居眠り磐音のレビュー・感想・評価
全178件中、1~20件目を表示
優しい時代劇ヒーロー
古く良きチャンバラ時代劇を現代に蘇らせ、なおかつ主人公の優しくフェミニンなキャラクターが新鮮な作品だ。松坂桃李が主人公を演じることでその2つをうまく両立させることができたんじゃないか。親友を斬らねばならなくなった主人公が、過去を捨て浪人として生きる。やがて腕を見込まれて両替商の用心棒となり、そこで貨幣の流通をめぐるいざこざに巻き込まれていき、悪徳両替商を成敗する。
わかりやすい勧善懲悪もので、松坂桃李が正義感が強く子供や女性に優しい時代劇ヒーローを演じている。男らしさを全面に出す感じではないのが現代的というか、時代劇として新鮮だ。悪徳両替商を演じる柄本明の説得力がすごい。やや、オーバー気味に悪巧みする両替商を演じているのだが、やはり芸達者な人は何をやっても様になる。オーバーアクトにはオーバーアクトの魅力がある。この映画の柄本明の芝居はそれを教えてくれる。
居眠り剣法に映像的工夫をもっと。女優陣好演
松坂桃李が時代劇初主演だそうで、序盤の前髪と頭頂を剃った月代(さかやき)は違和感あったが、脱藩して総髪になってからは男前になった。殺陣も健闘していて、(ワイヤーを使ったりせず)伝統を踏襲しながらもカットやBGMでスピード感や緊迫感を表現できていた。ただ、磐音の「居眠り剣法」は、単に型を見せて「縁側で猫が居眠りしているような」と台詞で説明するだけでなく、なぜこの脱力した状態が強いのかとか、その時の磐音の内面・心象はどうかなどを、映像で魅せてほしかった。続編があれば期待したいポイントだ。
おっとりしとやかで一途に磐音を想う奈緒に芳根京子、明るく世話焼きなおこんに木村文乃、好キャスティングのおかげで2人も持ち味をしっかり出していた。「志乃ちゃんは…」以来注目の南沙良は、時代劇の台詞回しにやや苦労したが、雰囲気は良かった。若手女優たちの好演も映画のフレッシュな印象に大いに貢献している。
お約束の時代劇
................................................................................................
同世代の仲良し3人組での江戸勤めを終えて藩に戻った磐音たち。
しかしそこに陰謀があり、仲間Aの妻が不貞を疑われてAに殺される。
その妻は仲間Bの姉で、BはAを殺す。そして藩の掟で磐音がBを成敗。
磐音はBの妹と結納を済ませてた。しかしこれでB家は藩から外され移住。
磐音も脱藩して江戸で浪人として暮らすようになる。
腕は立ったので両替商の用心棒として雇われ、活躍して悪を滅ぼす。
そんな折に知ったのは元婚約者が花魁として生きているということ。
心の中では互いに愛し合ってた、しかしどうすることも出来なかった。
................................................................................................
劇場で見た。割と泣いた。
話は典型的な時代劇で、心優しく腕の立つ侍が悪を滅ぼすというもの。
桃李は控え目で優しそうな人やから、割とハマり役やと思った。
仲間2人を失った最初の事件も、両替商の話も、黒幕は同じだったっぽい。
でもどう絡んでるのか全く分からなかったのは2時間の制約では仕方なしか?
豪華キャストですが
期待したら
久々につまらない映画を観た。
脚本がダメだと、どうにもならないと
改めて思いました。
好きな俳優さんばかり出てるんです。
でも、なんで映画にしたんだろってレベル。
まぁ最後は良かったからプラス1点。
簪に込められた想い! いざ、尋常な戦いが描かれた作品
人の噂により有らぬ誤解が生じて
2人の友を失った悲しき思いを背負いながら
生きる浪人侍、坂崎かん音が生きる道を
見付けて正々堂々と戦う姿がありのままに
描かれていました。
新しく造られた貨幣!
偽の通貨が出回り両替屋に押し入るならず者を成敗する姿!
