We Margiela マルジェラと私たち

劇場公開日:

We Margiela マルジェラと私たち

解説

ファッショニスタから熱烈な支持を受けた「メゾン マルタン マルジェラ」のデザイナー、マルタン・マルジェラについてのドキュメンタリー。公に姿を見せず、書面のみのインタビューで「I=私」ではなく「We=私たち」で答えるなど、メディアに対し匿名性を貫いたマルジェラ。1997~2003年にはエルメスのウィメンズ・プレタポルテのデザインを手がけファッションの最先端を牽引したが、2009年に突如として表舞台から姿を消した。オランダ出身のドキュメンタリー作家メンナ・ラウラ・メイール監督が数々の貴重なアーカイブ映像や証言を掘り起こし、伝説的デザイナーの素顔と知られざるモードの舞台裏を浮き彫りにする。ブランドの共同創始者ジェニー・メイレンスやクリエイティブチームの「私たち」が、これまで語られてこなかった激動の20年間を振り返る。

2017年製作/103分/G/オランダ
原題:We Margiela
配給:エスパース・サロウ
劇場公開日:2019年2月8日

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(C)2017 mint film office / AVROTROS

映画レビュー

3.5謎多きデザイナーとブランドについての興味深い証言集

2019年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

自分の無知をさらけ出すようだが、このブランドについてはこれまで全く知らなかった。だからなおさらの事、創立者のマルタン・マルジェラが人前に全く姿を表すことのない謎の人物であることに、デザイナーとして以上に、一人の人間として興味が湧いた。

08年に引退した彼が本作に登場することはない。が、このメゾンの黎明期に立ち会ったスタッフたちの証言や、VTRなどで映し出される革新的なファッションやショーによって、総体としての「マルジェラとは何か?」を地道に掘り起こしていく。

そして、このドキュメンタリーはマルタンという存在のみならず、彼の天才性やアーティスト精神を支えたジェニー・メイレンスという母的な存在への視線も忘れない。とりわけジェニーの発言部分では、背景がマルジェラの基調カラーというべき眩い白色に染まり、作り手の敬意が見て取れる。本作は17年に亡くなった彼女にこそ捧げられた作品なのかもしれない。

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牛津厚信

3.0ビッグブランド誕生のドキュメンタリー映画

2020年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

映画のタイトルにwe(私達)がつくまでの経緯が、関係者への入念なインタビューや資料映像を使って鮮やかに描写されていて、とても興味深かった。
まず、独創的なアイデアを持つアーティストと、それを実務面で支える有能な経営者が出逢って一つのブランドが生まれる。そして、その芸術性の高さに惹かれて多くのクリエイターが集まり、大きな会社として成長し、軌道を走行し始め、やがて責任や負担が創造の悦びを超える日が来てしまう。その時、最初の2人やスタッフ達はどう対応したか。
必要以上の演出意図がないのでドキュメンタリーとしてとても見やすく、良かったと思う。

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SpicaM

2.5白衣がユニフォーム?!

2019年4月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本人がほとんど登場しなかったせいもあるのだろうか?
途中で、やや退屈してしまった。

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still_ontheroad

4.0白の使い方が巧みで美しい

2019年3月29日
iPhoneアプリから投稿

前売り買ったのになかなか行けずやっとWe Margiela へ。ちょっと行きたい熱も冷めていた中鑑賞したのだが、まさかの最後泣いた。
ファッションドキュメンタリーの映画で泣くとは思ってもおらず、自分に驚いた。
白の使い方が巧みで、映像の取り方、見せ方がとても美しいドキュメンタリーだった。
パンフレットももちろん真っ白。
映画観たらマルタン・マルジェラのことが
何か分かるのかと思ってたけど、謎は深まる一方。

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komako02
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