今夜新宿で、彼女は、

劇場公開日:

解説

NHKのドラマ「トットちゃん!」などに出演する女優の広山詞葉が企画・プロデュースを手がけて自ら主演も務め、劇団「ロ字ック」の劇作家・演出家の山田佳奈がメガホンをとった約30分の短編作品。2017年・第13回山形国際ムービーフェスティバルで作品賞を受賞するなど、多数の映画祭で上映された。新宿で元彼に電話をかけるが、応答がないことにしびれを切らせた彼女は、元彼の家に押しかえる。しかし、家の鍵が変えられており、中に入ることができず、どうにかして家に入ろうとする彼女は塀を乗り越え、窓から中に入ることに。しかし、そこには元彼の新しい彼女がいて……。

2017年製作/30分/G/日本
劇場公開日:2018年9月22日

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(C)2017「今夜新宿で、彼女は、」制作チーム

映画レビュー

3.0山田佳奈の尖りと器用さを兼ね備えた短編、面白いけどアクが強い

2021年6月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

パンクバンドのキラーチューンみたいな作品。相変わらず荒々しいのにまとめられる器用さが漂う。メッセージ性もあって面白いけど、あんまり刺さらず。

実は、プロデューサー・企画が主演の広山詞葉というのが意外で納得なのが正直な感想。あの暴れぶりはに本人の強い意志表示から生まれるものだったのね。
自分は可愛くて無敵…なのに彼氏の連絡切れるの可笑しくない!?みたいな所から始まる狂騒曲。女の子は可愛くて無敵なんだから!みたいな信念がオネエバーでの口論から滲む。そうして駆られた彼女は彼氏の家に乗り込むが…。段々とメッキが剥がれていくような姿がちょっと可哀想に思えてくる。自業自得なんだろうけど、それ以上に傷が痛々しくて引いて見てしまう。それでも、山田佳奈の尖った演出と包括的な作品づくりは器用で面白い。高い評価を受けるのも納得で、その片鱗を感じる作品にもなっている。

相変わらず力量を感じさせるテーマで山田佳奈は「女の子ってこんなに可愛いんだよ!」と見せてくれる。だからか、生き方に恍惚を覚えて、嫌いになれない。ちょっとアクが強かったのが惜しいところ。

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たいよーさん。

3.5ヤバイくて弱い女の一晩の話

2019年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アストラルアブノーマル鈴木さん、を見に行ったら、「今日は二本立てです」と言われ、更に「この映画の企画・プロデュース・主演、アストラルにも出演されている広山詞葉さんの舞台挨拶もあります。」もう、なんてついてるんだろ、ラッキー!なお、リアル広山詞葉さんは映画の中よりも10の4乗倍は美人でした。

映画の方はと言うと。

広山さんが「ヤバイ女の映画が撮りたい」と、その上品な見た目からは想像も付かない企画を、山田佳奈監督に持ちかけたところ、「ブラジャーを燃やしてボヤ騒ぎを起こすオンナはどう?」と来たらしい。が、が、が、何でブラジャー??

ポリエステルは燃えっぷり悪いでしょ、と妙な所が気になって。

本編は題名通り、新宿を舞台にヤバイ女がブラジャーを燃やすに至る一晩の話で、結構面白い。誰もが長い人生の中で、こんな感じのイタイ一晩を過ごした経験ありそうで。

ほぼ詞葉さんの独り舞台ですが、演技には文句無し。機会があれば観て欲しい小品でした。

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bloodtrail
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