夫婦になるはずだった奈緒とかん音が
別々の人生を歩む末路は、時代を駆け抜けた
1人の強い侍がいたことを表していました。
江戸の町を歩く奈緒の紅色に染まる着物
ほのかに漂う匂い袋は2人が離れても
幸せになれることを祈りながら見ました。
自分の近くに自分を想ってくれる人がいる
ことを信じたいラストシーンでした。
夢を叶えて
改めて、侍の時代の人命を人命とも思わない恐ろしい時代であったことを思い知らされた。
この時代に私欲の為なら他人を陥れる事など当たり前の狡い人間が身近にいたら、こんな悲劇も珍しくないのだろう。
木村文乃の役柄に好感を持った。松坂桃李演ずる磐音に好意を抱きつつも、故郷に残して来た許嫁の心配を促し、奈緒の花魁身請けの提案をするラストの台詞も希望が持てた。だから、磐音は悲しい別れに泣いていたのに、飄々としているのかと。しかし、もっと働いて稼がないと身請けできないよ、とやきもきもさせるラストだった。
残念
佐伯泰英ファンとしては、「居眠り磐音」が映画化されると知り、公開を楽しみにしていました。坂崎磐音役に松坂桃李さんというのも、悪くないキャスティングだと思います。
しかしながら・・・何よりも大事な剣術シーンが残念過ぎました。坂崎磐音の剣の流派、直新陰流剣術は、架空のものではありません。「居眠り剣法」というのは、原作にある通り、「縁側で日向ぼっこをして居眠りしている年寄り猫のような」佇まいや剣風を表現したものであって、時代劇でよくある「●●●斬り」のような必殺技ではありません。しかもあの構え・・・直新陰流の極意、基本的な構えは正眼だそうです。なのに…刀の鍔に手をひかっけただけで剣先をだらんと真下を向いていたら、あっという間に斬られて終わりです。
映画ですから、多少のデフォルメはあった方がいいでしょう。しかし、あまりにもひどいので、最初の構えのシーンを見てモヤモヤしてしまい、その後は全く楽しめませんでした。
生きることに力点を置いた時代劇
意外な作風だった。従来時代劇に比べ生きることに力点を置いた良作だった。不可解な事件、豪快な殺陣、すれ違う男と女、善と悪の対峙など、従来の時代劇の要素は満載だが、暗さは少なく、現代風味の作品に仕上がっている。
本作の主人公は、豊後関前藩・藩士坂崎磐音(松阪桃李)。江戸で3年間過ごし、帰郷した彼に、過酷な運命が待っていた。彼は、二人の幼馴染を失い、許婚の奈緒(芳根京子)とも夫婦になれず、故郷を捨て、江戸で浪人暮らしを始める。そして、両替商に用心棒として雇われ、剣の達人として頭角を現していくが、故郷での出来事は彼の脳裏から消えることはなかった・・・。
現代劇で活躍している、松阪桃李、芳根京子、木村文乃が作品を牽引している。松阪桃李は、普段は心優しいが、実は過酷な運命を背負って懸命に生きようとする剣豪という役を、悲壮感を抑えた淡々とした演技で好演している。眠りの構えとも呼べる独特な構えからの殺陣も迫力十分。芳根京子は、演じるというよりは主人公への一途な想いを貫いて生きる奈緒と一体化していて、表情、佇まい、台詞に、主人公への想いが溢れていて胸を打つ。木村文乃は、主人公の住む長屋の大家の娘役であり、イメージ通りの勝気な献身に叶わぬ恋の切なさを滲ませている演技は流石。
何か、現代劇を観ている雰囲気になるのは、主要の3人が従来の時代劇の枠に拘らず、持ち味を生かした演技をしているからだと感じる。やはり、現代人が演じる以上、時代劇は時とともに変化していくのは当然だろう。寂しさはあるが納得はできる。
本作のメッセージは、切ないラストシーンに集約されている。奈緒は主人公への想いを秘めながら、強く次に踏み出していく。主人公も、奈緒への想いに揺さぶられながら、今を強く生きようとする。二人の生きる覚悟に涙が溢れてくる。
運命に翻弄されても、強く生きることはできる。観終わって、本作のメッセージが心に染み渡ってくる。
現代的視点で構成された本格時代劇
