劇場公開日 2019年6月8日

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「音楽が好きでした」月極オトコトモダチ heyaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5音楽が好きでした

2019年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

さらっとした雰囲気、軽やかでおしゃれ、音楽が本当に素敵。俳優さんが歌い始めた瞬間に空気が変わった、ワーしびれる...と思った。爪を塗るシーンがとても好きだった。
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主人公の想いを十分に感じられないまま観終わってしまった。主人公の過去や今、これから、バックグラウンドがほとんど語られない。だからどうして「男女の垣根を超えた友情」にここまでこだわるのかわからず、どんな想いでレンタル友達の取材を始めたのかわからず、レンタル友達とどうなってしまいたいのか終盤までわからず。暴走気味になったり悲しんだり憧れたりする主人公の気持ちの変化についていけないことが多かったです。

まあ自分でも自分の気持ちがわからないのが恋愛だろ人間だろと言われればもちろんそうなんだけど、もう少し解釈のための手がかりが示されないと作品としてとっつきにくいなと思った(私の理解が追いついていないだけならそんな恥ずかしいことないけど)。

そしてそのわからない、が深みのあるもの、繊細でいろんな人のいろんな気持ちに当てはまり得る共感の幅のあるものなのかと言われればそうでもなく、ただ、なあに?というだけの感じで。

恋愛を抜きにした友情、関係性、憧れとしてとてもわかる。創作というものが全てを飛び越えた人と人の繋がりとしていかに魅力的にうつるか、とてもわかる。それぞれの要素はとてもわかる、けどそれらがこの作品においてどこから来て、どう繋がって登場人物たちが納得したりしなかったり気持ちが揺れ動いたりしたのか、私は今もわからないです。結末に行き着くまでの筋道に追いつけなかった。うーーーーーんなんでそうなる?わからなすぎるのでもう一度観に行こうか迷う。

heya