから投稿

異様なまでの豪華メンバーとそれを活かしきれてない変な映画。トム・ウェイツとダニー・グローヴァーもったいなすぎ。ひどい映画って訳でもないけど何かこじんまりまとまって心に残らない感じ。ロバート・レッドフォードこれが引退作なんて締まらないなー。あとこの主役すごい美化されてるけど、実際身近にいたらクソ野郎だよね。

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三毛猫泣太郎

3.0詐欺師もできそう

2021年2月5日
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興奮

盗みが好きで止めらないを通り越して病気かな?

気だるい感じの刑事が捕まえたいのか、捕まえたくないんだか・・

しわしわ老カップルの愛の物語でもありますね。

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タクロー

5.0老けたなあ、でもカッコいいなあ、でもやっぱり老けたな〜、でもいい味出してるなあ

2021年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

予備知識0で鑑賞。そもそも俳優に詳しくないため、ロバート・レッドフォード以外、観た後にあれは誰だったんだろうと調べてみると、出演者のほとんどがこれまでに観た作品に出ていた人(特にトム・ウェイツ。ファーストアルバムも大好き。あとはキャリーのシシー・スペイセク)で、あの人だったんだ〜と楽しみが膨らみました。俳優引退とのことですが、作中のタッカーのように、またこりずにやってほしいなと。個人的にはスティングみたいなものを希望します。

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mojimizu

4.0カッコいい💕

2020年9月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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R♪

4.0老兵は、静かに去る。

2020年8月13日
iPhoneアプリから投稿

一言「レッドフォードは、最後までレッドフォードだったな」。

レッドフォードの引退作と聞いていたけどさて。

銀行強盗なのに、銃はジャケットの裏から見せるだけ。
「今日が初めての仕事なのに」と泣く女性行員には、「大丈夫泣かなくていいんだよ」。
こんなスマートな紳士的強盗って、ほのぼのするというか。
スリリングさには欠けるけど、魅せます。

そんな「黄昏ギャング」を追う刑事役、ケーシー・アフレックが。
地味な刑事役がまた渋い。
レッドフォードを追いかけているはずが、いつのまにか他人の気がしなくなって。
逮捕しなきゃいけないのに・・・と感情移入しちゃうのは、わかる気がする。

もちろんちょっと「最後の恋バナ」もあって。
シシー・スペイセクを配役っていうのも、いい枯れ具合。老いらくの恋って感じで。

淡々としているので、若干眠気は感じちゃったけど。
途中若い頃のレッドフォードの写真も出てきて。
「老兵は静かに去る」って感じかな。

原題は「The Old Man &the Gun」。邦題全然違うけど。
引退作ということで「さらば」と「愛しき」って言葉を使いたかったのでしょう。
字幕が久しぶりの戸田奈津子さんでしたよ。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「子供の頃のあなたが持っていた夢も希望も。
かなえるには時間と世界が、必要だった」。

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ゆき@おうちの中の人

3.0ケイシーアフレック

2020年7月26日
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映像のノイズがこの映画をかなり良く見せている。あの絶妙に古臭い感じはすごくいいが、映画の内容はなにが言いたいのかすごくわかりづらかった。それはまだ鑑賞者が未熟なだけなのかもしれないけれど。

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齋藤直紀