本作品の原作は、時代小説のベストセラー作家、佐伯泰英が生み出した「居眠り磐音シリーズ」で、現在は、50作以上が発表されているそうです。じつは、私、シリーズの最初の方をかつて読んだことがあって、第1作「陽炎の辻」がとにかく面白かった記憶がありました。
このシリーズの主人公の本名は、坂崎磐音で、「居眠り」というのは、その剣法が、居眠りしている年寄り猫のような格好で険を構えることから「居眠り剣法」と呼ばれていることによるもの。磐音は、見かけは、ゆったりした感じの優しい男性で、闘いの時も、険の構えは、ゆったりして、全く強そうではない。ところが、一旦、相手が切り込んでくると、その切っ先を身軽にかわして、たちまち相手への猛攻撃へと転じる。この「静」から「動」の動きが、見せ場のひとつです。
私が、予告編で驚いたのは、磐音を演じる松坂桃李が、小説で得た主人公のイメージとあまりにぴったりしていて、「これは期待できるぞ」と感じたことです。松坂桃李のことは知っていましたが、「居眠り磐音」のキャスティングは思いつきませんでした。
物語は、江戸後期、老中田沼意次の時代、九州・関前藩の中老の嫡男、坂崎磐音は、三年間の江戸での勤めを終え、幼なじみ二人とともに、帰郷した。そこで、ある悲劇的な事件が起こり、磐音は、許嫁の奈緒を残して、藩を出奔。江戸に戻った彼は、深川の鰻屋で職人として働いていた。ある日、両替屋の用心棒として抜擢されたが、そこには、江戸幕府を揺るがす陰謀が渦巻いていて…。
藩を出奔して浪人となった武士という設定は、時代劇の定番のようなものであるし、許嫁との結ばれぬ運命というのも、一般的。また、得意の剣法を使って、幕府を揺るがすような悪と対峙していくのも、時代劇らしい展開です。
──と、書いてくると、凡庸な作品と捉えているかと思われるかもしれませんが、この作品には、現代人に訴えかける大きな要素があります。それは、江戸時代のお話なのに、古めかしさが全くないのです。
この作品の原作のような時代小説は、時代設定は、現実にあったものですが、主人公は架空のものですし、当然、エピソードも架空。でも、そのフィクションという部分を原作者は巧みに活かしています。
現代人にとって、江戸時代に対して多くの方が描いているイメージがあると思います。現代人が忘れてしまった、人情や正義感、人間関係。それを彼らは持っていたのではないか、というか、持っていたものであってほしい、というある種の憧れのようなもの。
原作小説では、そのような訳で、「現代の視点で、こうであってほしい江戸時代の人々」を巧みに取り入れています。それは、現実の江戸時代の人々の心情とは違うかもしれません。でも、そこはフィクションの強みで、現代風に人間描写をアレンジしていると思われます。
この映画作品も、その原作小説の意図を踏まえていて、現代的な視点で観た時、違和感がないように仕組まれていると思いました。だから、磐音や許嫁の奈緒に感情移入できる作品に仕上がっているのだと思います。
私は、21世紀らしい本格時代劇として、本作品を高く評価します。
殺陣が格好良い
殺陣が格好良い。ピンと張り詰めた空気、ヒリヒリする緊張感とキレのある剣さばき。血飛沫の扱いも派手過ぎず、渋味を感じる見事な演出だった。もっと観ていたいが、剣戟シーンはあっという間でボリューム不足。もっともこの位の分量が腹八分目で丁度良いのかも。
肝心の居眠り剣法は意外に出番が少ない。溜めも少なく、相手や周りが見下し嘲る下りも無いので、タイトルになってる割に出番は少ない。
ストーリーは、半沢直樹みたいな経済サスペンスとラブストーリーを絡めた内容。当時の金銀相場は知らないが、小判一枚(一両)と粒銀八枚が等価というのは見ていて違和感があった。序盤の藩でのトラブルの原因となった裁定も解決しなかったのはスッキリしない。
最後、相変わらずの貧乏長屋で定職も無く、千二百両を貯めて身受けするのは無理だろう…と思ったのだが、成敗された両替屋の主人が吐いた呪いの言葉「この先、何人も何十人も殺すことになる」と、それを受けて元よりそのつもりと返したシーンを思い出して、全てが符合した。原作を知らないのだが、そういうシリーズの導入譚なのだなと。
