アンシンカブル 襲来

劇場公開日:

解説

「ぼくのエリ 200歳の少女」のジョン・ノードリングが製作総指揮を手がけ、謎の破壊行為にさらされたスウェーデンの町を舞台に描いたSFサスペンス。スウェーデンの田舎町バンニャに住むアレックスは、ケンカばかりの両親にうんざりしていた。そんな彼にとって初恋の女の子アンナとのデートが唯一の幸せな時間だったが、母の失踪を機にアレックスは町を出ることになってしまう。数年後、作曲家として成功したアレックスは、母の葬式に出席するため久々に故郷を訪れる。同じ頃、首都ストックホルムでは何者かによる爆破事件が多発。政府は厳戒態勢を敷いたものの、謎の攻撃は国中に広がりパニックは拡大していく。故郷でアンナと再会を果たしたアレックスのもとにも、その脅威が迫り……。

2018年製作/129分/スウェーデン
原題:Den blomstertid nu kommer
配給:[MDGP]上映委員会
劇場公開日:2018年12月15日

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映画レビュー

3.0現実の政治情勢を映し出した映画

2020年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アルツハイマー型認知症に似た症状を発生させる化学兵器を使った大規模テロに見舞われたスウェーデン。人々の恐怖と逃避行、反抗する姿が描かれています。

スウェーデン発のホラーサスペンス。中々面白い設定で、楽しませて頂きました。
得たいの知れないテロに対する不気味さや人々の恐怖、それらが良く描かれているように感じました。

また、一市民の視点が中心ですが、軍隊や閣僚の視点も入れるなどして、映画全体の厚みを増している印象です。
前振りがやや長すぎる印象ですし、最後は尻切れ感が強く、設定が面白いだけに少し残念に感じました。

最後に、名指しこそ避けましたが、ロシアに対する敵愾心があからさまに感じられました。極東の私たちが感じている以上に、北欧の政治情勢は緊迫しているのかもしれません。寂しい限りです。

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よし

3.0正体不明の攻撃

2019年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

スウェーデンが攻撃を受けるが、テロなのか戦争なのか分からない。
全土が爆破されるようになり、陰謀論者はロシアを疑う。
スウェーデンは独立を守ることが出来るのか。
反EU、反ロシアの空気があることは分かるけど・・・。

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いやよセブン

3.0主人公の人生は…

2019年6月18日
Androidアプリから投稿

正体不明の敵に襲われたスウェーデンを舞台に、主人公の青年と、その家族らの逃避行を描いたSFサバイバル。

敵の正体はエイリアン?テロリスト?
他国?などと想像していたが、明確には描かれない。実際、エイリアンなどSF的発想ではないが、インフラに打撃を与えられて機能しなくなった国で人々がどう動くのかに重きをおいているため、敵の詳しい情報は必要ないと考えたのだろう。

本作は、意外にも考えさせられる作品だった。主人公は過去に両親の不仲をきっかけに辛い思いをしている。恋人が唯一の心の支えだったが、それも家族のトラブルで嫌な別れかたをしている。現在はミュージシャンとして活躍していた主人公だが、仕事中に謎の攻撃を受けたという知らせが入るのである。

ネットや電話が使えないという状況下の中、避難する人々が描かれるが、そこのドラマ部分が中々感慨深いものだった。
気難しい、横暴な父に嫌気をさして家出をしたものの、主人公、アレックス自身も身勝手な男になっていたり、
「あのときこうしていれば、どんな人生だったろうか。」「あのときああしなければ、どんな人生だったのか。」という思いの中で、様々な人々の生き様が描かれる。

そんな中で刻一刻と迫り来る危機が淡々と描かれ、そのコントラストとも言える描写に夢中になれる作品だった。

パッケージをみるとSFアクションという感じだが、恐怖描写や戦闘シーンよりも、人々の感情を全面に出したような作品だ。スウェーデンという国だからこそこういう作品を生むことができたのだろうか。

少し普通の映画とは違う体験をしたいのなら、オススメできる作品だ。

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Mina

2.0いつだって俺が正しい

2018年12月17日
Androidアプリから投稿

怖い

興奮

ストックホルムで発生したテロと思われる爆破事件で母親を失った主人公が葬儀等の為に帰った故郷で昔の彼女と共に騒動に巻き込まれていく話。

16歳の頃、親父に嫌気がさして母親が家を出た直後自身も家を飛び出して、後にミュージシャンとなった主人公。

主人公は超絶自己中クソ野郎だし、親父は陰謀説大好き被害妄想野郎。

ベリー狩りに化けた何たらかんたらとか言いだして一人大騒ぎしてどうなることかと思ったら、何だかホントに不穏になってきて、何が起きているのかという状況に。

中盤過ぎて話がみえてきて面白くなるかと思っていたけど、主人公が親父にも勝る超絶自己中クソ野郎過ぎて感情移入が出来ないし、同情も生まれない。
言いたいことはわかるけど、ラストもイマイチ盛り上がりが足りなくて、自分的にはもっと絶望感が欲しかった。

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Bacchus
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