ただただ悲しい
タイトルから普段は実力を隠していて、のらりくらりしているが実は凄腕みたいな、、、
そんな想像をしてたんですが、そういう側面はあるものの、緋村抜刀斎のような飛び抜けた強さという訳ではなく周りの侍より腕が立つぐらいだったかな。
でも、ここぞというシーンでは磐音の表情もキリッとなって殺陣がかっこよかった。
柄本明の灰汁が強い両替商も良かったな、何気に親子で出演でしたね。
磐音の強さがどうこうより友を失い、己の手で友を斬り、妻を失うという物語が、ただただ悲しい物語でした。
そんな物語だから全体的にBGMも物悲しいんだけど、しんみりといい曲だったな。
磐音が何一つ報われてないので何かしら報われる日が来て欲しい、奈緒を身請け出来るの日は来るのかな?少し先が気になる物語でした。
新世代の正統時代劇だから
古い時代劇、古風を目指す時代劇、新時代の時代劇、なんだか分からん時代劇…
とは一線を画す、なかなか巧妙に頑張っている映画だと思いました。画面作りにそのための気遣いや、素直な物語展開が感じられ評価したいと思いました。
次作とかがもしあって物語が成長してゆけば、次世代の正統時代劇の代表になるかも知れません。その期待もあって星は寧ろ控えめですスミマセン。
ただ個人的に感じた難点を挙げれば、別に私は武道家でもなんでもないチャンバラ好きおじさんですが、主人公もその師匠も殺陣の迫力とキレがいまいちに感じました。腰が入ってないって言うか…。もちろん誰でも高橋英樹とか真田広之(例です、二人とも私が個人的に好きなだけです)みたいに重い大刀を振り抜くような殺陣ができるわけではありませんがその分、速さとか(るろうに)、キレと止め(必死剣)、体ごと(武士の一分)など魅せ方があると思うんですが。その点からも、勝手に今後に期待としてしまいました。
あと柄本明は怪演といえる発色で、ちょっと役不足でしたね。
まだ青い
NHKで山本耕史が主演のドラマを見ていたので、おおよそ筋は知っていた。映画は開始10分くらいから見始めたので、最近お気に入りの杉野遥亮が、もう死んじゃっていた。残念。
松坂桃李くんはかわいい。顔が小さくて、引きの絵になると、浮世絵みたい。殺陣も頑張っていた。しかし、まだ色気や凄みが足りないかな。芳根京子にも言えるけど。全体的に物語をハイスピードで回しているせいか、さらさら流れてしまっている。春の小川だ。
中村梅雀と木村文乃親子の掛け合いが良かった。柄本明のしぶとさもなかなか。まだ生きとるんかいっ!
BS日テレ特選時代劇の放送視聴。
友人同士の無意味な斬り合い
松坂桃李扮する坂崎磐音の剣はまるで手ごたえがないところから居眠り磐音と言われた。磐音とともに江戸詰めを果たして帰り際、友人の妻が不貞を働いたと手討ちにされた事から刃傷沙汰に。流言飛語を真に受けた短絡的な勘違いから友人同士の無意味な斬り合いとなってしまってから磐音は浪人になった。しかし、芳根京子扮する許嫁をほったらかしにするかな。さらには鰻職人になるかな。ちょっと話が飛びすぎじゃないかな。まるで捕物帖だね。ただ両替商の戦いはそれなりに面白かったし、それにまあ深川のお女中役で木村文乃が出て来たから良しとしたもんだ。
いろいろ残念
圧巻は最初の柄本佑の迫力。悪役の柄本明の憎々しさも素晴らしい。柄本親子が光ってた。
主人公の松坂桃李もよかったけど、これは演技うんぬんよりも、話自体がグズグズで、ちょっと可哀想な気がした。
芳根京子の花魁道中は美しいかったけど、そこよりも何故主人公が許嫁になにも言わず出奔したかを描くべきだった。それがないので彼の哀しみ、切なさが全く伝わらない。道中を追う彼に、今頃泣くなら、どうして説明責任を果たさなかったのかと憤りしか感じさせないのは、なんとも悪手。
表現の居眠りも剣技の型だけで、彼の生き方に反映されてないし、一度も居眠りしてない。原作読んでないけど、居眠りには世捨て人みたいな意味合いがあるのではと思う。主人公は真面目に動いてて、抜け感がないんだけど、そもそもそういう設定になってない。
ストーリーをてんこ盛りにして、大事なところは科白で済ませた手抜き作品という印象。
木村佳乃が主人公の斬り合いを目前で見てて、平然と手当てしたのには、違和感しかなかった。町娘が血だらけの店で平気でいられる?勝ち気な娘が震えながらも主人公を助けようとするみたいな健気さを木村佳乃ならどんな風に演じてくれてただろう。許嫁の兄殺しの罪、身分の壁、自分の幸せには目を閉じて居眠りを決め込んで飄々と生きる松坂桃李を見てみたかった。
役者陣も映像もよかったので、本当に残念。
松坂桃李代表作
映画館では2019年5月27日イオンシネマ石巻で鑑賞
それ以来2度目の鑑賞
原作未読
山本耕史主演のNHKドラマはまだ観たことがない
監督は『鴨川ホルモー』『超高速!参勤交代』『空飛ぶタイヤ』『大コメ騒動』の本木克英
プロローグ
豊後関前藩非業の帰郷
両替商の用心棒
花魁奈緒
エピローグ
だいたいこんな感じ
ギュッと詰まった感じだが詰め込みすぎず時代劇のフルコースメニューのような満足感
飄々とした剣の達人坂崎磐音
いくらほんわかしててもやるときはやりまっせー
松坂桃李時代劇初挑戦にして彼の代表作
週刊女性編集部全員をぶった斬ってほしい
長男も出演していることがあってか意識したんだろう
柄本明の役作りが酷すぎて凄すぎて素晴らしい
まるでコントのようなメイク
大衆娯楽時代劇の悪役としては大正解
あれだけぶった斬られてもなかなか死なないで磐音に忠告する大物ぶり
甥をはめる叔父役の水澤紳吾もなかなか
悪玉のトップは奥田瑛二で磐音が最後はぶった斬るのかと思ったらそんな展開は無かった
魚河岸の頭領に舞台俳優に花魁
付き合いが広い両替商の旦那さん大したもんだと感心した
魚河岸でなんでこんなにヤクザもんなのかよくわからない
なぜ磐音が許嫁の奈緒を捨てたのか理解に苦しむ
一緒に江戸に行けばいいじゃん
散り椿の新兵衛だってキン肉マンに敗れたロビンマスクだって嫁と一緒に国を出たよ
可哀想だよ小林奈緒
長崎から京都そして江戸って昔の名前で出ていますみたいな感じで悲しいよ
奥方の浮気が武士道ではご法度ゆえ問答無用で叩き切り妾は甲斐性なのか武士道に反しないなんておじさんでも納得いかない
しかしその時代にはその時代の常識があり今のご時世で断罪するのはナンセンスといえよう
民放では新たに制作および放送されなくなったが時代劇もやっぱり捨てたもんじゃない
続編期待
違和感のない時代劇。松竹の本気を感じる。
原作を読んでいないので、この映画に関してだけ感想を述べると、フィクションでありながら史実も交えており、ストーリー展開もスムーズで見やすく面白い映画でした。
武士言葉も再現性としては高いと思われる。
芳根京子の演技が不評だが、庇うとすれば幼過ぎたかな〜。演技は上手いが強さ、重みが足りてなかったかも。脇役の俳優陣が上手すぎた。
映画としては殺陣もあり、血飛沫も表現され、なかなか再現性の高い時代劇でした。
いや〜しかし松竹の映画に毎回佐々木蔵之介が出てくるのはなぜだろうか。
派手さはないけど良作。
時代劇はあんまり観ないのだけど、そんな私にも本作は観やすかった。
勧善懲悪のスカッとする感じでもないのだけど、磐音の背負った哀しみと人としての優しさ、温かさが押し付けがましくなく見え隠れしてそこが良い。
殺陣シーンも含めて派手ではないのだけど、良い作品だった。
魚河岸、役者、遊廓メンバーが今津屋さんに協力するシーンが痛快で個人的に好きなシーン(演者も豪華!)。
そして柄本明さんの悪役演技はすごいな…!!
作品に爪痕残しまくり。
しかし奈緒の境遇が、ハードすぎやしないか…?
不遇すぎて観てるこっちが辛くなった(そして演者の芳根京子さんは幸薄い人が似合うな…)。
続編が製作されそうな感じ。
全178件中、1~20件目を表示